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== 女子大生菜々子 ==

女子大生菜々子 (66)送り狼(…サル?)

ろま中男3 作品リスト
女子大生菜々子 目次

女子大生菜々子 (66)送り狼(…サル?)

「ちょっと…、ごめん」
ナプキンでアソコにフタをした菜々子は恥ずかしそうに顔を伏せて部屋から出て行った。

急に立ち上がった菜々子に不安になった岡村だったが、トイレに行ったのだとわかって昭和のアイドルのような純白のオーバーニーソックスとフリフリ衣装に揺れるお尻を見送った。

結婚かあ、…。
個室に入って水を流した菜々子はペーパーであそこを拭きながら、さっき岡村からプロポーズ?されたセリフを思い浮かべて千葉のことを考えていた。
あ、あんっ…、今日、来てくれるかしら?…。
ビデのスイッチを入れてアソコを洗浄しながら、菜々子は来るはずのない千葉が逢いに来てくれることを願ってはにかんだ笑みを浮かべていた。
ごちそう、作らなきゃ、…。
一緒に夕飯を食べる約束をしたつもりになっていた菜々子は、岡村のことなど忘れて晩ご飯の支度で頭がいっぱいになった。

トイレを出た菜々子は足早に岡村が待つ部屋に戻って顔だけノゾキ込んで
「ゴメン、帰らなきゃ…」
ションボリ座っていた岡村にニコニコ笑って声をかけると、ドアを閉めた。
「え…、あ、まって」
素っ気なく去っていった菜々子になんだか見捨てられた気がした岡村は、ちょっと癇癪を起こしてリモコンを手に取るとあわてて部屋を出た。

「まって…」
表情を険しくした岡村は菜々子に追いつくと腕をつかんだ。
「きゃっ…、あ、そうか精算しないとね」
いきなり強いグリップで腕をつかまれた菜々子はビックリしたように振り返ったが、精算がまだだと思いだして照れ笑いを浮かべた。
「あの…、もっと、一緒に、いたいです…」
菜々子の二の腕をギュッと握った岡村は、顔を伏せたまま苦しそうな声を漏らした。

あ…、そうか…、ちょっと、冷たかった、かな?…。
千葉のことで頭がいっぱいになって岡村のことなどどうでも良くなっていた菜々子は、自分の態度を反省して腕をつかむ手にそっと手を重ねた。
「…、いいわよ」
一緒にいたい、とちゃんと気持ちを伝えてきた岡村をほめてあげたい気がして、菜々子は優しく微笑んでいた。
「はいっ…」
上目遣いに菜々子のカワイイ笑顔を見た岡村は、思わず抱きついてフリフリの衣装からあふれそうな乳房に顔を埋めていた。

「あんっ…、こんなトコで…、ダメ、よ…、お部屋、戻る?…」
強く抱きしめられた菜々子は熱い吐息で乳房のナマ肌を刺激されて、ノーパンの股間を熱くしていた。メスの性根を刺激された菜々子は、岡村が2回戦をしたいのかと思ってセクシーな甘えた声でささやいた。
「あ…、スイマセン」
菜々子の甘いお誘いに逆に冷静になった岡村は焦ってパッと離れた。
「…、帰って、ごはんの支度しないと…」
たくましい腕から急に開放された菜々子は、なんだか突き放された気がして急に気持ちが冷めてしまった。女体のうずきを意識して顔を伏せた菜々子は、また千葉のことを思いだしていた。

「…、じゃあ、送らせてください…、それなら、いいでしょ」
ごはん?…、菜々子さん、人妻?…。
夕餉の支度で帰るという主婦じみたセリフに菜々子を既婚者と疑った岡村だったが、さっき「結婚してと初めて言われた」と言っていたのを思いだして、家まで送るくらいならいいだろうと思った。
「…、うん、いいわよ」
やっぱり、私と一緒にいたいのね…、岡村君、カワイイ、…。
ニッコリ笑った菜々子はたっぷりした乳房を押しつけるようにして岡村の腕に抱きついて歩き出した。岡村は柔らかい胸の感触にまた息子が固くなってぎこちなく菜々子に合わせて歩いた。

カウンターで岡村が払おうとすると
「おねえさんに、任せなさい…」
ニッコリ笑う菜々子に取りだした財布を恥ずかしそうに引っ込めた。
「いこっ…」
精算を済ませた菜々子は岡村の腕に抱きついてうれしそうにエレベーターに乗った。アイドル風フリフリ衣装の美女と野獣のカップルを、カラオケの店員は珍しいモノを見るような視線を送っていた。

外は日が傾き始めていたが、ネットリした熱気がカラダにまとわりついてきてカラダがベトベトするようでお風呂に入りたかった。くっついているのも暑苦しい気がして菜々子が抱きついていた腕を離すと、岡村はちょっと残念そうだったが菜々子は気付かなかった。

デパートを横目に見た菜々子は
また、今度でいいわね、…。
明日からの教育実習の買い物は、とりあえず明日にでも行けばいいと思ってバス停に向かった。

女子大生菜々子 (67)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (7)雅美のメイドコス

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (7)雅美のメイドコス

「これ、はきや…、ええ思い、させてもろたで、他に欲しいもんあったら、もってってええで」
潤治の悪ノリで変態店長の慰み者になった雅美は連れ込まれた店の奥で黙って立っていた。憐れな美少女に純白セミビキニパンティを渡した城島は強引なナマ本番に後ろめたさがあるのか、気に入った商品があればプレゼントすると言い出した。

「はあ…」
そうか、なら、遠慮無く、…。
城島の大盤振る舞いなセリフにニンマリした潤治は、怪しげな商品に興味なさそうに生返事する雅美に憑依すると店舗に向かった。

あれ?…、カワイイ、…。
まだイカされてない雅美は下半身をメスの情欲で焦がされて、ぼんやりした視線で棚に並べられた商品を眺めていたが、憑依した潤治にメイド服に目を向けさせられると、ゴシック風な衣装が意外にもカワイイことに目を止めていた。

オレは、こっちだな、…。
潤治は露出の少ないゴシック風な正統派メイドコスより、ボディコンシャスなミニスカメイド服を着た雅美を見たかった。ゴシック風に手を伸ばした雅美をちょっとコントロールした潤治は、まんまとそれを手に取らせた。

「ああ、それか…、ネエちゃん、カワイイさけ、きっと似合うで…、着てみるか?」
エッチなメイド服を手に取った雅美に、変態店長もそれを着た美少女を妄想してイヤらしい笑いを浮かべると雅美のお尻を押して、その柔らかい感触にニンマリしながら試着室に押し込んだ。

ちょっと、エッチだけど、まあ、いいか、…。
幽霊に意識を微調整されているとは思いもしない雅美は、ボディコンシャスなツヤのある生地で胸のキレイな形と大きさが強調されるノースリーブ背中ムキ出しの上衣と、スケスケレースたっぷりのペチコートを半分しか隠さないミニスカを身につけて頬を染めていたが、カワイイ衣装にうれしそうだった。

「おおっ、似合うでっ、そしたら、これもな、手伝ったるわ」
雅美のエッチなメイドコスプレにだらしなく顔を緩めた城島は、ガーター網タイツを渡すとはくのを手伝って、パンティの下にガーターベルトを通していた。

「あ、いいです、自分でしますから…、あ、ん、だめえ…」
やんっ、あ、触らないでえ…、あんっ、はずかしい…、また、エッチなコト、されちゃうの?…。
ついさっき本番行為を強制されて女体の奥の奥まで見られているとはいえ、着衣したカラダをまさぐられるのは恥ずかしかった。

あ、んっ、やっ…、あ、ああん、…。
まだイカされてない雅美は恥ずかしさの頬をピンクに染めていたが、濡れた唇のスキマから甘い吐息を漏らし、黒網タイツの上のナマ肌をすり合わせてその先を密かに期待していた。

このドスケベが…。
ニヤニヤしながらペチコートをまくり上げてパンティのお尻側にガーターベルトを通す変態店長を、潤治は苦笑しながら見おろしていた。

こんどは、なにするんだ…。
ヘタレ関西弁男は自分の所有物だと思っている雅美に馴れ馴れしく触っているのだが、なぜだか憎めない。潤治は城島がまたおかしなことをして楽しませてくれるのを待っていた。

「あんた…、すごい、感じやすいんやな…、オジサンの指…、ふやけそうやで」
パンティの下にガーターストラップを通してしっとりした生尻の感触を楽しんでいた城島は、パンティのシミを見つけるとニヤけたバカ面を浮かべてさっそくイジリはじめる。シワになった部分に指を押しつけるとヌメリ気がジワっと染み出て、変態店長を悦ばせた。

「あ、ああっ、だ、めえっ、あ、やっ、ああっ、やっ」
あ、ああっ…、そこ、だめえっ…、あ、ああっ、おかしく、なる…、あ、ああっ、やめ、てえ、…。
独りよがりなセックスで自分だけ満足した変態店長に、メスの欲望が燃え残って火照るカラダの感じる部分を弄ばれた雅美は、ボディコンメイド服をプルプル震わせてお尻を突き出す姿勢でかろうじて立っていた。

「感じるんやろ…、ええんやで、気持ちようなって…、ええんやろ…、ここが、ええんやろ」
快感にもだえのたうつメイドコス美少女に血走った目をむける城島は、いつまでも指先を濡らすネチョネチョの愛液に有頂天になってタワゴトをつぶやき、網タイツに圧迫されてムッチリと膨らんだナマ太ももに頬ずりしていた。

コイツ、感じすぎじゃねえか…、いっぺん、イカせたほうが、いいかもな、…。
女体の中心から湧き上がる官能の悦びを隠す余裕をなくして、カワイイ顔に大人の淫らな表情を見せてもだえる美少女にそそられた潤治は、今一度雅美の理性のタガを外してやった。

「あ、あん…、オジサン、わたし、もうガマン出来ない、ちゃんと、してください」
あ…、あれ?…、わたし、何言ってるの?…、や、どうして、やだ、はずかしい…。
潤治の特殊能力でカラダを支配された雅美は、かすかに汗のにじんだナマ肌ムキ出しの背中を向けると自分からパンティを降ろし、お尻を突き出して濡れ濡れのおそそをプックリさせて城島に見せつけた。

意識の隅に追いやられた雅美の本当の理性は、自らするはしたない行為に戸惑っていたが、成熟した性器を見られる恥ずかしさがいつのまにか悦びに変わって、かすかに震える秘肉の間からトロトロと蜜を垂らしていた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (8)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (6)潤治の後悔

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ろま中男劇場 8.幽霊アパート (6)潤治の後悔

いい頃合いだな、ちょっとコイツのカラダを借りるか、…。
変態店長に逆エビに抑え込まれてもだえる美少女の痴態を、雅美のカラダから離れた潤治は漂いながら眺めていたが、男のサガがムラムラと騒ぎはじめて今度は城島に憑依した。

「も、もう、エエ感じやな…、ほんならこっちおいで」
分身を膨らませてほとんどその気になっていた城島は、潤治にオスの本能を刺激されて本番モードになっていた。肉欲にまみれた変態店長はバイブの刺激にもだえる雅美を立たせると店の奥に連れて行った。

「あ、あの、なにを?」
ああ、なに?…、わたし、はあ、なにされるの?…。
スケベ店長のバイブ責めですっかりメロメロの雅美は、濡れた股間が歩くたびにこすれてヌルヌルするのにエッチな気分を昂ぶらせながら、段ボールが山積みになった奥の部屋で不安とエッチな期待で若い肉体をプルプル震わせていた。

さっそく、頂くか、…。
城島に憑依した潤治は股間にそそり立つソレをさらけ出すと、雅美に後ろから抱きついて濡れ濡れのスジに先端をこすりつけた。

「やっ、だめっ、あっ、あんっ、はいっちゃうっ…、あ、あんっ、だめえ…」
あ、おっきい…、やんっ、あ、そこ、あ、はいってくる…、あ、ああっ、…。
口では抵抗する雅美だったがメスの欲望に支配されたカラダは抵抗しなかった。熱い肉棒が秘肉のスキマに入り込んでくると無意識に足の力を緩めて、城島が入れやすいように本能的にお尻を突きだしていた。

「おおっ、きもちええっでっ、ええ乳しとるのおっ」
ほんとだな、いい乳してるよ、…。
潤滑油たっぷりの蜜壺にあっさりと迎え入れられた変態店長は、美少女との生本番に上機嫌でバカ面にだらしない笑いを浮かべながら腰を振って、見た目以上に揉み甲斐のある乳房を両手で翻弄していた。

「やっ、だめ、ですう…、あ、だ、ああっ、やあんっ」
あ、ああっ、あつい…、はあっ、いやっ、だめ…、ああっ、へんになる、…。
壁に手をついてしっとりした形のいいお尻を突き出す雅美は、パンパンとお尻と関西弁店長の股間がぶつかる音に混じって、ジュブジュブとヌメリ気が混ぜられる淫靡な音を聞いて、恥ずかしさに頬を染め、下半身をメスの欲情に煽られて熱く火照らせていた。

「うっ、たまらんっ、ふわっ、ネエちゃん、おおっ、ほんま、ええカラダしとるわっ」
雅美の若い女体にすっかり満悦で有頂天の城島は、切なげにもだえるのたうつ美形に本能ムキ出しの獣欲まみれの表情で腰を振り続けた。

「あ、あんっ、はあっ、だめえっ、あっ、ああっ」
あんっ、あっ、ああっ…、はあっ、バカに、あんっ、なっちゃう…、ああっ、あつい、…。
清純な顔に淫らな雰囲気を漂わせた雅美は、城島のふくれあがった肉棒の挿入に応えるように潤沢な愛液を垂れ流し二人の股間をネチョネチョに塗らしていた。

あうっ、おお…、何年ぶりだろ?…、ていうか、オレ、これが初体験?…、こんなに気持ちいいのに、オレ、どうして死んじまったんだ…、オレってバカだ、…。
城島の視線で波立つ髪や切なげにのけぞるうなじを見つめる潤治は、変態店長の快感を共有して動物的な悦びに打ち震えていたが、同時に自殺したことを後悔していた。

「ふおっ、おっ、おおっ、はうっ、うっ、ううっ…」
若くて新鮮な女体にすっかりのめり込んで狂ったように腰を振り続け、収縮する粘膜をこすってナカからかきだしたヌメリ気をシブキにして飛ばしていた城島は、熱い昂ぶりを股間に感じると慌てて抜き出すとお尻に白濁液を放出した。

「あ、あんっ、はあっ、ああっ…」
あ、あんっ、え…、おしり…、あ、あんっ…。
突き出したお尻に粘液を放出された雅美は、まだイッてない女体をもてあまして悩ましげな吐息にまみれていた。

「はあ、よかったで…、ネエちゃん…」
満足げに溜息を漏らした城島は、改めて雅美を眺めて美処女とナマ本番した感動にバカ面を緩めていたが、お尻のはり付けた粘液をティッシュで拭き取ると、まくり上げたミニワンピをズリ下げた。

「はあ…、はい…」
おわったんだ…、そうね、これで許してもらえる、のね、…。
女体の芯に燃え残る欲情に煽られて、長いまつげを伏せた目で秋波を送る蠱惑的な表情を見せる雅美は、暴力を振るった償いが出来たことに満足しようと自分に言い聞かせていた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (7)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (5)素直な美少女

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ろま中男劇場 8.幽霊アパート (5)素直な美少女

「ホンマに…、もう…、せえへん、か?…」
情けなく泣きまくっていたヘタレ城島だったが、背中に当たる温かい柔らかさにスケベ心をムクムクと膨らませて、だらしない泣き顔を上げた。

「う…、ごめん…、なさい…、許して…」
もらい泣きが本泣きに入った雅美は、床にノーパンのお尻をぺたんとつけた女の子座りで顔を覆って泣きじゃくっている。

「アンタが、泣かんでも…、ええやないか…」
先ほどの凶暴さが影をひそめて泣きじゃくる雅美にやっと安心した城島は、おそるおそる声をかけたが、ミニワンピからムキ出しになった絶対領域のむっちりしたナマ肌と、その奥にチラチラする秘所にスケベ心を膨らませていた。

