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綺羅 (34)変態店長の降参

ろま中男3 作品リスト
綺羅 目次

綺羅 (34)変態店長の降参

「なにしてんねんっ…、お嬢ちゃん、記念写真ならハメ撮りで、たっぷり撮ったるがな」
まだ状況が理解できない城島はとぼけたことを口走っていた。

「コレ、証拠写真よ…、訴える」
ノーパンの股間を隠そうとヒザをすりあわせる紗羅が表情を固くして語気を強めるのに、城島は少し考えるような表情を見せた後、やっと意味を理解したように顔を青くしたが、
「…、そんなん消したったら、しまいや」
まだ強がっていた。

紗羅はケータイをしっかり握って城島に見せつけると、
「家のパソコンに、送ったんだから…、証拠隠滅できないから」
自らを奮い立たせて強い口調で言った。
「中学生のオンナの子に、こんなコトしたのがバレたら、ぜったいに営業停止」
無表情に見返す城島にたたみかけた。

硬い表情で睨みつける紗羅の顔をしばらく眺めていた城島だったが、紗羅の言葉の意味を理解したのか観念して
「わるかったわ、警察だけは勘弁やで」
弱気な笑いを浮かべてつぶやいた。股間で元気だった息子も黒いコンドームがずり落ちそうにだらんとぶら下がっていた。紗羅のカワイイ顔を見つめた城島は
「中学生とは思わんかったで、女子高生かと思ったわ」
自嘲気味につぶやいた。

「早く、離して」
つながれた手でパンピのスソを引っ張って股間を隠そうとする紗羅の言葉に、城島は手袋の接続を解いた。
「それやるから、勘弁してえな」
拘束手袋を見て言う。やっと手の縛めを解かれて手首をさする紗羅がそれでも睨みつけるので、城島は困ったような顔になって、奥に引っ込んだ。

紗羅は逃げ出すチャンスだと思ったが、まだ両穴にうけた官能の余韻で腰砕けになってうまく立つことができなかった。しばらくすると城島が大きな袋を持ってきた。
「商売モンやけど、コレなんかお嬢ちゃんによう似合うと思うで」
紗羅が後ずさって警戒していると、赤い宇宙服のようなつなぎを出した。

「惣流アスカラングレーのプラグスーツや、そこらへんの安モンとはちがうんやで、それに同じ中学生ならきっと似合うで、お嬢ちゃんカワイイから、こんなん着たらいっぺんに人気モンや」
よくわからない理屈を並べて営業スマイルを浮かべると紗羅に見せた。
「他にもお嬢ちゃんに似合いそうなの、いろいろ入れといたから…、買ったら30万以上はするんやで」
30万はやはり痛いのか残念そうに顔を曇らせたが、ムリに作ったような笑顔で紗羅に紙袋を手渡した。

「オジサン、大損なんやで…、だからなっ、可哀相だと思って、許したって、な」
下手に出て懇願する城島の口調がお笑い芸人のボケのようで、
「…、ふふっ」
笑ってしまった紗羅は城島の悪さを許すことにした。

綺羅 (35) につづく

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