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== 真央 ==

真央 (60)失神

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真央 (60)失神

「ほらっ、いいんだろっ、おらっ、おらっ」
黒光りするビンビンの息子を突き刺して脱力した真央を翻弄する沢村は、汗のにじんだ額に真央の髪を幾筋か貼り付けて、狂気のにじんだ笑いを浮かべながら、肉棒の激しい突きあげを繰り返す。

「ああっ、はあっ、ああっ、あっ、はあっ、ああっ」
快感まみれで意識が薄れそうな真央は頭をガクガクと揺らしながら、股間を突き上げる熱い肉棒の刺激にもだえ、メスの欲情を煽られて切なげな吐息を漏らす。後ろから抱えられた脱力した女体はタプタプと乳房を揺らして、固くなった先端を忙しげに上下させる。

「おらっ、ねろっ」
あぐらをかいたままでは勢いよく突き上げが出来ないので、両腕で真央の体を抱えて上下に揺らしていたが、さすがに疲れてきたと見えて、真央をベッドに放り出すと今度は正常位で襲いかかった。

「やっ、あ、ああっ、はあ、やっ、見ない、でえ…」
ベッドに発情したたおやかな女体を横たえた真央は、襲いかかってくる沢村の顔に浮かんだ狂気に怯えさえ感じたが、足を抱えられて挿入されると切なげに艶っぽい官能のあえぎ声を上げる。迫りくる興奮した二枚目顔に見つめられて、真央は急に恥ずかしさを感じてギュッと目を閉じる。

「おらっ、いくぞっ、おっ、おおっ、くっ、ううっ」
自由に腰を動かせる体勢になった沢村は、ラストスパートに向かって腰を荒々しく振り始めた。M字に開脚された股間の中心に邪悪な欲望でふくれあがった肉棒が、ぬめった汁気をかきだしてイヤらしい音を立てながら忙しく出入りする。

「あっ、やっ、ああっ、またっ、ああっ、あっ、あっ」
劣情に狂った二枚目のたくましいカラダに押しつぶされる真央は、あそこを出入りする熱い肉棒にまた快感の頂点に向かって突き上げられていた。濡れた粘膜をムリヤリ広げて引っ張り押し込む肉棒の刺激が、発情した女体に熱い快感の波を幾重も巻き起こし、押し寄せる官能の悦び耐えかねたように、真央はプロにメイクアップされた美人顔を左右に振ってイヤイヤするようにもだえ狂う。

「お、おおっ、うっ、くううっ、うっ、出るっ、うっ、くっ、ううっ…」
激しく腰を振る色ボケ二枚目は熱い昂ぶりを裏スジに感じて、ふくれあがった肉棒を根本までねじ込むと、生ナカ出しで白濁した本気汁の奔流を爆発させた。ビタビタに濡れたあそこに股間を押しつける沢村は緊張した背中をブルブル振るわせて、ドクドクと大量のザーメンを真央のナカと子宮にまき散らして、満足そうなゆがんだ笑いを浮かべる。

「あっ、ああっ、熱いっ、いっ、いいっ、いくっ、いくうっ、イっちゃううっ…」
真央はナカで暴発した灼熱の粘液が粘膜にへばりつく熱さに全身をこわばらせてのけぞる。また快感の絶頂に突き上げられた真央は、生温かい浮揚感に意識を漂わせて目の前がチカチカして、次に目の前が真っ白になった。快感の絶頂でビクビクと全身を震わせた真央は、白目を剥いてだらしなく口角からヨダレを垂らすと、汗ばんだ女体をグッタリさせて意識を無くしていた。

「んっ、ううっ…、は、くうっ、はあっ…、はあっ、ステキだったよ、真央ちゃん…」
欲望の昂ぶりをすっかり吐きだした沢村は、しばらく真央の火照った女体に抱きついて甘美な開放感を味わっていたが、ゆっくり起き上がると薄目を開けた真央の失神顔をのぞき込んだ。優しくまぶたを閉じてボリュームアップされた長いまつげを見つめた沢村は、二枚目らしい気取った口調でつぶやくと、ナカでゆっくりとしぼんでいく息子を感じながら、かすかに開いた唇に吸い付いてプルプルした感触を楽しんでいた。

真央 (61)につづく
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== 真央 ==

真央 (59)絶頂と陵辱

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真央 (59)絶頂と陵辱

「おらっ、いいかっ、いいのかっ」
ケモノのような欲望に支配された沢村は、二枚目の気取った顔をかなぐり捨てて欲望をさらけ出し、快感にもだえる真央のカラダにたたきつける。