おいおい、立ち直りの早いヤツだな、…。
情けなく泣いていた城島がまた性懲りもなく雅美にスケベな目を向けるのを、雅美に憑依した潤治は雅美の目を通して見ておもしろがっていた。

「い、痛かった、で、ですよね…、ひっ、スイマ、センでした」
城島に言われてなんとか泣き止んだ雅美はまだしゃくり上げていた。もともと優しい心を持つ雅美は、暴力行為を働いた罪悪感でまともに目を合わせられなかった。

「まあな、確かに痛かったけど…、ほんなら、オジサンの言うこと、聞いてくれたら、許したるで」
肩を震わせる美少女にスケベ心をムキ出しにした笑いを浮かべた城島は、さっきのバイブを手にして雅美の股間に狙いを定める。

「え…」
アレって…、イヤだけど…、でも…。
バイブに気付いて城島のスケベな笑いを見た雅美はおぞましさを感じたが、自分が悪いという意識があったので逃げるコトも無下にすることもできずに顔を伏せていた。

そうだな…、ちょっとつきあってやれよ、…。
スケベ店長のおふざけをおもしろがった潤治は、雅美の罪悪感をエロ方面に働きかける。

「はい…、わかりました…、私が、悪いんだし…」
恥ずかしいけど、しょうがないよね…、だって、私が悪いんだもん、…。

潤治に暴力行為を許してもらおうとする純粋な気持ちをコントロールされた雅美は、城島に償いをするつもりでM字開脚してノーパンのあそこをさらし、恥ずかしそうにつぶやいた。さらにその特殊能力でエッチな気分をくすぐられた雅美は甘い吐息を漏らし、濡れた秘肉の裂け目をバイブで貫かれるのを待っていた。

「ほ、ほんまかっ…、もっ、もちろん、痛ないように、するからなっ」
自ら恥ずかしい部分を開帳する美少女の素直な言葉に、一瞬耳を疑った城島だったがすぐに興奮した鼻息を響かせて迫ってくる。

「そっ、そうやっ、痛ないように、ちょっと、舐めたったほうが、ええなっ」
まだピンクでキレイなあそこの映像で頭に血が上ったヘタレ城島は、調子に乗ってムッチリした太ももを両手で抱えると雅美をマン繰り返しした。

コイツは…、ほんまもんの、変態だな、…。
美少女のお誘いにのぼせ上がった城島のニヤけ顔を見た潤治は、笑いをこらえきれずに憑依した雅美の体の中で転げ回っていた。

「あ、やんっ、恥ずか、しい…」
あんっ、恥ずかしい、格好…、でも、コレで、許してくれるなら、…。
城島に転がされて開脚したエビ固めにされた雅美は、あられもない姿にされて恥じらっていたが、荒い鼻息で濡れた敏感な肉を刺激されてエッチな気持ちを熱くしていた。

「ほんなら、いただきますっ」
両手で抱えたムッチリした太ももに頬をすりつけながら、美少女の秘肉を間近に見つめた城島は、目を血走らせて柔らかい肉に口を当ててべろべろと舐めだした。

「あ、ああっ、あんっ、そこ、あっ、だめえっ」
あ、やっ、あんっ…、気持ち悪いのに…、カラダがムズムズして、ジットしてられない、…。
感じる柔らかい肉を舌で愛撫される雅美は、折り曲げられた苦しい体勢で切ない吐息にまみれながら、メスの昂ぶりを意識して四肢をかすかに震わせていた。

ほんと、コイツ、感度がいいな、…。
美少女とヘタレ中年の痴態見物と決め込んだ潤治は、雅美から抜け出すと若い女体を大マタ開きさせて、ハアハアと荒い息を立てて舐めまくる城島のバカヅラを眺めながら、あそこからあふれ出る大量の愛液に感心していた。

「ほんなら、入れるからな…、痛ないやろ、な…、エエ気持ちやろ…」
興奮した荒い息を弾ませる城島は、ネットリ濡れた秘肉にかすかに息を吹きかけると震える女体に、ますますのぼせ上がってバイブをゆっくりと挿入して、かき分けられて広げられる肉を見つめていた。

「あ、あんっ、は、はずかしい…」
あ、入ってる…、私の、おナカに、アレが、…。
潤治に快楽のスイッチを入れられた雅美は、秘肉のスキマにズブズブと入り込んで愛液をあふれさせるバイブに、火照った女体をプルプル震わせて甘えた声を漏らす。

「はずかし、ないで…、ええで、エエ景色や…」
濡れた秘肉が引っ張られて広がる様を見つめる城島は、荒い息を弾ませてスケベな気持ちと同じくらいに股間の分身を痛いほど膨らませていた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (6)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (4)ヘタレ城島

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (4)ヘタレ城島

「はあ…、そうですか」
なんか、近い、…。
まくし立てる城島に引き気味の雅美は、伏せた目を横にそらして城島を見ないようにしていた。

「アンタみたいなかわいい子が、ウチに来てくれるなんて、なんかうれしいわ…、サービスするから、ようさん、こうてってな」
雅美が大人だと確認してやけに機嫌の良くなった城島は、高校生でも通りそうな美少女にスケベな悪さのムシがウズウズして、ナイスバディを視姦しながら馴れ馴れしく話しかけていた。

「はあ…」
あっち、いってほしい…、なんか、目がイヤらしいし、…。
目線を反らして嫌がる態度を示す雅美だったが、
「なんなら、サイズ、測ろか」
関西系の押しの強さはそんなことにめげたりしなかった。尻のポケットに入れたメジャーを手に取った城島は、雅美の返事を待たずにミニワンピの腰に回していた。

「あ…」
腰にメジャーを巻かれた雅美は、ノーパンを意識して何も出来ずにジッとしていた。ヘタに動いたら変な場所まで触られそうで動けなかった。

なんだコイツ…、雅美のマタの匂い、嗅いでんのか、…。
雅美のミニワンピの股間にしがみつく城島をいぶかしげに眺める潤治は、しかし何となく憎めない関西弁男の様子をしばらく見ようと思った。

「ヒップは83センチって、ところか…、なあ、太もも、測ってみいひんか」
雅美の女性らしい腰の周りにますますスケベ心を昂ぶらせた城島は、眼前の絶対領域にまぶしいナマ太ももにオタクチックな劣情をかき立てて、非常識なお願いを申し出た。

「え、いいですっ、もう帰ります」
やだ、気持ち悪いっ、…。
太ももなんて測って欲しくないし、城島の血走った目に恐怖した雅美は店から逃げだそうとした。

「あっ、まったらんかい、おっ、ノーパンやんけっ」
雅美の背中に抱きついた城島は下腹を沿って下げた手を股間に差し込んで、太もものナマ肌に触るついでにあそこに指を伸ばした。指先のしっとりした感触に何もはいてないことに気付いた城島が興奮した声を上げる。

「やっ、やめて、お、大声、出しますよっ」
触られたっ、変態っ、こわいっ、…。
城島に抱きつかれて変質者に対する恐怖と嫌悪感に震える雅美は、かろうじて強がっていた。

コイツ、やりたい放題だな…、でも、もうちょっと、様子見るか、…。
ここで雅美の意志に働きかけて防衛本能を刺激してやれば、ヘタレっぽい城島を撃退するのは簡単だと思えたが、ここで止めてしまうのも中途半端だと思った潤治は、おもしろい展開を期待して今しばらく様子見を決め込んだ。

「ええから、ええから…、アンタみたいな娘が喜ぶ、ええモンがあんねん」
雅美に抱きついていい匂いウットリした城島は胸に回した手でふっくらしたふくらみを楽しんでいたが、股間に入れた手を離すと棚からバイブを取り上げた。

「や、やだっ…、ホントに、大声、出すから…」
男性器を模したそれを見つめて恐怖に震え上がった雅美の精神は、ギリギリまで追い詰められていた。カワイイ顔は恐怖にゆがんで今にも泣き出しそうだ。

「ほんま、すぐに気持ちよく、なんねんで…、な…、気持ち、ええやろ」
雅美の魅力に酔いしれて理性の吹き飛んだ城島は、イヤらしく笑いながらノーパンの股間にバイブを突きつけると、股間を沿うように先端をすりつけていた。

そろそろ、助けてやるか、…。
雅美の精神が限界まで追い詰められているのを読み取った潤治は、特殊能力を使って防衛本能を突っついてやった。

「ホントに、いやああっ」
それまで消極的にしか防衛本能を発揮してなかった雅美は、潤治に煽られたせいで攻撃的に働かせる。胸に絡む城島の腕を振り払った雅美は、振り返るとニーハイソックスの足を振り上げて、つま先を金的に命中させていた。その姿はバレエのポーズにも似て美しかった。

「ぐっ、ううっ…」
急所にすんなり入った蹴りにうめき声をあげた城島はその場にうずくまる。
「やだっ、やだっ、こわいっ」
しかし潤治にタガを外された攻撃的な防衛本能は、無抵抗の城島に何度も蹴りを繰り出していた。蹴りに打ちのめされてうずくまる城島はすすり泣きする情けない声を漏らしはじめる。

やば…、コイツ、結構、アブナイぞ、…。
城島をタコ殴りに蹴りまくる雅美に危険を感じた潤治は、特殊能力で雅美が本来持つ優しさに働きかけた。

「ああっ、なんで…、ごめんなさいっ、大丈夫ですかっ」
な、なんで、わたし、こんなひどいことを、…。
優しさ属性がメインキャラの雅美はすすり泣く城島を目にして自らした行為に心から反省し、震える背中に優しく手を当ててさすっていた。

「ひっ、ううっ、も、もう、勘弁したって、ひっ、く、ください」
攻撃が止んでも泣き止まないヘタレ城島はブルブル震えて許しを乞うていた。

「ほんと、ごめんなさい…、もう、しません、から、ゆるして…、ください…」
泣かないで…、ほんとに、ほんとに、ごめんなさい、…。
城島の怯える哀れな姿に優しい心を突き刺された雅美は、肩を震わせてもらい泣きしはじめる。ポロポロと涙をこぼす雅美は、大きめの胸を押しつけて城島の震える背中を抱きしめていた。

ハデにキレたり…、かと思ったら、泣き出したり…、コイツ、おもしれえな、…。
雅美がこんな目に遭っているのはすべて潤治のせいなのだが、潤治は感情の振れ幅が極端な美少女を眺めて愉快そうにほくそ笑んでいた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (5)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (3)城島の店

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (3)城島の店

ドンドン出てくるぞ、感度いいな、こいつ、…。
パンティに取り憑いた霊魂の潤治は調子に乗ってイタズラを続けていた。それに反応して柔らかい肉の合わせ目からヌルヌルした滴が次から次から溢れてくる。

はあっ、どうして…、あ、や、ああんっ、…。
雅美はあそこを刺激されるわけがわからずに、ただ下半身から湧き上がってくる官能にあえぎ声が漏れないようにガマンして、甘い吐息にまみれて若い女体をくねらせていた。

次は、AKB原駅、AKB原駅、…。

あひっ、…、あ、はあっ、ああっ、…。
突然駅に到着するアナウンスがする。潤治のイタズラでメロメロに発情した女体をその大音量に震わされて、雅美はあやうくイキそうになって若い女体をよがらせ、つり革にすがっていた。

おっ…、ちょっと、許してやるか、…。
懐かしい駅名に雅美をおろそうとした潤治は、イタズラをやめておとなしくした。

ドアが開くと雅美はよろけるように電車を降りていった。千鳥足の入った急ぎ足の雅美は女子トイレに駆け込んだ。

おおっ、このアングルもいいな、…。
個室に入ってパンティをおろした雅美は、洋式便座に座って小さくため息をついた。ニーハイソックスのヒザに絡んだパンティに憑依した潤治は、ムッチリした太ももの奥に濡れた秘肉を見てニンマリしていた。

私、どうしちゃったの、かしら?…。
パンティをおろしたあられもない下半身を幽霊に見つめられているなどとは思いも寄らない雅美は、内太もも根本の張りのあるナマ肌に手を当ててあそこを広げると、カラダをかがめて自分の股ぐらをノゾキ込んでいた。

やだ…、恥ずかしい…、あ…、パンツも…。
広げられてスジからビラビラが溢れるあそこがしっぽり濡れているのを見た雅美は、カワイイ顔を真っ赤にしたが、パンティが糸を引いて恥ずかしいシミを作っているのにも恥じて頬を熱くした顔をそらした。

履き替えないと、…。
ネットリしたおツユが張り付いたパンティをもう一度はく勇気のない雅美は、純白レースパンティを足から抜き取ってノーパンになった。

ありゃま…、じゃあ、こっちに…、うっ、なかなか、これは…、きつい、けど…、でへへ…。
雅美の瑞々しい脚線美から引きはがされた潤治は、今度はブラに憑依した。たっぷりした乳房を支えて形を整える役目を負った潤治は、その柔らかい圧迫感に息苦しさを感じながらニヤけていた。

「ああんっ…、は、はあんっ…」
あん…、あれ?…、あ、あんっ、は、ああんっ、…。
突然ブラが優しく乳房を愛撫してくる錯覚を覚えた雅美は悩ましげに吐息を漏らしたが、気のせいだと自分を納得させて、濡れた股間をペーパーで拭き取る刺激にまた甘い吐息を漏らした。

これで、いい…、見えない、よね、…。
股間の始末をつけた雅美は、火照って上気した顔にかすかに安心したような笑みを浮かべると、立ち上がってミニワンピのスソを引っ張り、ナマ尻が見えないことを確認していた。

パンツ、買いに行かなきゃ、…。
洗面台で手を洗う雅美は、鏡に映った自分にいつもの少女っぽいかわいらしさに混じってエロが漂っているコトを見て見ぬふりをした。そしていつまでもノーパンではいられないので駅を出てパンティを買いに行くことにした。

トイレを出た雅美は入る前の悩ましげな空気をぬぐい去って若干スッキリした顔をしていた。軽やかな足取りで駅を出る雅美はノーパンを忘れて、ミニスカのスソを押さえてなかったが、2階部分にあるホームからは降りる一方だったため、太一のような不埒な輩にローアングルからノゾキ込まれることはなかった。

AKB原に降り立った美少女はパンティを売っている店を探してキョロキョロしていた。メイド服を売っている店はあったが、そんな店ではレースたっぷりのカボチャパンツしか売ってない気がして入る気はしなかった。

短めのジャケットにミニワンピ、ニーハイソックスというオタク受けしそうなファッションは、AKB原にたむろするその趣味の人たちから注目を浴びていたが、雅美はそんな視線を振り払って歩いていた。

お…、いい店が、あるじゃねえか、…。
ブラに憑依した潤治は、歩くたびにタプタプ揺れる温かくて柔らかい乳房を支える役目にニヤニヤして専念していたが、ミニワンピがV字にカットされて胸の素肌がのぞくレース部分で前方のあやしげな原色の看板を認めて、雅美を入らせようとした。

潤治が身につけた霊魂としての特殊能力には、人の意志をコントロールする技もあった。本人が嫌がることをムリヤリ強制することはできないが、この場合雅美はパンティを買うという気持ちがあるので、それの方向をちょっとだけ変えるのは能力の範囲内だった。

ブラから雅美自身に憑依した潤治は、あやしげな看板の店に雅美の注意を向けさせた。

あ、あそこなら、…。
潤治に仕向けられて雅美はパンティがディスプレイされたその店に目を向けた。あやしげな看板に若干ためらいはあったが、いつまでもノーパンでいるよりはましと、潤治に思わされた雅美は、けばけばしい装飾が毒々しさを漂わす大人のオモチャのドアを押した。

「いらっしゃい…」
関西弁で声をかけた店主は、自分の店には女子は寄りつかない、来てもかなり痛い腐女子だと思っているので、場違いな美少女にしばし茫然としてしまった。

我に返った店主の城島は、かつて10代の美少女に悪さをした経験(『綺羅』29話参照)から、店の中を見て回る美少女を遠巻きにして慎重に見守っていた。

あ、カワイイ…、え…、なんでアナが、開いてるの?…。
パンティの棚を見つけた雅美はフリルの付いたカワイイパンティを手に取ったが、大事な場所を覆う部分に穴が開いていた。

