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== 真央 ==

真央 (20)昇華されない想い

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真央 (20)昇華されない想い

真央は駅に向かって歩いていた。沢村という男に目覚めさせられた女としてのカラダが騒いでしょうがないが、どうにも出来ないもどかしさで表情が険しくなる。かと思えば昨日までの人生で身につけてきた常識ではあり得ない、とんでもない事態に巻き込まれた自分の運命に急に落ち込んで、足取りが重くなる。

ふとカバンからケータイ出して見るとまだ7時台だった。真央はレーストップストッキングの脚線美をなでる朝の風がひんやりしていることに気付いた。朝のすがすがしい空気の中で立ち止まって、さっきまでのことを改めて考える余裕の出来た真央は、我が身に降りかかってきた非日常を思い返していた。

あそこにいたのはせいぜい2~3時間ぐらいのはずだ。だとしたらアパートで寝てる間に連れ去られたのかもしれない。それなら連れ去れた時の記憶が無いのも納得できる。しかしそれなら自分が連れ去られるときに、カバンも一緒に持ち出されたことになる。

そもそも昨日アパートに帰った記憶さえない。自分がいつごろ連れ去られたのか、確信は全くない。わからない答えに悩むことほどムダなことはないので、それについて考えるのはやめた。

ケータイの電池が減っていたので、あそこは電波が届かないのかもしれないと思った。ケータイが圏外だと普段より電池が消耗しやすいと聞いたことがある。電波を遮断する大がかりな仕掛けがあるのだとしたら、また大変な散財だと思った。しかしレストランなどでは簡単な装置で、ケータイが鳴らないようにする仕組みがあるらしいので、あるいはそうなのかも知れないとも思う。

ケータイを見られたとは思わなかった。自分が連れ去られる前にかなりのことを調べていたようだし、ケータイから得られる情報などとっくに調査済みだろう。性的虐待は受けたが、それをのぞけば沢村は常に紳士的だった。ケータイをのぞき見るような姑息なマネをするように思えなかったし、見たなら見たと言ってくれるはずだと思った。

考えてもみても詮無いことで沢村たちの正体は見当つきそうにない。自然あの激しい交わりが脳裏に浮かんでくる。もうだいぶ慣れたがハイヒールを履いた足の緊張が、湿り気を帯びたあそこを締め付けているのを意識する。思わず手をそこに伸ばしそうになったが、通行人に欲情する自分を見られる恥ずかしさを意識してとどめた。

しかし次々と沢村にされたことが頭に浮かんでくる。ムリヤリ犯されたときの激痛が蘇って、湿り気のない粘膜がムリヤリ広げられる感覚に襲われて気が遠くなりそうになる。キレイな脚線美を見せるレーストップストッキングの足を大きく広げて、両手で自分を抱きしめるようにして真央はなんとか自分を保っていた。

「あ、んっ…」
広げた太ももの根本をひんやりした風が通り過ぎる。湿った高級ランジェリーを気化熱で冷やされて思わず声が出た。沢村の手で乱暴に腰をつかまれた感触が蘇ってきて、背筋がゾクゾクする。無意識におしりを突き出した真央はまるで後ろから犯されるのを待っているように見えた。

「は、あ、あん…」
淫靡な妄想の世界に入り込んだ真央は、もう通行人の視線など気にしてなかった。粘膜を引き裂かれるような乱暴な挿入に苦悶した激痛が、いつの間にか痛み混じりの快感に変わってくる。胸が熱くときめいて息が荒くなってくる。妄想で沢村に犯される真央は官能の悦びで崩れ落ちそうな女体をなんとか保ち、危うげなハイヒールの足を緊張させてかろうじて自分を立たせていた。

「はあっ…、あ、だめ…」
沢村に後ろから抱きつかれて激しく揺さぶられる我が身を想像する真央は、背筋を反らせた悩ましげな姿を通行人にさらしていた。道行く人がチラチラと視線を向けてくるのにやっと気付いた真央は、かろうじて妖しげな妄想を打ち消すと居ずまいを正して駅に向かって歩き出したが、火照った女体から漂い出すフェロモンは、すれ違うサラリーマンのおじさんたちを振り向かせていた。

