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== 紗羅 ==

綺羅 (9)ワンピース

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綺羅 (9)ワンピース

翌朝、生理が来ると思っていたが、まだ来なかった。

目が覚めた紗羅はベッドに腰掛けてぼーとしながら、土曜日で休みの今日は買い物に出かけようと考えていた。

昨日の臨時収入のおかげで欲しかったモノが買えると思うと、ウキウキしてきた。
「あんっ」
一番お気に入りの下着をタンスから出してブラをつけると乳房がはっているのかちょっと痛い。乳首が硬くなって胸から飛び出ていた。
「今日は、いいや」
紗羅はブラを着けるのをやめた。生理前でいつもより乳房が張っているのか、ノーブラでもその胸はきれいに形を保っていつもは目立たない谷間がくっきりしていた。パンティをはくときにピッタリ閉じたスジに触れると少し湿っていた。
「…、はっ」
ぴっちりと股間を覆う赤いハイレグパンティに、エッチな気持ちが抑制されて気が引き締まる気がした。

紗羅はクローゼットから今まで着られなかった赤いワンピースを大事そうに出した。ミニ丈のスソは前屈みになると後ろからパンティが見えそうなほど短かった。七分袖の肩から腰のくびれまでは体に密着してぴったりした感じで、その下のスカート部分がふわっとしていた。そんな感じがカワイイと思っていたが、風が吹いたらパンチラしそうな気もしていた。

胸元は大胆にカットされ、わずかにできた谷間がのぞかせていた。薄い伸縮性のある生地がノーブラの胸に密着してまるで裸のように二つの乳房の形をくっきりと見せていた。丸みを帯びてふくらんだ胸の乳首のあたりがポッチリと盛り上がっていた。体の線がはっきりと出るためいままで恥ずかしくて着るのをためらわれたが、今日は全く気にならないどころか鏡に映った自分に紗羅はウキウキしていた。

姿見に映る全身のスタイルの良さに我ながらほれぼれして眺めていた。少女から大人に変わりつつある女体は腰にくびれが出来てやや丸みを帯びた腰につながっていた。丈の短いスソから伸びた太ももも以前より丸みを感じる。

クルッと一回りするとスカートが広がって
バレエの衣装に似ている、…。
このワンピースがバレエの練習着に似ている、と紗羅はこのとき気がついた。
広がったスソからパンティの股間の部分がチラッと見えて、
「エッチ、だあっ」
紗羅は陽気に笑って声に出していた。バレエ着なら股間の部分が見えても当たり前だとさえ考えていた。髪をツインテールにまとめるとアニメ顔美少女のカワイイロリ顔が強調されていた。

8時過ぎにキッチンに行くと智貴が用意したらしい朝食が並べてあった。母はすでに出かけたらしく、智貴がひとりで朝刊を広げていた。
「おはよう」
紗羅に視線を向けると、智貴は娘のフェミニンな姿をしばらく茫然と見つめていたが、まぬけ面をさらす自分を自覚してあわてて新聞に視線を戻した。

食卓についてご飯を食べはじめると、また智貴が箸を落とした。紗羅は知らんぷりしてご飯を食べ続けたが、なかなか智貴はテーブルの下から出てこようとしなかった。

紗羅はテレビから流れる曲にあわせて足でリズムを取っていた。智貴は小刻みに上下する紗羅のナマ太ももが揺れるのと、その奥にある大事な部分を隠すパンティの布地がわずかに見え隠れするのを、目を凝らして見つめていた。

綺羅 (10) につづく

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