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黒髪美少女明日香 (13)倉田の提案

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黒髪美少女明日香 目次

黒髪美少女明日香 (13)倉田の提案

「…、ひっ…」
エリ先生の赤点通告に拍子抜けして席に戻ったオレの背中を倉田がツンツンした。ビックリして飛び上がったオレが反射的に振り向くと、倉田は無表情にメモを差し出した。

一緒に英語、勉強する?
ポストイットのメモにはそう書かれていた。

「なんで?」
あまりに唐突な申し出にオレは混乱したまま聞き返していた。倉田は応える代わりに無表情にまたメモを書いて差し出した。

だって、赤点だと進級できないんでしょ
そうなったら木村君がかわいそうだから

どうやらエリ先生とのやりとりを聞いていたらしいとわかったが、日本史の佐藤が来て4時間目がはじまり、話は中断された。

授業中にまたメモを渡されるんじゃないかとオレはビクビクしていたが、そんなことはなく倉田は真面目に授業を受けていた。

4時間目が終わって昼休みになってもオレは気が気じゃなくて、後ろの倉田の様子を盗み見ていた。そんな気配を感じて声をかけてくるのを待っていたのかしばらく座っていた倉田は、急に席を立つと教室を出ていった。

どこ、行くんだ?…。
昼休みはいつも席で弁当を食べる倉田が教室を出たことが不思議だった。メモのことも中途半端だったし、オレはまたストーカーになった。昼休みで賑やかな廊下にセクシーな雰囲気を漂わせるセーラー服の後ろ姿を、オレは盗み見しながら尾行した。

うっ…、ハイレグ?…。
階段を上がる倉田を見上げると踊り場で体の向きを変えるときにミニスカがふわっとまくれ、パンティがお尻のワレメに食い込んでいるのが見えた。
くっ、はうう…。
股間が突っ張ってオレはみっともなく腰を引いたが、倉田は3階を通り過ぎて屋上への階段を上がっていた。

ツルツルした尻肌が目に焼き付いて怯えや疑念一切が吹き飛んだオレは、スケベ根性丸出しでもう一度パンチラを期待していた。腰を引いたこっぱずかしい恰好で階段を上がり、スカートの中をなんとかのぞこうとした。

オレに気付いてるのかいないのかわからないが、倉田はすました顔で普段使用禁止になっている屋上のドアを開けて屋上に出た。

使用禁止の禁を破ることに若干オドオドしながら、ドアを開けて倉田を捜した。しかし屋上に倉田の姿はなかった。

黒髪美少女明日香 (14)につづく
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