真央 (21)につづく
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== 真央 ==

真央 (19)放逐

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真央 (19)放逐

「入るときはボタンの下に指紋認証のスキャナがあるから、そこに指を入れて…、銀行のATMにあるのと同じだから、わかるよね」
真央が淫らな妄想を浮かべてカラダを熱くしているのを、無視しているのか、気づかないのか、男はさっきから変わらない態度で続ける。

男は言い終わると真央が理解したかどうか様子をうかがっている。さっきのボタンに指紋認証の機能があると勘違いしていたが、ただの押しボタンだったようだ。入るときにチェックされるのが道理で、真央はなんとなく男の言葉に納得していた。

「…わかります」
女体のざわめきを気付かれたくない真央は、ぶっきらぼうに応えた。しかしカラダはますます熱くよがり欲情し、このせまい空間で男が襲いかかってくるのを待っていた。

「…、出入りは地下からだけだから」
男の言葉が火照った体に響く。ピンクのモヤがかかった頭で男の言葉を反芻した真央は、エレベーターのボタンが開閉ボタンしかない事に気付くと、これはあの階専用エレベーターなのだ、とまた呆れていた。動き出してからずいぶん経っているし、多分最上階と地下を結ぶ専用エレベーターは、慎ましい学生の身分からはずいぶん無駄遣いな気がした。

このとき男が「主人」と呼ぶ謎の男は、このビルのオーナーかもしれないと思った。

「…、あれ、ボクのだから」
やっと扉が開くとそこは駐車場だった。男は黙ってエレベーターを出ると、歩きながらゆっくりと手をあげて指さした。

「あれ…」
男が指さす先にあるのは、車に興味ない真央でも知っている高級外車だった。数千万円するスポーツカーだ。真央はニコニコと笑うこの男をただの使用人ぐらいに思っていたが、召し使いどころか王子様でどうやら「主人」と同じ側にいる人間のようだ。意外な思いに真央はマジマジと男の顔を見つめていた。

「…今度ドライブしようね」
相変わらず真央の表情の変化に全く頓着しない男は、ニコニコ笑っていた。
「…、結構です」
送ってくれないのだと不満な表情が顔に出た真央だったが、こんな男の車に乗るなんてダメだ、とすぐに理性が否定する。

「…わかる?」
広い地下駐車場から出ると、男は出てきたビルを指さした。
「あっ」
真央はそのビルをすぐに思いだした。大学に行く途中で見る高層ビルだ。ここなら道順を教えてもらわなくても、ひとりで来られる。しかしこのビルのオーナーだとしたら、「主人」はとんでもない金持ちということになる。そんな金持ちに見込まれたのだとしたら、真央のような一介の学生にはとても太刀打ちできる相手ではない。自分が蜘蛛の巣にかかった蝶のように抗いがたい何かに捕らえられた気がして、なんだか惨めで矮小な存在に感じた。

「駅、わかるよね」
男は駅の方角に目線を向けて、ニッコリ笑う。
「…はい」
男の涼しげな表情が何となく一仕事終えてせいせいしているように見えて、真央は無表情で応えた。

「…あっ、これ」
真央が挨拶もせずに歩き出そうとすると手首をつかまれた。真央がビクッとして振り返ると男がカードを差し出した。沢村と名字だけが書いてある。あとはケー番が書いてある。

「…何かあったら、連絡して」
それだけ言うと男はきびすを返してビルに戻っていった。手首に残った男の熱いグリップにドキドキして女体の芯を熱くする欲情の炎の勢いを増した真央は、ウズウズする淫靡なカラダをもてあましながら、突き放されて置き去りにされた惨めな気分に落ち込んで、駅に向かってとぼとぼ歩き出した。

真央 (20)につづく
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== 真央 ==

真央 (18)未練

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真央 (18)未練

あれから手出ししてこない男にモヤモヤした気持ちを抱えながら、高級そうな身なりですっかり見違えた真央が立ち去ろうとすると
「外まで送っていくよ」
男が立ち上がってニコニコしていた。

「…、いいです」
真央は男の顔を見ないようにして応えたが、ドキドキして体の芯が熱かった。なんども男の激しいセックスで圧倒された真央は、心で拒否してもカラダは熱い抱擁を求めていた。