「はっ、あっ、いいのっ、もっと、もっとおっ、はあっ、あぐっ…、ああっ、ちょうだいっ」
はしたなく広げた秘所にジュブジュブと挿入を繰り返す黒光りするソレに、いとおしささえ感じる真央は、下半身から広がる熱い官能の波に飲み込まれて、メスの悦びに浸り貪欲に快感を求める。

「うらっ、いけっ、いけえっ、くっ、うっ、くううっ」
肉棒が書きだした愛液で二人の股間はネチョネチョに濡れて、挿入のたびに淫靡な糸を引いていた。勢いを上げて腰をたたきつける沢村は、ゆがんだ笑みに狂気さえ漂わせる。

「あっ、あっ、もうっ、あっ、いっちゃう、いっ、ちゃ、あっ、ああっ」
全身を襲う甘美な悦びにしびれる真央は、快感の絶頂に突き上げられると伸ばした手でシーツを握りしめて全身を緊張させると、ピュッと潮を吹いた。

「おらっ、今度は、こっちだ」
まだビンビンの沢村は快感にもだえる女体を裏返しにするとバックから襲いかかる。潮吹きでビショビショの亀裂に先端を食い込ませると、四肢を踏ん張ってかろうじてドッグスタイルを保つ真央に覆い被さる。

「あっ、だ、あっ、めっ、あっ、ああっ、はあっ、ああっ、あっ、ああっ」
沢村の勢いに押し倒されてお尻だけ突きあげる真央はベッドに顔を埋めて、変わらぬペースで挿入される黒光りする肉棒に苦しそうなあえぎ声を漏らす。膝を突いてかろうじて持ちあげられたお尻の湿った肌が、沢村の腰に叩かれてパンパンと乾いた音を響かせる。

「まだだっ、おらっ、いくぞっ」
肉欲に狂った二枚目は腰肉に両手の指を食い込ませてしっかりつかむと、何度も腰をたたきつける。広げた足の根本でネットリしたぬめり気に浸ったあそこの肉や花びらが、沢村の腰肉に叩かれて充血した赤味を見せていた。肉棒にまとわりついて引っ張り出された粘膜は、粘液にまみれたウチ側の生々しいピンク色と見せつける。

「あっ、あっ、はあっ、ああっ、はああっ、ああっ」
絶頂の快感で全身がしびれて力の入らない真央は、繰り返される挿入で広がる熱い官能の波にもだえるしかできなかった。肉のぶつかり合う音に混じって真央の苦しげに吐息が、静かな部屋に響いていた。

「おらっ、しっかりしろっ、ほらっ、まだだっ」
劣情に支配されて真央を翻弄する沢村は、真央を抱え上げるとあぐらをかいて下から突き上げる。わきの下に差し込まれた筋張った腕に持ちあげられて、ダランと下がった手が頼りなく揺れる。

「あっ、はあっ、ああっ、もう、はあっ、だめ、ああっ、あっ」
抵抗もできずに起こされた真央は乳房に食い込む指先のキツイ刺激に苦しげにのけぞると、ヘアマニキュアで美しく磨かれた髪を沢村の顔になすりつける。だらしなくおっぴろげた股間の中心で濡れそぼった亀裂が広げられて、ぬめり気をまとって黒光りする肉棒が出入りするのがはっきり見える。

真央 (60)につづく
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== 真央 ==

真央 (58)幸せな悦び

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真央 (58)幸せな悦び

「ああっ、はっ、はあ…、温かい」
濡れそぼった熱い亀裂に先端を食い込ませた沢村は、真央の柔らかい火照った女体をギュッと抱きしめて一気に腰を突き上げた。広げた秘所に股間を押しつけた沢村は、ネットリ濡れた温かいナカで息子を包みこまれる快感に思わず溜息を漏らす。

「あ、あんっ、はあっ、いい、いいっ」
沢村たちにさらわれてから何度もヒドイ陵辱を受けた真央だが、劣情にふくれあがった肉棒で貫かれても、沢村の抱擁に込められた愛情を信じて至上の幸せに浸っていた。ナカが狭まった奥まで突入した肉棒をゆっくり引き出すと、カリに引っ張られた粘膜が引き出されて、ネチョネチョの汁をまぶすようにまとわりついてくる。

「いくよ、うっ、くっ、ううっ、くっ」
いったん先端まで引き出してクチュクチュとトロトロの蜜壺を鈴口でなぶっていた沢村は、また先端を食い込ませると挿入を開始した。発情した女体はイヤらしい湿った音を、鎮まった豪華な続き部屋に響かせて、ネットリした汁をシブキにして股間にまき散らしていた。

「あっ、ああ、ああっ、あっ、ああっ、あっ」
たくましい肉体に突き上げられる真央は、美しい髪を波立たせて忙しく頭を上下させる。愛される女の悦びに浸った真央は、ケモノのような肉の悦びを恋愛に変換して独りよがりな幸福感に包まれていた。