「あのな、ねえちゃん、いくつや」
パンティを指先で広げていた雅美に、悪さのムシがウズウズしてこらえきれなくなった城島が美少女の横顔を凝視して声をかける。

「えっ…、私、22歳、です…」
急に声をかけられてビックリした大きな目をした雅美は、あやしげな関西弁を話す店主を真っ正面に見つめて、若干怯えた口調で応える。

なんだ、コイツ…、見るからに、あやしいな…。
雅美の目を通して城島を確認した潤治は、こんな店を経営するくらいだから、とあからさまに疑っていた。

「ああっ、さよか…、だったらええねん、ウチの店、18禁ちゃうんやけどな、さすがに高校生なんかだと、まずかったりするモンもあるからな」
雅美が成人だと確認した城島は安堵の溜息を漏らすと、言い訳めいたシャベリを続けながら、改めて美少女のナイスバディに注目して、スケベ心と下半身の一部を膨らませていた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (4)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (2)スケベな幽霊

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (2)スケベな幽霊

うへっ…、いいカラダしてる、…。
桜を見ながらまったりした時を過ごした雅美は立ち上がってカーテンを閉めると、買い物に出掛けようと着替えはじめた。雅美の部屋に漂う霊魂の潤治は、みずみずしい若い裸体にスケベ心を湧き立てていた。

「なに、着ていこう」
幽霊に見られているなんて思いもしない雅美は、若々しいナマ肌がまばゆいばかりのブラとパンティだけの下着姿をさらして着るモノを選んでいた。

若い女は、いいよなあ、…。
久しぶりに見る若い女性の半裸姿に、潤治は浮かれてのぼせあがっていた。

「これでいいか」
春らしいピンクのミニワンピを手に取った雅美は、ニッコリ笑うと頭を通してワキのジッパーを上げた。カラダにフィットしたミニワンピは胸のふくらみを強調してキレイな形を見せていた。

「でも、まだ寒いよね」
ジャケットを羽織った雅美は姿見にニッコリ笑って、ピチピチしたナマ太ももをバレエのアラベスクのように持ちあげてポーズを取ると、純白ニーハイソックスをチェストから出してはいた。

なんか、エッチで、いいじゃんっ、…。
ミニスカとニーハイソックスの間で露出したまぶしいナマ肌の絶対領域に鼻の下を伸ばす潤治は、若い女体にまとわりつくように漂っている。

おいおい、パンティ、見えるぞ、いいのか…、まあいいか…、おじゃまします、…。
玄関でしゃがんで靴を履く雅美を下からのぞく潤治は、ミニワンピからパンチラする純白レースパンティに憑依した。

20年も幽霊を続ける潤治は霊魂特有の特殊能力をいくつか習得していた。その一つがモノに憑依することだった。気に入らない男が引っ越してきたときにこの能力を存分に発揮した潤治は、家具に憑依してポルターガイストまがいの騒ぎを起こし、追い出したこともある。

うおっ…、近くで見ると、すごいなっ、…。
パンティに憑依した潤治はその内側を見放題だった。歩くたびにクチュクチュと揺れるピンク色の秘肉を至近距離で鑑賞する潤治は、女体の神秘に触れてしばし感動していた。

むはあっ…、これが雅美の、おマメちゃんだな…、でへへっ…。
むせかえるようなオンナ臭さに酔いしれて調子に乗った潤治は、敏感な突起が当たる生地にシワを作ると包皮を剥いてやった。

「やっ…」
突然敏感な部分がパンティにこすれて、痛みに近い刺激を受けた雅美はその場にしゃがみ込んだ。思わず声を漏らして通行人に注目されるのを意識して顔を赤らめた雅美は、人目を盗んでこっそりミニスカに手を入れるとパンティを直した。

あらま…、やばい、…。
思った以上の過剰な反応に潤治は慌ててイタズラをやめた。

なにやってんだ…、なんかエロいぞ、…。
雅美は気付いてなかったが、しゃがんでミニスカに手を入れる若い女体を後ろから見つめる目があった。休日でブラブラしていた太一はアパートから出た雅美を見つけて、スタイルのいい後ろ姿に見とれてずっとついてきていた。

いきなり核心をついたのを反省した潤治がオイタをやめていたので、雅美は駅まで無事にたどり着いた。プリプリ揺れるミニワンピのお尻に誘われるようについてきた太一は、
おおっ、白じゃんっ、…。
妄想にまみれた目で階段をあがる雅美の後ろ姿をノゾキ込んでいた。

はあっ、たまらん香りじゃのお、…。
パンティの内側しか見てない潤治は、雅美の若い女体につられて痴漢男がスカートの中をのぞき込んで、自分が憑依したパンティが見られているとは全く知らずに、むせるようなオンナ臭さを堪能してニヤけていた。

結構いいカラダしてるな…、さっそく味わってやるか、…。
電車に乗った雅美に太一がすり寄ってくる。太一は毎朝の通勤電車で痴漢行為を働く常習犯だったが、休日の今日も雅美のナイスバディに目をつけて痴漢性癖を昂ぶらせていた。

ん…、なんだ、…。
パンティに取り憑いた潤治はお尻をまさぐる太一の手にイジられる。イヤらしい意志を込めた圧迫感を不審に思っていったんパンティから離れた。

コイツ、痴漢か…、人の獲物に手を出すとは、いい根性だな、…。
雅美のお尻に手を伸ばす太一はいい匂いのする髪を嗅ぎながらイヤらしい吐息を吹きかける。二人の周りに漂う潤治は、むっつりスケベなすまし顔を確認すると雅美の顔をのぞき込んだ。雅美はお尻をまさぐられてムズムズする感じに気付いていたが、痴漢かどうか自信が無くてただうつむいてガマンするだけだった。

天誅っ、…。
雅美のミニワンピに憑依した潤治は痴漢男を懲らしめるために特殊能力を発揮した。家具に憑依してポルターガイストまがいの騒ぎを起こせる潤治は、取り憑いたモノを動かすことの延長で変形させることも出来る。ミニワンピの繊維を硬く変形させた潤治は、針のように尖らせて太一の手を攻撃する。

「いてっ…」
な、なんだっ?…、剣山入りのパンティかよ、…。
血が出た手のひらの痛さに顔をしかめた太一は吊革に掴まった雅美の手を確認して、どうして攻撃されたのかわからなかったが、声をあげた自分に注目する乗客たちの目を気にしてあっさり引き下がった。

なに?…、はあ、…。
雅美も背後にすり寄っていた痴漢男が急に情けない声を上げたのに驚いたが、イヤらしい手がお尻から離れて安心したため息を漏らす。

続きは、オレがしてやるよ、…。
もう雅美を自分の所有物のように思っている潤治は、ミニワンピからパンティに憑依し直して秘肉が当たる部分の生地にシワを作って絡みついた。

え、また、…。
あそこをパンティの生地で刺激された雅美はハッとなって、痴漢男が戻ってきたのかと思ったが、太一は雅美から離れた位置に見えた。

や、どうして、…。
パンティの裏地であそこを刺激される雅美は、痴漢の指でパンティの上からイジられる錯覚を覚えながら、それらしい輩がいないのでカラダを湧き上がってくる官能に耐えるだけしかできなかった。

おおっ、もう、濡れてやがる、…。
イタズラを続ける潤治は秘肉の間からネットリしたおつゆが漏れてくるのにニンマリして、パンティを絡み続けて若い女体を淫らに翻弄していた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (3)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (1)不幸な出会い

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ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (1)不幸な出会い

長沢雅美は今月大学を卒業式した。東京の中堅商社に就職が決まっていて、ひとり暮らしをはじめた22歳になったばかりのカワイイ女の子だ。

築40年家賃6万のアパートは若い女性が住むには多少防犯面で不安な気もするが、会社には電車1本で行けるし、そのレトロな雰囲気が故郷の町並みを彷彿とさせて、地方の田舎育ちの雅美は見るなり気に入って契約した。

引っ越しも済んで荷物の整理が終わった雅美は、窓の外に咲き始めた桜を眺めていた。新しくはじまるひとり暮らしに何となくウキウキして自然に顔が緩んでくる。若い娘らしい華やかな空気が古いアパートに漂っていた。

地方での大学生活ではそれなりに恋愛もして一通りの経験はしていたが、卒業時に特定の彼氏がいなかった雅美は、東京での新しい出会いにほのかな期待を抱いていた。

そして雅美はすでに出会っていた。しかしその出会いは雅美自身が知るところではなく、雅美の若い肉体を痴情地獄に突き落とすオカルトチックなものだった。


カワイイな…、好みだ、…。
にこやかに窓辺で佇む雅美を上から眺める視線があった。霊感のない雅美はその存在に全く気付いてないが彼はこのアパートに取り憑いた霊だった。アパートに不動産屋と来た雅美を一目見て、彼は恋に落ちてしまった。

この幽霊は生前、松本潤治という名の大学生だった。前世紀バブル景気がまだバブルと呼ばれてない頃、このアパートに住んでいた。

潤治はバブルに浮かれた東京の大学生らしくナンパな学生生活を過ごした。3年になってからつきあいはじめた女性は1年下で某有名女子大の学生で、当時のファッションを着こなしたオシャレな女の子だった。

潤治は彼女にベタ惚れで将来の伴侶にと思っていた。4年生になった潤治はバブルの恩恵を受けて就職活動でたいした苦労をすることもなく、それなりの会社に就職が決まった。バイトで貯めたお金で一流レストランを予約して、彼女に結婚の意思を伝えた。

彼女の答えはまだ遊びたいから結婚しない、だった。彼女はバブル期の典型的なタカピー女だった。二流大学に在籍して特に目立った所もない潤治とはハナから遊びのつもりだった。

丙午で受験生が大幅に減った年に大学受験してすんなり合格した潤治は、コレまでの人生で特に苦労することなく安穏と生きてきた。彼女にフラれたのが人生初の挫折だった。

彼女に拒絶された潤治はうちひしがれてアパートに帰ってきた。しばらくぼんやり座っていた彼は死のうと思いたつとためらうことなく首を吊ってしまった。意識が戻ったとき、彼のカラダはすでに火葬された後で潤治は霊魂として現世をさまようことになった。

それから約20年、潤治は幽霊としてこのアパートで様々な住人を見てきた。若い女性が入居してきたことが何度かあるが、幽霊になっても浮かれた性格の直らない潤治がふざけてオイタすると、気味悪がってすぐに引っ越してしまった。

このアパートにオカルトチックな因縁があることなど全く知らずに入居してしまった雅美には、スケベ根性を燃やした潤治の霊魂にエッチなイタズラをされる運命が待っていた。

ろま中男劇場 8.幽霊アパート (2)につづく
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┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

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ろま中男劇場 7.オレは景子 (18)勝負の行方

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ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (18)勝負の行方

「ふふっ、チョロかったね」
カワイイ顔に生意気な笑みを浮かべたサヤが、はしゃいでナマ足を跳ね上げてミニスカのスソを危うくしながら、スタンディングドットに向かう。

サヤと中村青年はほぼストライクかスペアで熾烈な争いを繰り広げていた。9フレームまで終わって二人とも200超えは確実だったが、サヤが若干リードしていた。生意気そうな小悪魔な笑みはサヤの勝利宣言だった。

ついでだがオレは100にはとうてい届かない散々なスコアだった。若い頃はまだマシなスコアが出せたのに、オッサンになったからか、あるいは北○景子のカラダが運チなのか、ともかくオレは落ち込んでいた。

「ああん、惜しいっ」
勢いよくアプローチしてブラックライト対応のドッド模様を恥じらいなく披露したサヤのボールは、ヘッドピンを見事に捉えたが残念ながら1本だけ残していた。
「でも、スペアとって、最後にストライク出してやるからね」
戻ってきたボールを丁寧拭くサヤは、中村青年に向かって気炎を吐く。どうやら賭のことは忘れて彼との勝負にのめり込んでいるようだ。

「いっけえっ、え…、やあんっ」
気合いの入ったかけ声とともに投げられたボールは、スミに一本だけ残ったピンにむかって勢いよく転がっていたが、横を素通りして虚しくピットに消えていった。

「残念だったな、サヤ」
しおれて帰ってきたサヤに声をかける中村青年の白い歯がキラリンと輝く。
「ガーターになっちゃえ」
スタンディングドットでボールを構える中村青年に、サヤの半ばヤケになった声がエール(?)を送る。

「サヤちゃん…」
ホッペを膨らませたサヤに、オレはまたオッサンの地をさらけ出して説教臭い声をかける。
「だって、負けたら…、や、なんでもない…」
いつものサヤなら北川○子なオレのオッサンぶりにツッコミを入れるところだが、勝負がかかったここ一番ではそんな余裕はないようだ。
なんだろ?…。
というスコアの勝ち負けは賭けとは関係ないはずなので、なんでサヤが言いよどむのかよくわからなかった。

「やったっ」
そんなオレたちのことなど眼中にない中村青年が放ったボールは、見事にピンを全部倒した。
「やんっ、もうっ」
次の一投があるのでまだスコアに出てないが、この時点で中村青年のスコアがサヤを上回っていた。サヤは悔しそうに中村青年の差しだした手をパチンと叩く。
「いてっ…、景子さん、やりました」
痛そうに手を振って片眼をしかめた中村青年が嬉しそうに手を上げる。
「はい…、次も、がんばってね…」
中身がオッサンのオレは恋する乙女のように胸のドキドキを意識して、うつむきがちにハイタッチした。

「次は奇数、狙うから、ね…」
恥じらうオレに顔を寄せた好青年が、耳元でささやく。
「あ、はい…」
サヤのスコアは208だった。中村青年が奇数のスコアなら賭が成立する。嬉しそうに口角を上げた唇をチラ見したオレは、中村青年とキスする自分を想像して、思わずティアードミニのスソを引っ張ってうつむいていた。

「…、おっ、やった」
真剣な表情でアプローチしてキレイな投球姿勢をみせた青年は、ボールの行方をジッと見つめていたが、狙い通り9ピン倒すと振り返って満面の笑みを見せる。
ホント?…、キス?…。
青年の最終スコアは219だった。オレの最終スコアが奇数なら中村青年とキスするコトになる。ちょっと自慢気に大マタで戻ってくる中村青年を、オレは上目遣いに見ていた。

「景子ちゃん、絶対偶数よ、そうだ、ガーターすればいいのよ」
たしかに…、その手があった、…。
オレのスコアは今72だった。サヤの言うように2回ともガーターにすれば、サヤとキスしなければならないが、中村青年にはキスしないで済む。男女のキスよりも女同士のキスの方が、おふざけとして済ませられるし、なにより今この好青年とキスしたら、自分がどうなるかわからなくて恐かった。

「そんなのダメだ、景子さん、真剣勝負ですよ」
ナイスアイデアについ安心した顔を見せてしまったらしく、中村青年が見とがめて真剣な顔で迫ってくる。
「え、ええっ、もちろん」
ああっ、ち、近い、…。
至近距離で迫ってくるイケ面にオレは思わず目を伏せて、逃げるようにスタンディングドットに立った。ボールを胸の前に構えたオレはドキドキがうるさいくらいに耳に響いて、無意識に汗で湿ったナマ足を不安げにすり合わせていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (19)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (17)ホタルな…

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ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (17)ホタルな…

「ホタルみたいだな」
初ストライクでハイタッチをかわした中村青年が、隣に座ってボソッとつぶやいた。

?…、ホタルって、ホタルノヒカリか?…、まさか、ジャージの干物姿、見られた?…。
PJで今のキャミとティアードミニを揃える前の、こっぱずかしいトレパン姿を見られたと勘違いして、中身がオッサンのくせに隣の青年に乙女チックな恋心を抱くオレは、戦々恐々としてミニスカから出たひざを両手で押さえていた。

「おまえ、ホタルみたいだぞ」
3連続でストライクを出し、ターキーを決めてご機嫌のサヤに中村青年が笑っていた。

「あ、中村のエッチ…、ホラホラ、カワイイでしょ」
ホタルはブラックライト対応の見せパンでお尻を光らせるサヤのことだった。豪快な投げ方で毎回パンチラするサヤは、恥じらうどころかミニスカのスソをチラチラさせて笑っていた。

なんだ…、サヤのことか…。
落ち着いて考えれば、PJで買い物をする前の干物女姿を中村青年が知るはずもなく、拍子抜けしたオレは、緊張して合わせていたヒザから下を内マタに広げていた。