「みんな、そうしてるんだ」
男の顔は笑っているが、事務的な態度に有無を言わさない雰囲気を漂わせていた。

「…、はい」
もう拒絶の文句さえ出なくなった真央は、自分以外にも同じような境遇の女性がいるのかと考えていた。そんな女性が何人かいて自分と同じようにこの男に抱かれたのかと思うと、少し悔しくもあった。

「真央ちゃん以外にも、協力してくれる人はたくさんいるんだ」
そんな真央の気持ちを知ってか知らずか、男は平板な声を漏らす。さっきから男の顔はずっと柔和な笑みを浮かべている。
「…」
男の落ち着いた態度がなんだかシャクに障るが、なんで考えていることが分かるんだろうと、チョット不気味に思って真央は男の顔をみていた。

「みんな、喜んで協力してくれる」
「真央ちゃんも慣れれば、きっとそうなるよ」
真央のさぐるような視線を受けてもニコニコ笑顔を返してくる男は、やっぱり不気味だった。しかし、みんな、とは2、3人ではないということか。こんな理不尽な目にあった女性が大勢いると思うと、やはり空恐ろしい気がしてくる。

「じゃあ、行こうか」
男に背中を押されて真央は部屋を出て行く。背中に当てられた手の優しい圧迫にドキドキする。さっき着替えたばかりの高級下着に恥ずかしいシミを作った真央は、横を歩く男の顔が見られずに胸の高鳴りを聞かれやしないか、ビクビクしていた。

ドアの外に続く廊下はドアがたまにあるが窓はなかった。真央は部屋を出て解放されたつもりになっていたが、真っ直ぐな密閉された空間にまた息苦しさを感じた。男は突き当たりのエレベーターの前に立つとボタンを押した。すぐにドアが開いたのでこの階に止まっていたようだ。

「…、このエレベーターは指紋認証になっているから、試しにやってみて」
入ろうとした真央を制した男がニッコリ笑う。さしだした手に胸が当たって、立ち止まった真央は少女のように恥じらってうつむいていたが、ドアが閉まって男が促すので、真央は男がしたようにボタンを押した。

「だいじょうぶだね」
ドアが開いて男が先に乗り込んだ。男についてエレベーターに乗った真央は、指紋もすでに採られていることに気付いたが、もう驚かなかった。

エレベーターの狭い空間でふたりきりを意識すると、さっきまでの激しいそして官能の交わりが脳裏に蘇ってきて、はき慣れないハイヒールで締めつけられたあそこが湿ってくる。シャワーを浴びてないので、体中に染みついた男の残り香が真央の中のメスを刺激してくる。

サイズぴったりのブラで乳首が勃起しているのがわかる。燃え残った欲情の炎で女体の芯を焦がされる真央は、胸を隠すツルツルした薄い生地を手で押さえると、うつむいた目で男の股間をぼんやり見ていた。

真央 (19)につづく
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== 真央 ==

真央 (17)着替え

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真央 (17)着替え

自分を取り巻くとんでもないなにかに恐怖する真央はとにかくここを去りたかった。それにはとりあえず男の言うことに従うしかないと思った。自発的な思考のようだが、このとき持ち前の気の強さが影をひそめ、真央は他人のいいなりになるか弱い女になっていた。

「…じゃあ、帰ってもいい?」
男の話が終わったようなので、真央は気弱さを気取られないように精一杯の虚勢を張って聞く。

「そうだね、荷物はここだから…、服、用意しておいたよ」
怪しい提案を真央に同意させたのがうれしいのか、男の口調はくだけた調子で浮ついた様子さえ感じる。真央はカバンを渡された。いつも大学に行くときに持っていくカバンだった。中身も特に問題なさそうだった。大学に出掛ける時か、大学にいる時に拉致されたのか、と考えたが、全く記憶がなかった。

「これ?…」
ハンガーに掛かった服は、いつも真央が着るモノよりずっと高そうに見えた。ツヤのあるワインレッドのワンピースはイブニングドレス風に見える。下着まで用意してあって高級ランジェリーと言った方がふさわしい。

男に散々蹂躙された匂いが染みついているようなキャミを脱いだ真央は、男の視線を気にしてしばし様子をうかがっていたが、男は黙って見ているだけだった。なにもしない男になんだかバカにされたような気がして、ガーターを腰に巻いた真央は大胆に足を広げてレーストップストッキングをムッチリした太ももにズリ上げた。

