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綺羅 (44)開放と快感

ろま中男3 作品リスト
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綺羅 (44)開放と快感

「ちょっと、感じすぎだよ…」
はしたないM字開脚した姿でもだえ狂う紗羅が、あまりにアスカキャラとかけ離れた気がした松岡は、冷めた視線を送っていた。

「ちょっと、休憩だな…」
口からヨダレを垂らす美少女に興ざめした松岡はバイブにつないだコントローラーのスイッチをオフにした。ヲタクの松岡が紗羅の両アナを愛撫したのは、コスプレ衣装を着せるための準備であって、ヨダレを垂らすほど淫らにもだえる紗羅を見るためではなかった。

「…だいじょうぶ?」
ヨダレがアゴから垂れて床に落ちて、汚らしいモノを見るような目線を向けた松岡のしらけた声がした。
「美少女が、台無しだよ」
股間とお尻のアナで蠢くバイブが静まってなんとか紗羅は落ち着くことができた。赤ちゃんのおむつを替える時と同じような心持ちの松岡が、ティッシュでヨダレと涙を拭き取った。快楽地獄から解放されて呆然とした紗羅は、M字開脚した足を閉じて横を向いていた。

「顔、上げて」
遠くに聞こえる声に紗羅はうつろな目で顔を上げた。いきなりフラッシュがたかれた紗羅は目を閉じて顔をしかめた。
「まあ、いいか…」
デジカメの写り具合を確認した松岡は、生気のない紗羅の顔に苦笑していた。

松岡はもう飽きたのか帰り支度をはじめた。憔悴しきって床に横たわった紗羅に
「コレ、パンティの代金ね」
1万円渡して紗羅の小さな手に握らせると、
「また遊ぼうよ、名刺の番号にかけて…、お金払っとくから、好きなときに帰っていいよ」
それだけ言うと部屋から出て行った。

ひとりになった紗羅は体中がジンジンするのを感じながら、ぐったりしてしばらく静寂の中にいた。

「はあ…、ああ…」
小さくため息をついてやっと動き出した紗羅はプラグスーツを脱ごうとするが、ぴったりと体に張り付いたスーツは素肌から簡単にはがれにない。それに少し動くだけで体中の性感帯を毛羽立った裏地が刺激して、幼い発展途上の性欲を昂ぶらせた。

全身の性感帯をくすぐる刺激に、頼りなく開けた口からヨダレを垂らして目に涙を溜めながら、背中のジッパーをおろそうと悪戦苦闘していた紗羅は、バイブのスイッチに触ってしまった。
「や、い、や…、ああっ、やっ」
また股間とお尻のアナに食い込んだシリコンの固まりが妖しくうごめきだした。

ああ、もう、はあ、いいんだ、…。
快感地獄に逆戻りした紗羅はのけぞりながらスイッチを手探りで探したが、帰ってしまった松岡のイヤらしい視線を気にすることはないと開き直ると
「あっ、ああっ、いいっ、あん、あうんっ…」
いいっ、きもち、ああっ、いい、…。
押し寄せる快感の波に身を委ねた。床に倒れた紗羅は股間からわき上がる熱い欲情にもだえた。

「あつっ、あっ、はあっ、ああっ」
あ、いっ、いいっ、いくっ、ああっ、きもち、あんっ、いいよお、…。
チクチクした裏地に刺激された固くなった乳首にそっと指で触れると、大きくのけぞって湿った吐息にまみれてあえいだ。

綺羅 (45) につづく

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