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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (333)お手軽女と天然バカ男

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女子校生由貴 (333)お手軽女と天然バカ男

「タダシ君、なんて言ってた?」
自分に代わらずに電話を切ってしまった優に多少不満だったが、エリは存外機嫌の良さそうな優に聞いた。

「明日、服、買ってくれるって…、えへへっ、アイツ、私がスキなのかも…」
グラス一杯のアルコールでいい気分になっていた優が、ふざけて応えると
「そう…、よかったわね」
傷心の優を慰めるためにタダシが貢ぎ物をする想像を浮かべたエリは、どSなご主人様が美少女生徒に向けた優しさに、良かったと思う反面ジェラシーも感じて無表情に応えた。

「せんせ、電話貸して…、あ、そうだ、あのヘタレのケー番、知ってる?」
エリの不興に気付かない優は、タダシの指示を思いだして電話しようとしたが、そもそもヘタレ省吾の電話番号など知らなかった。
「あ、私も知らない…、担任じゃないし…」
エリもヘタレヘンタイ少年のケー番など知るはずがなかった。

「そうだ、タダシ君なら知ってるかも…」
タダシに電話する口実が出来てエリはうれしそうだった。
「そうだね、先生電話して」
エリの表情が明るくなったのを見て、優は気を利かせたつもりだった。

「…、あ、エリです、省吾君の電話番号わかりますか?」
…、ああっ、090-××××-××××だ、…。
エリが省吾の電話番号を聞いてくるのも道理で、タダシはケータイのアドレス帳を見て応えた。
「それで、私も明日、行ってもいいですよね…」
いいぞ、オマエにも、服買ってやる、…。
自分は呼ばれてないので図々しいかと思ったが、あっさりOKが出てその上服を買ってくれるという言葉にエリは上機嫌だった。

優も同じなのだが、タダシにまともな服を買うつもりなど無く、エッチな衣装を着せて楽しむつもりだった。そうとは知らないエリはニコニコしながらヘタレ省吾のケー番を書いたメモを優に渡した。

「せんせい、うれしそうじゃん…」
少女のように表情を輝かせるエリに優はオヤジ笑いで冷やかすと、強姦魔だと確定するヘタレ省吾に電話した。

もしもし?…。
「わたし、わかるかなあっ、優よおん…」
意識のない優を陵辱したあと急に怖くなって駅まで逃げ帰った省吾は、自宅の駅について家路をたどっていたところだった。

へ…、ひっ、ひいいっ…。
見慣れない番号が表示されて何の気なしに出た省吾だったが、ケータイから漏れてくる聞き慣れた声に、内マタで立ち止まってオシッコを漏らしそうなほど怯えた。
「あ、切っちゃ、いやよ…、優のおねがい聞いて、欲しいのお…」
ヘタレの怯えた声を聞きながらサド気を昂ぶらせた優だったが、2オクターブほど高い甘ったれた声を出した。我ながら何も考えてないようなバカ女ぶりに吹き出しそうだった。

「?…、な、なんだよ」
普段の優からは想像できない甘えた声に、省吾は警戒しつつスケベ心をふくらませていた。何度もヒドイ目に遭っていながら、何度も同じ手に引っかかるトリ頭の懲りない男だった。
「もう、ヒドイよ…、自分だけ、ずるい…」
ホント、バカ、簡単すぎる、…。
さっそく引っかかった省吾に吹き出しそうな優だったが、男好きしそうなお手軽女を演じていた。

「だ、だから、な、なんだよ…」
耳をくすぐる甘ったるい声に怯えをほぼ駆逐された省吾は、内マタの股間をふくらませていた。
「だ、か、らあっ…、こんどは、ちゃんとしてえ、優を気持ちよく、してほしいのお、…。」
ほしのあきが入ったツルペタ少女はすっかりその気になって、カラダを揺らしていた。

「へへっ、そうか…、いいぞ、まかせとけっ」
意識のない優を陵辱したときの倒錯した興奮が蘇ってきて、スケベな妄想にとりつかれた省吾はすぐにでも優の所に飛び出していきそうな勢いだった。ついでにテンパった股間からも何かが飛び出しそうだった。
「じゃあさ、明日○○駅に5時に来て、おめかししていくから、着いたらケータイする、じゃあね、チュッ…」
最後までお手軽バカ女を演じた優は、受話器を置くとオヤジ顔でニンマリ笑ってエリにVサインをつきだした。

「じゃあ、飲もっか…」
言ってるそばからグラスをなみなみと満たした優は、一気に飲み干した。
「青井さん…、何か食べたほうが、よくない?」
手酌でガンガン行く優に、慰み者になる予感でマゾ気を煽られたエリがおそるおそる声をかけると
「せんせい、きがえようよ、おそろにしよっ…」
全然聞いてない優がクローゼットから色違いのボーダーワンピを取りだして押しつけた。
「はい…」
目のすわった優に逆らうのがこわいエリは言われるままにスーツスカートとブラウスを脱いだ。オヤジ笑いするスケベな視線を意識してドキドキしながら、股下15センチのワンピに頭を通した。

「ホント、せんせいって、スタイルいいよね…」
恥ずかしそうに立つボンキュッボンのセクシーナイスバディに、レズ気のある優が好色な目を向けて舌なめずりしていた。

女子校生由貴(334) につづく
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女子校生由貴 (332)今度こそ最期?

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女子校生由貴 (332)今度こそ最期?