「あんっ…」
なんだかむしゃくしゃする真央は生地がほとんどないパンティを勢いよく上げすぎて、ぬかるんだスジに食い込ませて恥ずかしい声を出してしまったが、男は穏やかに座って真央の様子を見守っている。なんだか自分が男を誘う淫乱女のような気がした真央は、恥ずかしさで顔を熱くして背を向けたままブラに手を伸ばすと、急いでブラをつけた。

「?…、あっ…」
ちょっと大きめに感じたが、カップにきちんと乳房を納めるとサイズがピッタリだとわかった。こんなコトまで調べ上げられている、と思うとまた恐くなった。ワンピを着るとやはりぴったりで、しかし着慣れないミニワンピにドキドキしたが、カワイイ高そうな衣装になんだかうれしくなってきた。

きちんと服を身につけた真央はさっきまでの恐怖も薄れて、ずいぶん人間らしい気分になっていた。キャミ姿の自分は男に蹂躙された惨めな姿だったが、高級そうなランジェリーと衣装を身につけた自分は男を魅了する大人の女になった気がした。

「気に入ってくれた?…、カワイイよ」
そんな真央の気持ちを見透かしたように、男のうれしそうな声がする。
「…、うん…」
素直に笑顔を見せられない真央だったが、やっぱりうれしくて照れたように横目でチラ見していた。
「そう、よかった、靴もあるから」
モジモジする真央に、男はやはりうれしそうに応える。ワンピと揃いの靴は履いたことのないハイヒールだった。やはりサイズはピッタリだった。

「あっ…、あんっ…」
はき慣れないハイヒールによろけたが、なんとか転ばずに済んだ真央は太ももにキュッと力を入れて、あそこが締まる感じに恥ずかしい声を出していた。

「だいじょうぶ?…、キレイだよ」
黙って見ているだけの男が声をかける。キレイと言われてドキドキする真央は、ボディコンシャスな高級な衣装のカラダをなぞる男の視線を意識して、女体の芯が熱くなってトロけそうな気分だった。

真央 (18)につづく
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== 真央 ==

真央 (16)恐怖の代償

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真央 (16)恐怖の代償

「…こんなことは言いたくないんだけど、…真央ちゃんはM大だったね」
男が真央の耳元に口を寄せて言う。

「え…」
名前だけでなく、大学まで知られていることにまた恐怖がわき上がってきた。

「…真央ちゃんのすべては調べて記録させてもらった」
真央のあられもない姿を映し出すスクリーンを背にした男は、真央の直ぐ横に立つと見下ろしながらつぶやいた。
「うそ…」
顔色をなくした真央は股間を両手で押さえたまま震えていた。しかし男の体臭に鼻腔をくすぐられて、治まっていたメスの部分が騒ぎ出す。ぴっちり閉じたスジからジットリと蜜が溢れてきて顔が熱くなる。男の息子がトロトロに火照った恥ずかしいあの部分に突き刺さり、ネットリした汁気を飛ばして縦横無尽に出入りする光景が真央の脳裏を駆けめぐっていた。

「…真央ちゃんのこんな姿をプリントアウトして、真央ちゃんの近所やM大でばらまくことも出来る」
突然映像が変わってスクリーンに真央のアパートが映し出される。
「…えっ」
淫乱な妄想で下半身が熱く火照っていたが、その映像で気持ちはたちまち凍えた。住所まで男に知られている。あるいはさらわれたときに撮影されたのかも知れないが、そこまで考える余裕が今の真央にはない。見えない何かにかがんじがらめに縛られている気がして、真央は壁に映った白いアパートを茫然と見つめていた。

「…そんなことはしたくないし、真央ちゃんが私たちの希望を叶えてくれれば、そんなことにはならない」
目を見開いて壁を見つめる真央の耳に、男の無表情な声が冷たく響く。

私たちの希望を、叶えてくれれば…、そんなことには、ならない、…。
男の視線を避けるようにうつむいた真央は、絶望の淵で男の言葉を反芻していた。用意周到に自分を監禁した手抜かりのない手口を考えると、どこにも逃げられそうにない。気が強いだけの女の子がとても太刀打ちできる相手ではない、という思いが真央を打ちのめした。

