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== お天気キャスター ==

お天気キャスター (18)連れ去られる

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お天気キャスター 目次

お天気キャスター (18)連れ去られる

「もう、いいわよ、じゃあね」
朦朧とした意識でかろうじて笑顔を作って立っていた友里に、近藤が忙しそうに近寄って来てすぐにどこかに行ってしまった。

青年が去ってからも友里はオタクどもに嬲られ続けていた。イキそうになるとバイブを止められるという繰り返しに、女体の感覚はそよ風に吹かれてもイキそうなほど鋭敏になり、気が狂いそうなほど欲情して焦燥していた。

帰って、いいんだ…。
今にも崩れ落ちそうな艶めかしい女体をなんとか立たせた友里は、離れた場所でバイブ調教を続けたオタクどもを気にする余裕もなく、控え室に着替えに戻っていった。

やっぱり脱げない…。
控え室になっているタコ部屋には幸い友里以外にはいなかったので、バイブ付きの鍵付パンティを見られるコトはなかったが、やはり頑丈で脱ぐことは出来なかった。

いつものパンプスに履き替えて歩くのはだいぶ楽になったが、それでも歩くたびにバイブが粘膜にこすれてあそこ辛いヤラシイ汁があふれていた。Pに挨拶するなんて気を回す余裕などなく、帰ることだけ考えていた。

「えっ…」
やだ、あのひとたち…。
友里がお台場テレビを出ようとすると、オタクコンビが待ち構えていた。

「お疲れ様でござる、送っていくでござるよ」
「夜道の一人歩きは危険であります、しっかり護衛するでありますよ」
イヤらしい笑いを浮かべたオタクコンビは、高い欲情状態にある鋭敏な女体をまさぐりながら、お為ごかしを抜かしていた。

「ああ…、おねがい、外して下さい」
カギ、もってる…、はずして、ほしい…、もう、狂っちゃう…。
今にも泣き出しそうな友里は、鍵付パンティを外すようにお願いしていた。

「いいでござるよ、でもココでいいでござるか」
「それはまずいであります、友里殿が恥ずかしいであります」
またふたりでヒソヒソ話をしてイヤらしい笑いを浮かべたオタクコンビは、フェロモンを漂わせるカワイイ顔をチラチラ盗み見ていた。

「じゃあ、来るでござる」
「あっ、はい…」
オタクに背中を押された友里は、選択の余地はないのだとあきらめて二人についていった。

「あの、どこに?…」
友里は駐車場に連れて行かれた。ワンボックスカーに乗せられた友里の隣りにもう一方のオタクが座った。

「うひひ…、ちょっと見せるであります」
やっぱり質問に応えようとしないオタクは、いきなりフェミニンなスカートをまくり上げた。
「きゃっ、や…」
えっ、やだっ、なに?…。
オタクの唐突な行動にいまだに慣れない友里は反対側のドアに体を押しつけていた。

「外して欲しいなら、おとなしく言うことを聞くであります」
逃げた友里に不満そうなオタクが表情のない顔で迫ってくる。
「は、はい…、わかりました、脱ぎます」
逃げ場のない車の中であることを観念した友里は、自分からスカートを脱いで鍵付パンティが食い込む股間をさらした。

「じゃあ、しゃぶるであります」
素直な友里にだらしなく顔を緩めたオタクは、自分も下半身裸になって息子を出した。

「え…」
しゃぶる?…、フェラ、するの?…。
「早くするであります」
オタクに肩を引かれて股間に顔を押しつけられた友里は、ダランとした息子を目の前にしていた。

「さあっ」
ああっ、するしかないのね…。
頭の上でする不満げな声に震えた友里は、皮カムリから顔を出した先端を咥えて唇で優しく剥くと舌でペロペロした。

「はあっ、タマランであります、でも、こうした方が顔を見られないから、いいでありますよ」
カワイイ顔の友里にお口の奉仕を捧げられるオタクは、だらしない笑顔で上機嫌だった。

ああん…、たしかに、言う通りかも…。
オタクの股間に顔を伏せていれば信号で止まっても隣の車から見られる心配はないと、段々元気になる息子に懸命に舌を絡ませる友里はエロボケした頭で納得していたが、まさに頭隠して尻隠さず、で鍵付パンティの下半身を見られるコトを忘れていた。

お天気キャスター (19) につづく
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== お天気キャスター ==

お天気キャスター (17)調教される友里

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お天気キャスター (17)調教される友里

はあ…、やっとついた…、えっ、や、ああっ…。
前後のバイブが粘膜にコスれる快楽地獄に耐えて、なんとか番組の特大ポスターの前にたどり着いた友里は、中のバイブが急に動き始めて腰砕けに尻もちつきそうになったが、かろうじて内マタに力を入れて耐えた。