そしてハタと気付いて、見せパンとはいえ、サヤのパンチラを中村青年も見ていたことに、ショックを受けていた。

「じゃあ、景子さん、オレもストライク出すから」
そんなオレの気持ちなど知りもしない好青年は、爽やかな笑顔でストライク宣言をし、スタンスドットで真剣な横顔を見せる。

がんばって…。
オレは自分がオッサンなのを忘れて、乙女チックに中村青年のストライクを心の中で応援していた。カワイイ服を着て北○景子が板に付いてきたのか、性格が女っぽくなってきた自分にあまり抵抗を感じない。

「もう、中村ばっかり…」
恋する乙女な眼差しを送るオレに、サヤが不機嫌そうにつぶやく。
「え…、なにが」
となりに不満そうに座ったサヤに声をかけられて、ニヤけたままオレは振り返っていた。

「だって、さっきから中村ばっかり、応援してるでしょ」
この手のコトには異常に勘が働くサヤが、不満そうにオレの緩んだ顔を見ていた。

「そんなことないよ、サヤちゃん、ターキーじゃん、すごいよ」
げげ…、するどい…、どうしてこの娘は、こういうコトに鋭いんだ…。
○川景子になってしまったオレは、自分が思ったことが顔に出る素直な女の子になっていることに気付かず、サヤの勘の良さに舌を巻いていた。

「ほらねっ、顔色変わった」
「はい、タッチ…、なに、どうしたの?」
「ふんっ、中村なんか、絶対やっつけてやる」
「なんだそれ…、おまえ、おれより、うまいだろ」
ますます機嫌の悪くなるサヤに、負けじとターキーを出して機嫌良く声をかけた中村青年が、とばっちりを受けていた。

逃げよう、…。
オッサン時代から機嫌の悪い女の子が苦手なオレは、中村青年には悪いと思ったが、そそくさと逃げ出してボールを構えた。

「景子ちゃん、中村がパンツ、のぞいているっ」
「えっ、きゃあっ」
サヤの大声に慌てたオレは、ボールを投げながらお尻を押さえてズッコケた。

ウソ!?…、見られた?…。
見せパンのサヤと違って生パンのオレは、心まで乙女になってしまって、パンチラを異常に恐れていたことに気付いた。

あ…、サヤめ…。
アプローチでぺたんとお尻を付けて女の子座りしてしまったオレが振り返ると、イタズラっぽく笑うサヤと、手を振って否定する中村青年がいた。

「おれ、見てないから…、大丈夫?」
パンチラを期待する気持ちが無くもない中村青年が、気まずそうに助けてくれた。オレはまた軽々と持ちあげられていた。

「すいません…」
またも醜態をさらしたオレは、恥ずかしくて顔が上げられずにティアードミニを太ももに押し込んでいた。

「いや…、でもストライクの後だったのに」
青年も恥ずかしそうで目を合わせない。ボールは当然のようにミゾにはまってガターになっていた。

「景子ちゃん、ごめんね…」
気を取り直してボールが戻ってくるのを待っていると、サヤが上目遣いにしおらしく謝ってきた。
「お詫びに、チューしてあげる」
と思ったら、またいつものパターンでせまってくる。

「えいっ」
もう、ええっちゅうねんっ…、あ、中年は、オレか…。
もうお約束なので、唇よりもオデコを突き出してるように見えるサヤを笑いながらはたくと
「きゃあんっ、いった?い」
オデコを押さえた小悪魔な天使は、カワイイ顔で一緒に笑っていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (18)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (16)初…

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (16)初…

「よしっ、景子ちゃんとチューだっ」
強引に賭を成立させたサヤは喜び勇んでボールを抱え、ほとんど間合い無しに投げるとまたストライクを出していた。

ついでにやっぱりお約束のパンチラをして、ブラックライト対応のパンティでお尻を光らせていた。

青みがかった暗がりに浮き上がる光はパンチラのイヤらしさを全く感じさせないが、それはオレが北○景子になって、性格や嗜好まで女らしくなったからかも知れない。

彼は、見てるんだろうか、…。
サヤのブラックライトパンチラを中村青年も見ているのか気になって、オレはボールを磨く彼の視線を無意識にたどっていた。

「よし、おれもっ」
仮面中年の乙女チックな心配をよそに、サヤの連続ストライクに中村青年も気合いを入れる。優しい好青年は結構負けず嫌いなのかも知れない。

スタンスドットから約24メートル先のピンを、真剣な表情で見つめる青年の横顔はなかなかのイケ面だ。彼を見つめて上の空でハイタッチするおれに
「景子ちゃん…、何見てんの…」
サヤがニンマリ笑って大きな目でのぞき込んでくる。

「え…、投げ方…、そう、投げ方っ、勉強させてもらおうと、思って」
やばい、見とれてた…、しかし、オレは、男なのに…。
サヤの意味深な笑いにすっかり見透かされている気がして、オレはしどろもどろになっていた。

「なんだ…、投げ方なら、エリが教えてあげるよ」
ジットリした目でオレを見つめたサヤは、太ももをパックリ広げて投げるフリをした。

「だから、サヤちゃんでしょ…、それに、サヤちゃんのマネすると、まくれそうだし…」
沢尻エリがそんなに気に入ってるのか、…。
いつまでも一人称に偽名を使うお気楽天使にツッコミを入れたオレは、パンチラしても全く恥じる様子のないサヤが、うらやましくさえあった。

「そうか…、でも、これ、見せパンだから、恥ずかしくないの」
そっち方面にはやたらと勘の鋭いサヤは、またミニスカをまくり上げて小悪魔な笑顔を見せる。

見せパン…、そうか…、ミニスカはくときは、見せパン、はくんだな、…。
最近の若い娘はミニスカばかりはいているのは、見せパンでまくれても平気だからなんだ、とオッサンっぽく納得をしていた。

「もうっ、景子ちゃん、腕なんか、組んじゃって、またオジサンになってる…、ほらっ、中村、ストライクだよ」
腕組みして納得したオレに、サヤが楽しそうツッコミを入れてくる。連続ストライクを出した中村青年が、うれしそうに手を上げていた。

「さっきみたいに、アローの真ん中狙って、真っ直ぐ投げればいいから」
ハイタッチした青年は、親切にコーチしてくれる。
「…、はい」
さっきって…、大マタ開き…。
悪意のない青年のセリフに、さっきの醜態を思いだしたオレは、ちょっとイジケぎみに応えてボールを構えた。

「景子ちゃん、偶数ねっ」
まさかパーフェクトを狙っているとも思えないが、賭けのスコアを偶数に揃えろと言って、サヤが声をかける。

そんなの、神頼みだ、…。
ピンを倒れるかどうかも怪しいオレは、とりあえずガターにならないコトを願って投げた。

おっ、真ん中、…。
思いっきり投げたつもりだったが、控えめに転がるタマはわりといい感じのコースに乗っていた。
「あっ…」
勢いがなくなる頃ヘッドピンに当たったタマは、将棋倒しにピンを倒してピットに消えていった。

「やったっ」
ふたりの景気のいいストライクに比べたらしみったれた感じだが、ピンデッキがピカピカ光るのを見て、オレは笑顔になっていた。

「景子ちゃん、ストライクじゃんっ」
振り返るとサヤがいて、ハイタッチする代わりにニコニコ笑って抱きついてきた。
「あっ…」
オッパイが…。
胸を押しつけられてオッパイが押し合う感じに、オレは思わず声を出してしまった。

「やん、景子ちゃん…、声がエッチ…」
うわずった声を上げたオレを見上げる、上目遣いの小悪魔がまた唇を突き出していた。

「だから…、えいっ」
またか…、懲りないヤツ、…。
このパターンに免疫が出来てしまったオレは、条件反射のようにオデコをはたいていた。

「いった?いっ、もう…、いいじゃん、ちょっとくらい」
こっちもパターン通りで大げさにオデコを押さえたサヤは、ホッペを膨らませて口をとんがらせていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (17)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (15)賭け

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (15)賭け

緊張する、…。
スタンスドットに立ったオレは、今更ながらティアードミニのお尻がスースーするのを意識していた。

「あっ」
うりゃっ…、あ…、やっぱり、…。
後ろから中村青年にお尻を見られている気がして、ギクシャクしながら投げるとガターになった。思いっきり投げたつもりだったが、ヘロヘロダマはあっさりミゾにはまっていた。

「ドンマイ、景子ちゃん」
うつむき気味にロングヘアで顔を隠して、照れ隠しに指を乾かしてボールが出てくるのを待っていると、お気楽天使がカワイイ笑顔で笑っていた。

「景子さん、ちょっといいですか」
はあっ、と深呼吸っぽく息を吐いたオレがボールを構えると、中村青年が声をかけてきた。

「はい…」
何だ?…、あんまり近寄らないでくれ、…。
教えてくれるのはいいが、あんまり近寄られるとドキドキしてうまく投げられそうにない。

「アロー…、あそこの三角印の真ん中を通すように、真っ直ぐ投げるといいですよ」
中村青年はオレと視線を合わせるように顔を寄せて目印を教えてくれるが、
近い、…。
息がかかるほど近い顔に、オレはドキドキして頬が熱くなる。

「それでファールラインの前まで来たら、意識的に腰を落とすようにした方が…、さっきはほとんど足が曲がってなかったから」
親切な好青年は腰の曲げ具合まで指導してくれる。

「はい…」
やっぱり…、気になって…。
ミニスカがまくれそうで、やっぱりへっぴり腰になっていたようだ。なんだかお尻をじっと見られていた気がして、嬉し恥ずかしなこそばゆい感じだ。

「じゃあっ、がんばって」
「はい」
胸をドキドキさせるオレは、彼から離れたくてすぐに助走をはじめ、ファールラインの手前で思いっきり腰を落とした。

「きゃっ」
えっ…、やった…。
腰を落としすぎたオレは足を滑らせて大開脚した。
「景子ちゃん、スゴイッ…、カラダ、柔らかいねっ」
バレリーナのように前後に真っ直ぐ足を伸ばしたオレに、サヤが楽しそうに声をかける。

「景子さん、大丈夫ですか?…」
慌てて駆け寄った中村青年に、オレは軽々持ちあげられていた。メタボなオジサン時代にはあり得ないことだ。

なさけない、…。
マヌケっぶりをさらしたオレは恥ずかしくて彼の顔が見れずに、急いで足を閉じるとティアードミニをしきりに太ももの間に押し込んでいた。

「7本倒れました、ナイスです」
落ち込むオレに中村青年が明るく励ましてくれる。ファールラインから足が出ていたが、優しい好青年は見逃してくれたようだ。

「うん…、ありがと…」
うわっ、まぶしいぞっ…、モテる、だろうな…。
爽やかな笑顔に頬が熱くなって胸がドキドキする。キャミの胸が波打ってるんじゃないかと、確認したぐらいだ。

「あんなのサヤできないよ、景子ちゃん、バレエ、やってたの?…」
あのこっぱずかしい大開脚がよほど嬉しかったのか、サヤはニコニコと笑っていた。
「やってない…」
ズタズタになったプライドをさらにチクチクされて、オレは顔を上げられずにロングヘアをいじっていた。

「賭けしようよ、スコアで」
「そんなの、景子さんに不利だろ」
「得点勝負じゃなくて、点数が奇数か偶数だった二人が、チューするの」
急に思いついて嬉しそうな笑顔のお気楽天使は、またチューを賭けた勝負を持ち出す。

「なるほど…、いいかもね」
最初は反対したが、中村青年はこっちをチラ見してから、真面目ぶった顔でうなずいた。

「景子ちゃんも、いいよね」
オレを盗み見した青年の思惑にニンマリ笑ったサヤは、オレにも確認する。
「だって…」
チューは、まずいだろ…、女同士でも、彼とでも…。
もしもペアになったら、チューしなくちゃいけないと思うと、素直にうなずけなかった。

「でも、三人とも偶数か奇数だったら」
「そしたら全員でチューだよ」
「ええっ」
「ウソ、その時は無しね…、だからいいでしょ」
「はあ…、だったら…」
多分サヤはオレでも中村青年でも、チューするのに何のためらいもないのだろう。やっぱりオレにだけ不利な気がするが、サヤの勢いに押されてうなずいてしまった。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (16)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (14)ブラックライト対応

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (14)ブラックライト対応

「景子さん、サイズは?」
3Fでエレベータを下りると受付を済ませた中村青年がシューズのサイズを聞いてくる。

「えっと…、22.5かな」
なんだっけ、確か、…。
北川○子の足のサイズなど知らないが、ミュールを買ったときのサイズを思いだして応える。

「一緒だね」
中村青年を置いてふたりきりになろうとしたサヤは、そんなこととっくに忘れたように笑っていた。

「大丈夫?…、手伝おうか」
シューズを借りてきた中村がひざまずいて履くのを手伝ってくれた。

「あ、あの…、一人で、出来ますから」
のぞかれる!?…、は、恥ずかしい…、な、なんでっ、オレは心まで、女になっちまった…。

ローアングルから見上げる青年にティアードミニの中をのぞかれそうで、両手で太ももに押し込んで恥じらうオレは、ドキドキして彼の顔がまともに見られなかった。

「中村、やらしっ…」
横にしゃがんで太ももをムッチリさせるサエが、シューズを履きながらニンマリ笑っていた。

「え、あっ、違うから、ごめんっ、なさい」
サヤの冷やしで恥じらうオレに気付いた中村青年は、慌てて立ち上がると恐縮して謝っていた。

「いえ…、いいんです…」
恥ずかしい…、オレ、今リンゴちゃんに、なってるよ、…。
恋に恋する乙女な心理状態のオレは、きっと頬を真っ赤にしていると思い込んで彼に背中を向けていた。

「ほら、景子ちゃんに嫌われた…、エッチなコトしようとするから…」
シューズを履いたサヤは、落ち込む彼にさらに追い打ちをかけてイジワルに笑っていた。

「あの、ボウリング、よくわからないから、ボール、選んでください」
「あ、はいっ、初心者なら、9ポンドか10ポンドぐらいがいいですよ」
しおれる顔を見たくないので元気づけようとして心細げに頼ると、思惑通りに張り切った彼は嬉嬉としてボールを選んでいた。

「どう?…、親指がゆるすぎず、きつすぎないのがいいんだ」
「ずるい…、サヤも選んでよ」
「おまえは、いつも自分でしてるだろ」
かいがいしくボール選びを手伝ってくれる中村青年に、サヤがヤキモチを焼いてすねる。

あ、そういうこと…。
どうもこのふたりはよくボウリングに来ているようだ。親切にしてくれる中村青年とサヤが友人以上の関係にあると感じて、オレはなんだかモヤモヤしていた。

うわっ、なんだコレ?…、最近はこんなのが、あるのか…。
中村青年が選んだのはブラックライトレーンだそうで、青みがかかった薄暗いレーンの向こうにピンが鈍く光っていた。ずいぶん久しぶりで、ボーリングも変わったもんだとオジサンっぽい感慨に耽ってしまった。

「じゃあ、いくねっ」
サヤが最初にアプローチに立った。ボールを両手で持ってピンを見つめる姿はなかなかサマになっている。綺麗な姿で助走したサヤはファウルラインの手前で、大きく足を広げてボールを投げた。

「やったっ」
ややフック気味にヘッドピンの右側に当たったボールは10本全部倒して、ピンデッキの上がピカピカ光っていた。

「イエーイ」
初っ端からストライクを出してご機嫌のサヤは中村青年とハイタッチする。
「あの…、なんか光ってたけど」
オレもサヤとハイタッチしたが、投げるときにお尻に光るモノが見えて、耳打ちして聞いた。

「あ、見えた?…、えへへっ、これ、ブラックライト対応なの」
照れ笑いしたサヤは、スタンスドットに立つ中村青年から見えないようにミニスカをまくり上げた。薄暗い席でパンティのドット模様が光っていた。

「はあ…、そうなの…」
だからボウリングに、行きたかったわけか…、用意周到なんだな、…。
サヤはブラックライトレーンでボーリングするためにわざわざそんな下着をはいていた。ボーリングに誘われた理由がやっとわかったオレは、ちょっと呆れていた。