「…どうかな?」
男は真央の出方を待った。
「…、わかり、ました…」
真央は観念してそう答えた。それ以外の選択肢はなかった。

真央はうつむいていたが、さっきより表情が緩んでいた。あんなに意地を張っていたのに屈服してしまうと心が軽くなった気がする。運命に逆らうよりも流れに身を任せた方が楽なのだ。そうして一度屈服してしまうと、次から言われるままに従ってしまう。実はそれが奴隷調教の第一段階であることなど、真央には思いも寄らなかった。

「分かってくれてうれしいよ、そこに前金が入ってるから、経費込みだけど、足りなかったら言って」
男が封筒を渡す。真央が封筒をのぞくと10万入っていた。
「成功報酬は後で渡すから、明日のこの時間にまたここに来て」
真央を説得できたことに満足しているのか、男がにこやかに言う。

学生の真央にとって10万は大金だった。いつもなら欲しいモノが頭に浮かぶところだが、まだ心の整理がついていない真央は黙ってうなずいた。

「…こんなことは言いたくないんだけど、警察に相談しようと考えているなら、絶対にやめて欲しい、真央ちゃんにとって、決していいことにはならないから…、私たちは裏切り者を絶対に許さない…」
男は真央を気の毒そうな表情で見つめた。

「…、わかりました」
男の沈鬱な表情が真央の心をささくれさせるが、写真をばらまく以上の何か恐ろしいことがあるのかと思うと、背筋が冷たくなる気がしてそれ以上何も言えなかった。

真央 (17)につづく
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== 真央 ==

真央 (15)あること

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真央 (15)あること

「…、もっと前のことだよ」
真央がエッチなことを思い浮かべている様子を見て取った男は、苦笑しながら優しく声をかける。

「あ…、あ、やっ」
エッチな妄想を見透かされたようで真央は真っ赤になって下を向くと、両手でキャミのスソを押さえた。そしてパンティが太ももの中程に止まっているのにやっと気付くと、あわてて引き上げた。

真央が恥じらってアタフタする様子を、男は表情を変えずに黙って見ていた。
「…思い出した?」
パンティをズリ上げてやっと落ち着いた真央に、男の低い声が優しく聞く。
「…、あっ」
男の落ち着いた声に促された真央は、ここで目を覚ましたときもパンティを同じ場所に下げられていたことを思い出した。

その様子を見て真央が思いだした事を関知しているだろう男は、しかしムリに聞き出そうとはせず真央が自分から言いだすのを待っていた。
「…、まさか、パンツ下げろってこと?」
しばしの沈黙のあとやっと口を開いた真央の声は、チョット怒っているように聞こえた。

ようやく真央は男がしろと言う「あること」の意味を理解した。指令は地図に書かれた公園に行って、パンティを脱げということだ。要するに衆人環視の前でストリップをして来いと言っているのだ。モテないブ男が考えそうな幼稚な発想を、冷静な普段の真央なら鼻でせせら笑ってバカにしただろう。しかし男の絶倫で完全屈服させれた真央は、逆らいがたい何かに縛られている気がして口が重かった。

「…そういうこと」
男はチョット照れくさそうに笑ってまっすぐに真央を見つめていた。
「やだっ、そんなの、できない!」
男の爽やかと言ってもいい視線を避けるように真央は下を向くと、吐き出すようにつぶやいた。

男は黙って真央を見ていた。
「…そんなことできない、やだ」
沈黙した男の威圧感に、下を向いた真央はさっきより声を落としていた。

男がゆっくり手を挙げて指を鳴らす。それとほぼ同時にまた真央が壁に大写しされる。

「ひっ…、」
四つん這いになった真央がネコ系の肉食獣のようにしなやかに裸体を踊らせて、男に後ろから犯される姿が大画面で映し出されていた。
「いやっ、やだあっ、やめてえっ」
官能の悦びに浸って淫乱な表情を浮かべる自分を一瞥した真央は、悲鳴に近い悲痛な叫びを上げた。

真央 (16)につづく
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== 真央 ==

真央 (14)指令

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真央 (14)指令

真央はベッドからずり落ちた姿で意識を失っていた。

おしりを突き出した格好で、愛液にまみれて充血したあそことピンクのビラビラの肉をだらしなくさらしていた。パンティは片足から脱げて右足の足首に絡まっていた。足を拘束していたひもは解かれて、ひもの痕が痛々しい。

