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== 黒髪美少女明日香 ==

黒髪美少女明日香 (16)ラブリー明日香

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黒髪美少女明日香 目次

黒髪美少女明日香 (16)ラブリー明日香?

「なっ、なにっ、なにが」
唇にこびりついた白濁液から目が離せないオレは、動揺しまくりドモリまくりで聞いた。

「?…、お弁当、一緒に食べたでしょ」
キョドるオレに怪訝そうな平板な声を漏らした倉田は、じっとオレを見つめてきた。

「あ、ああっ、うまかった、ごちそうさま、ごはんツブ、ついてるぞ」
真っ直ぐに見つめてくる大きな黒い瞳に吸い込まれそうな気がして、ますますキョドるオレだったが、ザーメンを付けたままで教室に戻れないという思いが先に立って、思わず指先でプルルン唇をぬぐった。

「えっ、はずかしっ、ありがと」
抱きついたまま柔らかい下半身を密着させる倉田は、いきなり唇に触れる不埒を不快に感じるどころか、さっきのカワイイ笑顔に戻ってちょっと恥じらっているようにも見える。
「ああっ」
黒髪美少女のカワイイ笑顔につい見とれてしまったオレは、ナマ本番と同じ体勢にのぼせあがり、お尻に手を回して柔らかい弾力を夢心地にまさぐっていた。

「…、そろそろ、お昼休み終わるよ」
倉田は紺ミニスカに入り込んだ手でお尻をなで回される痴漢行為に文句一つ言わないどころか、ダッコされるのが嬉しくてしょうがない、といわんばかりのカワイイ笑顔でオレをじっと見つめていた。
「…、あっ、ああっ、立てよ」
昼休みが終わるというセリフに現実で引き戻されたオレは、たるんだバカ面を引き締めて密着する柔らかいカラダを押しのけようとした。

「あんっ…、立てない、立たせて」
引きはがそうとする乱暴な扱いに機嫌を悪くしたのか、倉田はまた何を考えているかわからない表情でじっと見つめると、首に抱きついてきた。
「へっ、あ、ああっ…」
胸に押し付けられる柔らかい大きなふくらみにドギマギするオレは、お尻に両手を回してツンデレに甘える倉田を抱え上げた。

「んっ、よっ、とっ」
柔らかいカラダを抱えオレはあぐらのままなんとか立ち上がった。指がナマ尻肌の弾力に食い込み、その指先がパンティに入り込んでまたムラムラしてきた。
「…、うふふっ」
エロい魂胆のこもった指先がジリジリとパンティに入り込んだが嫌がるそぶりはなかった。股間を密着させて上半身を反らせる倉田はカワイイ笑顔でオレをじっと見ていた。

「ありがと、降りられるかな」
指先がお尻のアナに触れそうになった時、倉田が体を離した。セーラー服のカラダを折り曲げてパンチラする倉田は、足の下の壁に並んだステップをのぞき込んでいた。

「先に降りるから…」
「うん、落ちそうになったら支えてね」
ずり上がったミニスカから見えるお尻につい手を出してしまいそうなオレは、先にステップに足をかけると、倉田がニコニコして後に続いた。

丸見え…。
壁のステップを降りる途中で顔を上げると、スカートの中が丸見えだった。滅多に見られない珍風景に思わず見入って立ち止まると、
「きゃっ、落ちるっ」
降りてきた倉田の足が肩に当たってステップを踏み外した。

黒髪美少女明日香 (17)につづく
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黒髪美少女明日香 (15)初フェラ口内発射

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黒髪美少女明日香 (15)初フェラ口内発射

「はああ…」
息子を押し返してくるムッチリした弾力が気持ちいい。屋上で勃起チンポをさらしたマヌケな恰好さえ気にならないオレは、
「じゃあ、いただきます」
据え膳食わぬはなんとかってセリフが頭に浮かんで、熟睡してグッタリした倉田を抱え上げるとあぐらをかいてまたがらせた。

「よっと」
柔らかいカラダを抱きかかえてお尻を持ちあげ、股間に食い込んだパンティを横にずらし、元気モリモリな息子をスジにあてがった。
「お、んっ…」
だらんとした上半身を引き寄せる。豊かなふくらみが胸を柔らかく圧迫してくる。位置決めにふくよかなお尻を前後に動かすと、あっさり息子は濡れた亀裂のスキマに吸い込まれた。

あんっ…。
「くっ、はっ、おっ、おっ…」
耳の横であのエッチな吐息が聞こえた気がしたが、オレはトロけるような気持ちよさに有頂天のエロザル状態でセーラー服のカラダを抱え、腰をカクカク振って勃起チンポをズンズンと挿入した。
あ、あっ、あっ…。
「んっ、おっ、おおっ、ふわあっ」
息子の突き上げで倉田を上下させるたびに、勃起チンポがアソコに出入りするクチュクチュという湿った音がした。それと同期するようにエッチな吐息が聞こえてきたが、倉田は熟睡中という思い込みで無視した。

