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== 紗羅 ==

綺羅 (88)結子と智貴

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綺羅 (88)結子と智貴

「そうだ、紗羅、晩ご飯のお買い物…、行ってくれないか?」
ラバースーツで緊縛された結子の後ろから抱きついて、濡れ濡れマ○コに突き刺したままの恥知らずな姿で、やっとファースト版プラグスーツを装着した紗羅を体良く追っ払おうとした。

「あ、ああ…、晩ご飯?…、わかった…」
あん、おナカで…、はあっ、紗羅、バカになりそう…、ああん、お父さん、はあ、結子さんと二人きりに、あはあ…、なりたいんだ…、ふん、いいよ、邪魔モノは、はあっ、消えてあげる…。
プラグスーツの股間に装着されたシリコン製の張り形に犯される美少女は、カワイイ顔に悩ましげな表情を浮かべて、智貴のミエミエのお使いに行くコトにした。

「紗羅ちゃん…、ごめんね…」
ブラックラバースーツで成熟した女体を引き絞られて後ろ手に拘束された結子は、官能小説家と二人きりのただれた時間を心待ちにして熟れた女体をワクワクさせながら、部屋を出て行こうとする紗羅に悩ましげな笑みを浮かべていた。

「…」
…、結子さんには、あんっ、助けてもらった恩が、はあん…、あるし、いまだけ、あっ、お父さん貸して、ああっ、あげる…。
プラグスーツから生えた血管まで再現されたシリコンバイブに幼い女体をもだえさせる綺羅は、なかばエロボケ状態で、メスの濃厚なフェロモンが漂う部屋から出て行った。

「ひどい人ね、お父さん…」
綺羅が出て行くと引き絞られた柔らかいカラダをひねった結子が、血走った目で見つめる変態官能小説家の劣情をハスキーな声で煽る。

「お父さんじゃない、今は1匹のオスだっ」
自由の効かないカラダを淫らな妄想でゾクゾクさせる結子の、被虐的なイジメられたい空気をまとった悩ましげな横顔にしゃぶり付くと、リップでヌメヌメした妖しいテカリを放つ唇に吸い付き、ムッチリ太ももを広げさせて、濡れたスジに埋没した息子を確認してから腰を振りだした。

「んっ、ふあっ、ああ、いっ、いいっ、はっ、もっと、ああっ」
ムリヤリ侵入してくるネチョネチョの舌に口腔内を弄ばれた結子は、スキマから男を誘うエッチな声を漏らしながら、突き出したお尻をパンパンと打つ激しい挿入によがりもだえていた。


はあ…、この格好じゃ、ああ…、ダメだね…
父と結子が絡み合う様子が頭に浮かんできて、イラつきがちな気持ちをヤキモチでチリチリさせた紗羅は、体の線がはっきり出たプラグスーツで外に出る恥ずかしさにようやく気付くと、母親のフード付きポンチョを頭からかぶって家を出た。


「おっ、おおっ、いっ、あっ、いいか、はあっ、おっ、おおっ」
抵抗できない女体をバックから責め立てる官能小説家は、ラバーに引き絞られてプックリしたツルツル肌に指を食い込ませ、ケダモノのようにがむしゃらに腰を振る。

「いっ、あっ、もっ、もっと、は、ああっ、いっ、いくうっ、あひっ」
拘束された後ろ手にもどかしげに力を入れる結子は、綺羅のベッドに顔をうずめて突き上げたお尻の奥に、挿入を繰り返す熱い肉棒にメスをむき出しにしたはしたない嬌声を上げる。

「くっ、いっ、いいか、あっ、うっ、ぶっ、もっと、あうっ、よくして、やるっ」
どSな加虐色情に支配された中年は、美しい女体が見せる黒いオビに絞られた淫靡なフォルムにますます倒錯した興奮を昂ぶらせていた。

「あっ、いっ、いい…、やっ、いっちゃうっ、いっちゃうっ、ううっ…」
とろけそうな極上の女体にのめり込んで、息継ぎするのも忘れて激しい挿入を繰り返す智貴に、結子は快感の頂点に突き上げられていた。
「やっ、あっ、いっ、はあっ…」
女体で荒れ狂う官能の嵐に突き上げられた結子は、後ろ手に後頭部を押しつけそうな勢いでのけ反って、のしかかってくる智貴に後ろ髪をすりつける。

「いっ、くぞっ、おっ、あっ、はっ、ああ…」
智貴も同時に絶頂を迎えていた。裏スジを駆け上がる熱いほとばしりを感じた官能小説家は、女の色気でムッチリした腰肉をがっちりつかむと、ふくれあがったズルムケチンポを思いっきりたたき込む。
「おっ、お、おおっ…、あ、はあっ…」
子宮口にカリを突き刺してドクドクと息子を脈動させた智貴は、喉の奥から快感のうめき声を上げて、健康な女体に種付けする本能的な悦びに中年顔をだらしなく緩めていた。

