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== ブリとブラ ==

ブリとブラ (13)名も無き二人の漢

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ブリとブラ (13)名も無き二人の漢

このど外道…、ご主人様を、離せ…。
律の貞操の危機を見上げる血の涙でにじんだ目があった。ついさっきまで律の股間を守っていたパンティだ。


やめろっ、ど変態がっ…。
彼に名はない。仮に律パンとしておこう。大山にあっさりとはぎ取られた律パン(仮)は、
くそおっ、ご主人様っ…。
ご主人様を守るべき使命を果たすこと叶わず、床に打ち棄てられた屈辱にまみれ、悔し涙ににじんだ目で変態筋肉の暴挙を見上げていた。

やめろおっ、ご主人様に、触るなっ…。
その柔らかい感触の天にも昇るような幸福感を知っている律パン(仮)は、瑞々しいカラダをまさぐる変態筋肉のイヤらしい手を憎々しげに見つめ、
く、くそお…、こ、殺して…、殺してやるっ…。
身がちぎられるような悔しさに苦悶し、真性変質者に殺意のこもった怒りを燃え上がらせた。

や、やめてくれっ…、頼むから、それ以上は…。
いよいよ邪悪な肉棒が律の中心部に攻め込もうとする段になって、愛するご主人様の窮地に何も出来ない無力感と絶望に押し潰されそうな律パン(仮)の悔し涙は、血の涙に変わっていた。
おい…。
そのとき律パン(仮)を呼ぶ声がした。彼が血の涙に濡れた目を向けると、声の主は大山の薄汚れた白ブリーフだった。彼にも名はない。仮に白ブリとしておく。

なんだよ…、アンタ…。
憎き大山のブリーフに、律パン(仮)は敵意ムキ出しの憎悪の目を向けた。
…、手伝ってやるよ…。
血の涙にまみれたキツイ視線を受け流した白ブリ(仮)は、落ち着いた声で問いかけた。

手伝う?…、なにを…。
意外な申し出に勢いをそがれた律パン(仮)が、素の声で問い返す。
ご主人様を助けたいんだろ…、手伝ってやるよ…。
大山のくるぶしに絡まった白ブリ(仮)は、突き放したように冷静だった。

なんで…、この変態、アンタのご主人様だろ…。
身を焼かれるような怒りにかられても、手をこまねいているしかなかった律パン(仮)にとって、渡りに船な申し出だったが、にわかには信じられなかった。
コイツのクッサイ股間はもう…、コリゴリなんだよ…。
自嘲気味な笑いを漏らした白ブリ(仮)が語り出した。

オレはコイツの変態行為を、ずっと見てきた…。
人間としてとても許されないことも、黙って見てきた…。
こんなヤツでも、オレのご主人様だからな…。
でも、オマエの血の涙を見て、考えを変えた…。
ご主人様の間違いを正すのも…、オレの役目なんだってな…。

ホントに、いいのか?…。
まだ半信半疑の律パン(仮)は、白ブリ(仮)の真意を探るように見つめる。
ああ、このバカの足に絡まれば、オマエのご主人様を助けられるだろ…。
律パン(仮)の真剣な視線をシレッとした目で受ける白ブリ(仮)が、律救出作戦を提案した。

でも…、コイツの力じゃ…。
それは律パン(仮)も真っ先に考えた事だが、所詮女性用下着ではその人間離れした脚力であっという間に引き裂かれるのは明白だった。
だから、オレとやるんだろ…、オレは女性用下着みたいに、華奢じゃねえぜ…。
律パン(仮)の憂慮を見越した白ブリ(仮)が、ニヒルな笑いで応える。

でも、いいのか、アンタだってタダじゃ済まないぞ…
わかってる…、陰腹って知ってるか…、主人に意見するなら、そのくらいの覚悟はな…。
アンタ…、死ぬ気だな…。
オマエだって、無事でいられるとは思ってないだろ…。

陰腹とは主君に意見しようとする武士が前もって腹を切ることで、みずからの命を差し出してまで忠義を示すことだが、そんな時代錯誤な意気込みが、心を入れ替えた白ブリ(仮)の男気を見事に表していた。

そうだな…、
斜に構えた白ブリ(仮)の背中に、死を覚悟した漢のすがすがしさを見た律パン(仮)は、
すまない、頼む…。
心が洗われるような感動に震えながら、巨大で邪悪な存在に対する恐怖など忘れて、自分の命と引き替えに律を助ける決心をした。

いいんだ…、いくぜ、相棒…。
ああっ、いこうぜ、相棒…。
つかの間熱い友情をかわした律パン(仮)の目は、キレイな涙で濡れていた。白ブリ(仮)が両くるぶしに絡むのと同時に、律パン(仮)も筋肉バカの足首に絡みついた。