「ああっ、いい、くっ、うっ」
太ももを抱え上げた沢村はピッタリ閉じさせると、プックリ突き出たおそそに肉棒を挿入する。ひざを曲げた太ももに寄りかかり、屈曲されて艶めかしいシワをしっとり湿った肉体に刻み、快感にもだえる真央を見おろしながら、沢村は薄笑いさえ浮かべて快調に腰を振り続ける。

「あっ、ああっ、いっ、いいっ、もっ、もっとおっ」
カラダを折りたたまれて息苦しさを感じる真央は、しかしここ数日で調教されたマゾ奴隷の性根でそれも悦びに変えて、苦しそうな吐息にまみれながら沢村の笑みを誤解して笑顔を返していた。

「いいかっ、真央、いいのかっ」
圧迫された女体は汗を吹き出して柔らかヌルヌルの官能的な手触りを与えてくる。太ももを二の腕に抱えたまま手を伸ばして乳房を弄ぶ沢村は、湿った艶めかしい感触にますます劣情を昂ぶらせて、荒々しく腰を振る。

「あっ、ああっ、いいっ、いいのっ、もっと、してえっ」
折り曲げられて浮き気味のお尻に肉棒でかき出されたエロ汁が垂れる。丸出しの菊門に絡んだ粘液はワレメににじんで尻タブも濡らしていく。苦しげな吐息混じりに甲高いあえぎ声を上げる真央は、熱い肉棒でナカの粘膜を荒される悦びに耐えきれないようにシーツをつかんだ手に力を入れた。

「今度は、こうだっ」
大金をかけてキレイに磨き上げた美女を思うがままに陵辱する悦びに有頂天の沢村は、ゆがんだ笑いを浮かべながら、ムッチリした太ももを開くと変形松葉崩しの体勢でトロトロの秘所に股間を打ちつける。

「はっ、やっ、やあっ、ああっ、はああっ、はっ、あっ、あんっ、ああっ」
足を広げられてネチョネチョに濡れた黒光りする棒が股間に出入りする様を、半開きの目で見た真央は恥ずかしさで悲鳴を上げたが、ペースの変わらない挿入にメスの欲情を煽られて艶めかしい嬌声にすぐに変わった。突き上げられるたびに全身の火照った肉がプルプル揺れていた。

真央 (59)につづく
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== 真央 ==

真央 (57)真央の幸せ

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真央 (57)真央の幸せ

「はあっ、いいよ…」
絶妙な舌使いで分身を愛撫する真央に下半身を預けた沢村は、タイを緩めて上着とシャツを脱ぐとズボンをおろす。引き締まった下半身の中心に黒光りするソレがそそり立っていた。

「はあっ、ちゅっ、じゅぶっじゅっじゅっ」
真央は緊張して筋張った尻タブに手を回していとおしそうになで回しながら、天井を向こうとするナニを口に咥えて押し下げると、シャインレッドの唇に含んで湿った音を立てる。ヘアマニキュアされたセミロングヘアが、前後する頭に波立ってキラキラ輝いていた。

「今度は、ううっ…、私が…」
美女のお口のご奉仕にすぐにでもイキそうな焦りを感じた二枚目は、ひざ立ちする真央のふんわかした女体を抱き上げると、
「あんっ、いやんっ」
ベッドに押し倒してカクテルドレスを一気に胸までまくり上げる。

「ステキだ、キレイだよ」
下着を着けてない下半身は真央のすべてをさらしていた。思ったままを口にした沢村は、控えめな茂みに鼻をこすりつけるようにして、その下のスジに舌を食い込ませてペロペロとイヤらしい音を立てる。

「ああっ、恥ずかしい、お願い…、電気、消して…」
上気した頬を熱くして伏し目がちに沢村を見つめる真央は、胸の下までまくり上げられたドレスを懸命に押し下げながら、頼りない声を漏らす。

「キミのすべてが見たいんだ、いいだろ」
汗がにじんだ柔らかい太ももの下に腕を入れて持ちあげると、真央をM字開脚のはしたない姿にさせた沢村はクンニを続けながら、ちょっと気取った二枚目の声でささやく。

「や…、は、恥ずかしい…」
スジを分けるようにして汁気をすくう舌先が湿った音を立てて静かな部屋に響く。沢村がわざとらしく作った声でも真央は女心をくすぐられて、ロマンチックな気分を盛り上げて少女のように恥じらっていた。

「好きだよ、真央」
クンニに熱中して口の周りをベトベトに濡らした沢村は、目から上をかすかに上下する下腹からのぞかせて、二枚目の図々しさでまた気取ったセリフをつぶやく。

