2ntブログ

== 短編 ==

短編 (84)裏木戸からジョージ(6)

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
短編 目次

短編 (84)裏木戸からジョージ(6)

「どうぞ」
ドリップしたコーヒーを氷いっぱいのカップに注いだ季絵は、ナマ太ももの奥をのぞかれるのを意識しながら、男の前で膝をついて置いた。

「…、いただきます…」
ムッチリした太ももの根本がキャミで隠れている部分をチラ見した男は、コーヒーも一気飲みした。
「あの、じゃあ…」
そしてすぐに立ち上がると、縁側で靴をはき始める。

「…、あの、これよかったら…、どうぞ…」
え…、いっちゃうの…。
逃げるように急いで靴を履く男の背中がにじんで、痛いほど寂しさがこみ上げて来る。季絵は思い切ってキャミに両手を入れてパンティを脱ぐと、男の前にさしだした。
「え?…」
ホカホカの生パンを渡された配達員がビックリしたように振り返ると、目の前に薄い茂みがあった。

「どうぞ、お好きなんでしょ」
見られてる?…、夫にしか、見せて…、
股間に突き刺さる男の視線に、季絵はソコのスジからいやらしい汁を垂らし、
ううん…、夫だって、こんな風に見たことない…。
ムッチリした太ももをかすかに震わせて、汗が滲んだナマ肌をすりあわせていた。

「うっ…」
男は小さく呻くとプチンと何かが切れる音を聞いた。次の瞬間
「ああっ」
野性に支配された男はくびれたキャミのお腹に抱きつき、板張りの縁側に押し倒した。
「はうっ、うああっ」
ケダモノのように声を上げ、社会の窓から取りだした怒張した陰茎を柔らかい下腹に押しつけた。

「あんっ、やあっ…、やさしく、してえっ、ああ、お願い」
あんっ…、襲われた…、
力が入った手がキャミをまくり上げ、シットリした柔肌を這い回る。
んあっ…、私、求められるっ…。
キレイな乳房が握りつぶされ、醜くひしゃげる。乱暴な愛撫の痛みにもだえる季絵だが、性欲ムキ出しの男から求められる悦びも同時に感じていた。

「あ、そ、そこ…、ああっ…」
あ、ああっ、くるうっ…。
体重を預けてのしかかってくる男に、太ももをムリヤリ広げられた季絵は、秘肉の合わせ目を食い込む男の分身の熱さに、せわしげな吐息とともにうわずった声を漏らした。

「うわっ、はあっ、あっ、んぐうっ」
ケダモノのような本能を押さえつけていた理性の糸が切れて歯止めの無くなった男は、つらそうにゆがむ美顔にますます興奮し、濡れた秘肉の入り口にカウパーまみれの先端を押しつけると、腰を突きだしていた。

短編 (85)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 23:47:06 ━ Page top ━…‥・

== 短編 ==

短編 (83)裏木戸からジョージ(5)

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
短編 目次

短編 (83)裏木戸からジョージ(5)

「え?…」
明るい声でパンティを履いてないと言う季絵に郵便配達の男はギョッとしたが、突き出したキャミの丸いお尻にパンツの線が浮かんでないことをぼんやり見ていた。

「あ、よかったら、お茶でも飲みませんか」
やあん…、こんなに、おっきくして…。
昨日よりも膨らんだ股間をチラ見した季絵は妙にワクワクして、身動きできずに固まっている男に居間に上がるように勧めた。
「え?…、あ、あの…」
ほとんどハダカと同じ薄っぺらいキャミのみの美人妻に誘惑されて、スケベな妄想で頭がいっぱいの男は、ますます動けなくなっていた。

「あ、ごめんなさい、ちょっと失礼して…」
あ、ノーパンじゃ、恥ずかしい…。
少女のようにはしゃぐ季絵は洗濯済みパンティを握っていたコトを思い出すと、また男に背を向けて足に通した。
「う…」
ヒモのようになったパンティが太ももからキャミをまくってナマお尻に引き上げられるのを、ジッと見つめた男は痛いほど股間を膨らませ、みっともない声を漏らして腰を引いた。

「いつもこんなところまで届けて頂いて、感謝してます、さあ、どうぞ」
遠慮しないで…、ね…。
男にノーブラでタプタプ揺れる胸を押しつけた季絵は、縁側から居間に引っ張って行った。
「あ、あの…、失礼します」
腕に食い込む柔らかい弾力に鼻の下を伸ばした男は、完全に季絵のペースに巻き込まれ、居間で膨らんだ股間を隠すようにして正座した。

