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== 女子大生菜々子2 ==

女子大生菜々子2 (11)杉本

ろま中男3 作品リスト
女子大生菜々子2 目次

女子大生菜々子2 (11)杉本
「現国の杉本です、松岡さんの指導担当です、2週間よろしく、わからない事があったら何でも聞いて下さい」
校長の退屈な話しが終わると、職員室に移動して指導教諭を紹介された。

ふーん、わりと良さそうかな?…。
杉本は30なかばで若干お腹は出ているが、第一印象は悪くなかった。
「松岡さん、今日は、暑い?」
「え、別に…」
菜々子がさりげなく杉本を観察していると、想定外の質問をされて戸惑った。9月も後半に入って夏の猛暑からはだいぶ涼しくなったが、それでも日中は暑い日も多い。でもまだ朝なので暑いというほどではない。

「じゃあ、ボタンはきちんと留めてください、高校生の男子は、松岡さんのような女性に興味を持つ子も多いから、身なりはきちんと」
「あ、すいません」
杉本は首元を指差してボタンを留めるように指示した。目線を下に向けた菜々子は胸の谷間が見えることに気付いて、慌ててボタンを全部留めた。しかし立体縫製のシャツは胸の形にフィットして、かえって形のいい菜々子の胸を強調した形になった。

「全部は、留めなくてもいいんだけど…、生徒はそういうところを見てるから、気をつけて…、その…、松岡さんは、生徒たちには刺激的かもしれないし」
菜々子の慌てように言い方がきつかったと後悔したのか、あるいは菜々子の美乳にのぼせたのか、杉本はやんわりした言い方になって、後半はどことなく自信なさげにも見えた。
「ご指導、ありがとうございます、以後気をつけます」
胸、見てたのかな、…。
真面目そうな先生に見えるが、胸をのぞき見られていたかもしれない、良さそうな先生でもやっぱり男なんだ、と思うと口調が固くなる。

「まあ、そう固くならずに、今日は私の授業について、見学してもらいます、来週の朝礼で全校に紹介しますから、正式な実習はそれからになります」
「はい、わかりました」
「とりあえず、3時間目からついてきてください、あと20分ほどありますから、それまで自由にしてもらっていいですよ」
「わかりました、じゃあ、ちょっと失礼します」
菜々子は頭を下げると、実習生に割り当てられた小会議室にむかった。下着をはいてないのでキレイな線を見せるタイトスカートの後ろ姿を、杉本は見送っていた。

「里依さん、よろしくね」
小会議室は、里依と秋元が離れて斜向かいに座っていた。菜々子は里依の隣に座って声をかける。
「はい、よろしくお願いします…」
顔を上げた里依は、ぎこちない笑顔を作って応えると、
「あの、ちょっと…」
席を立って菜々子を誘った。

菜々子は校舎の一番端にある女子教員用トイレに連れて行かれた。廊下の突き当たりを曲がった先にあり、生徒たちにトイレに入るところを直接見られないように配慮しているように感じた。

女子大生菜々子2 (12)につづく
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