「え、や、あ、うれしい…」
みっともない顔の下半分が見えない二枚目の殺し文句に、真央はメロメロだった。緊張していた太ももから力が抜けて、やたらめったら舐め回すバカ犬のような舌ベラの愛撫に、下半身を熱く火照らせていた。

「じゃあ、入れるよ」
口の周りぬぐった沢村は真央の女体を這い上がると、ギンギンのソレをびしょ濡れの入り口に押しつけながら、爽やかな笑顔で真央を見つめる。

「う、うん…」
鼻息がかかるほど近くで見つめる二枚目にすっかりのぼせ上がった真央は、少女のように胸をときめかせて幸せな気分に浸っていたが、熱い肉棒に貫かれるのを待っているあそこからは、ネットリしたエロ汁を垂れ流して、スジに食い込んだソレの黒光りに妖しいテカリを与えていた。

真央 (58)につづく
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== 真央 ==

真央 (56)契約指輪

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真央 (56)契約指輪

「ついたよ、こっち」
最上階の階数表示と同時にドアが開く。キスにウットリして抱きつく真央の柔らかい女体を引きはがし、意味ありげに笑う沢村が目配せする。

「ああんっ、はあっ…、まってえ」
いいところで中断された真央はちょっと不満そうだったが、お楽しみは部屋に行ってからね、と気を取り直すと沢村の腕に抱きついて甘えていた。

「ここだよ」
沢村がシンプルなドアを開けて真央に入るように促す。最上階のスウィートは上品なまばゆさで真央をまたまたウットリさせる。
「うふっ、してあげる」
ドアの閉まる音と同時に振り返った真央は、沢村の股間の前でヒザ立ちするとふくらんだファスナーをゆっくりおろした。

「これも、黒光りしてるね」
屹立するそれを引き出した真央は、妖しい笑みを浮かべて見上げる。
「言うね…、外では妖精でも、ベッドルームでは娼婦だね…、やっぱりジュリア・ロバーツかな」
下半身の一部を自慢気にさらす沢村は、ブロンドのウィッグをかぶった『プリティ・ウーマン』の街角の立ちんぼを頭に浮かべていた。

「うふふっ、ブロージョブなら50ドル、泊まりなら200ドルよ」
黒光りするそれを軽く指先ではじいた真央は、妖艶な美人顔にネットリした笑みを浮かべてふざけていた。
「じゃあ、泊まりで30年分ほど、買い占めさせてもらおうか」
フェロモンを垂れ流す美女に気取った笑顔を返した沢村も冗談を言い返す。

「あら、じゃあ専属契約ね…、契約指輪貰わないと」
沢村のセリフに一瞬結婚の文字が頭をよぎった真央だったが、すぐに冗談めかして笑うと左手の薬指を差し出した。
「じゃあ、はい」
ポケットに手を入れた沢村は、しなやかな指先にきらめく石のついたリングを差し込む。

「え…、これ、どうしたの?…」
キラキラとまばゆいばかりに光り輝く大きな石はとてもニセモノには見えない。こんな高価なモノをわざわざ用意した沢村の真意が知りたくて、真顔になった真央は気取った笑みを見つめていた。
「真央ちゃんの欲しいモノなら、なんでもあげるよ」
真央の驚きようもたいして気にならないように表情を変えない沢村は、爽やかな声で応える。

「そう…、じゃあ、サービスしてあげるわ」
沢村の本心がわからず心が大きく揺れた真央だったが、すぐに気を取り直すと娼婦になりきって、そそり立つ黒光りするモノにイヤらしく舌を絡めはじめた。

「あ、はあっ、気持ちいいよ」
先端に絡むネットリした感触に鼻息を荒くした沢村は、真央のツヤツヤした髪を優しくなでながら、美しく磨き上げられたにわか娼婦の舌技を楽しんでいた。

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== 真央 ==

真央 (55)幸せな抱擁

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真央 (55)幸せな抱擁

「でも真央ちゃんはジュリア・ロバーツより、オードリー・ヘプバーンのイメージだね」
ふざける真央に下半身を元気にさせる沢村はそんなことはおくびにも出さずに、真央がカラダの奥にひそむ気持ちを解放しようするのを知ってか知らずか、爽やかな笑顔で続けた。

「…、スクリーンの妖精?…、ほめすぎよ」
上機嫌を通り越し悪ノリして足先のイタズラを続ける真央は、大きくあいた胸を強調して持ちあげるように腕を組むと、自画自賛気味なセリフをつぶやいてニコニコ笑っていた。