「どうぞ、何もありませんけど、召し上がってください」
カラダ大きいから、いっぱい食べるわね…。
季絵は昼食をあまり食べないが、今日は気合いを入れてスタミナが付きそうな料理を大量に用意していた。
「え、あ、いただきます…」
食卓に前のめりになって、大きくあいた胸の深い谷間を見せつける美人妻をチラチラ見る配達員は、ゴクンとツバを飲み込むと料理に手を付けた。
「んっ、がふっ、んぐっ、うっ、んがっ」
目の前にある一番の御馳走に手を出せない配達員は、押さえきれない性欲をごまかそうとするかのように料理をがむしゃらにかき込んでいた。

「うふっ」
ホント、いっぱい食べるのね…。
ケダモノのように料理に食らいつく男をニコニコ見つめる季絵は、オマタを緩めてナマ太ももを開き気味にし、パンティにスジの形のシミを作っていた。
「んっ、ぷっ、ごちそうさまでしたっ」
ヤケクソでみごとに料理を全部平らげた男は、膨らんだ腹に苦しそうにアゴをあげていた。

「じゃあ、コーヒー煎れますね」
苦しそうな満腹男がうれしそうな季絵は、パンティが見えそうなキャミのお尻をプリプリ振って台所に行く。
「あ…」
苦しそうに上を向いていた男は、腰をずらすとローアングルから揺れるキャミのスソを見つめていた。ハイレグパンティは見えず、ナマ下尻が歩くたびにプルプル弾むのが見えていた。

短編 (84)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 20:23:07 ━ Page top ━…‥・

== 短編 ==

短編 (82)裏木戸からジョージ(4)

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
短編 目次

短編 (82)裏木戸からジョージ(4)

はああ…。
洗濯に取りかかった季絵は、洗濯槽の回転する水流を見つめていた。

あ…、アレが…、
ぐるぐる回る洗濯物の中から郵便配達員のアレが出てきた。
あ、はあっ、回ってるうっ、あん、ああっ…。
突然洗濯機に吸い込まれた季絵は、逆回転を繰り返す渦巻きに裸体をかき回されて、極太のアレに深く貫かれる悦びに溺れていた。

あっ…、これも…、
我に返ってハッとなるた季絵は、スカートをまくり上げて艶めかしい下半身をさらした。
洗わないと…、
そして恥ずかしいシミを作ったパンティを、熟れた女体をムッチリ折り曲げてセクシーな脚線美から抜き、洗濯機に入れた。
そうだ、全部洗っちゃおっ…。
そしてなにかいいことを思いついたように目の奥に妖しい輝きを帯びた若妻は、着ているモノを全部脱いで入れた。

これでいいわ…。
一糸まとわぬあらわな姿で寝室に向かった季絵は、土曜の夜に寝間着代わりに着ていたキャミをチェストから取りだした。
そうね、お化粧も…。
何も身につけてない美しい裸体にツルツルした生地を滑らせた季絵は、体の柔らかい線がクッキリ表れているのを鏡で確認すると、いつもより念入りに化粧をはじめた。

うまく、出来た…、
セミロングの髪を念入りに梳く季絵は、完璧メイクでコールガールのような妖しい色気を漂わせていた。
うふっ…。
昨日までなら嫌悪を感じていたかもしれないセクシーな自分に、今日の季絵は満足そうに笑っていた。

庭で洗濯物を干す季絵はノーパンの股間がスースーするのを感じながら、パンティをわかりやすい位置にした。それから大急ぎで一通りの準備を済ませると、季絵は居間のふすまの陰に隠れてヒザを抱えて座り、すぐに居眠りをはじめた。

…、播口さん…。
ん…、来た…。
うつうつらしていた季絵はいつものバイクの音と郵便配達員の声に目を覚ましたが、すぐには出て行かずに庭の物干し台をうかがっていた。

あ…、
昨日の配達員が怪しい足取りでゆっくりと物干し台に近寄ると、パンティに手を伸ばした。
やっぱり…。
下着ドロの正体を突き止めた若妻はうれしそうだった。

「ご苦労様」
男の手がパンティにかかる寸前、季絵はふすまの陰から姿を現した。カワイイ笑顔を見せていたが、揺れるノーブラの胸はドキドキしていた。
「あっ」
慌てて振り返った男は、素早く手を戻したがうつむいて震えているように見えた。

「いつも、ご苦労様です」
短いキャミからあらわになったナマ太もも見せつけるようにしゃがんでつっかけをはいた季絵は、物干し台の前で緊張した面持ちを見せる男の股間を見てニッコリ笑うと
「やだ、恥ずかしい、今履いてないんです」
干したパンティをひったくるように取って、配達員に大きく開いた背中を向け、谷間のクッキリした胸を押し潰すようにギュッと握った。