「景子ちゃんは普通のでしょ、暗いからちょっとくらいめくれても、見えないよ、思いっきり投げておいでよ」
中村青年もストライクを取って意気揚々と戻ってくるのを尻目に、カワイイ顔がニンマリ笑っていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (15)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (13)蜷川沙弥

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (13)蜷川沙弥

「さっきからエリって、何?」
サヤの自称エリに、中村が不思議そうに聞く。

「ふふっ、だから、北○景子と沢尻エリよ」
オレの腕に抱きついて柔らかいふくらみを押しつけて来るサヤが、ニヤニヤして応える。

「なんだそりゃ、ややこしいからサヤにしろよ」
「そうね、私も、そっちがいい」
そうだよ、なんで偽名なんだ、…。
中村青年の言うことはもっともで、オレも同意していた。オレも本名は隠しているが、○川景子で男の名前はおかしいので、しょうがないと自分を納得させていた。

「そうでしょっ、うれしいなあ、景子さんと同意見だよ」
「ええっ…、そう…、じゃあ、そうする…」
欣喜雀躍と言っていいほど大喜びする中村青年に対して、仲間ハズレになったサヤはちょっと寂しそうに折れていた。

「サヤちゃん、も、カワイイよ…、ホントはなんて名前なの?」
サヤのしおれようがちょっとかわいそうになって、オレは優しい笑顔で彼女の本名を聞いていた。
「蜷川沙弥…、あんまりかわいくないから、好きじゃないの…」
まだサヤはイジけてうつむいていた。

「そんなことないよ、カワイイ名前だわ」
どうして、嫌いなんだ…、わからん、…。
それほど毛嫌いするような名前とは思えず、オレは苦笑しながら慰めていた。

「そうだよ、権田原とか越中とかだったら、ちょっと可哀相だけど、蜷川って別にヘンな名前じゃないだろ」
「中村にはわかんないよっ」
オレの側に立っているつもりなのか、中村青年も嬉しそうにサヤを慰める。キレ気味に応えたサヤはまだスネていた。

確かに権田原は女の子の名前にはキツイが、越中は越中フンドシだからか、…。
ふたりのやりとりを見ながら、オレは中村青年のよくわからない例えを考えていた。

「あ、ついた…、ボーリングでドッカンと盛り上がろうぜっ」
「ドッカン、てなに?」
機嫌の悪いサヤに中村青年は場の雰囲気をなごませようとするが、サヤは冷たいツッコミで応える。

「ストライクで、ドッカンてことでしょ、サヤちゃん、機嫌なおして」
子供っぽくスネるサヤに苦笑したオレは、頭をなでていた。
「じゃあ、景子ちゃん、チューして」
上目遣いのサヤが腕にギュッと抱きつき胸を押しつけて、唇を突き出して甘えてくる。

「…、ダメ」
また、それか…。
もういい加減このパターンには慣れたので、オデコを軽くはたいてやると
「きゃんっ、景子ちゃん、冷たい…、もうドッカンドッカン、ストライク、出してやるっ」
大げさにおでこを押さえたサヤが、腕を振り回して気炎を吐く。

「ちゅー、…」
中村青年に目をやると、なんだかイレ込んで鼻息を荒くした彼がこっちを見ていた。
「あ、冗談だから…」
なんて目…、やめてくれ…、でも、なんでこんなに、ドキドキするんだ…
北川景子と美少女とのキスを妄想してジットリした視線をむける純な青年に、オレは急に恥ずかしくなって慌てて否定していた。

「あ…、おれ、受付してくる…」
白昼堂々と妄想に浸っていた自分に気付いた中村青年は、顔を赤くして走り出すとひとりでエレベータに乗ってしまった。

「いっちゃった…、そうだ、ふたりでブッチしない?」
「え…、ダメだよ」
また、このワガママ娘は…。
腕に抱きついて甘えるサヤが小悪魔な笑顔で見上げて、オレと二人きりになろうとする。しかし真面目そうな青年を置き去りにするのは、申し訳なくてとても出来ないので断った。

「ええ~、サヤ、景子ちゃんと二人きりがいいな」
「ダメ」
あきらめないサヤは大きな目を潤ませて誘惑光線を発射しながら、甘えた笑顔でなついてくる。カワイイ笑顔の誘惑をきっぱり断ち切ったオレははっきり断る。

「はあい…、そうか、景子ちゃん、中村が…」
不満そうにあきらめたサヤは、またこっち方面の勘の良さを発揮してニンマリ笑うと、オレが中村青年に好意を持っているとほのめかす。

「え、ちがう、ちがうよ」
「へえ…」
図星を指されたオレがちょっとうわずった声で応えたので、ソレ見たことかと言わんばかりにサヤはジットリした目でニヤニヤしてた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (14)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (12)菊名

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (12)菊名

「だけど、おまえ、なんで北○景子…、さんと…」
前を歩く中村青年がエリ改めサヤに不思議そうに聞いていた。

「えへへっ、それはね、電車で偶然、ね、景子ちゃん…」
その通りでオレが電車で痴漢にあったときにサヤから声をかけられた。今考えるとあのときサヤからナンパされたのだ。

「へえ、景子さんでも、電車乗るんですね」
サヤの要領を得ない説明にうなずいた中村青年が、オレに話を振ってきた。
「あっ、ええっ、毎日乗ってますよ」
胸のドキドキが収まらないオレは、オッサン時代に毎日通勤電車に乗っていたことをつい正直に応えていた。

「へえっ、そうなんですか、何線ですか?…、おれも一緒に乗りたいです」
この青年はオレの返事にいちいち嬉しそうに反応する。彼の嬉しそうな顔にオレのドキドキはさらに高まる。

「東横線です…」
どうして男にドキドキするんだ?…、北川景子に変身して、心まで女になっちまったのか…。
中村青年の声が鼓膜に響いて頬が熱くなった気がして、オレは彼を見られないでうつむいていた。

「え、オレもです、駅は」
「…、菊名です」
またまた嬉しそうな中村青年が矢継ぎ早に聞いてくるので、オレもつい正直に応えてしまう。

「あっ、菊名って言えば、こないだ駅員にキレてた人、見たんだけど」
「へえっ、なにそれ?」
オレにばかり話しかけてくる青年に退屈気味だったサヤが、ここぞとばかり口を挟んでくる。

「それがさ、駅員に駅名聞いて怒ってるんだよ」
「そんなの見ればわかるじゃん」
「でも、しつこく駅員に聞くんだよね」
「駅員が教えてあげないの?」
「いや、ちゃんと答えてるんだよ」
「だったら、なんで怒ってんの?」
「『菊名』って、駅員は答えるんだけど、『なんでや』って怒るんだよ」
「あ、わかった…」
二人の掛け合いがしばらく続き、サヤが納得したようにニンマリ笑った。

「景子ちゃん、わかる?」
また自慢気な笑顔でサヤが話を振ってくる。
「…、わからない」
初恋ボケ状態のオレは無意識に中村青年を目で追っていて、上の空でふたりの話をほとんど聞いてなかった。

「『菊名』ってさ、関西弁だと『聞くな!』って聞こえるんだよね」
「そうっ、そういうこと、いかにも関西人って感じで、駅員にしつこく絡んでたよ」
オチはそれほど面白いとは思わなかったが、ふたりが楽しそうに笑っているので、オレも合わせて笑っていた。

「あっ、そういえば、景子さんも神戸出身でしたね」
「あ、そうです」
そうだった、神戸出身でたしか去年明治を、卒業したんだったな、…。
話に一区切りついてまた中村青年が話しかけてくる。オレは彼の嬉しそうな笑顔がまともに見られずに、うつむきがちに北川○子のプロフィールを思いだしていた。

「でも、関西弁出ないですね」
「もう、こっち長いですし…」
「そうか、ドラマのセリフは標準語ですよね」
オレはまた頬が熱くなるようでますます青年の顔が見られずに、ドキドキしながらロングヘアをなでていた。

「もう、中村、しつこすぎ…、景子ちゃん、困ってるじゃない」
「あ、すいません、つい…」
ウブな乙女のように戸惑うオレにエリことサヤが口を挟んで助け船?を出してくれた。

「いえ、いいんです…、私、人見知りするから…」
ちょっと、かわいそうだな、…。
恐縮する中村に申し訳なくて、オレはフォローのつもりで北○景子が人見知りだというコトした。

「へへっ、エリと景子ちゃんは、もう仲良しだよね」
人見知りの北川○子と自分が親密だと自慢するような、カワイイ笑顔でサヤがオレの腕に抱きついて柔らかい胸を押しつけていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (13)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (11)エリの同級生

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (11)エリの同級生

「景子ちゃん…、エリのこと、すきだなって思ったでしょ」
北○景子に変身したオレの腕にまとわりついてはしゃぐエリは、急に顔を上げて見つめると、オレの心の中を見透かしたようなセリフでニッコリ笑う。

「え…、それは…、まあ…、なんといいますか…」
図星を指されてまともに応えられないオレは、オッサン時代の口癖を口走っていた。

「やだあっ、またオジサンになってる」
オレの答えなどどうでもいいようで、エリはあくまでも楽しそうだ。

まあ、いいか…、こんなカワイイ子とデートするなんて、オレの人生になかったことだしな…。
ニコニコするエリに、もうオレはどうでも良くなっていた。この初々しい美少女を好きになり始めていたオレはただ一緒にいたいと思っていた。

「やんっ、景子ちゃん、そんな目に見つめられたら、エリ…」
つい見とれていたようで、照れたように笑ったエリは目を閉じて唇を突き出してきた。

ううっ、カワイイ…、でも、女同士だろっ、…。
こんなかわいい子にチューしたいのはヤマヤマだが、女同士でキスはできない。オレは心を鬼にして、前髪から出たデコをペシッと叩いた。

「イタッ、いやん、もうっ…、いいじゃん、チューぐらい」
オデコをはたかれたエリは大げさに痛がってミニスカのスソを乱す。パンチラするんじゃないかとよけいなお世話な心配をしていると、唇を尖らせてふてくされていた。

「ゴメン、痛かった?…、でも、女同士でしょ…」
ミュールで足下が危ういオレは、ティアードミニのお尻を押さえながら謝っていた。

「ふ~ん…、景子ちゃんて、保守的なのね…、ということは、景子ちゃんのレズバージンは…」
ロングヘアを垂らして頭を下げるオレに、エリは拗ねるのをやめたが、今度はオッサン臭い笑いを浮かべてジロジロ見てきた。

レズバージンってなんだよ…、このエロ美少女め、…。
何かというとそっちの話題に持って行きたがるエリに、いい加減慣れたが、それでもオレはジットリした目で見返していた。

「景子ちゃんの気持ちは、ゆっくり解きほぐしてあげるよ、ねえ、ボーリングいかない?」
オレの冷たい視線に挑戦的な笑いで応えるエリは、ボーリングに誘ってきた。

「え…、あ、うん…」
なんでボーリングなのかよくわからないが、とりあえず服を買って他に用事もないので一緒に行くことにした。

あれ、きたがわけいこ、じゃね…。
きゃあっ、けいこちゃんっ…。
ほんとだ、カワイイ、…。

ボーリング場は駅の反対側にあるらしくて駅前の人混みを突っ切っていく。北川○子なオレのウワサをする声が聞こえて来て、すれ違う人みんなから注目されている気がして、なんだか落ち着かない。

ただ朝のジャージ姿の干物女バージョンではなく、カワイイ衣装なので注目されるのがなんだかこそばゆい気もして、ちょっといい気分になっているのも事実だ。

「スゴイよね、景子ちゃん、目立ってる」
オレの手に抱きついて柔らかい胸を押しつけてくるエリは、オレと一緒にいて注目されるのが嬉しそうだ。

「おっ、サヤ、え…、北川○子?…」
駅の下を通り過ぎて地下鉄の下を歩いていると、エリに声をかけてきた青年が、ソレまで何人もの人から受けたのと同じような視線を浴びせてくる。

このとき沢尻エリと名乗った彼女の本当の名前が、サヤだと知った。

「あ、中村じゃんっ、そうだよ、景子ちゃんだよ~ん」
大学の同級生らしい青年に、エリはなんだか自慢気にオレを紹介した。
「あのっ、感激ですっ、オレ、ファンなんですっ、月9見てましたっ」
オレを北川景子だと思い込んだ青年は、嬉しそうに手を出して握手を求めてきた。

「あの、私…、ちがいますから…」
おいおい、どうして、ドキドキしてんだ…、オレは男なんだぞ、…それに、なんでくねくねしてんだ、オレはオッサンだぞ、キモイだろ、…。

大げさに喜ぶ青年から羨望のまなざしを受けて、オレはなぜだかドキドキしていた。まるで純情な少女ようなしぐさで恥じらっていた。

「中村ごときと、景子ちゃんは、握手しないよ」
オレの腕に抱きついて絡みつくエリは、相変わらず自慢気な笑顔で悪態をついていた。

「ごときって何だよ…、あの、今日はオフなんですか」
「これから景子ちゃんとボーリングデートなんだ」
「えっ、お、おれもっ、ご一緒して、いいですかっ」
恋人気取りなエリのセリフに、中村青年も乗っかろうとする。

「どうしようかなっ、景子ちゃん、どうする?」
思わせぶりに笑うエリは、オレに同意を求めていた。
「私は、いいけど…」
ドキドキが収まらないオレは、特に断る理由もないので中村青年の顔を見ずにうなずいた。

「やったっ、いこっ、さっ、いこっ」
オレの一言ではしゃぐ青年にオレもなんだか嬉しくて、恋する乙女のような浮ついた気分でふたりについていった。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (12)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (10)スカウト

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (10)スカウト

「そろそろ、出る?」
入った時まだガラガラだった店内は、お昼どきが近くなって徐々に混み始めた。

「じゃあ、SLY行こおっ」
激甘ケーキを平らげて満足そうなエリは、よほどそこに行きたいようでパッと顔を輝かせた。

「うん…、ちょっと、外の空気、吸いにいっていい?」
コギャルの聖地のポップでカラフルな雰囲気に当てられ、食傷気味のオレはホコリ臭い外の空気が無性に吸いたかった。

「うん、じゃあ、お散歩ね」
お気軽美少女はSLYへの未練など見せずにあっさり同意すると、立ち上がった。

「ココ、おごるね」
会社では部下の女の子におごるのが当然なので、オレはレシートを手に取った。

「ホント、嬉しい、ごちそうさま」
エリは嬉しそうにうなずいた。普段から男からおごられ慣れているのか、そのかわいい仕草は堂に入っているといってもよかった。

「あ…」
外に出てすぐにタバコの自販機が目についた。オッサンの時は喫煙が習慣化していたが、今日は北○景子になってしまったこともあって、まだ吸ってない。

「エリ、持ってるよ、吸う?」
自販機を見るオレがよほど物欲しげに見えたのか、下からノゾキ込む小悪魔が笑っていた。

「エリちゃん、吸うの?」
こんなカワイイ顔をして、満足そうにタバコの煙を吐き出す姿が想像できなかった。

「私は吸わないけど、男の人は、吸う人多いでしょ」
エリは当たり前のようにニッコリ笑って、バックからタバコとライターをのぞかせた。

おまえは、キャバ嬢か、…。
ココでオレがタバコをくわえたら、両手を差しだして火を付ける様子が頭に浮かんで、オレはまた呆れていた。

「あ、別にヘンなバイトしてないから」
またオレの考えていることを的中させたお気楽天使は、悪びれる様子もなく笑っていた。

「うん、ありがと、今はいい」
しかしすぐに考え直して、エリの好意をありがたく辞退した。

つい説教臭いオヤジ思考になっていたが、幼く見えてもエリはきっと成人しているはずで、タバコを持っていても何ら問題はない。彼女があっけらかんとしてても、別におかしくもなんともない。

「景子ちゃん、タバコ吸うんだね」
お気楽天使はまた思わせぶりな笑顔でオレを見ていた。

「あ、うん、たまにね」
起きてから吸ってないが、今どうしても吸いたいわけじゃない。北川景子に変身して、当然かも知れないが体質も変わったようだ。

「ねえ、彼女、ごはんでも食べながら、お話ししない」
いきなり後ろから声をかけられて振り向くと
「えっ、北川景子!?…、すげっ」
スーツ姿のいかにもチャラそうな男が立っていた。