「ちょっと、強気なところとかね」
沢村は優しい笑顔を崩さずに絶妙のタイミングでツッコミを入れる。またはぐらかされた真央は、ちょっとカチンときて足先に力を込めた。
「うっ…、そうだね…、スクリーンの妖精だ…」
急所責めにひるんだ沢村は珍しく表情をくずして、お追従を口走る。

「そう、うふふっ」
無理強いしたお世辞にも満足に笑う真央は、唇のハシに淫靡な笑いを漂わせてワイングラスを一気に飲み干した。

「ホントに黒いのね、初めて見た」
食事を終えてチェックでウェイターを呼んだ沢村がアメックスのブラックカードを出す。

ブランドメゾンでは目がくらむような高価なドレスやアクセに気を取られて、会計する所など見てなかった真央は、最低でも資産1億以上と言われる最上位グレードの黒光りするカードをはじめて見て、改めて沢村の王子様ぶりを見せつけられた気がして、ツヤツヤポッテリの色っぽい唇から溜息を漏らした。

「そうかい、じゃあ行こうか」
真央の感嘆ぶりを意に介さない沢村は、真央の後ろでイスを引くウェイターに合わせるように声をかける。

フレンチを出た真央はハイヒールの足取りを危うくして、沢村に寄りかかっていた。コートドレスから着替えたカクテルドレスの大きく開いた胸元からあふれそうな胸が、沢村の腕に押しつけられてやわらかく扁平する。

「酔ったかしら、うふふ」
アルコールの力を借りて大胆になった真央は、妖しい光沢にぬめるボディコンシャスなドレスを揺らして沢村の劣情を誘う。
「じゃあ、休んでいく?」
磨き上げられた女体から立ち上るフェロモンにむせそうな沢村は苦笑すると、手首をつかんでホテルに入った。フロントですぐにチェックインした沢村は、酔っぱらい気味の真央のカラダを抱き抱えるようにしていてエレベーターにむかう。

「手慣れてるのね」
二人きりの空間で沢村の着やせする胸に寄りかかる真央は、キスをせがむようにあごを突き出して妖しく笑う。
「こんなキレイな人を目の前にして、手を出さない方が失礼でしょ」
しなやかな曲線を見せる腰を優しく抱いた沢村は、真央の期待通り唇を奪う。

はあっ、きもちいい…、しあわせ、…。
唇が触れあい舌が絡み合う官能的な刺激に、真央は天にも昇る気持ちでがっちりした背中に手を回して、その感触を楽しむようにまさぐっていた。

真央 (56)につづく
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== 真央 ==

真央 (54)プリティ・ウーマン

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真央 (54)プリティ・ウーマン

どこまであるの?…、お屋敷、豪邸?…。
V型12気筒のエンジンが発生させる低い震動でカラダを刺激される真央は、どこまでも続く塀に沢村家?の広大さを想像していた。

赤いスポーツカーが郊外の田園風景を疾走する。窓の外を走り去る緑をぼんやり見る真央は、レゲエおじさんたちに襲われたのはまだ都内のはずれだったはずで、あそこからここまでどうやって来たのか不審に思ったが、答えはどうせ出ないのですぐに考えるのをやめた。

しばらくすると高速に乗った。F1の流れをくむスポーツカーは水を得た魚のようになめらかなエンジン音を響かせて、法定速度を守るファミリーカーやトラックをスイスイ追い越していく。走り屋っぽい車も超がつく高級外車との面倒を嫌ってか、あっさり道を譲る。

しなやかな本皮シートにつつまれてゆったりと身を沈める真央は、全身を覆うエンジンの振動で無意識にカラダの奥に秘めた気持ちを熱くする。ドライビングに集中する沢村に物足りなさを感じた真央は、イタズラ心を出してわざとらしく足を組んでナマ足を見せつけた。

「あ、もうすぐつくから」
そんな真央をはぐらかすように沢村の無表情な声がする。真央は扇情的な振る舞いが急に恥ずかしくなってきちんと足を揃えた。そして沢村の言う通りに車は高速を降りて繁華街の地下駐車場に滑り込んだ。

まだコートドレスの短いスソを気にして手で押さえる真央は、車から降りると沢村に手を引かれるままブランドショップに連れて行かれた。

シャネル、プラダ、ミュウミュウ、カルバン・クライン、ダナ・キャラン、クリスティーナ・ティー、ヴィトン、グッチ、コーチ、フェラガモ、カルティエ、ブルガリ、ベルサス・ベルサーチ。真央は全部憶えていないがこれだけのブランドメゾンに連れて行かれ、沢村はスーパーで大根を買うような気軽さで、貧乏学生には縁の無かった高価な衣装やアクセサリーを買い与えた。