「…、真央…」
遠くから真央を呼ぶ声がする。
「…真央」
直ぐ近くにその声がして、ぼんやりしたままの真央は目を開ける。

「うっ…」
まぶしくて開いた目をまた閉じていた。
「…真央ちゃん」
また真央を呼ぶ声がする。
「はい」
真央は目を閉じたまま応えた。

「…真央ちゃん、起きて」
聞いたような声だった。
「うんっ、あんっ、立てない…」
何とか起きようとするが、腰が抜けて立ち上がれない。

「…真央ちゃん、大丈夫かい」
真央の柔らかいおナカにがっしりした手が食い込んで体が持ち上げられる。ベッドの上に座らされた真央はノーパンのはしたない姿を意識してないように、揃えた足をダランと下げていた。
「…大丈夫、です…」
うつむいた真央は頭を下げたままで応えていた。はっきりしない口調で応える真央は酔っぱらいのオヤジにも見えた。

「…ちょっと、ゴメンネ」
男は何かのビンのフタを取ると真央の鼻に近づける。
「うっ…」
そのキツイ香りに思わず顔を背けていた。

「…大丈夫?」
男は真央の肩を揺らした。
「…はい」
真央はまぶしそうに手かざししながら応えた。

「…私の言うこと分かるかな」
中年の男性の声に真央は顔を向けた。
「…はい」
真央を強姦した男だ。しかし何度も絶頂を経験していい気持ちになった真央は、この男が恨いと思うが強気に責めようとは思わなかった。照明のついた部屋で見る中年男は思ったより若く見える。

「…真央ちゃんには、ある場所に行ってもらう」
そう言って男は真央に封筒を渡した。
「…」
1枚のアクセスマップが入っていた。○○公園と書いてある。下の余白に電車の経路が書き込んである。

「そこで、あることをしてもらう」
そう言って男は真央の顔を見つめた。
「なにをするの」
真央は男の顔をまじまじと見つめた。おじさんだが結構イケメンだ。もう少し若ければメンズファンションのモデルでも通用したかもしれない。

「…、ここに来たときのことを覚えてる?」
男がにこやかに聞く。
「…、あっ、」
真央は記憶をたどるウチに、さんざんエッチしてイキまくったことを思い出して顔を真っ赤にした。

真央 (15)につづく
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== 真央 ==

真央 (13)契約

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真央 (13)契約

真央はバックから貫いたまま動かない男にジラされていた。

「…真央ちゃんが、ちゃんと言うこと聞かないと、もっとたたくよ」
男は落ち着いた、しかしはっきりした口調で命令する。
「うっ、うっ…、ごめんなさい、うっ…、真央、うっ…、言うこと聞くから、ううっ…、たたかないでえ」
真央はスパンキングの痛さに少女のように半ベソをかいて応えていた。

「…いい子にしたら、よくして上げるから」
優しさのこもった声を漏らした男は腰を振り始めた。ピンクの花びらの中心部にいきり立った息子が出入りするたびに、ジュブジュブと湿って淫乱な音が響く。
「あっ、うっ、ああ、うっ、真央、うっ、真央、あんっ、いい子に、ああ、するから…」
真央は顔を涙で濡らした顔に妖艶な笑みを浮かべて、子供のような口調で応えた。息子に摩擦されたナカの粘膜は愛液をどんどん分泌して、泡立つザーメンとブレンドされていた。

「…はあ、はあ」
男は黙ったまましばらく腰の運動を続ける。激しい腰の動きに息が荒くなってくる。
「あっ、ああ…、もっと、ああ…、いいっ、もっとお」
菅野の刺激に没頭する真央は淫乱なメスの顔で快楽を追求していた。あそこの粘膜が息子でかき分けられて伸縮する刺激に酔って、官能的な柔らかい女体は自ら腰を振っていた。

「…はあっ」
また男の動きが止まった。スクリーンでは真央が口からヨダレを垂らしてよがっていた。
「あっ、ああん…、もっとお、してえ…」
真央は止まった肉棒に自ら腰を振って挿入を続け、快楽をむさぼっていた。

びしっ、…。
男は真央のお尻をたたくと両手おしりを押さえた。
「あひっ…、あんっ、やんっ、もっとお」
真央はおしりの刺激に一瞬顔をしかめて柔らかい女体を緊張させたが、押さえられたおしりをなおもくねくねと揺らす。