「景子ちゃん、行こっ」
コレがナンパなのか、と初めての体験にある種の感慨に耽っていると、エリに引っ張られた。

「どうしたの?」
ずんずん歩いていくエリに引っ張られて、ミュールの足がつまずきそうになる。オレはティアードミニがまくれないようにスソを押さえていた。

エリ、カワイイな、…。
ギュッと手を握ったエリがヤキモチを焼いている気がして、うぬぼれたいい気分で顔を緩めていると
「アレ、AVのスカウトだよ」
不機嫌そうな横顔がつぶやいた。

え…、じゃあ、アレに付いていったら、北○景子のAVが…
北川○子のAVが出回ったら嬉しいかもと思ったが、そうなるにはオレが男優にあんなコトやそんなコトをされるのだ、と思うとちょっとこそばゆいようなヘンな気分だった。

「景子ちゃん、ちょっと、無防備すぎるよね」
急に立ち止まったエリは、カワイイ顔をこわばらせてジッと見つめてくる。

「あ、ゴメン…、あんまり、慣れてなくて…」
電車で痴漢騒ぎがあったときも、こんな思いつめた表情を見せなかったエリに、オレは気圧されていた。

「もうっ、景子ちゃん、私がいないと、ダメダメじゃんっ」
しかし急にニッコリ笑ったエリは、またオレの腕に抱きついてジャレついてきた。

「うん…、気をつけるね」
上目遣いに見上げる美少女はやたらとカワイク見えた。オレはエリのことがなんだか好きになりかけていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (11)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (9)不思議の国のエリ

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (9)不思議の国のエリ

「エリちゃん、そんなに砂糖入れて、太らないの?」
オッサンだった時はメタボ体型を気にして、糖分の取りすぎには注意していたので、お節介なセリフがつい口に出ていた。

「大丈夫、ちゃんとカロリー計算して、運動してるモン」
これでもかとばかりにコーヒーに砂糖をブチ込んでいたエリは、顔を上げるとニッコリ笑った。

「そう…」
女らしい柔らかそうなカラダはスポーツをしているように見えないが、人は見かけによらないから、と納得すると、
「コレでね」
急に立ち上がってミニスカのスソを揺らし、腰をセクシーに振り回したエリは、少女っぽいカワイイ笑顔だった。

「あ、そう…」
また、シモネタかっ…、このエロ美少女め、…。

オッサンの時なら嬉しい仕草だったかも知れないが、北○景子になってしまったオレは、エッチ方面の興味が薄れた気がする。

「やだ、エリのことエッチな子だと、思ってるでしょ」
オレのあきれた表情にすぐエリは反応して、ツッコミを入れてくる。どうもこの娘はそっち方面に敏感なようだ。

「そんなことないよ、でもエリちゃんカワイイから、恋人いるんだよね」
まずい…、ごまかさないと…、あ、セクハラオヤジっぽいかも、…。

妙なところで鋭いエリにオレは慌ててフォローした。

そして言ってすぐそのセリフが、会社の若い女の子からセクハラ扱いされるのを恐れて、言わないようにしている内容になっていたのに気付いて焦った。

「景子ちゃんって、やっぱりオヤジ…、言い方が、オジサン臭いよ」
彼氏がいるかどうか応えるのをはぐらかしたエリは、ニンマリ笑っていた。なんとなく考えていることを見透かされているようで、ドギマギした。

「うん…、よく言われる…」
やっぱ、オヤジだったか…、しかし若い娘は、どんな会話するんだ、…。

若い娘の考えていることがよくわからないオレは、小悪魔な笑みになにも言い返せずに落ち込んでいた。

「ゴメン、怒った?…、だって景子ちゃん、カワイイから、イジメたくなっちゃう…」
オレがしおれてションボリして見えたのだろう、エリは申し訳なさそうな殊勝な表情を見せたと思ったら、笑顔になって下から見上げていた。

「怒ってないよ、食べよ」
ううむ…、若い娘はどうして表情が、コロコロ変わるんだ…、う…、死ぬほど、甘い…。

異星人のようなギャルについていけないオレはケーキに逃げた。想像どおり目がチカチカするカラフルなケーキは激甘だった。

「う、ううっ…、おいしいっ…、私、コレ大好きっ」
オレに合わせるようにケーキにフォークを突き刺したエリは、一口含むと至福の表情を浮かべる。

「そうね…」
カワイイ、もんだ…。
洋菓子に舌鼓を打って、幸せに浸れるのは若い女性の特権だなと思った。

別にオバサンがケーキ好きでもかまわないが、周りの人まで幸せにするこの嬉しそうな顔は、やっぱり若い女性にしかできないと思った。

「景子ちゃん、またオジサンになってる…、目がエッチ…」
嬉しそうにケーキを頬張る美少女を、オレはオッサン丸出しで眺めていたようだ。

甘いモノ好きな小悪魔はイタズラっぽい笑顔で、オレの本性を見抜いたような意味深な視線を向けていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (10)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (8)豆蔵?

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (8)豆蔵?

「じゃあ、SLY行こうか」
電車で一緒になったエリが元気に次の店にオレを誘う。

オレはPJでティアードミニとキャミを揃えてオシャレなギャルになった。感想がオッサン臭いのはしょうがない。中身がオッサンだからだ。

今朝起きたら北川○子になっていたオレは、今、十九の文字も禍々しいコギャルの聖地に足を踏み入れ、北○景子にふさわしい服を買いに来ていた。

「ちょっと、休みたい」
下着やオシャレなミニスカを選ぶのに憔悴したオレは、どこかで休憩したかった。

「いいよ、エリ、オシャレなホテル知ってる」
ニコニコして腕を組んでくるエリが、カワイイ笑顔で見上げる。

「いや、そうじゃなくて…、喉が渇いたの…」
なんで、女同士でホテルに行くんだ…。

エリは時々こういうコトを言う。オレの中身がオッサンなのを見抜いてからかっているとは思えないが、女の勘がバカに出来ないのは、男として40年以上の人生を経験してよく知っている。

「そうだね、じゃあマ・メゾンでケーキ食べよ」
「豆蔵?…、あ、ケーキね…、うん…」
?…、コーヒーぐらいは、飲めるだろ、…。

豆蔵と言えば岡崎にある実家の近くにある喫茶店だが、東京にも支店があるなんて聞いたことがない。よくわからないが、休めればどこでも良かった。

やっぱり、パンプスにした方が、良かったか?…。
エリはエレベーターホールへパタパタと元気に歩いていく。オレはミニスカートがスースーして、ミュールが歩きにくくて、お尻を押さえて転ばないようにへっぴり腰でエリに付いていく。

「やっぱり、パンプスの方が良かったでしょ、そのミュール、ヒールが高すぎるよ」
エレベーターで二人きりになって、エリは7Fのボタンを押す。

「そうね、えへへ…」
見てないようで、エリはしっかりチェックしていた。やっぱり女は油断できない。

「ミレイユ、かわいくて、好きなんだ」
急に話を変えたエリは、多分ケーキのことを思い浮かべて幸せそうな笑顔になっている。

「そう…」
そこでオレははたと気付いた。どうしてエリといっしょにいるのだろう。エリとは電車ではじめて知り合って、逆ナンされたようなものだ(といってもオレは今、北○景子なのだが)

まあ、いいか…。
40年の男人生で逆ナンなどと言う軟派な経験が皆無だったオレは、そもそも○川景子になってしまったことが自体、あり得ないことなので、成り行きに任せることにした。

「あそこだよ」
エレベーターが開いて、エリがまた元気よくパタパタと歩いていく。

「ケーキセットがいいよ」
開店したばかりだからか店内は空いていた。外が見える席に座るとすぐに注文を取りに来た。

「じゃあ、同じの、ホットで」
よくわからないのでエリと同じモノを注文した。
やっぱり、短いな、…。
座ると半分くらい太ももが見えて、よけいに短いスカートを意識して落ち着かない。

「景子ちゃん、そのティアード、カワイイよ」
膝元に泳がせるオレの視線をめざとく見たエリが笑っていた。女はこの手のことに関してはなぜか敏感だ。

「そう…、ありがと」
なんでも、カワイイで済ませられるのは、楽でいいな、…。

若い女の子は何を見ても「カワイイ」だが、肯定的な意味で非常に利用範囲の広い便利な言葉だと、今更ながら感心していた。

「カワイイでしょ、ミレイユ」
すぐに注文の品は来た。エリは嬉しそうにフォークを振り回していた。お気楽娘はまた「カワイイ」を連発していた。

「そうね…」
死ぬほど、甘そうだ、…。
ミレイユはイチゴショートケーキだった。イチゴの赤と、上に乗ったどピンクで目がチカチカする。

ともかく朝からいろいろありすぎた。とりあえずコーヒーをすすって気を落ち着ける。

おい、入れすぎだろ、…。
ふと見ると、エリは嬉嬉としてコーヒーに砂糖をてんこ盛りに注いでいた。

オッサン時代はメタボな体型が定着してやせられなかったオレは、エリは太ってないのにどうしてそんなに糖分が取れるのか不思議だった。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (9)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (7)魅惑のエリ

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (7)魅惑のエリ

「よろしいですか、お客様にはこれなんかもいいと思いますよ、」
待ちきれずにノゾキ込んできた店員は、入れこみ気味な笑いを浮かべてまたピンク色のブラを差し出した。

「あ、これエリも持ってる…、いいよ、これ」
ニッコリ笑ってブラとセットのパンティを受け取ったエリは、やんわりと店員を閉め出して妖しい輝きを秘めた目でオレを見つめる。

脱げってことか…、もう、どうにでもなれだ、…。
エリも店員を同じようにオレを着せ替えして楽しもうとしていると感じた。いちいち逆らってもしょうがないので、不器用な手つきでブラを外してエリに胸を突き出した。

「これねえ、ほら、バッド入ってるから…、おっきく見えるよ」
ピンク地を白レースで飾られたブラを裏返したエリはバッドを見せると、オレに抱きつくようにしてブラを着けさせてくる。

おお、また、この感触…、たまらん、しあわせだあ…。
胸に当たるエリのオッパイの感触にオレは天にも昇る気持ちだった。

「ね、ほら、さっきより、おっきくなったよ」
今度は、押し込まなくてもいいんだな、…。

抱きつくエリが背中に回した手で後ろのホックを留められた。ニコニコ笑って離れたエリがオレの胸をマジマジと見つめる。あの苦行をしなくていいことに安堵したオレも下を向いて確認する。たしかにさっきより胸が前に出ている気がした。

「パンツも、カワイイよ」
なんか、レースがいっぱい、ついてるな…、どうして女は、こんなのが好きなんだろう、…。
エリはセットのパンティもはけとばかりに差し出してくる。コイツはビキニタイプでちょっと安心したオレは、今はいてるTバックタイプのパンティを脱いで履き替えた。

お、コイツはちゃんと、お尻が隠れるな…、こっちのほうが安心だ、…。
オレは振り返ると鏡に映る北川景○の下着姿にニンマリしていた。

「景子ちゃんって、時々オジサンっぽいよね」
エリが後ろから鏡をのぞき込んで、例の意味深な笑いを浮かべる。

「いやあっ、そう、えへへっ…、私、コレにするわ」
オヤジ笑いでごまかしたオレは、試着室から顔を出して
「コレ、色違いであと2セットください」
外で待っていた店員に声をかけた。

「ついでにキャミとかも買っちゃう?…、いいのがあったよ」
店員の後を追うようにエリもワンピを上に着て試着室を出て行った。

これも、勝負下着に、いいかもな、…。
脱ぎ捨てたパンティを拾い上げて広げたオレは、家に帰ってから○川景子の下着姿をじっくり楽しむつもりで、これも買う気になっていた。

「これいいよ、ティアードとキャミで合わせたら、景子ちゃん、きっと似合うよ」
エリが胸の上は肩紐しかないキャミソールとヒラヒラが重なったミニスカを持ってきた。

「あ、これ、ブラいらないよ」
渡されるままに着ようとしたら、エリがおかしそうに笑うので、オレは背中に手を回してブラを外すとキャミを頭に通した。

なんかこの姿もエッチだな、…。
鏡に映るキャミとビキニパンティだけの姿にオレが見入っていると
「景子ちゃん、またオジサンになってる」
エリは間髪を入れずツッコミを入れて笑っている。

「えへへっ、そうかな…、でも、かわいいね…、コレにする」
しまった、またやったか…、でも、景子は何着ても似合うな、…。
ヒラヒラが重なった濃いめのピンクミニスカと黒っぽいキャミを着けた景子の、モデルなみの素晴らしいスタイルにオレはしばし見入っていた。

「そう、じゃあ、次はSLY、行く?」
エリは本命のショップに早く行きたいようだ。またエリがワンピを脱ぎだしてギョッとしたが、まだ精算のすんでない下着をつけたままだったので、それを着替えるようだ。

う~む、いいからだ、してる、…。
エリのマッパをまたも目撃したオレは股間がムズムズするような気がしたが、ついてないのでオッサンの頃のような変化はもちろん無い。
…ということは、見放題、ってことだよな、…。
カラダの一部が変化しないということはエッチなコトを考えているとバレ無いので、いくらでも楽しめるとわかったオレはつい調子に乗ってガン見していたようだ。

「いやん、景子ちゃん、顔がエッチだよ(笑)」
オレの熱のこもった視線に気付いたエリは、恥ずかしそうに背を向けたがお尻をプルプル振って、オレのスケベ心を煽ってくる。

「カワイイ、お尻ね…、さわっていい?」
景子の顔をした中年を男のオレは鼻息を荒くしてドキドキしながら、エリのツルツルしたお尻を触っていた。

「あんっ、いやあん…、景子ちゃん、エリ、恥ずかしい…」
逃げるどころかお尻を突き出してくるエリは、上目遣いに甘えた声を漏らす。

うおっ、た、たまらんっ、…。
ハタチのカワイイ女性の裸体にすっかりのぼせ上がったオレは、お尻のワレメに指を差し込んでいた。

「あ、あんっ、そこ、あんっ、だめえ、はずかしいよお」
ぬ、濡れてるぞ…、この子、やっぱり、レズなのか、…。
お尻のワレメの奥に侵入させた指先にヌメリ気を感じたオレは、エリの華奢なカラダを抱いて指先をもっと奥まで進ませていた。

「あ、あんっ、景子ちゃん、エリ…、エリ…、おかしく、なっちゃうん…」
オレに甘えてしなだれかかるエリは、拒むどころか足の力を緩めてオレの指が入り込むのを誘っている。胸に顔を埋めるエリの甘い吐息が胸の地肌をくすぐる。

とまらん…、がまん、できん、…。
中年男のスケベパワーを北○景子の華奢なカラダに充満させたオレは、エリのあそこに入れた指をクチュクチュとかき回しながら、切なげに上目遣いに見上げるエリのアゴを引き上げると、チューして舌を入れていた。

「うっ、ふあっ、あふうっ、うふあっ」
口をふさがれたエリは閉じたまぶたに力を入れて、オレのスレンダーボディにしがみついているが、舌を絡ませて湿った鼻息を吹きかけてくる。

きもち、いいぞ…、この小娘、カワイイフリして、スケベ、だな、…。
絡ませた舌でツバを交換しながら、エリの鼻息を吸いこむオレは完全に理性が吹き飛んでいた。お尻のワレメに食い込ませた手の先で濡れた肉をかき回しながら、胸を手の平で包み込んでパフパフと弾力のある感触を楽しんでいた。

「あの…、開けますよ」
外からイラついた声がした。オレはあわててエリを引きはがすと後ろに隠し
「ど、どうぞ…」
ドキマギしながら返事をした。

「こちらでよろしいですか」
白っぽいのと黒っぽいのの色違いを持って、試着室に正対して立つ店員が浮かべた営業スマイルの迫力に圧倒されたオレは
「それで、いいです」
こわばった顔で返事をしていた。

「このミュールなんて、お似合いだと思いますよ」
ズックという表現がぴったりなスニーカーをチラ見した店員は、ピカピカしたハイヒールをさし出した(あとでわかったが、かかとがないハイヒールをミュールというらしい)。

