ろま中男3 作品リストろま中男劇場 目次3ろま中男劇場 8.幽霊アパート (12)天誅
ふうっ…、やっぱり、野放しには、できんだろ…。
雅美の若々しい女体を味わって満足した変態幽霊は気まぐれな正義感を振りかざすと、次々に女性を毒牙に掛ける変態万引きGメンを懲らしめる気分になっていた。
「う、ううっ、ひどい…、許さないっ…」
ああっ、また…、ううっ、ひどい…、えっ、わたし、何言ってるの?…。
悲痛な嗚咽を漏らす雅美の机に突っ伏して脱力した艶めかしい女体に乗り移った潤治は、変態中年の淫らな欲望に穢された屈辱的な気持ちを怒りに方向転換した。
エロ幽霊に気持ちを操作されて、女体の奥に秘めた淫らで激しい情念を意識の表層に浮かび上がらせた雅美は、極上の女体にありったけの欲望をたたきつけて満足そうにバカ笑いする仲本の前に仁王立ちしていた。
「なんだ、もう一回、おねだりか…、今日はもうおわりだ、またかわいがってやるからな」
トロトロの蜜壺にザーメンを一滴残らず注ぎ込んで、変態万引きGメンの性欲は店じまいしていた。両足を肩幅に広げてすっくと立つ雅美のあそこからザーメンがあふれ出すのを、仲本は卑下た笑いで見ていた。
「死んじゃえっ、えいっ」
なんでっ…、えっ、わたし、ええっ…。
仲本の小バカにした笑いにもう一人の雅美の怒りが爆発していた。キレイな脚線美が一閃して急所を蹴り潰す。城島を懲らしめたときのように攻撃的な本能が美少女を支配していた。
「ゆるさないっ、犯罪者、女の敵っ」
冷酷な視線で股間を押さえてうずくまる仲本を見下ろす雅美は、間髪を入れずに蹴りを繰り出して苦悶する中年のカラダを痛めつける。
「ぐっ…、お、えっ、ひっ、や、やめて、ひいっ…」
最初の一撃で地獄のような痛みに突き落とされた変態万引きGメンは、繰り出される蹴りになすすべもなく翻弄されるだけで、涙混じりに情けない声を上げることしかできなかった。
こいつキレると、ホント、恐いな…、そろそろ、やめさせないと…。
城島の時も容赦ない攻撃を繰り出した雅美だったが、このまま放っておいたら殺してしまいそうな勢いだった。
えっ…、また、わたし…。
潤治が慌てて雅美のカラダから抜け出すと、惚けた顔を見せた雅美はその場に女の子座りしてしゃがみ込んだ。
「ひいい…、あああ…、うう…、ゆる、して…」
嵐のような折檻が過ぎ去ると、腫れ上がった全身が赤外線ストーブのように発熱して仲本は立ち上がることさえ出来なかった。先ほどまでの自信満々の征服者の面影は微塵もなく消え失せて、子供のように泣きベソをかいてうずくまるみっともない中年がいた。
ほら、服着ろ…。
凶暴な怒りが意識の深層に沈み込んだ頃合いを見計らった潤治は再度憑依すると、生々しい裸体をさらす雅美に服を着るように意識を向けてやった。
「やだ、恥ずかしい…」
やあっ、こんな、かっこう…、恥ずかしいっ…。
ナマ尻をぺたんと床に着けた雅美は急に湧き上がってきた羞恥心に戸惑いながら、脱ぎ散らかしたセクシーメイドコスを慌てて身につける。
「きゃあっ、たすけてえっ」
な、なんで、わたし…、ええっ、どうしてえっ…。
ノーパンのままだがここに連れ込まれたときの姿に戻った雅美は、絹を切り裂くような悲鳴を上げて個室を逃げ出した。
「へっ、な、なんだっ」
店内カメラで熟女観察してヤニ下がっていた店長は、その声にイスから飛び上がって床に転げ落ち、バックヤードによろよろとやってきた。
「たっ、助けて…、私…、犯されて…」
どうして、涙が…、わたし、おかしいの?…。
状況が飲み込めずに挙動不審な店長を見た雅美はすがりついて泣き出した。
「なに、どうしたの、あんた、大丈夫?」
雅美の悲鳴に集まってきたパートのおばさんたちが口々に心配するような声をかけるが、退屈なスーパーで起こった非日常に興味津々だった。
「やだあっ、仲本さん、なにやってるのっ」
怯えた雅美が顔を上げてあの狭い個室を指差すと、パートのオバハンがのぞき込んで素っ裸でうずくまる仲本を見つけて呆れ声を上げる。
「ホント、仕事中に、なにやってんだか」
「あらら、いつもエラそうにしてるわりには、ちいさいわね」
「ウチのダンナのほうが、ナンボかマシだわ」
パートのオバハン連中が次々に個室をのぞき込み、日頃から威張り散らす万引きGメンの情けない姿に、年甲斐もなくはしゃぎまくりで言いたい放題だった。
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