「おいしい…」
優が手際よく作った、言い換えれば簡単に作ったカレーは思いの外おいしかった。エリがニッコリして優を見ると
「でしょ…、カレーは得意なの」
優はいつものオヤジ笑いで自慢気だった。

「省吾君なの?…」
楽しい食事が済んでコーヒーを淹れたエリが、さっきまで控えていた質問を口にした。
「…、なにが?」
ヘタレのことなどすっかり頭から消し去っていた優は不思議そうに聞いた。
「相手…」
優も見当を付けていると思っていたエリはその反応が意外だった。

「あ…」
強姦という悲惨な事件から自身の精神を守るために、無意識に犯人の存在を意識から排除していたのかもしれない。あんなヘタレが自分を犯すなどという大それたコトは出来ないという先入観もあったかもしれない。しかしエリから指摘されて強姦犯の一番の容疑者が省吾だと、優は思い当たった。
「私は、彼だと思う…」
虚を突かれたような無表情の優に、エリは申し訳なさそうに言った。そもそも自分が省吾を追い出さなければ、優がこんな目に会うことは無かったはずという負い目があった。

「ありえる…、許せんっ」
強姦された心の傷から立ち直っていた優は、ヘタレ省吾の顔を思い浮かべてカワイイ美少女顔を怒りでこわばらせた。
「落ち着いて…、どうすればいいか、考えましょう」
今にも飛び出して省吾を血祭りに上げそうな優の勢いをなだめようと、エリは低いトーンの声を漏らした。

「どうもこうもないわ、今度こそコロス…、先生だってヒドイ事されたの、忘れたわけじゃないでしょ」
頭に血が上った優はエリに食ってかかる。
「だから落ち着いて、ね…、そうだ、お酒飲む?…、今日は先生、許しちゃう」
いまにも襲いかかってきそうな野獣を優の瞳の中に見たエリは、マゾ気で下半身を熱くしながら、猛獣使いの気分でなだめていた。しかし優に酒を飲ませたら、昨日の二の舞になって慰み者になることは容易に想像できそうだが、あるいはエリのマゾ奴隷の性根が染みついた深層心理はそれを求めていたのかもしれない。

「え、いいの…、もう、先生ったら、話せるっ」
お酒という単語で急に機嫌の良くなった優は、勝手知ったる他人の家でテキパキと酒と氷をテーブルに並べて酒盛りの準備をした。
「手際いいわね…、そうだ、その前にご主…、タダシ君に相談してみない?」
飲んべえ美少女のうれしそうな顔に苦笑したエリだったが、ご主人様に相談するのが一番いいような気がして、舌なめずりしながらグラスになみなみとアルコールを注ぐ美少女に、我ながら名案とばかりに提案した。

「…、そうかもね、いただきま?す」
すでに酒の事しか眼中にない美少女は、どうでもよさそうに応えるとグラスとグイッと傾けた。
「…、あ、もしもし、エリです」
ぷはー、とハデな溜息を漏らして、くう?、としかめた顔をゆるめる優に苦笑しながら、エリはタダシに電話した。

…、そうか、わかった、優に代われ、…。
エリが強姦事件をかいつまんで説明するのを黙って聞いていたタダシは、優に代わるように促した。
「わ、た、し…、由貴ちゃんと仲良くしてるっ?…」
受話器を受け取った優は出来上がったオヤジのようにニヤつきながら、シナを作った声を漏らしていた。

省吾を明日○○駅に呼び出せ、5時くらいでいいぞ、オマエは昼頃来い、服買ってやるから、…。
結局今日のお仕置きが中途半端だと思っていたタダシは、すでに自分の女だと思っている優を犯した省吾を、完膚無きまでたたきのめすと決めた。そのために今度は優をオトリにしようと考えていた。
「うん、わかった…、でも服買ってくれるなんて、優しいジャン、由貴ちゃんには秘密?」
わざと作った色っぽい声になんのツッコミが無いのは不満だったが、今度こそちゃんとしたプレゼントをもらえると勘違いして、機嫌が良くなっていた。

省吾をダマして誘い出すんだから、けんか腰じゃダメだぞ、適当なこと言って、省吾をその気にさせろよ、…。
ふざけて絡んでくる優を無視して、タダシは省吾お仕置き作戦第3弾の段取りを念押ししていた。
「わかってるよ、じゃあね」
突き放したような素っ気ない声だったが、なんだかんだ言ってもタダシを信頼している優は、念押しする文句もたいして意に介さないようにお気軽に応えて電話を切った。

ホントにわかってるのか、…。
レンタルビデオ屋で『伊豆の踊子』を借りて出てきたところにかかってきた電話を、怪訝そうに切ったタダシに、
「優ちゃんですか?…」
これから始まるレンタルビデオデートにワクワクしていた由貴が聞いた。

「ああ、明日出掛けるからな」
タダシは強姦の事は伏せて、由貴も明日着いてくるように言った。
「優ちゃんも、一緒ですか?」
電話の内容を横で聞いていた由貴は二人きりでないのが残念だったが、そんな様子を見せたらタダシが不機嫌になるのがわかっていたので、笑顔を保ったまま聞いた。
「ああ…」
説明するのが面倒くさそうなタダシは曖昧に応えると、すがりついてくる由貴のお尻をまさぐっていた。
「いやん、ご主人様のエッチ…」
優と一緒でも明日も一緒にいられるのがうれしい由貴は、ミニスカの上からお尻をまさぐる手に浮きたった声を上げていた。

女子校生由貴(333) につづく
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