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== 紗羅 ==

綺羅 (10)朝食

ろま中男3 作品リスト
綺羅 目次

綺羅 (10)朝食

「あっ、アレどこだっけ?」
紗羅が急に立ち上がった。

それでテーブルの下に潜り込んで紗羅の下半身に熱い視線を向けていた智貴も出てきた。紗羅はいすにあがると上の棚を探し始めた。
「何、探してるんだ」
智貴がイスの上でフラフラする紗羅を危なっかしそうな見ながら尋ねると、
「ちょっとね」
紗羅は適当に答えた。

「そんな格好で危ないぞ」
智貴はたくましい腕を伸ばして紗羅の腰を支えた。
あれっ…、前に、どこかで?…。
腰を固定された紗羅はピクッと震えると腰に当てられた両手の感触を思い出そうとしていたが、思い出せなかった。

紗羅が感じたそれは夢の中で後ろからのしかかれたときに、腰に当たられた手の感触だったのだが、妄想癖が高じて夢と現実を混同していた。

智貴はちょっと女らしさを増した紗羅の腰の柔らかい感触に、顔がニヤつきそうになるのをこらえながら、ワンピースのスソから覗くパンティと、ゴムに押さえられてはみ出して表面張力のように盛り上がるお尻を眺めていた。棚をごそごそと探すのに合わせて、お尻の肉がプルプル震えていた。

「あっ、こっちだった、きゃっ」
無理に隣の棚に手を伸ばした瞬間、いすが倒れて紗羅の体は床に投げ出された。ワンピのスソがまくれあがって、お尻を丸出しにしただらしない姿で床に倒れた紗羅に
「だから、言っただろう」
智貴が声をかけても返事をしない。紗羅は意識を失っていた。

意識を無くした紗羅はまた夢を見ていた。

紗羅は3才に戻って智貴に抱かれていた。智貴はヨシヨシと言いながら紗羅のからだを上げたり下げたりする。そのたびに足の付け根の間から何か熱いモノが伝わってくる。胸も何かに圧迫されている気がする。智貴は相変わらず紗羅の体を上げては下げるのを繰り返した。

あそこに熱くて固い棒が出し入れされている。それが体のナカにこすれて苦しくて息が荒くなるが、なんだか気分がいい。それが抜けるのにあわせてぬめった何かがかき出されて、体のナカにたまった毒気が抜けるような気がした。

紗羅は体の芯から熱い何かがこみ上げてきてカラダが踊り出しそうになるのを、智貴に抱きついて必死にこらえていた。紗羅が智貴に抱きついて顔を肩に埋めると、耳元で智貴の荒い吐息が響いている。

意識の戻った紗羅は智貴に抱きついている自分に気づいた。智貴は両手をお尻に当てて紗羅を支えながら、体を上下に揺らして、
「紗羅、紗羅」
心配そうに声をかけていた。その指はパンティに入り込んで直接お尻の肉に食い込んでいた。
「きゃっ」
紗羅が悲鳴を上げて、智貴の首に抱きついていた両手を離した。

紗羅は自分が大きく足を開いて智貴にまたがっていることに気づいた。智貴のふくらんだ股間と紗羅の股間が正面からぶつかって密着していた。固い棒がパンティが食い込んだスジに押しつけられていた。

「やだっ」
おとうさん、だったの?…。
紗羅は大げさに叫んで智貴のヒザから飛び降りた。ジンジンする股間を両手で押さえて黙って智貴を見つめていると、
「おまえが抱きついてきたんだぞ」
紗羅の視線をまぶしそうに見て顔をやや赤らめた智貴が怒ったように言った。
「おまえを起こそうとしたら、抱きついてきたから、こうなったんだ」

紗羅、なんか、しちゃった?…。
紗羅は夢の中でエッチな妄想をしていたコトに思い当たって、智貴に無意識にエッチなことをしなかったか急に心配になった。そしてあそこにエッチなおツユが滲んでいるのを意識して恥ずかしくなった。

「そうなの?、…ごめん、お父さん」
なんだかいたたまれなくなった紗羅は逃げるように部屋に戻った。

綺羅 (11) につづく

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