「…、The rain in Spain stays mainly in the plain.」
大盤振る舞いのショッピングが済んでフレンチレストランに連れて行かれた真央は、高級ブランドショップのまばゆさにまだ目の前がチカチカするようで、心地よい疲労感に小さくため息を漏らすと、イラズラっぽく笑ってつぶやいた。
「…、スペインでは雨は主に平野で降る…、『マイフェアレディ』、イライザのセリフだね」
対面に座る沢村は、プロのメイクにメイクアップされた真央の美顔にカワイイ笑顔が浮かぶのをみて、愉快そうに笑う。

「だって、これからレディになるレッスンするんでしょ」
お姫様扱いされる心地よさに上機嫌の真央が答えると
「すると私はヒギンズ教授かい?…、あんなオジサンじゃなくて、リチャード・ギアだと思うな」
真央の謎かけをすぐに理解した沢村は、『マイフェアレディ』よりも『プリティ・ウーマン』の実業家のほうが自分に合っていると言いたげだった。

「そう…、じゃあイタリア語、勉強しなきゃ」
沢村のスマートな切り返しに真央はうれしそうに笑うと、『プリティ・ウーマン』でジュリア・ロバーツの演じたビビアンが感動したオペラ『椿姫』を持ち出した。
「大丈夫さ、それより今、パスポート持ってるかい?」
こりずに謎かけしてくる真央に愉快そうに笑う沢村は、見るなら本場だと言うつもりなのか、今すぐにでも国際便のチケットを取るような口ぶりだった。

「あのオペラの原題『La traviata』の意味、知ってる?」
『プリティ・ウーマン』でジュリア・ロバーツがしたようにテーブルの下で足を伸ばして、沢村の股間をふざけてイジる真央が、妖しい笑みで問いかける。
「…、『堕落した女』だろ」
真央のおふざけを無視した沢村は、今度の謎かけもあっさり答えて意味深な笑みを浮かべた。

『堕落した女』は朝あのビルを出てから受けた数々の性的虐待に近い経験で、秘めた性向を目覚めさせた今の真央を暗示していた。心の奥に潜む淫らな想いが無意識下に働いて、露悪的な気持ちになっていた真央はそれを問いかけていた。

簡単に正解されて内心つまらない真央は、しかしふくれたりせずに艶っぽい笑顔を保って足先の愛撫を続けていた。

真央 (55)につづく
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== 真央 ==

真央 (53)ナビシート

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真央 (53)ナビシート

「そろそろ行こうか」
真央の魅力的な女体にのめり込みそうな誘惑を振り切ってソフトなキスで切り上げた沢村は、ウットリした真央の美人顔を優しい笑顔で見つめる。

「イク?…、どこへ」
会った直後にあんなに激しく求めてきた沢村に、真央はキスの続きのエッチな期待を秘めてオンナのカラダを熱くしていたが、淡白なキスだけでおあずけを喰らって、拍子抜けな無表情で見返す。

「いいから、ちょっと待って…、コレ、着て」
続き部屋に消えた沢村は、すぐに戻ってきて一点物らしいコートドレスとハイヒールを渡す。

「…、あっち、向いてて、…」
…、これ、だけ?…、下着は?…、でも、言えない…。
薄い生地で袖がレースでシースルーになったコートドレスを受け取った真央は、手触りの良さにウットリしたが、ニコニコこちらを見る沢村に恥ずかしそうに声をかける。アウターだけでインナーがなかったが、沢村に「パンティを持ってきて」なんて言ったら、場の雰囲気がぶちこわしな気がして言えなかった。

…、気持ちいい…、やん、見えそう…、はあんっ…、おしとやかに、しないと、…。
スケスケの衣装を脱いで一糸もまとわない姿になった真央は、しぶしぶ下着無しで素肌に袖を通す。一点物の丁寧な作りはやはりウットリするような着心地で思わず顔がゆるむ。しかしミニ丈の前あきワンピースは一番下までボタンを留めても、歩くだけで大事な部分が見えそうだ。
転んだら、見え、ちゃう、…。
まだ履き慣れないハイヒールに足を通した真央は、緊張してドキドキしていた。スソばかり気にする真央は、サイズぴったりで体の線をはっきり見せるボディコンシャスなコートドレスの、大きく開いたエリから深い谷間がくっきり見えていることまで気を回す余裕がなかった。

「いいね、行こう」
真央が着替えた頃合いと見た沢村は振り返るとニコニコ笑いながら短くほめると、真央の手を取って部屋を出て行く。
「あんっ、はい…」
はあんっ…、歩くの、早い、…。
沢村に引かれてハイヒールにつんのめりそうになった真央は、乱れそうなスソを押さえて沢村の早足気味な歩きに懸命についていった。襟元からあふれそうな胸のナマ肌がゆさゆさ揺れて、固くなった胸の先端がこすれる。真央は意識してないが自然にカラダが熱くなってくる。