んっ、あ、いっ、いいっ…。
「ふっ、くうっ、は、はっ」
オレは包茎半ムケチンポを膣粘膜でしごかれる気持ち良さをむさぼり、乱れた紺ミニスカに入れた手で柔らかく脱力した体を上下に揺らし続けた。ボインな胸がオレの胸に押し潰されて上下にこすれて圧迫してくるのも気持ちいい。

「くっ、おっ、あっ、出る」
キツキツマ○コの気持ち良さはあっという間にオレを絶頂に押し上げた。発射を予感したオレは、ナカ出しはダメという強迫に襲われ、慌てて息子を抜くとすばやく口内発射の態勢に入った。
「お、おお…」
黒髪の頭を押さえたオレはめいっぱい唇を広げた倉田に大量のザーメンを注ぎ込んだ。初めてのフェラと口内発射はオナニーの何倍も気持ち良かった。

「はあ、えがった…」
黒髪美少女のお口に射精したオレは、満足な溜息を思いっきり漏らしてバカ面をさらしていた。女座りの倉田を元の姿勢に寝かせて、ズラしたパンティを直した。

その時倉田は口に注入されたザーメンをゴクン全部と飲み干したが、オレは全く気付かなかった。

「う…、ううん…、あ、本当に寝ちゃった…」
半立ちにしぼんだ息子をしまうのと同時に、倉田が寝ぼけ声を漏らして体を起こした。

「う…、あんっ」
間一髪でチンポを見られずに済んだオレは、ドキマギしながらあぐらをかいた股間を見下ろしていた。そこへ立ち上がろうとした寝ぼけ顔の倉田が倒れ込んできた。
「えっ」
ついさっきのナマ挿入と同じ体勢で抱きついてきた倉田に、オレは思いっきりキョドってかすかに笑みを浮かべるカワイイ顔を見ていた。

「あははっ、ごめんね」
倉田は正座するようにニーハイのヒザを曲げてオレの股間にまたがっていた。股間を密着させて抱きつく黒髪美少女は、動揺するオレの顔を見て楽しそうに笑っていた。

「おいしかった」
ザーメンの残滓がこびりついた唇のハシをクイッとあげた倉田は、いままでついぞ見たことのない屈託のない笑顔を見せた。

黒髪美少女明日香 (16)につづく
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黒髪美少女明日香 (14)屋上でふたりきり

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黒髪美少女明日香 (14)屋上でふたりきり

「どこ行ったんだ?」
誰もいない屋上を見てマヌケ面をさらしたオレはつい一人言を漏らした。

「木村君、ここ」
頭の上から涼しげな声がした。ドアから出るとその上に倉田は立っていた。真下から見上げたオレはニーハイ太ももの上にスカートの中をモロに見た。
「おいでよ」
下着をのぞかれても全然気にする様子のない倉田は、すました顔でオレを誘った。

「お昼、たまにココで食べてるの」
オレが上がると弁当箱を広げた倉田が女の子座りしていた。二人きりだからなのか教室ではほとんどしゃべらない倉田が饒舌だった。

「木村君、お弁当は?」
オレがとなりに座ると、紺ミニスカをニーハイ太ももの絶対領域の間に押し込んだ倉田が無表情にオレを見て聞いた。
「あ…、忘れてた」
起きてからずっと強姦犯として訴えられるかもとビクビクしてたので、弁当を持ってくるのをすっかり忘れていた。

「…、じゃあ、半分あげる」
何を考えているかよくわからないすました顔でしばしオレを見た倉田は、弁当箱のふたに弁当を半分くれた。
「いいよ…」
昨日意識のない(?)倉田に童貞を捧げたとはいえ、クラスメイトとしてさほど親しくない倉田が急に優しくしてくれるワケがわからなくて遠慮すると
「いいから、お腹減っちゃうよ」
またオレの顔を無表情にチラ見した黒髪美少女は、半分に分けた弁当をオレに押し付けてきた。

「じゃあ…、わるいな」
くれるというモノを頑なに断るのもらしくないと思って受け取った。
「あ…、お箸がない…」
すぐに箸が一膳しかないと気付いた倉田は、困ってるんだかそうじゃないんだかやっぱりよくわからない、迷子の子供のような表情でオレを見た。

「いいよ、コレで食うから」
はい、あーん的なバカップル妄想が浮かんだがすぐに打ち消したオレは、右手をヒラヒラさせた。
「…、うん…」
これまたあきれてるんだかそうじゃないんだかわからない表情でうなずいた倉田は、弁当を食べ始めた。