短編 (83)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 18:41:29 ━ Page top ━…‥・

== 短編 ==

短編 (81)裏木戸からジョージ(3)

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
短編 目次

短編 (81)裏木戸からジョージ(3)

あ…、アレ…。
いつもはなんでもない夕飯の買い物も、女の悦びを知った季絵にはなんだか新鮮に感じた。

おっきい…、
野菜コーナーのニンジンを見て郵便配達の男のアレがダブった季絵は、少女のように頬を染めてドキドキしていた。
私…、変態だわ…。
はしたない想像をする自己嫌悪に顔が熱くなったが、季絵はソレを買い物かごに入れた。

はああ…、
春先の風に吹かれて自転車を漕ぐのもなんだか気持ち良かった。
いい気持ち…。
スベスベした張りいい太ももを上下させてペダルを漕ぐ季絵は、端正な横顔に微笑みさえ浮かべていたが、履き替えたパンティにはいやらしいシミが出来ていた。

ニンジン…、
夕餉の支度をはじめた季絵は、大きめのニンジンを買い物袋から取りだしてしばし見つめていた。
ゴツゴツ…、してる…、
固いニンジンを握って皮を剥く若妻は、妙に息が弾んでドキドキしていた。
あの人も、こんなかしら…。
頭に浮かんでくるのは郵便配達員の膨らんだ股間であり、屹立したソレを握って息を弾ませる自分だった。

や、やだっ…、私、変だわ…。
妄想に浸って湿った吐息で形のいい胸を上下に揺らしていた季絵は、セミロングの髪を乱してかぶりを振ると、夕食の準備に専念しようと自らを叱りつけた。


午前零時近くに帰ってきた夫は、あっため直した食事を何も言わずに平らげると、短い入浴時間の後、すぐに床についた。
「…」
あなた…、お願い…、
背を向ける夫に季絵は寄り添ってノーブラのドキドキする胸を押しつけたが、夫はすぐに寝息を立て始めた。
どうして…、あなた…。
夫に拒絶されたと感じた季絵は、女体の芯でくすぶる欲情の炎に切なげにもだえ、湧き上がるうずきに耐えれず、声を殺して泣いていた。

「いってらっしゃい…」
はあ…、
朝までよく眠れなかった季絵は夫を送り出すと、何もする気が起きずにキッチンで座っていた。
あの人の…、大きな、アレで…、
寝不足でぼんやりした季絵は太ももの間に手を入れ、郵便配達員の股間を思い浮かべていた。無意識にパンティの上からコスリはじめた若妻は、
あ、ああ…。
夫とは比べものにならないソレに貫かれ、女の悦びにはしたなく乱れる妄想に浸り、生ぬるい空気に包まれていた。

「ん、ああ…」
い…、イク、う…。
キッチンテーブルではしたなく太ももを広げて一人エッチにもだえる季絵は、こもった声を漏らして火照った女体を反らせると、しばらく湿った吐息にまみれていた。
…、片付け…、しなきゃ…。
息が落ち着いて寂しい現実に戻った若妻は、うつろな目で立ち上がると朝食の後片付けをはじめた。

短編 (82)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 17:59:03 ━ Page top ━…‥・

== 短編 ==

短編 (80)裏木戸からジョージ(2)

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
短編 目次

短編 (80)裏木戸からジョージ(2)

アレって…、
郵便配達の男は会話もなくすぐに裏木戸から出て行った。遠ざかるバイクの音を聞きながら、
あれ、よね…。
洗濯物の取り込みをする季絵はアレが目に焼き付いて忘れられなかった。

…、まさか…。
そして洗濯物を取り込み終えた季絵は、昨日無くなった下着とあの男を結びつけて考えていた。

そんなこと…、
男の顔ははっきり思い出せないが、あの股間のふくらみとガッシリした体型を思い出すと、下腹のあたりがキュンとなって妙にドキドキした。
あ、あん…、
居間に正座して洗濯物を畳んでいた季絵は、いつのまにか開いた太ももの間に手を差し入れて、パンティを触っていた。

「…、あ…」
だ…、だめ…、あんっ…。
湿り気を帯びたパンティに細い指が食い込んでいた。パンティ越しにポッチに触れた時、鼻から抜けるような声が漏れて、カラダがビクッと震えた。
や…、あ、ああ…。
やめなければと思うほど、指先はパンティに食い込んでいた。昼間からイケナイことをしていると思うと、よけいに興奮してやめられなかった。

あ…、はあ…、ああっ…、
裏木戸から入ってくるのは郵便配達のあの男ぐらいで、縁側に開けはなった居間を誰かに見られることはまず無いが、
はあ、見られちゃう…。
誰かに見られたらと思ったらよけいに変な気分になって、指先が食い込んだアソコからいやらしい滴があふれてくる。

