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短編 (81)裏木戸からジョージ(3)

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短編 目次

短編 (81)裏木戸からジョージ(3)

あ…、アレ…。
いつもはなんでもない夕飯の買い物も、女の悦びを知った季絵にはなんだか新鮮に感じた。

おっきい…、
野菜コーナーのニンジンを見て郵便配達の男のアレがダブった季絵は、少女のように頬を染めてドキドキしていた。
私…、変態だわ…。
はしたない想像をする自己嫌悪に顔が熱くなったが、季絵はソレを買い物かごに入れた。

はああ…、
春先の風に吹かれて自転車を漕ぐのもなんだか気持ち良かった。
いい気持ち…。
スベスベした張りいい太ももを上下させてペダルを漕ぐ季絵は、端正な横顔に微笑みさえ浮かべていたが、履き替えたパンティにはいやらしいシミが出来ていた。

ニンジン…、
夕餉の支度をはじめた季絵は、大きめのニンジンを買い物袋から取りだしてしばし見つめていた。
ゴツゴツ…、してる…、
固いニンジンを握って皮を剥く若妻は、妙に息が弾んでドキドキしていた。
あの人も、こんなかしら…。
頭に浮かんでくるのは郵便配達員の膨らんだ股間であり、屹立したソレを握って息を弾ませる自分だった。

や、やだっ…、私、変だわ…。
妄想に浸って湿った吐息で形のいい胸を上下に揺らしていた季絵は、セミロングの髪を乱してかぶりを振ると、夕食の準備に専念しようと自らを叱りつけた。


午前零時近くに帰ってきた夫は、あっため直した食事を何も言わずに平らげると、短い入浴時間の後、すぐに床についた。
「…」
あなた…、お願い…、
背を向ける夫に季絵は寄り添ってノーブラのドキドキする胸を押しつけたが、夫はすぐに寝息を立て始めた。
どうして…、あなた…。
夫に拒絶されたと感じた季絵は、女体の芯でくすぶる欲情の炎に切なげにもだえ、湧き上がるうずきに耐えれず、声を殺して泣いていた。

「いってらっしゃい…」
はあ…、
朝までよく眠れなかった季絵は夫を送り出すと、何もする気が起きずにキッチンで座っていた。
あの人の…、大きな、アレで…、
寝不足でぼんやりした季絵は太ももの間に手を入れ、郵便配達員の股間を思い浮かべていた。無意識にパンティの上からコスリはじめた若妻は、
あ、ああ…。
夫とは比べものにならないソレに貫かれ、女の悦びにはしたなく乱れる妄想に浸り、生ぬるい空気に包まれていた。

「ん、ああ…」
い…、イク、う…。
キッチンテーブルではしたなく太ももを広げて一人エッチにもだえる季絵は、こもった声を漏らして火照った女体を反らせると、しばらく湿った吐息にまみれていた。
…、片付け…、しなきゃ…。
息が落ち着いて寂しい現実に戻った若妻は、うつろな目で立ち上がると朝食の後片付けをはじめた。

短編 (82)につづく
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