なに?…、ああ、やあ…。
何が起こったのか理解出来ない友里は膣ナカと直腸で暴れ回るバイブに、ニットワンピが張り付いた魅惑的な女体を妖しく振るわせ、エロかわいい表情を見せてロビーを行き来する男たちのスケベな視線を浴びていた。

いやあ…、狂っちゃう…、はあっ…、あ…、あの…、人たち…。
汗でしっとり濡れたニーハイの内マタをすりあわせる友里は、震える手で股間を押さえそうになるのをかろうじてガマンする友里は、快感責めで遠くなりそうな意識をなんとか保っていたが、離れた場所でイヤらしい笑いを浮かべるオタクコンビを見た。

「お、ねがい、やめて、しんじゃう…」
この人たちだわ…、ああっ、しんじゃう…、もう、やめてえ…。
慣れないピンヒールでなんとかオタクどもの近くまで歩み寄った友里は、やっぱり目線を合わせようとしないオタクにお願いしていた。

「どうするでござるか?」
「でも、気持ちよさそうであります、どうしてやめるでありますか?」
オタクコンビは卑猥な笑いまじりに、ニットワンピに乳首がピンと突き出た女体を眺めていた。

「ああっ、もう、だめ、助けてえ…」
くうっ…、おかしくなる…、はあっ、だめえ、いっちゃう…。
衆人環視のロビーで二本のバイブに嬲られる友里は、イク寸前の快感にニーハイの足をガクガクと振るわせていた。

「止めてあげるでござる」
ひそひそ話をしていたオタクは、友里のイク寸前の悩ましげなカワイイ顔を盗み見ると、リモコンスイッチをOFFにした。

「あ…、は、ああっ、はああ…」
あ、止まった…、はあっ…、いや、ああっ…。
前後のアナで暴れ回っていたバイブが静かになってホッとした友里だったが、メスの本能はあと少しでイキそうなのにイカせてもらえない不満を感じていた。

あ、ああっ…、戻らなきゃ…。
オーガズムの波に翻弄されて朦朧とした意識の友里だったが、初仕事をやり遂げる責任感だけで元の位置に立ち戻った。

「ひっ…」
あひっ…、や、また、あ、ああ…。
しばらく静かにしていたバイブがまた暴れ出して妖しい声を漏らした友里は、喉の奥から湧き上がってくるあえぎ声をなんとかこらえると、あそことお尻から広がる快感の波に翻弄されていた。

ああ…、笑わなきゃ…、見られてる、はあ、やだあ…。
友里は二カ所責めの快感にもだえながら懸命に笑顔を作ろうとする。妖しくくねる女体にお尻をかろうじて隠す長さしかないミニワンピがずり上がって丸い下ナマ尻がさらされるが、特大ポスターを背にしているので、横から腰のナマ肌を見られる程度で済んでいた。

ああ…、だれ?…、来ないで…、だめ、ああ、イッちゃう…。
快感まみれの友里が漂わせるフェロモンに引き寄せられるかのように若い男が近寄ってきた。二本のバイブでイク寸前の友里は、かろうじて残った理性でずり上がったミニワンピのスソを引っ張ったが、何か言ったらイヤらしい声を出しそうで、男が話しかけてこないことを願っていた。

「あの、高見友里さんですよね…、ミスR大の…」
友里が快感地獄で苦しんでいるなどとは思いもしない青年は、にこやかに話しかける。

「はい…」
ああ、だめえ、はやく、ああっ、いっちゃう…。
腰が踊り出しそうな快感に目眩がしそうだったが、なんとか笑顔を作って返事だけした友里はエクスターを予感した。好青年の前ではしたない痴態をさらす妄想をしてまともに彼が見られなかった。

「『目覚まし君テレビ』に出るんですね、ボクもR大なんです、握手してもらってもいいですか」
近くで見る先輩がまさか大人のオモチャでもだえているとは思わない青年は、ずいぶんセクシーな人なんだと思っただけで、握手を求めて手を差し出す。

「は、はい…」
いっちゃう…、はあっ、きっと、いっちゃう…、でも、しないと…。
強く手を握られたら、きっとエクスタシーに達してはしたない声を上げてしまうと思ったが、にべなく断ることなどできない友里は、恥ずかしい姿をさらす覚悟で震える手を差しだした。

「ひっ…」
や、イク…、え?…、あ、はあっ、ああっ…。
しかし手を握る瞬間バイブは静かになった。青年の手が触れて悲鳴に近い吐息が漏れたが、快感にもだえる醜態を見せることはなかった。