律パン(仮)と白ブリ(仮)のやりとりなど、もちろん律の知るところではない。しかし二人の熱意が天に通じたのか、律が最後まであきらめなかったからか、チャンスはすぐにやってきた。

ブリとブラ (14)につづく
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ブリとブラ (12)律の危機

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ブリとブラ (12)律の危機

「はあ…、だべりすぎたな…」
女子更衣室で律は通常のブラからスポーツブラに着替えていた。一人言をつぶやきながら、朝一のティータイムでゆるみがちな気持ちを、授業に向けて引き締めようとしていた。

中井戸律め…、けしからんカラダしやがって…。
そんな真面目な若い体育教師の瑞々しくセクシーな女体を、イヤらしい視線が視姦していた。

「…、だれ?」
ブラを外してパンティ一枚だけになった律は、淫らな視線を受ける背中におぞましい寒気を感じ、諸肌をさらしたまま胸を両手で押さえて振り返る。
なっ…、なんて、勘のいいヤツ…。
ロッカーに隠れて完全に気配を消していたつもりの闖入者は、体中から発散するスケベオーラがダダ漏れで、ロッカーのスキマから噴出していることなど全く自覚してなかった。

「出てきなさいっ、この変態っ」
正義感の強い体育教師は不埒な卑劣漢を成敗すべく、不穏な空気を漂わせるロッカーを一喝した。
なぬうっ、無礼な…、変態とは聞き捨てならん…。
そのものズバリの指摘だったが、本人には全くそのつもりがないので、ロッカー内の変質者は見当違いの言いがかりと憤りながら、若く瑞々しいからだを正面から見て恥知らず股間を膨らませていた。
「出てこないなら、こっちから行くわよ」
正義の勝利を確信する凛々しい横顔は、返り討ちに遭う危険など全く考えずに、ロッカーを開いた。

「この、無礼者っ」
律がロッカーを開けると、どうやってこの体格が収まっていたかと驚愕するほどの巨体が飛び出し、柔らかい女体に抱きついて口を押さえた。
「んっ…」
お、大山っ?…。
筋肉のかたまりに抱きすくめられて身動きできない律は、その声と生臭い息で中年体育教師の大山だとわかった。

40過ぎで独身の大山は、性的欲求不満の固まりのような男だった。律にあからさまにイヤらしい視線を向けるのは日常茶飯事で、
「運動着は、ブルマだ」
などとコスプレまがいの衣装着用を強制するセクハラ発言さえ連発していた。

その都度セクハラだと訴えてきっぱりと退けていた律だが、しかし体育主任の大山は一応上司であり、それ以上強硬にはできなかった。

そんな律の遠慮を自分への好意だと独りよがりに信じ込んだ変態は、とうとう女子更衣室に忍び込むというあからさまな犯罪行為に手を染めたのだった。

「中井戸、オマエは年長者に対する態度がなっとらん」
なんとか逃れようとジタバタする律を片手で押さえ込んだ筋肉のかたまりは
「この精神注入棒で教育してやる」
タイツのように下半身に張り付いたジャージを下げると、怒張して邪悪な熱気をまき散らす肉棒を律の柔らかい女体に押しつけた。

「犯罪ですよ、やめなさいっ」
バカデカイ手の平が外れて口を解放された律は、毅然とした声で大山の暴挙を訴えたが、
「だから、これは教育だ、すぐに済むから、おとなしくしろ」
棍棒並みのソレを律のお尻にこすり付けて、柔らかい弾力の気持ち良さにご満悦の変質者は、ゆがんだニヤケ顔でくっさい息を律のうなじに吐きかけていた。

「やっ、やめろっ、変態っ」
お尻のワレメに食い込むソレに総毛立つようなおぞましさに襲われた律は、ヒジ打ちや後ろ蹴りを繰り出したが、筋肉のかたまりには蚊に刺されたほどにも感じなかった。
「変態とはな…、やはり、これは親身な教育が、必要だな」
変態呼ばわりを不当な言いがかりと感じる真性性的異常者は、分厚い唇をベロリと舌で舐めつけると、パンティを引きずり下ろした。

「やっ、やだっ」
最後の砦のパンティを奪われて一糸まとわぬ姿にされた律は、急に恥ずかしさに襲われて弱気な女性の顔を見せた。
「誰かあっ」
変態に陵辱される危機に恐怖した律は、わずかな茂みを隠すように内マタに力を込め、悲痛なか弱い女性の声を上げた。

「動物の交尾は数秒から数十秒だ」
女々しい悲鳴に興奮して加虐色情を体中に充満させた大山は、やくたいもない早撃ちを自慢気に宣言すると、
「すぐに済むから、じっとしてろっ」
お尻のワレメを強引にこじ開け、先端にヌメリ気を帯びた邪悪な精神注入棒を、女体の中心部に押しつけていた。

ブリとブラ (13)につづく
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