びしっ、…。
黙ったままの男がまたスパンキングする。真央のおしりには手形が増えていた。
「ひっ、いたっ、いやあ」
何度もたたかれて欲情していた女体が痛みに支配された真央は、うなだれてしおれていた。

「…真央ちゃん?」
男は無表情に聞いた。
「ハイ…」
真央はおしりを突き出して自分があえぐ顔が映ったスクリーンを見つめたまま応えた。

「…これからいうことをちゃんと聞いたら、ごほうびをあげます」
また男の平板な声が薄暗い部屋に響く。
「…、ハイ」
目の前で自分が頭を振ってもだえる画面を見つめる真央は、女体の芯を熱く焦がしながら人ごとのように応えた。

「…真央ちゃんにやって欲しいことがある」
さっきと同じ口調だった。
「ハイ…」
あそこの収まったままの肉棒に粘膜がジンジンしてきて、真央はジレてきた。

「…聞いてくれるかな」
どこからか響くような無機質な声がする。
「なんでもいうこと聞くからあ…、早くしてえ」
下半身がウズウズして踊り出しそうでガマンできなくなった真央は叫んでいた。

「…約束するね」
男はジラすようになおも念を押してくる。
「するから…、だから、はやくっ、してえっ」
もう待ちきれないといわんばかりの真央は、髪を振り乱して頭を振っていた。

男は黙って腰を振り始める。
「あっ、いいっ…、はあっ、もっとお、突いて」
淫乱な欲望に支配された真央はエッチモード全開で、グチュグチュと挿入される甘美な快楽をむさぼっていた。いつものきりっとした正義感の強そうな顔は、ヨダレを垂らしてだらしなく笑っていた。

「あっ、いい、もっと、もっっとお」
「いい、あっ、ああ、もっと、いいっ」
「いいっ、ああ、ああああ、あああああっ」
「いくっ、いくっ、いっちゃううう」

「…ああ、あっ、あああ、いっ…」
「いやあっ、もうっ、あああ、あっ、だめっ、いやっ」
「…、あああ、ひいっ、あああ、いくっ」
「またっ、いくうっ、いくっ、いくうううっ」

「…はあ、あっ、ああ、ああ」
「もうっ、またあっ、だめえっ、いやあ」
「…あっ、ああ、だめ、もう、ああっ、こわれ、ひいいん、ちゃう」
「…やああ、いっ、だっ、またっ、またあっ、いくっ、いくううう…」

お淫ら三昧な官能の悦びの世界に浸った真央は何度も男にイカされていた。ベッドのハシから崩れ落ちそうになりながら、突きあげたおしりの奥のイヤらしい汁を垂らす亀裂を肉棒に掘削されて、何度も快感の頂点を味わって、口のハシから泡を吹いて最後は失神してしまった。

真央 (14)につづく
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== 真央 ==

真央 (12)再びの…

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真央 (12)再びの…

恨めしそうににらみつける真央を静かに見ていた男は、立ち上がるとベルトを外して下半身はだかになった。

「やだっ」
男の股間でまた息子が力強く勃起しているのを見て真央は恐怖した。
「また、するの…、やめて」
真央は恐れの表情を浮かべて逃げようとするが、男は背後から真央を押し倒して真央をベッドのハシで四つんばいにすると、いきなり突き立てる。
「や、やあ…、ああっ、ああっ…」
まだ男のザーメンが残ったあそこはそれを潤滑油にして易々と熱い肉棒を受け入れた。目の前のスクリーンにはみだらな表情で悦楽に漂う真央がいた。

吐息の音もほとんどさせない男は黙って腰を前後させる。最初はゆっくりだったが段々と速度を上げて、パンパンと乾いた音が薄暗い部屋に響く。
「…やあ、だめえ、いやあ」
真央は口では抵抗していたが、体の奥が熱いなにかが沸き立つのを感じていた。バックスタイルで挿入の角度が変わったせいで、粘膜の別の場所をこすられる気持ち良さが真央を魅了する。

ちゅっ、じゅぶっ、びちゅっ、じゅっ…。
真央のおしりを両手でつかんだ男が腰を前後させるたびに、あそこから肉棒でこねられたザーメンがあふれて細かいアワになり、熱い肉棒にまとわりついて白く染めていた。