「がんばって下さい」
ニットワンピにノーブラの乳房の形をはっきり見せ、悩ましげな表情にそそられた青年だったが、人の良さそうな笑顔を見せて去っていった。

また…、ああっ…、お願い、もう、許して…、狂っちゃう…。
イク寸前でまたおあずけを喰らったメスの本能が火照った女体の中で悲鳴を上げていた。離れた場所でニヤニヤするオタクを泣きそうな顔でチラ見した友里だったが、言ってもムダだとあきらめて今度はその場に留まっていた。

お天気キャスター (18) につづく
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== お天気キャスター ==

お天気キャスター (16)記念撮影

ろま中男3 作品リスト
お天気キャスター 目次

お天気キャスター (16)記念撮影

「はああっ、よかったでござる…」
「うひょお…、自分でも、はううっ、ヨカッタであります…」
新人のお天気お姉さんを陵辱してナマ出しした変態オタクは、ションボリした息子の後始末をしながら、緩んだバカ面をさらしていた。

「あの、もう、行ってもいいですか?…」
もうしないのかな?…、オタクだから、やっぱり1回しちゃうと、満足なのかしら…。
上と下の口に同時に射精された友里は、まだ満足出来ないようにニットワンピがまくり上げられたはしない姿をさらして問いかける。

「テレビで見るのが、楽しみでござる」
「そうでありますね、やっぱりテレビの中にいる姿が、一番であります」
まるで友里の言葉が聞こえてないように二人でニヤけるオタクは、部屋でお出て行こうとしたが
「あ、そうだ、記念撮影を忘れてたでござる」
大げさに驚いたポーズを取るとリュックから何か取りだし、友里の目を見ないで渡した。

「あ、はい?…」
なんだろ?…、パンツ?!…。
それはコットンのパンティだった。小学生がはくようなおへそまで隠れそうなパンツにはアニメキャラがプリントしてあった。

「早く穿くであります」
横に立ったもう一人のオタクが当たり前のように肩を抱いていた。
「はい…」
こっちを見ないでニヤけるオタクに軽く恐怖した友里は、急いでそれに足を通す。

「じゃあ、撮るでありますよ」
一眼レフを構えたオタクが声をかけると
「笑うでありますよ」
胸の上までまくり上げたニットワンピを乱暴に脱がせたオタクに抱き寄せられたところでシャッターの音がした。

「お尻が写ってないでござる」
液晶で確認したオタクが不満そうにつぶやくと
「コレでいいでありますか」
もう一人のオタクが友里のカラダをねじって顔とお尻を向けさせた。

「いいでござるよ、今度は拙者の番でござる」
突き出した丸いお尻を包み込むパンティにしっかりアニメキャラが写った写真に、オタクは満足そうな声を漏らし、また別のパンティをリュックから出して差しだした。

「これはもらうであります」
「え、きゃあっ」
友里がおそるおそる手を出すのと、もう一人のオタクがパンティをはぎ取るのが同時だった。いきなりパンティを脱がされた友里が悲鳴を上げたが、ありますオタクは無視して人肌のパンティにうれしそうに頬ずりしていた。

「はやく穿くでござる」
カメラを渡したオタクはやはり目線を合わせずに急かす。
「あ、はい…」
こんなのへんだよ…、あ…、同じだ…。
二回目で今度はコワイと思わなかった友里は、広げたコットンパンティのお尻にアニメキャラがプリントされているのを見た。友里はオタクのTシャツにプリントされているのと同じだと、その時気付いた。

「バッチリであります」
さっきと同じようなポーズで写真を撮られて、やっぱりパンティをはぎ取られた。今度は予想できたので、友里は黙ってパンティを脱がされていた。

「じゃあ、コレは進呈するであります」
一眼レフをオタクのリュックに大事そうにしまったもう一人のオタクは、自分のリュックからパンティを取り出すと、有無を言わせず足首をつかんで穿かせた。

「手伝うでござる」
「あ、や、なに?…、や、ああんっ」
え、なに?…、やあ、はいって、くるう…。
それは前と後ろにバイブがついたカギ付パンティだった。友里の腰にまとわりついたオタク二人が前と後ろのアナにバイブを挿入していく。

「コレでバッチリでござるよ」
「似合うであります」
あそことお尻のアナを犯されて切なそうに裸体をくねらせる友里に、オタクはすっかりご満悦でその姿も一眼レフに収めていた。

「ああ、取れない」
あ、あんっ、いやあん、どうすればいいの…。
二人が不気味な(笑)卯を浮かべながら部屋を出て行くと、友里ははたと気付いた鍵付パンティをなんとか脱ごうと悪戦苦闘したが、結構頑丈であきらめるしかなかった。