「乗って」
ガレージに連れて行かれた真央は、あのビルの地下駐車場で見た高級外車のナビシートを勧められた。
乗って、いいんだ…、はあんっ、気持ち、いい、…。
地下駐車場では乗せてもらえずに悔しい思いをしたが、やっと乗せてもらえてちょっとうれしかった真央は、本皮シートのしなやかな冷たい感触で太ももの素肌を冷やされてゾクゾクする。

「チョット待ってね」
スタートスイッチを入れた沢村はアイドリングのつもりか、しばらく車を出さずに待っていた。心臓のドキドキと不調和な静かなエンジンの振動がカラダに伝わってきて、真央はカラダの奥の気持ちを煽られる気がして、落ちつきなく視線を泳がせる。
すごい、何台あるの?…。
広いガレージにはコレと同じか、もっと高そうな高級車が何台もおかれている。すべて沢村の持ち物とは思えないが、彼が王子様であることは間違いなさそうだ。

「お待たせ、あ、ゴメン…」
「…、いえ…」
エンジンがあったまったようで、ガレージのシャッターをリモコンで開けてシフトレバーに手を伸ばした沢村は、わざとかわからないが指先でナマ太ももに触れた。なんでもなかったようにシフトチェンジして車を出した沢村を、可憐な乙女のつぶやきを漏らして横目で見る真央は、ドキドキしすぎてエリ元から溢れそうな胸元を無意識に押さえていた。

真央 (54)につづく
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== 真央 ==

真央 (52)美しい蝶

ろま中男3 作品リスト
真央 目次

真央 (52)美しい蝶

「私の意識がないときに、何したのっ?」
いつになく肌のツヤがいいことを不審に思った真央は、問い詰めるように沢村を見つめた。

またどこだかわからない場所で目を覚ました真央は不安に駆られて怯えた様子も見せたが、やっと落ち着いて、というより持ち前の気の強さが顔を出し、怒りという強い感情で自分を奮い立たせていた。

「だから、落ち着いて、大丈夫だから…、真央ちゃんをキレイにした看護師やネイリストやエティテシシャンの人たちは、みんな女性だし、私はもちろん、真央ちゃんに指一本触れてないから」
毛を逆立てるメスネコのような強い視線に後ずさった沢村は、言い訳がましい口調で説明する。

「エステシャン?…、うそ…」
イナカ出のどちらかというと貧乏学生の真央はまだエステに行ったことがなかった。都会のあこがれと同義だったエステを寝てる間に経験したことが何となく惜しい気がして、さっきの勢いをなくして言いよどむと、磨き上げられて輝くようなカラダをぼんやり見ていた。

やだ…、私…、寝てる間に…、恥ずかしい、…。
しかし沢村の言う通りだとすると、自分が寝ている間に看護師に体中をキレイにされたことになる。男たちにもてあそばれたオンナの部分まで寝ている間に洗浄されたのかと思うと、恥ずかしさで頬が熱くなる。顔を伏せた真央は、スケスケのシルクローブでほとんど見えている股間を思わず両手で押さえていた。

「…、ホントだ、キレイだよ」
真央の怒りが収まって安心したように表情を緩めた沢村は、思ったままを素直に口にした。最初の頃に比べたらずいぶん砕けた口調になっている。
「キレイ?…、そんな…」
キレイといわれてうれしくないオンナはいない。ついさっきあれほど怒りをあらわにした真央でも、頬がゆるみそうで顔を上げられなかった。

事実エスティシャンに磨き上げられたハタチのカラダは自分で見惚れるほど美しかった。真央はまだ気付いてないが髪もヘアマニキュアでキレイになっている。色こそつけてないが髪のハリとツヤが増して、それだけでも美人が2割増しになっている。だから沢村の言葉はお世辞でもなんでもなく、正直な気持ちだった。

「そうだ、鏡見る?」
真央のご機嫌な様子を見て気をよくした沢村は手鏡を差し出した。キレイになった真央を沢村は単純に喜んでいるように見えた。

これまた凝った装飾で値打ちモノらしい手鏡を慎重に受け取った真央は、
「!…」
わたし…、ホントに?…。
今まで見たことのない自分にしばらく声が出なかった。さなぎから美しい蝶に変身したと言っても過言ではない見事な変身ぶりだった。

普段から化粧っ気がほとんどない真央は、美人に違いないが少年の面差しを残していた。しかし鏡に映った真央はオンナの魅力を全開にした正統派美女だった。プロのメイクの威力をまざまざと見せつけられた気がした。