「お腹いっぱい、眠くなっちゃった」
特に会話もなく弁当を食べ終わった。オレに合わせるように食べ終わった倉田は弁当箱をしまって大きく背伸びして目をこすると、その場で横になった。
「は?…」
たしかに屋上は日当たりが良くて温かいが、いきなり寝るか、と呆れたオレは、カラダを丸めた倉田のすべすべした形のいいお尻をモロに見て、エロモードになってしまった。

「おい…、寝たのか…」
階段の踊り場で見たようにパンティがお尻のワレメに食い込んでいた。ムラムラして変態性欲に支配されたオレは股間を膨らませ、黒髪から突き出した耳タブにハアハアしながら口を近づけて聞いた。
「…」
倉田から返事はなく、寝息だけがかすかに聞こえていた。

やりてえ…。
息子はとっくに臨戦態勢だった。ケダモノのオレがチャンスだと耳元でささやく。

「寝てるなら、やっちまうぞ」
いい匂いのするツヤツヤ黒髪に鼻をすりつけながら最後通告すると、寝息を立てるセーラー服女体に覆い被さったまま勃起チンポを取りだし、パンティが食い込むお尻に先端から垂れる第一チンポ汁をこすりつけた。

黒髪美少女明日香 (15)につづく
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黒髪美少女明日香 (13)倉田の提案

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黒髪美少女明日香 (13)倉田の提案

「…、ひっ…」
エリ先生の赤点通告に拍子抜けして席に戻ったオレの背中を倉田がツンツンした。ビックリして飛び上がったオレが反射的に振り向くと、倉田は無表情にメモを差し出した。

一緒に英語、勉強する?
ポストイットのメモにはそう書かれていた。

「なんで?」
あまりに唐突な申し出にオレは混乱したまま聞き返していた。倉田は応える代わりに無表情にまたメモを書いて差し出した。

だって、赤点だと進級できないんでしょ
そうなったら木村君がかわいそうだから

どうやらエリ先生とのやりとりを聞いていたらしいとわかったが、日本史の佐藤が来て4時間目がはじまり、話は中断された。

授業中にまたメモを渡されるんじゃないかとオレはビクビクしていたが、そんなことはなく倉田は真面目に授業を受けていた。

4時間目が終わって昼休みになってもオレは気が気じゃなくて、後ろの倉田の様子を盗み見ていた。そんな気配を感じて声をかけてくるのを待っていたのかしばらく座っていた倉田は、急に席を立つと教室を出ていった。

どこ、行くんだ?…。
昼休みはいつも席で弁当を食べる倉田が教室を出たことが不思議だった。メモのことも中途半端だったし、オレはまたストーカーになった。昼休みで賑やかな廊下にセクシーな雰囲気を漂わせるセーラー服の後ろ姿を、オレは盗み見しながら尾行した。

うっ…、ハイレグ?…。
階段を上がる倉田を見上げると踊り場で体の向きを変えるときにミニスカがふわっとまくれ、パンティがお尻のワレメに食い込んでいるのが見えた。
くっ、はうう…。
股間が突っ張ってオレはみっともなく腰を引いたが、倉田は3階を通り過ぎて屋上への階段を上がっていた。

ツルツルした尻肌が目に焼き付いて怯えや疑念一切が吹き飛んだオレは、スケベ根性丸出しでもう一度パンチラを期待していた。腰を引いたこっぱずかしい恰好で階段を上がり、スカートの中をなんとかのぞこうとした。

オレに気付いてるのかいないのかわからないが、倉田はすました顔で普段使用禁止になっている屋上のドアを開けて屋上に出た。

使用禁止の禁を破ることに若干オドオドしながら、ドアを開けて倉田を捜した。しかし屋上に倉田の姿はなかった。

黒髪美少女明日香 (14)につづく
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黒髪美少女明日香 (12)エリの心配

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黒髪美少女明日香 (12)エリの心配

「ちょっと、こっちに…」
覚悟を決めたつもりだったが、その時の落ち込みぶりは丸わかりだったと思う。エリ先生もそんなオレに気を使ってるのか、気の毒そうにオレを廊下の反対側に誘った。

「あのね、木村君…」
いつも笑顔を絶やさないエリ先生の表情がいつになく暗かった。
「はい…」
エリ先生にあのことを告げられるのは情けなかったが、その表情はオレを心配してくれてるようでちょっと嬉しくもあった。

「…、はっきり言うわ」
気弱そうだったエリ先生は、思いつめたように表情を引き締めるとオレを見つめた。
「はっ、はい…」
整った顔が真剣にオレを見ている。死刑宣告される犯罪者はこんな心境なのか、とオレは泣きそうなるのをガマンして次の言葉を待った。