「はあ、結構、ですね」
よくわからないので適当に相づちを打っていると
「パンプスの方がいいよ」
後ろで着衣していたエリが黄色いくちばしをツッコんできた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (8)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (6)試着室で

ろま中男3 作品リスト
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ろま中男劇場 7.オレは景子 (6)試着室で

「こちらセットのショーツです」
店員は同じ色のパンティをオレに差し出してきた。

コイツ、オレをリカちゃん人形か、なんかだと思ってネエか、…。
北○景子になったオレにブラを着けさせてニコニコする店員にあらぬ想像を浮かべたオレは、
おい、Tバックじゃねえかっ、それに腰ひもが2本もあるぞ、いいのかっ、…。
それ受け取って軽い衝撃を受けた。

「どうぞ」
店員がニコニコして早くはけと急かしてくる。

まてよ、下まで脱いだらオヤジパンツ、見られるじゃネエか…、おひょおっ…。
男物のトランクスをはいていることを思いだしたオレは、Tバックパンティを持った手でジャージを押さえて頭をフルフル振っていた。サラサラした髪が背中や首筋をさすってこそばゆい。

「さあ、どうぞ、あら、オシャレですね(笑)」
さっきから興奮気味の店員は、ガマン出来ないとばかりにオレのジャージをズリおろすと、オッサンパンツを目の前に見て、イヤミっぽい笑い声を上げやがった。

「す、スイマセン…、ひとりで出来ますから、出てください」
これ以上、オマエのオモチャになって、たまるか、…。
とうとうガマンしきれなくなったオレは店員を追い出すと、
う?ん、コレをはくのか、…。
Tバックパンティを目の前で広げてみた。トランクスを脱いで並べてみると布地が5分の1もなさそうに見える。

いつまでも、こんな格好じゃな、…。
鏡に映った下半身裸の北○景子にちょっとまぬけな姿に呆れたオレは、それにキレイな脚線美を通した。
あるべきモノがないと、こんなんでも、充分なんだな、…。
鏡に映った北川○子の下着姿にまんざらでもないオレがちょっとポーズを取っていると

「私コレにするから…、いや~ん、景子ちゃん、カワイイッ」
エリが乱入してきて、○川景子の下着姿に鼻息を荒くする。

なんで、一緒に入らないといけないんだ、となりが空いてるだろっ…、でも、いいスタイルしてるな…。
なぜ狭い試着室に二人も入らないと行けないのか、訳がわからないオレだったが、さっさと下着姿になったエリにオヤジのスケベ心を煽られて、胸の谷間に目を奪われていた。

まあ、せっかく北川景子になったんだから、このぐらいの役得はアリだろ(エロ笑)、…。
なんの外連味もなくブラを外すエリを凝視するオレは、顔がニヤけなように必死に無表情を装っていた。形のいい胸が現れてプルプル揺れている。

「やんっ、あんまり、見ないで…、これ、パッド入ってないんでしょ、すごいね」
オレの視線に気付いたエリは恥ずかしそうに胸を隠したが、オレの谷間が出来たピンクブラをプニプニしながらまたあの意味深な笑いを浮かべる。

「え、そう…、エリちゃんも、り、りっぱね…」
こ、ここは、オレも、プニプニを、…。
エリの笑いに背中やお腹の肉を寄せ集められた、さっきの苦行を見られていた気がしたが、水マリのような乳房に目を奪われたオレは、ドキドキしながら指を伸ばした。

「あんっ、いやあ~ん、エッチ(笑)…、でもエリって、乳輪、おっきいでしょ…、ちょっと恥ずかしいな」
おお、触った…、やわらかい…、他人の胸だと、どうしてこんなにうれしいんだ…、景子になってよかったあっ…。
震える指先で触るとカワイイ悲鳴を上げたエリが、上目遣いになってオレを見つめる。

「い、や、そんなことは…、うん…、このくらい、ふつうだよ」
触っていいんだよな…、おお、立ってきたぞ、むおおっ、たまらんっ…、あ、でも、今は付いてないのか、…。
指先で乳首の周りをなぞるようにタッチしていると乳頭がつきだしてくる。オレはオッサンのスケベ心を膨らまして鼻息を荒くしたが、股間にあるべきモノがないことに気付くとちょっと落ち込んでいた。

「あ、あうんっ、ああ、だめえ…、景子ちゃんたら、じょうず、なんだから…」
女っぽさをムキ出しにした流し目をくれるエリが、思わせぶりにオレを見つめる。

じょうず?…、それはお世辞のことか?…、それともこのフィンガーテクのコトなのか?…。
エリのセリフにおバカな妄想を浮かべていたが、その目線にゾクゾクして思わず乳房をわしづかみしていた。

「やんっ、いったあ~い、もっと、優しくしてくれなきゃ、いや」
またカワイイ悲鳴を上げてあとずさりしたエリは、上目遣いで妖しい視線を送ってくる。

「あ、ごめん…、エリちゃんがカワイイ過ぎるから、つい…」
たまらん、しゃぶりつきてえっ…、でも、だめだろうな、…。
細い両腕で隠しきれない大きめの乳房から目を離せないオレは、きっと北○景子顔にオッサンのようなスケベな笑いを浮かべていたのだろう。

「いやあん、カワイイだなんてっ、景子ちゃんも、カワイイよっ」
カワイイと言われたのがよほどうれしかったのか、エリはオレに抱きつくと二つの温かい水マリを押しつけてくる。

はあ、たまらんっ、オレって、なんて、しあわせなんだろう、…。
あったかくて柔らかい感触にウットリしたオレは、エリのスカートを脱いだパンティだけのお尻を無意識にまさぐっていた。女のか細い手でさわるとお尻の柔らかさもなんだか違った気持ちよさを感じる。元の中年男の姿だったら、こんなコトは絶対にあり得ないだろうと思うと、その感動はひとしおだった。

「ねえ、景子ちゃん、チュー…、しようか…」
お尻をなでまくる手を振り払うでもなく、エリは潤んだ目でオレを見つめるとチューしたいと言い出した。

ちゅ、チュー?…、な、なんで、女同士で、…。
エリの非常識なおねだりにたじろいだオレだったが、美少女のウルウル攻撃に頭がクラクラして、すぐに理性が消し飛んでいた。ゴクンとツバを飲み込んで北川○子のセクシーリップを突きだしたとき

「そろそろ、よろしいでしょうか」
試着室の外から店員のイラツキ気味な声がして、オレはすがりついてくるエリを慌てて引きはがしていた。

「いやん、もう…、いいところだったのに…」
不承不精ブラを身につけたエリは手慣れた手つきで周りの肉をカップに押し込むと、恥じらう様子もなくナマパンを脚線美から抜き取って、新品のピンクパンティに履き替えた。

おおっ、これがエリの、…。
見てはいけないと思いつつ背中を向けたオレは、キレイに処理された茂みを湛えた部分を細めた目のハシでしっかり見つめて、シナプスとニューロンと神経伝達物質をフル稼働させて海馬に格納していた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (7)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (5)ピーチジョン

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (5)ピーチジョン

「あの…、離れたほうが…」
おい、おい…、あたってるよ、…。
駅を出て例の犬の前を通りすぎてもエリはオレの腕に抱きついていた。ヒジが圧迫する柔らかい感触にオヤジのスケベ心がムクムクともたげてきて、オレは目をそらしながらつぶやいていた。

「え?、なんでえ…、女同士だもん、恥ずかしくないよね」
エリは頬をふくらませて顔をしかめたが、すぐにカワイイ笑顔でオレを見上げてくる。

「はあ、まあ、たしかに…」
なんて、カワイイ顔しやがるんだ、この小娘は、…。
ピンクの真綿で首を絞められるような圧迫感にオレはとうてい抗えず、しどろもどろになって応えていた。

「景子ちゃんって、なんか、おもしろいねっ」
そんなオレの態度がおもしろくてしょうがないと言わんばかりに天真爛漫な笑顔を見せるエリに、カラダは北川景子でも中身は40男のオッサンのオレは、もうメロメロでどうにでもしてくれという心境になっていた。

結局エリはオレに抱きつくようにして十九の文字が燦然と輝く丸いタワーまで引っ張って行った。

「PJだよね、3Fね」
これがいちまるきゅうか…、とうとう、オレは来た、…。
オヤジを拒絶するコギャルな小悪魔たちの聖域に、とうとう足を踏み入れたという感慨に浸っていたオレに、上目遣いでカワイイ笑顔を見せるエリがエスカレータに誘う。

さすがに、コナカとは違うな、…。
ここ数年服は紳士服の店しか行ってないオレが、女性向けショップの原色がまぶしいディスプレイに目をパチクリさせていると、すぐに3階についた。

う…、ここはお花畑か、…。
入り口に堂々と立つ下着姿のマネキンに迎えられたオレは、見てはイケナイモノを見てしまった背徳感混じりに、色とりどりの下着がディスプレイされた棚に妙に興奮して浮きたっていた。

「コレなんて、いいんじゃない」
ひとりで盛り上がってイレ込むオレにお構いなしのエリは、ピンクのブラジャーを指さした。

「ポンパドールレーシィバックハートブラですね、お客様なら、85A…、え…、北川景子さんですよね」
それまで遠巻きにしていた店員がいつの間にか横に立っていた。胸をチラ見した店員はすました顔でサイズを言い当てたが、二度見するとビックリしたような大きな目でオレの顔をノゾキ込んでくる。

「試着、なさいますよね、こちらへどうぞ」
いちいち否定するのも面倒くさいのでオレは黙っていた。よく見ると店員もエリとたいして年が変わらないようだ。すました態度からミーハーな地をムキ出しにした彼女は、なんだか鼻息が荒くなって興奮して見える。

「はあ…、じゃあ、エリちゃん、ちょっと待っててね」
おい、なに、興奮してるんだよ、…。
「うん、私も、選んでるから」
店員の態度に引き気味のオレが、エリに声をかけると自分用の下着を物色中でオレのコトなど眼中になさそうだった。

「念のために、サイズをお計りしますね」
試着室にオレを押し込んだ店員は自分も入り込んでメジャーを構えていた。

なんか、こええ、…。
メジャーをムチにして構えるまるでオンナ看守のような店員の異様な眼光に恐れをなしたオレは、黙ってジャージを脱ぐとTシャツ姿になった。

「それも…」
さっきのオレ以上に興奮して見える店員がニッコリ笑ってTシャツを脱げと促す。

コイツ、ひょっとしてレズ、じゃねえだろうな、…。
あらぬ妄想を浮かべたオレが、なんだか恥ずかしくて背中を向けてサスペンダーを肩から抜いてTシャツを脱ぐと

「大きくなくても、ちゃんとブラされた方がいいんですよ」
いきなり後ろからメジャーを回してきて、耳元で息を吹きかけるようにささやいてくる。

ひっ、くすぐったい、…。
冷たいメジャーで胸を巻かれるくすぐったさにスレンダーなカラダが震える。チラッと見たら、控えめな胸の中心でプックリと先端がつきだしていた。

コレは、男も女も同じだな、…。
寒いときなんかに乳首が硬くなるのは男女共通だと、オレが妙なことに感心していると
「アンダーが68、トップが77…、ですね、やっぱり85Aですね」
店員のちょっと自慢げな声が後ろからする。

「はあ…」
68センチ、ってコトか…、おい、オレの太ももより細いぞ、…。
アンダーバストのあまりの細さに、オッサンのときの太ももと比較して感心していたら、
「じゃあ、どうぞ」
心持ち頬を染めた笑顔の店員がピンクのブラを差し出している。

これ、どうやるんだ、…。
ホックがあるはずの場所はレースのハート型の模様が付いていて、オレがどうしたものか悩んでいると
「あの…、フロントホックです…、お手伝いします」
苦笑気味に笑う店員がオレの手を取ってブラを着せてきた。

う、いててっ、いてえっ、痛いよっ、…。
前でホックを留めた店員は、ものすごい形相で(あまりの痛さにそう見えただけかも知れないが)わきの下や背中から肉を寄せ集めて、ギューギューとカップに押し込んでくる。

「ピッタリですね(笑)」
オレはあまりの痛さに顔をしかめていたが、やり遂げた感のある笑いを浮かべた店員がオレを見ていた。たしかにさっきまで無かった谷間が、オッパイと形容するにふさわしいキレイなふくらみの間にくっきりと出来ていた。

オンナは、ブラをするだけで、こんな苦行を、毎日してるのか、…。
少しでも胸を大きく見せようとする涙ぐましい努力を垣間見たオレは、美を追究する女性の限りない欲望に圧倒された気がして、営業スマイルを続ける店員に無表情に頷いていた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (6)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (4)エリちゃん

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ろま中男劇場 7.オレは景子 (4)エリちゃん

電車内に逃げ込んだオレはドアに張り付いていた。親切にしてくれた男性に申し訳なくて、しばらく手を振って何度か頭を下げていた。

百聞は一見にしかず、だな、…。
痴漢される女性のおぞましい不快感を我が身で生々しく知ってしまったオレは、たとえ満員電車でうら若い女性を前にして身動きできない状況になったとしても、決して痴漢行為はしないと心に誓った。

「良かったんですか?」
ドアに張り付いていたオレにまたさっきの女性が声をかけてくる。

「あ、あの…、だから、北○景子じゃ、ありませんから…」
しつこいな…、おっ、でも、かわいい子だな…、大学生か?…。
また声をかけられたオレは鬱陶しくて仏頂面で振り返ったが、落ち着いた今よく見てみると、ハタチぐらいのカワイイ女性だ。オレはオッサンのスケベ心を出して女性の顔をマジマジ見ていた。

「エエ~、でも、そっくり、ですね」
オレの視線に照れたように笑った彼女は、上目遣いに意味深な笑いを浮かべる。ブランドとかはよくわからないが今風の格好でミニスカから伸びた健康的なナマ足がまぶしい。

「あ…、ええ、よく言われるんですけど、全然別人ですから…」
会社でOLに話しかけても、迷惑がられるだけだったのに…、若い子にこんな風に、話しかけられるなんて、…。
オレは適当にごまかしながら、フレンドリーな口調で若い女性から話しかけられる幸せをしみじみかみしめていた。思わず顔がゆるみそうになって、オレは慌てて表情を引き締めた。

「でも、なんで、ジャージ?…、『干物女』みたい(笑)」
彼女はオレの姿を見て笑い出した。なんだかヤケにうれしそうだ。しかし『干物女』とは綾瀬はるかがドラマで演じていた恋愛を放棄したずぼらな女性のことだ。

「あ、ああ…、コレにはその…、事情がありまして、これから服を買いに行くんです」
イケてるとおもったが…、そうか、やっぱりダメか、…。
北川○子が着ていれば何でもカッコイイと思ったが、さすがにそんなわけにはいかないようだ。オレがちょっと困っていると

「そうなの、じゃあ、一緒に行こうよ(笑)」
オレの正直な告白に彼女はオレの腕に二の腕を絡めてニコニコする。いきなり一緒に行こうなんて自分の用事はないのか、それにどうして今日あったばかりの人間にこんな馴れ馴れしい態度が取れるのか、どうにも納得できなかったが、
「やだあ、なんかオジサンみたいな笑い方(笑)」
素人の若い女性から腕を組まれるなんてずいぶん久しぶりで、どうやらオレはニヤけていたようだ。

「いえ、なんでもないです」
まずい…、あんまりニヤけないようにしないと、…。
オレは小娘だと思って高をくくって心のどこかでバカにしていたが、彼女の鋭い指摘に思わず顔を背けていた。

「じゃあ、どこ行く?…、やっぱり、ShiBu谷?…」
そっぽを向いたオレの態度など気にならないように彼女はニコニコ話しかけてくる。今乗ってるTO横線の終点である繁華街に行くのかと、彼女は聞いてくる。

「うん…、いちまるきゅうに…」
そうだ、せっかく北川○子になったのだから、十九のナンバーが禍々しいコギャルな小悪魔たちがたむろする伏魔殿、オジサンを拒絶するあの丸いタワーに、オレはぜひ行きたかった。

しかし若い女性たちの秘密の園をのぞき見するような後ろめたさもあって、オレは彼女の顔を見ないで応えた。

「そうなんだ、私もSLY、行きたかったんだ(笑)」
すらい?…、なんだそれ、…。
たぶん十九にあるショップなんだろうと見当をつけて、オレは適当に頷いたが
「その前に下着…、買いたいの…」
トランクスは、マズイよな、…。
今はいているオッサンパンツを意識して、おずおずとつぶやいた。