気の強い所もあるが真央もやはり普通の女の子だった。エステシャンやメイクアップアーチストやネイリストがよってたかって自分をキレイにしたと思うと、自分がセレブになった気がしてなんだか無性にうれしかった。沢村に対する警戒心もだいぶ薄れ、自然に頬が緩んでカワイイ笑顔になっていた。

「でも…、こんなことして、私をどうする気?」
すっかり気をよくした真央はニッコリ笑ってみせる。その笑顔には男を堕落させる妖しい色気が漂っていた。鏡に映る正真正銘の美女に、ご機嫌を通り越して有頂天になってしまった真央はつい軽口を叩いていた。

「ふっ…、キスしたいね」
真央のおふざけに乗った沢村は、言うのと同時に二枚目らしいスマートな所作で真央の唇を奪った。
え…、あん…、はああ、…。
その素早さに大きな目を見開いた真央は、しかしゆっくり目を閉じて沢村の優しいハグに身を任せていた。

真央 (53)につづく
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== 真央 ==

真央 (51)嵐の後の静寂

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真央 (51)嵐の後の静寂

「うあっ…、いやあっ、やめてえっ…、え…」
ホームレスのレゲエ集団に弄ばれるおぞましさにうなされた真央が、自分の悲鳴で目を覚ますとそこはキングサイズの豪華なベッドの上だった。間接照明がシルクのローブを羽織った真央の体を優しく照らしていた。まぶしい光を放つ高級そうな調度品が飾られた部屋に真央はいた。

え…、ここ、どこ?…、くさい、おじさんたちは?…。
ベッドの上で上体を起こした真央は、見慣れない風景にしばらくぼんやりしていた。

「起きた?…、大変だったね」
聞き覚えのある落ち着いた声に真央が顔を向けると、沢村がソファにくつろいだ様子で座っていた。
「何か、飲む?」
外連味のあるゆっくりした動作で立ち上がった沢村は、高級そうなキャビネットを開けてこれまた高級そうな酒を取り出すと、グラスに注いで真央に前に持ってきた。

「…、ごくっ…、うっ、けほっ、けほっ」
警戒しながら受け取った真央だったが、沢村の向ける優しいまなざしに気を取られて、うかつにも一気にそれをノドに流し込んだ。きついアルコールにむせた真央が激しく背中を上下させる。
「大丈夫?…、こっちのほうがよかったね」
むせる真央を見おろす沢村は、あいかわらず抑揚のない声でミネラルウォーターのペットボトルを差し出した。

「…、こくっ…、ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ…、は、はあっ…」
ペットボトルのヘリに唇をつけた真央は、今度は慎重に口に含むと普通の水であることを確認して、一気に半分ほど飲み干した。唇のハシから溢れた滴がアゴを伝ってノドに垂れ、胸の谷間に入り込む。その冷たさに真央はビクッとふるえる。

「あわてなくても、大丈夫だから」
すました笑顔が気安い笑いに変わった。真央はなんだかバカにされたような気がして不満そうに見返したが、
「やだっ…、もう、やめてえ…」
滴の垂れた胸元に目線を下げて、スケスケの衣装を突き上げるツンと立ったピンクの乳首を見ると、ほとんど裸体をさらしているコトに気付いて、あわてて両手でカラダを隠し、怯えた様子で可憐なか弱い声を漏らす。

「もう、心配しなくて、大丈夫だから…、安心して」
ふるえる真央を沢村は優しく抱きしめると、耳元でささやくようにつぶやいた。
え…、やだ、胸が、ドキドキ、してる、…。
沢村のジェントルな態度に真央は何も言えずにうつむいていた。シャツ一枚隔てた沢村の体温が暖かく伝わってきて、少女のように胸をときめかせた真央は、同時に女座りしてムッチリした太ももを合わせた根本の中心部を熱くしていた。

「真央ちゃん、ご苦労様…」
真央の髪を優しくなでる沢村の声が真央の耳にエコーのように響く。
「やっ、やめてっ」
あ…、あの人たちの…、汚れてる…、汚い、触らないで、…。
垢にまみれたレゲエオジサンたちの手で弄ばれた真央は、髪にその臭いが染み付いている気がして、そんな惨めな自分を触られたくなくて、思わず沢村の手を払いのけていた。

「おちついて…、ホントに大丈夫だから…、悪いと思ったけど、寝てる間にキレイにしたから」
真央の涙がにじんだ目を見て、顔から笑いの消えた沢村は翳りある端正な横顔を見せていた。

キレイにした?…、どういうこと?…、なんか、お肌がキレイ?…。
沢村の二枚目ぶりに見とれた自分に気付いてあわてて目をそらしてうつむいた真央は、スケスケの衣装を押さえる手がキレイにネイルケアされて、お風呂上がりのように肌がツヤツヤしているのにやっと気付いた。

真央 (52)につづく
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