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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (98) 桜の小枝

裏ろま中男 作品リスト
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女子校生由貴 (98) 桜の小枝

由貴は後ろに座るタダシを意識しながら、小枝を見つめて席に着いた。

あっ、…。
小枝をつまみあげて無垢な顔で見つめた由貴は桜の小さな花を見ながら、花びらが真っ白な雪のようだった、ふたりで歩いた桜並木の夜を思いだした。

桜の花びらが降りつもってまるでバージンロードの真っ白な絨毯のような桜並木の道を、ふたりで歩いた時の幸せな気持ちが蘇ってきて、涙がこみ上げてきた。

いつもより早く起きたタダシは由貴とふたりで行った川沿いの桜並木に向かった。あれから数日経った桜はほとんど散っていたが、タダシは散り残った桜の枝を探した。まだ散りそうにない桜の花を見つけてタダシはうれしそうに笑った。他にも探して数本の小枝をカバンに入れると学校に向かった。

由貴より早く教室に着いたタダシは、周りに気づかれないように由貴の席に桜の小枝をそっとおいて、由貴が来るのを待っていた。

「ううっ、…」
大きな目に涙をいっぱいに溜めた由貴は、こぼれ落ちそうな涙を何とかこらえていた。そこへ朝のHRでエリが来て朝の挨拶をした。何とか立ち上がって頭を下げた由貴は床にぽたぽたと涙をこぼした。

教壇で話をするエリの声を遠くに聞きながら
ゴメンなさい、ご主人様、…。
涙でにじんだ震える指先の桜の枝を見つめた由貴は、昨日の自分の可愛くない態度を後悔して懺悔していた。エリの話が終わると席を立った由貴は、桜の小枝を大事そうに胸に抱いて教室を出た。

タダシも席を立つと黙って由貴の後を追った。体育館裏の倉庫に駆け込んだ由貴は、追ってきたタダシを涙がいっぱい溜まった目で見つめていた。遠くに1時間目の体育の準備をする声が聞こえていた。

「…」
だまって近寄ったタダシは、肩を震わせてうつむく由貴の襟に手を入れた。ビクッと震えて下を向いた由貴に
「…、死がふたりを分かつまで、だろ」
タダシは首に下げたシルバーのリングをひっぱりだして由貴の目の前にかざした。目の前で鈍い光を放つリングを見つめた由貴は
「…ごめんなさい、すいませんでした、許してください」
泣き崩れてタダシにすがっていた。

「…オレが悪いんだ」
由貴を抱いたタダシは、優しく背中をなでていた。
「…、えっ」
ご主人様らしくないセリフに由貴は思わずタダシを見上げていた。
「…これからは、もっと優しくするからな」
見上げる由貴の泣き顔を見ないで、タダシが恥ずかしそうにつぶやいた。

ご主人様が、許してくれた、…。
タダシの虚勢をはった態度に、なんだか安心した由貴は声を上げて泣き出した。
「…おいっ、誰かに聞かれるぞ」
由貴の泣き声の大きさに、タダシが咎めるようにつぶやくと
「ごめん、ひっ、なさいっ、ううっ」
タダシに寄りかかった由貴は、口を押さえて泣き声を押さえようとした。そんな由貴がいとおしくて、タダシはぎゅっと抱きしめた。

由貴の嗚咽が収まるのを待っていたタダシは、柔らかい女体を押しつけられて股間がふくらませていた。由貴がだいぶ落ち着いたと思ったタダシは
「…由貴のせいだぞ、なんとかしろよ」
元のご主人様の口調で冷たく言うと、ふくらんだ股間を由貴に押しつけた。
「ごめんなさい、ご主人様」
涙で濡れた顔に笑顔を見せた由貴はひざまづいてファスナーを下ろすと、固くなった息子を取りだして口に含んだ。

「…おおっ、いいぞ」
一生懸命お口で奉仕する由貴にタダシは気持ちよさそうな声を上げた。そのうれしそうな声に気をよくした由貴はさらにご奉仕に没頭した。
「…、もういい、後ろ向け」
甘美なフェラテクに発射の予感を感じたタダシは、由貴を立たせると後ろを向かせた。

「脱げ」
興奮して荒い吐息を押さえて、冷たく命令したタダシに、由貴はパンティを脱いで、足から抜いた。スカートを捲り上げて、スジの中に収まった濡れた花びらに先端をこすりつけると、
「…ああっ」
切なそうに由貴があえぎ声を漏らした。

そのままバックで突入すると
「はあっ、ああっ、ご主人様、由貴、幸せ」
壁に手を当ててお尻を突き出した由貴は、腰の前後運動を始めたタダシに色っぽい甘えた声でささやいた。

女子校生由貴 (99) につづく
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