「んっ…、あっ…」
やん…、やあ、あっ…、
手を挟んだ太ももを悩ましげにすりあわせて畳の上でみだらにもだえる若妻は、小さくあえぎ声を上げると太ももの筋肉を緊張させ、
イク、う…。
ヌメリ気にまみれた肉の切れ目に指を差し込んだままの股間を突きあげて絶頂に達した。
「は、ああっ、はあっ」
あ…、ああっ…。
夫の自分勝手なセックスでは感じることの無かった女の悦びだった。
ん、はあ…、ああ…。
畳にペッタリ付けた片足を折り曲げ仰臥する季絵は、汗が滲んだお腹の柔肌を湿った吐息で上下させ、かすかに笑みを浮かべた恍惚の表情で暗い天井を眺めていた。。

「やだ…、お義父さん?…」
はあ…、え、見てる?…、
オンナ盛りのカラダを襲った快感のさざ波が収まってけだるそうに体を起こした季絵は、仏壇の写真が目に入ると、慌ててまくれあがったスカートを元に戻した。

やだ…、恥ずかしい…。
頬を上気させてそそくさと部屋に戻った季絵は、パンティを履き替えると夕飯の買い物に出掛けた。

短編 (81)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 16:30:28 ━ Page top ━…‥・

== 短編 ==

短編 (79)裏木戸からジョージ(1)

ろま中男3 作品リスト ← 初めての方はこちらをご覧下さい。
短編 目次

短編 (79)裏木戸からジョージ(1)

播口季絵は24歳、大学卒業後すぐに親から勧められた見合い相手と結婚して3年目の若妻。現在35歳の県庁職員の夫と、郊外の純和風の一軒家に二人暮らししている。

純和風と言えば聞こえはいいが、戦前から建っている農村の旧家だ。お嬢様育ちの季絵は一目見て座敷童でも出そうだと怖じけたが、今は逆に出てきて欲しいとさえ思っている。

典型的な仕事人間の夫は毎日残業が当たり前、通勤に2時間かかるので帰るのはいつも午前様。朝は6時に家を出るので会話もほとんどない。

夫との時間は土曜日の夜のセックスぐらいだ。仕事人間でも子供は欲しいようで、土曜日の夜は季絵のカラダを貪るように求めるが、終わるとすぐに寝てしまう。

美人でスタイルも良く、明るい性格の季絵は学生時代に多くの男子学生から言い寄られたが、厳格な親に育てられたせいか奥手で、特定の男友達さえいなかった。夫が初めての男でまだセックスで満足感を得たことがない。

夫の両親がいたときにはそれなりに賑やかだったろうが、季絵が嫁入りする前に亡くなっていた。夫が登庁中は家事を終えてしまえばやることもなく、だから座敷童でもなんでもいいから出てきて、相手をしてくれないかと思っている。


…、寝てた?…、
縁側の居間で居眠りしていた季絵はけだるそうに体を起こした。
あ…、洗濯物…。
今日も夫の帰りは遅い。寝ぼけ顔のまま縁側でつっかけを引っかけた季絵は、洗濯物を仕舞いはじめた。

あれ?…、
洗濯物も夫と自分のモノだけだからたいして量はない。取り込みはすぐに終わり、下着が足りないことに気付いた。
落ちた?…、
風に飛ばされたのかと思って庭を探したが見つからない。
変ね…。
そんなに気に入っていた下着でもなかったし、一枚無くなったからといって何か困るわけではないので、季絵はそのことをすぐに忘れて夕飯の買い物に出掛けた。

次の日も午前中に家事を終えて、特にやることもない季絵はまた居間で居眠りしていた。

…、播口さん…。
…、え?…。
遠くから呼ぶ声がして目を覚ますと、郵便配達の男が庭に立っていた。

「播口さん、郵便です」
男の顔は知っていたが名前は知らない。この親切な郵便配達員は表玄関のポストではなく、わざわざ裏木戸から入ってきて郵便物を届けてくれる。
「…、ご苦労様です…」
…、あ…。
寝ぼけまなこで郵便物を受け取った季絵は、伏せた目の視界に入った男の股間を見て目が覚めた。

男の股間は持ち物の立派さを示すように、制服の上からでもはっきりわかるほど膨らんでいた。

短編 (80)につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。(別ウインドウが開きます)
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(愛欲)へにほんブログ村 1日1クリックご協力をお願いします。(別ウインドウが開きます)

┃ テーマ:自作長編官能恋愛小説 ━ ジャンル:アダルト

┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 16:03:10 ━ Page top ━…‥・
New « ┃ Top ┃ » Old