「もどろ…、あ、あんっ、はあん…」
しょうがない…、あ、やだ、あんっ、かんじるう…。
番組ポスターの前で立ってるだけの番宣の仕事を思い出した由里子は、ニットワンピを拾って着て歩き出したが、慣れない12センチヒールで危なっかしく歩を進めるたびに前後のバイブが粘膜にこすれて、セクシーなあえぎ声を漏らしていた。

お天気キャスター (17) につづく
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== H2(ハル子とヒロ) ==

H2(ハル子とヒロ) (47)ヒロの決意

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H2(ハル子とヒロ) (47)ヒロの決意

「ごめんね…」
放出後の満足感を味わってシットリした柔らかい女体に覆い被さり、荒い吐息に背中を上下させていたヒロは悲しそうなつぶやきに顔を上げた。

「わたし…、ヘンでしょ…、でも、どうしようもなくて…」
顔を横に向けて壁を見つめる目尻から涙がこぼれていた。さっきまでの猛々しさを無くした息子が押し出されるようにするりと抜けた。

「…、そんなことない、ハル子はヘンじゃないっ」
ハル子の言う通りだった。思わず張り手をしてしまってからのハル子はまるで別人だった。でもそれは変態夫に仕込まれたせいで、ハル子の責任じゃないと思ったヒロは強く否定した。

「ちがうの、ヒロ…、私の中に、誰かがいるの…」
ゆっくりと顔の向きを直したハルがヒロを見つめてつぶやく。一瞬目が合ったハル子は目を伏せて目尻から涙をこぼした。
「?…、どういうこと?…」
意味がわからないヒロは素になって聞き返す。

「殴られたりすると…、突然誰かが、私のカラダを支配して…、私は、私のカラダが、イヤらしいコトをされて、悦んでいるのを…、まるで、他人のコトみたいに、見てる…」
言いよどみながら訥々と語るハル子は、オレをうかがうようにその都度不安そうな目線を向けていた。

「それって…」
今にも泣き出しそうな顔でハル子がオレを見ている。二重人格という言葉が頭に浮かんだが口には出せなかった。

二重人格はドラマかなにかで見知った中途半端な知識で、正式には解離性同一性障害(Dissociative Identity Disorder :DID)と呼ばれる精神障害の症状らしい。

耐えられないような過酷な現実に遭うと人間は心の中に別人格を作り上げる。別人格への入れ替わりをすることで、つらい現実を他人格に押しつけて精神の崩壊を避けようとする。

ハル子の場合は変態夫の暴力的な性行為に耐えきれなくて、別人格が出来てしまったと考えられる。ただこれはあとで調べてわかったことで、ハル子の告白を聞いたその時点でヒロは半信半疑だった。

「ハル子はヘンじゃない、アイツがみんな悪いんだ」
専門的なコトはよくわからなかったがそれだけは自信を持って言えた。同時にハル子をこんな悲しい顔をさせる変態医師に対する怒りがカラダ中でふくれあがって、ヒロはハル子をきつく抱きしめていた。

「でも、こんなオンナ…、気持ち悪いでしょ」
脱力した体をヒロに預けたハル子は涙をこぼして、悲しそうな笑みを浮かべる。

「そんなことあるか、ハル子はハル子だっ、オレの大好きなハル子だっ」
ハル子の言葉に心のどこかで感じていたことを指摘されたようで、そんな思いを振り払うかのようにギュッと抱きしめ、耳元で叫んでいた。

「…、ありがと…、私もヒロが大好き…」
背骨が折れそうなほどのハグにのけぞったハル子は、鼓膜に響く愛の告白に応えてヒロの背中を優しく抱きしめた。

「アイツを殺す」
背中に当てられた手の温かさに少し安心したヒロだったが、ハル子をこんな風にした変態医師に対する押さえきれない憤怒にかられて叫んでいた。

「だめっ、そんなコトしたら、ヒロの人生が、メチャクチャになっちゃうっ」
チビヒロが出来たときに堕ろす代わりに死ぬコトも考えたハル子は、その延長線として変態医師の殺害さえ考えた。

しかしそんなことをしたら不幸になるだけだと考え直したハル子は、ヒロにその時の想いを強い口調で訴えた。

「あ、ああ…」
涙ながらに訴えるハル子の強弁に気圧されたヒロは、なんとなくハル子の気持ちが伝わってきてなんとか怒りを抑えることができた。

「でも、アイツにはいなくなってもらう」
確かに殺人はリスクが高すぎる。完全犯罪なんて小説やドラマの中の作り事で、現実には間違いなく警察に逮捕されるだろう。

でもあの男がまたハル子を陵辱するなんてとてもガマン出来ない。冷静さを取り戻したヒロは、不安げに見つめるハル子をよそに何かいい方法がないか思いを廻らせていた。

H2(ハル子とヒロ) (48) につづく
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