「こないだの試験、木村君だけ赤点だったの…、追試受けてくれないと進級できなくなるから」
意を決したように出席簿を持つ手をギュッと握ったエリ先生は、しかし申し訳なさそうにオレを見た。
「は?…」
全く想定外のセリフにオレは真顔で聞き返していた。

「ごめんね、先生の教え方が悪かったんでしょ、木村君、いつもいい点取ってたし…」
あっけにとられて聞き返すオレに、エリ先生はますます恐縮して謝りだした。

「あ、あの…、わかりました、あのときは熱があって体調が悪かっただけなんです、追試がんばりますから」
とりあえず悪事がバレてないとわかったオレは、しょげかえったエリ先生がかわいそうになって懸命にフォローした。

「そう…、そうだったの、そうよね、木村君、いつも真面目に授業受けてくれてるし…、追試、がんばってね」
オレの説明に納得したのか、エリ先生はいつもの笑顔になって去っていた。

エリ先生の英語で悪い点を取りたくなくて試験はがんばってるのは事実だ。

でも授業を真面目に聞いているというよりエリ先生に見とれてるだけなので、オレが真面目に授業を受けていると信じているエリ先生になんだか申し訳ない気持ちにもなった。

黒髪美少女明日香 (13)につづく
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黒髪美少女明日香 (11)怯えるヘタレ

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黒髪美少女明日香 (11)怯えるヘタレ

…、ただいま…。
バックでもナマ出しして極上の女体に種付けし、倉田を征服したような満足感まじりの快感の余韻に浸っていると女の人の声がした。倉田の母親が帰ってきた。

「やばっ」
倉田の背中から飛び退いたオレは、素っ裸になったときよりも俊敏に服を着用するとすばやく窓の外に出た。母親に見つかりたくないヘタレな一念でまたも超人的能力を発揮したオレは、2階から庭に飛び降りて通りに逃げ出した。

…、助かった…。
通りに誰もいないことを確認したオレは振り返ったが、倉田の部屋の窓は見えなかった。
「はあ…」
ヤリ逃げする罪悪感があったが、覆水盆に返らずだと開き直ったオレは心地いい疲労感に包まれながら帰り道をたどった。


次の朝起きたオレは、意識のない倉田を犯した悪事が明るみに出ているんじゃないかと恐くなった。学校に行きたくなかったが、バレてたら家にいてもどうせ逮捕されるんだと思い直して家を出た。

いろんな想いが頭の中を駆け巡り、押し潰されそうなプレッシャーを抱えて教室に入ると、倉田はいつもと変わらない様子でオレの席の後ろに座っていた。

いつも通りに凛とした美少女の姿によけい恐くなったオレは、横を通り過ぎるとき足が震えていた、と思う。

席に座ったオレは背中を倉田ににらまれている気がして、心の中は恐れや怯えで震え上がっていた。足の震えが止まらず、貧乏ゆすりしてるんだと自分に言い聞かせた。

担任の鬼頭が来て朝のHRがはじまったが、いつ鬼頭から呼び出されるんじゃないかとビクビクして顔が上げられなかった。

しかし鬼頭から呼び出されることもなく1時間目ははじまった。2時間目になってもなにも起きなかった。

2時間目が終わる頃には心配が杞憂だったと思うようになり、オレは極度の緊張から解放された。

倉田はオレに犯されたことに全く気付いておらず、だから強姦罪で訴えられることもない。そんな都合のいいことは現実にあり得ないと怯えるヘタレな気持ちを強引に否定し、昨日はなにもなかったんだと自分に言い聞かせた。

しかし3時間目の英語でエリ先生をビューティフルなお姿を思う存分眺めて油断していた時、恐れていたことが起きた。
「木村君、ちょっと来てくれる」
授業が終わって職員室に戻るエリ先生が、廊下からこっそりオレを呼んだ。

へ?…、ああ…、同じ女の人のほうが相談しやすいから、倉田は…、
いつもならエリ先生のお呼びにしっぽを振ってすり寄るオレだったが、倉田がエリ先生の強姦事件の相談をしたのだとしか考えられなくて、席を立てなかった。

「木村君、先生が呼んでるよ」
後ろから倉田の声がしてオレはビクンと震えた、と思う。同じクラスになってから、倉田から話しかけられたことなど数えるほどしかなかったので、いよいよ悪事はエリ先生にバレているとしか思えなかった。

「…、ああ…」
強姦罪で逮捕されるにしてもエリ先生にみっともない姿は見せたくないと、なんとか立ち上がったオレは、倉田の顔を見ないようにして横を通り過ぎ、死刑台に向かう気分でエリ先生の前に立った。

黒髪美少女明日香 (12)につづく
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