綺羅 (89) につづく
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== みなしごルリイ パパと呼ばないで ==

みなしごルリイ パパと呼ばないで (7)瑠美の手紙

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みなしごルリイ パパと呼ばないで (7)瑠美の手紙

「そう思われても、しょうがないが…、私は瑠美を、懸命に探した…」
大きな目に涙を溜めてじっとにらみつける少女の視線が心に突き刺さる痛みに耐えるかのように、つらそうに顔をしかめた豪徳寺が低くこもった声でつぶやく。


豪徳寺から熱烈に愛されて目がくらむような幸福の絶頂にいた瑠美は、実は豪徳寺が日本でも有数の資産家の総領息子だと知った。

あるいは二人の破局をたくらんだ豪徳寺の両親の差し金だったかもしれないが、両親が他界した今となっては知る術もないし、知ったところで何の意味もない。

自分のように親もなく素性のはっきりしない娘は、輝かしい人生が待っている豪徳寺にとって足手まといにしかならないと、瑠美は考えるようになった。

そしてルリイを身ごもった兆候が瑠美に身を引かせる決定的な動機となった。

自分が妊娠したことを知れば豪徳寺は間違いなく求婚するだろう。それは瑠美が夢にまで見た幸せな光景だったが、同時に自分が豪徳寺の家にふさわしい人間ではないという想いが、社会の片隅でひっそりと生きてきた娘の心に重くのしかかった。

資産家である親の期待に応えて誰からも尊敬される立派な人間になることが、豪徳寺にとって一番大事なことだと決意した瑠美は、胸が張り裂けそうな辛い想いに心の奥に押し込めて彼の前から消えた。

突然瑠美が姿を消して、豪徳寺は狂ったように心当たりを手当たり次第に探した。

時代錯誤とも思える、しかし愛するが故の悲しい決意をした瑠美は、きっと自分を探すはずの豪徳寺には絶対に手の届かないであろう遠い土地へ、食堂の老夫婦にも告げずにお腹のルリイと二人きりで姿を消した。

今でこそ日本で有数の大財閥の頂点に君臨する豪徳寺だが当時はただの学生で、固い決意を秘めてひっそりと姿を消した瑠美を見つけることは出来なかった。

得体の知れない娘がいなくなってくれて好都合とさえ考えていた両親は、息子の深い悲しみなど理解しようともせず、瑠美を探すための援助もしなかった。

瑠美を失って幽鬼のごとく生気を無くした豪徳寺は、しばらく人間不信に陥っていた。

そんな豪徳寺の落胆を見通したかのように、一通の真っ白な差出人不明の手紙が届いた。


豪徳寺稔様

突然いなくなってごめんなさい。
でも私にはそうするしかなかった。
立派な人になってください。それだけが私の望みです。
遠い空の下でいつもあなたのことを想っています。

瑠美


短い文章に込められた瑠美の固い訣別の意志が、豪徳寺を底なしの絶望に突き落とす。その場に崩れ落ちた豪徳寺は大声を上げて泣いた。

あたりはばからず悲痛な叫び声を上げて慟哭する姿は、両親をはじめとする回りの人たちを、大事な跡取り息子が狂ってしまうのではないかと恐怖させるほどだった。

発狂するには至らなかった豪徳寺だったが、いつまでも一緒にいるはずだったベターハーフをなくし、まるで半身を削り取られてしまったように憔悴して生気を無くしていた。

しかし彼を立ち直らせたのはやはり瑠美だった。人生の目的を失ったかにみえた豪徳寺だったが、苦悩の末に自分に出来ることは瑠美の望みを叶えることだけだと思い至った。

瑠美が妊娠していたことは全く知らなかったが、自分と同じ深い悲しみに耐え、なにより自分の将来を想って姿を消したとしか考えられなかった豪徳寺は、瑠美の唯一の望みを叶えることだけが生きる拠り所となった。

いつか瑠美と再会するときに彼女が望む人間になっていることだけが、豪徳寺の存在理由になった。

こうして立ち直った豪徳寺は図らずも両親の期待に応え、豪徳寺財閥の総帥たる帝王学を身につけていた。今の彼は瑠美が望んだ以上の立派な人間であり、日本を代表する経済人になっていた。


「だったら…」
どうして…、やっぱり、そんなの、へんだよ…。
瑠美を誰よりも愛したことは熱く語っても、愛する人を失った心の傷には一切触れない豪徳寺に、15年以上も前に姿を消したひとりの女性を愛し続ける男の気持ちを理解しかねる少女は、しかし中年紳士の深い暗い心の闇を潜在意識で感じ、母娘の恨み言を言いよどんでいた。

みなしごルリイ パパと呼ばないで (8)につづく
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