「あ、そうね(笑)、そうしよっ、PJ行こうよ」
ぴーじぇえ?…、またわからない頭文字?に困惑するオレに、彼女は意味深に笑っていた。ひょっとしてトランクスをはいているのがバレてるのかと思ったオレは、オッサンだったときの半分以下のスレンダーなお尻を押さえていた。

「(大丈夫…、わからないから…)」
彼女はオレの顔をのぞき込むと、また意味深な笑いを浮かべていた。なんだかこの娘にすべて見透かされている気がして、オレはまともに彼女の顔を見られなかった。

「あの…、名前、聞いていい?」
オマエはいったい、何者なんだ、…。
話すほどに謎めいてくる彼女のペースに翻弄されっぱなしで、少しでも巻き返したいオレはとりあえず名前を聞いてみた。

「あ、え~とねっ、沢尻エリで~す(笑)…、うふふっ」
なんだかご機嫌の彼女は某タレントとほぼ同じ名前を口にした。今は自分で事務所を立ち上げたらしいが、もとは北川○子と同じ事務所だったのを知ってて彼女はその名前を出したようだ。

「じゃあ、エリちゃんね、私は…、景子でいいわ」
…、いまさら、否定するのも、わざとらしいし…、景子でいいだろ、…。
景子を名乗るのにちょっと躊躇したが、別の名前もすぐに思い浮かばないので結局その名前を口にしていた。

「やっぱり、景子ちゃんなんだ(笑)…、あ、もう、つくよ」
またまた例の意味深な笑いを浮かべるエリは、そろそろ電車が終点に着くのを告げると、オレの腕にギュット抱きついて見た目より豊かな胸を押しつけてきた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (5)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (3)トラブル続き

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ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (3)トラブル続き

なんだ?…。
駅までの道のり、何となく視線を感じる。
そうか、オレは今、北○景子なんだ、それで注目されてんだな(笑)、…。
オレはオレじゃなくて北川○子になったこのカラダが注目されていることにあらためて気付いた。

おっ…、だらしねえ顔、しやがって、…。
なんだか笑い出しそうなオレはサラサラした長い髪を手でなびかせると、振り向きざま流し目を送って気取って笑ってやった。目線の先にいたどう見ても女と縁がなさそうなブサメンが、顔をだらしない笑いでゆがめてこっちを見てやがる。

ちょっと、からかってやるか、…。
ますます調子に乗ったオレはだらしない笑いを浮かべるブサメンの前まで行くと、ニッコリ笑って頭をかしげてやる。

「あ…、あの…、き、北川、けっ、景子さんですよね、ふぁ、ファン、な、なんですっ」
笑顔だかよくわからない表情で顔をゆがめたブサ野郎は、汗をダラダラ流してドモリながら話しかける。

「バカかっ、オレは男だっ」
生まれてこの方オンナとつきあったことは皆無だと思われるこの男に、ちょっと同情したオレだったが、景子のカワイイ声で叫ぶと心を鬼にして思いっきり股間を蹴り上げた。

「あぐっ、うう…」
激痛にのけぞった男は股間を押さえてその場に崩れ落ちた。

かわいそうだけど、アイドルの追っかけなんかしてないで、分相応に生きろよ、…。
美しい容姿を手に入れたオレはなんだかえらくなったような気になっていた。地面にへばりついて悶絶する男に上目線の捨て台詞を心の中でつぶやくと、颯爽と立ち去っていった。

それから駅に着くまで常に誰かの視線がオレのカラダに突き刺さっていた。誰かに注目される経験などほとんどなかったオレは、なんだから落ち着かなくて背中が痒かったが、無表情を保って駅まで歩いた。

駅の改札を抜けると誰かがお尻にタッチした。ギョッとなって振り向くと
「北○景子だろ、変な格好しやがって…」
ニヤニヤしたヤンキー風の男(少なくともオレにはそう見えた)が、小バカにしたような口調で手の匂いを嗅いでやがる。

「オレは、男だっ」
カッとなったオレはまた股間を蹴り上げていた。ヤンキー男はよける気配もなく急所を痛撃されて、無表情のままその場にしゃがみ込んでいた。

あらま、またやっちまった…、逃げよ、…。
この手合いに絡まれるとやっかいなので、オレは脱兎のごとくその場を去った。しかしこれだけ手足が長いと、ただ走るだけでも楽しい。オレはカワイイ顔をニンマリさせて、長い髪を風になびかせて大股を広げ、楽しげにホームに向かって駆けていた。

ホームに着くとちょうど電車が来ていた。オレは駆ける勢いそのまま電車に飛び乗っていた。ドアに張り付いてホームの様子を窺ったが、あのヤンキーが追ってくる気配はない。

へ…、尻?…。
しばらくドアに寄りかかっていると、また正体不明の男がすり寄ってきてジャージのお尻にタッチしてくる。

う、うええ…、きもち、わりい、…。
生まれてはじめて男から尻をまさぐられたオレは、ミミズが背中を這い回るような、総毛立つようなおぞましさに全身を震わせた。

「やめろっ、オレは、男だっ」
許せん、このっ、ヘンタイ野郎、…。
おぞましさはすぐに怒りに変わった。男の矜持を貶められたような屈辱感に襲われたオレは、男のアゴに幻の左を放っていた。

「ぐっ…」
チンにアッパーを食らった男は、あっけなくその場で悶絶した。

「北川○子さんですよね、痴漢ですか?」
となりにいた女性が、まだ鼻息を荒くするオレに話しかけてくる。

「え…、いえ、違います」
気の毒そうな表情になにか興味本位な雰囲気を感じたオレは、慌てて背中を向けると顔を伏せた。このときやっと帽子をしてくれば良かったと後悔したが、女の子がかぶって変じゃない帽子など元々持ってなかった。

「だいじょうぶですか?」
倒れた男を見て、オレが痴漢被害にあったと気付いた男性が心配そうに声をかけてくる。

「なんでも、ありませんから」
痴漢男をハデにぶちのめしておきながら、大事にしたくないオレは男性を無視しようとしたが、
「私がコイツを押さえてますから、次の駅で降りましょう」
男性はそれが男の務めとばかりに、紳士的な笑顔を向けてくる。

「はあ、スイマセン…」
人の親切を無にしては、いかんな、…。
男性の立派な態度に感心したオレは、彼に従うことにした。
ややっ、まずい、…。
が警察に行くとなったら、身分証明書を見せる必要があると思い当たったオレは焦った。今手元にあるのはオッサンのオレが写った免許証だ。

まずいよなあ、…。
男性に従って警察に行ったら、この○川景子の容姿から説明しなければならないが、とても納得できる話ではないだろう。

しょうがない、…。
次の駅について、痴漢男の腕をつかんだ男に促されていったんはホームに降りたが、
「ごめんねっ」
悪いな、勘弁してくれっ、…。
オレは男性を傷つけないように女の子らしい声を作ると、閉まりかけたドアをすり抜けて車両内に戻った。ホームに残された男性は痴漢男の手をつかんだまま、目をぱちくりさせてオレを見送った。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (4)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (2)お風呂タイム

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ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (2)お風呂タイム

こんなもんか、…。
風呂場で若いカラダを磨き上げるオレは控えめな胸を触りながら、ハリのある柔らかい感触にワガママな意見を感じていた。

あの北川○子の胸を触れると思ってドキドキしていたが、実際触ってみるとたいした感動はなかった。中年男だったオレが女性の胸を触るときのむっはーな高揚感を、女性になったとはいえ自分の胸を触るときには感じないからだろう。

景子はしてたのかな、…。
女性は胸を愛撫されても感じるらしい…、オレはソープ嬢から乳首をなぶられたときの気持ち良さを思いだして、景子が自分でシテいたのか考えてみた。

そもそも男のオーガニズムは女性のそれとは全く違うというコトらしいし、女性が絶頂でイク感じを体験してみたい好奇心もあった。

おそるおそる、あそこの突起に触れてみる。

ひいっ…。

…、こんなんで、気持ちよくなるのかっ、…。
オレは感電したような衝撃に襲われてすぐに手を離した。頃合いがわからずに力を入れすぎようだ。

羮に懲りて膾を吹く、どころかあの衝撃にすっかり懲りたオレは恐くなって、自分でそこに触れるなんて出来なくなっていた。

小人閑居して不善を為す、だな…。
こんなキレイな女性を穢すような不埒な振る舞いを恥じたオレは、とりあえずオッサン臭が絡みついているような気がして、カラダをキレイに洗い流すことに専念した。

ツルツルしてて、気持ちいいな、…。
不埒を自制したオレだったが、若い新鮮な女体の新感覚な手触りは感動させてくれた。そもそも触る手自体が、これまでのシワだらけの節くれ立ったゴツゴツした手とは比べものにならない、触ったら折れそうなほどほっそりとしてしなやかなのだ。

コレが、男と女の違いなのか、…。
石けんを洗い流してから鏡に映ったカラダをしみじみ眺めながら、オレは感嘆の溜息を漏らしていた。芸術品といってもいい美しいカラダは神々しくさえあった。

よっ、おお、柔らかいなっ、…。
試しに前屈してみると、両手がベッタリと床につく。今までの中年男のカラダだと腹がジャマでヒザの下にも届かなかったのに…。オレは元のカラダに戻ったら、絶対ダイエットしてやると心に決めた(多分戻った頃には、忘れているだろが…)。

痩せるって、こういうコトなんだな、…。
それに体が軽い。重いモノを持ちあげることは出来ないが、これまでのように、ヨッコイショと勢いをつけなくても立ち上がれる。

うほっ、ええのおっ…、あれえ~、お殿様~、ご無体な~、ってか(エロ笑)。
風呂場から出てバスタオルを胸から巻いて女の子っぽい風呂上がりの姿にニヤニヤしていたオレは、ふと思いついて体重計に乗ってみる。

お、おおっ、すげえっ、半分以下だよっ…。
コレまでの体重が約0.1トンだったのに、今メーターが示す値は40ウンキロしかない。オレはしみじみと感動していた。

でも、長いな、…。
生まれてこの方短髪で過ごしてきたオレは、サラサラしたロングヘアが素肌にまとわりつくこそばゆいような感覚をはじめて知った。髪の長い女性はこの感覚に慣れているのか、ちょっと不思議な気がした。

そうだ、下着…。
バスタオルで力を入れすぎないように丁寧に体を拭いたオレは、ふと困ってしまった。独身のひとり暮らしの男性宅に女性用下着などあるはずもなく、かといってオッサンがはいていた下着をこのキレイな体に着せるのは、とうてい認めがたい抵抗感がある。

だけど、なにも着けないのは、もっとまずいしな、…。
とりあえず折衷案として新品の下着をはくことにした。これなら本物の北○景子も許してくれるだろう。男性用のトランクスと白Tシャツを着た姿は、それほど不自然には見えなかった。弘法は筆を選ばず、ということだろうか。ナイスバディは何を着てもそれなりに見えるモノだと感心した。

せめて白シャツにジーンズを、と思ったがウェストが余りすぎてみっともないことこの上ない。

これしかないか、…。
ジャージならゴムのウエストでなんとかごまかせるレベルだったが、それでもウェストがゆるくて腰履きになりそうなのでサスペンダーで吊った。腹の出た男はベルトよりもサスペンダーが定番なのだ(例:芋洗坂係長)。


いい、時間だな、…。
時計を見たオレは、これから出掛ければちょうど開店時間に合うだろうと、薄汚れたスニーカーのひもを縛り直して出掛けた。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (3)につづく
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== ろま中男劇場 ==

ろま中男劇場 7.オレは景子 (1)オレが景子に…

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次3

ろま中男劇場 7.オレは景子 (1)オレが景子に…

朝起きたら、北川○子になっていた。

今日がエイプリルフールだからじゃない。45年間男として生きてきたのに、突然女に変身していた。

カフカのように虫に変身しなくて良かったとか、女でもハリセンの春菜じゃ無くて良かったとか、消極的に喜んでいたオレだが、冷静になってみるとコレが宝くじに当たるような奇跡だと気付いた。

とりあえず風呂場に行って全身を写してみる。たまらんっ、これがあの北○景子のフルヌードなんだっ、しばしスレンダーな美しい裸体に見入っていたオレは、今度は手鏡をとりに部屋に戻る。

こ、これが、○川景子のあ、そこ…。

コレまでの人生で見飽きるほど見たモノだが、これが北川○子のだと思うと感動に打ち震えて、不覚にもオレは涙を流していた。

アレをしごきたくなるが、残念ながらフタナリではない景子には付いてない…。

カラダは景子でも中身は中年男ならではのカタルシスに3分ほど悩んだオレだったが、とりあえずこのカラダで出来ることを楽しもうと決意した。

しかしこのカラダでは会社に行けない。上司に連絡しなければ。幸いというか、普段から病欠が多いので休みは受理されるだろう。しかし女の子のような声では…。

そこでオレはどんな声になったか確かめようと
「ろま男さん、すてき」
とささやいてみた。

むさいオッサン声ではなく、確かにカワイイ女の子の声なのだか、ちょっと違う気がする…。はたと気付いたオレはパソを起動してマイクを接続する。

…、ろま男さん、すてき…
やった、確かに景子の声だっ…、自分の声は骨伝導とかで、違って聞こえるので自分の声に違和感を感じたが、録音した声は正真正銘の景子の声だった(笑)。

そうだ、
ついでに上司宛にメールを送った。病欠の連絡だ。1日くらいメール連絡で何とかなるだろう。

さてこの1日をどう過ごすかだ…、しかし景子のヤツ、細いな…。
メタボ中年のでっぷりした恰幅を誇っていたオレは腹がジャマで息子を直視出来なかったが、景子のカラダだと、胸の谷間を通してあそこの茂みがはっきり見える。

それに着るモノがないから出掛けられないな…。
こんなカワイイ女の子が着るような服はもちろん持ってない。

でも、大は小を兼ねるだ…。
とりあえずジャージの上下を着てみる。いつものむさいジャージもカワイイ女の子が着ると、オシャレにさえ見えるから不思議だ。

コレなら、出掛けても平気か、…。
丈もたいして問題ない。スニーカーがブカブカだが、買えばいいだろう。オレはもう出掛けるつもりになっていた。

まだ早いな…。
しかし、この時間に出掛けてもこんなカワイイ女の子が行くような店は開いてないだろう。

お風呂だな(笑)…、女の子はキレイにしないとな(エロ笑)、…。
お風呂にも入らないで外に出掛けるなんて、こんなかわいい子に申し訳ない。オレはウキウキしながらもう一度風呂場に行った。

ろま中男劇場 7.オレは景子 (2)につづく
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== はじめに ==

ろま中男劇場 目次3

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
ろま中男劇場 目次3(11/04/30更新)
これはフィクションです。強姦や痴漢は犯罪です。

内容:ろま中男がその時思いついた官能的な妄想世界を短編小説という形で発表していく予定です。
ジャンル:もしオッサンが人気女優に変身したら、幽霊と美少女、水泳女子学生

7.オレは景子(10/12/15更新)
(1)オレが景子に… / (2)お風呂タイム / (3)トラブル続き / (4)エリちゃん / (5)ピーチジョン / (6)試着室で / (7)魅惑のエリ / (8)豆蔵? / (9)不思議の国のエリ / (10)スカウト / (11)エリの同級生 / (12)菊名 / (13)蜷川沙弥 / (14)ブラックライト対応 / (15)賭け / (16)初… / (17)ホタルな… / (18)勝負の行方 /

8.幽霊アパート(11/04/30更新)
(1)不幸な出会い / (2)スケベな幽霊 / (3)城島の店 / (4)ヘタレ城島 / (5)素直な美少女 / (6)潤治の後悔 / (7)雅美のメイドコス / (8)雅美の本心 / (9)万引きGメン仲本 / (10)変態万引きGメンの取り調べ / (11)潤治の悦び / (12)天誅 / (13)エロ幽霊の恋心 / (14)デカイ霊能者 /

ろま中男劇場 目次1はこちらから
ろま中男劇場 目次2はこちらから

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以下つづく

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