「あ、あんっ…、だ、あっ、ああっ、だめ、え…、い、いいっ、いや…、あ、ああ…」
ベッドに顔を伏せてお尻を突きあげた真央は、湿った吐息とともに漏らすあえぎ声に甘えたような色っぽい響きを混じらせていた。真央は自分では意識しないままカワイイ顔に淫乱な笑顔を浮かべて、下半身を責め立てる刺激に酔っていた。壁のスクリーンの中と同じような顔になっていた。

急に男の動きが止まった。
「あっ、え…、いやんっ」
上半身をベッドに伏せた真央は、刺激を中断されて不満そうな声を漏らす。
「…真央ちゃん、聞いてくれるかな」
男は腰を振り刺激を求めようとする真央のおしりを押さえていた。
「いやあ…、やだあ、」
お尻に食い込む指にも官能にもだえた真央だが、ナカの甘美な刺激がとぎれたことに抗議して、今にも泣き出しそうな声でむずがっていた。

「…真央ちゃんが、言うこと聞いてくれたら、続きをして上げるから…」
真央のカラダを支配した男が、背後から静かに宣言する。
「え…、あん、やあ…、やだあ」
駄々をこねるように真央は頭を振っていた。起き上がったカラダにぶら下がる乳房がプルプル揺れる。

ぴしっ、…。
男は真央のお尻をたたいた。
「きゃんっ…、やあ、…痛くしないでえ」
真央は子供のような口調で抗議する。

ビタンッ、…。
今度は手形が付くほど強くお尻をたたいた。あそこの回りに絡んだ液体がしぶきになってはねた。
「ひっ、ひいっ、痛いっ」
おしりの痛みに真央は半ベソをかいていた。

真央 (13)につづく
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== 真央 ==

真央 (11)はめる

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真央は泣きはらしたぼんやりした顔でベッドに座っていた。事情がわからぬまま監禁された上に、強姦されるという過酷すぎる現実を精神が受け入れかねてか、年齢が退行したように様子が幼くなった真央だった。

「安心してください…」
キャミ姿で太ももまでパンティをおろしたままベッドに座る真央に、男は優しく言った。
「…、うん」
虚空を眺めたまま応えた真央はまるで少女のような口調だった。今気付いたように足の縛めを外そうとしたがどうにもならないと分かると
「外して…」
真央は甘えた顔で男の方を向いた。うっすらと笑みを浮かべた幼い顔には、淫靡な雰囲気も漂っていた。

「…すいませんが、これはまだちょっと…」
そう言いながら、ベッドの足下にかがんでひもをゆるめて伸ばした。
「…これでずっと楽になると思います」
男は真央に優しくほほえんだ。

「…うん」
ヒモに引っ張られて突っ張っていた足が緩むと、真央はパンティをズリ上げる。太ももにパンティのゴムの痕が残っていたが、女の子座りして正座をくずしたようにおしりをベッドに付けていた。
「…、真央ちゃん」
男は子供に呼びかけるように声をかける。
「…うん」
真央は大げさに頭を上下に振った。

「…、これを見てくれる」
男は何か合図をすると、真央の前の壁がスクリーンになって、真央の顔が大写しになった。
「…、真央だね」
真央は目を閉じた自分の顔を見て、無表情で応える。

男は黙って見ているが、スクリーンには真央のはしたなく広げられた股間が大写しになっている。
「…なに?」
真央はあいまいな笑みを浮かべてしばらくその映像を見ていたが、真央が男に犯されているシーンになると
「…えっ、やあ…、やだあ、やめてえっ」
少女からいつもの真央に戻ると、表情をこわばらせて顔を伏せた。

「…先ほどのことは全部記録させてもらいました」
男が平板な口調でつぶやく。
「な、なんで…、なんでこんなコト…、するの?」
真央は涙でにじんだ目に憎しみを込めて男に向けた。スクリーンでは真央のあそこに男の勃起した息子が、ぬめったしぶきを飛ばして出入りしていた。

男は黙って真央を見つめていた。
「…、ヘンタイっ、絶対に訴えてやる」
男を罵る勢いで目尻から涙がこぼれた。男の肉棒を突き立てられてもだえる姿を背にして、真央は男を睨みつけていた。

真央 (12)につづく
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