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== 紗羅 ==

綺羅 (4)天然セクシーアイドル

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綺羅 (4)天然セクシーアイドル

いつからか紗羅は生理前に男子を意識してしまう自分に気づいた。

生理前は学校で男子とすれ違って汗の臭いを感じるだけでも股間が熱くなった。変声期の男子が教科書を読む声に、知らぬ間にウットリとしていたこともある。教科書を読むその男子が好きなのだろうかとも考えたが、別の男子の声にも同じ反応するコトに気づいた紗羅は、自分が男子なら誰でもいいような節操のない女の子のような気がして恥ずかしくなった。

妄想を浮かべてエッチな気分でいる時に先生に質問され慌てて立ち上がった紗羅は、答えながら無意識に机の角に股間をすりつけたコトもあった。机相手にサカっているはしたない自分に気づいて顔を真っ赤にしたが、幸い誰にも気づかれなかったようでほっとしていた。


中学の制服はセーラー服でスカート丈はだいたい短めだった。特に校則でスカート丈を決められることもなく、立っているだけでお尻が見えそうなマイクロミニの娘もいれば膝が隠れる長さにしている娘もいる。

紗羅は自分でカワイイと感じる程度の長さにしていたが、痴漢少年にあった時からウエスト部分を折りたたんでより短めにするようになっていた。背が伸びていた時期はガリガリだった紗羅も、身長の伸びがとまってからは丸みを帯びてくるようになって、ミニスカからのぞく足に健康的な色気を感じさせていた。

普段の紗羅は明るい少女でついパンチラしてしまうような天然なところが男子にウケていた。童顔で大きな瞳のアニメ顔美少女だと他のクラスでもウワサになっていた。身長が伸びきってスタイルのいい紗羅に興味を持つ男子は大勢いた。

生理前は男子のチョットした仕草にも欲情してしまう紗羅だったが、普段はのんびりした性格で男子に人気があることを全く意識してなかった。友達から男子に人気があると言われても冗談だと思っていた。


隠し撮りされたセーラー服姿や今時珍しい体育のブルマー姿(股間にしわの寄った写真は高値で取引されていた)の写真が男子の間で出回っていたが、ピンクのスクール水着は特に人気が高く、多くの男子がその写真を隠し持っていた。

紗羅は水泳部で夏の間は水着を着る機会が多い。プールのまわりは壁があって普通ならのぞけないが、紗羅目当てでプールサイドの金網ギリギリまで近寄ってのぞく男子は後を絶たなかった。顧問はパパラッチモドキの生徒を見つけると追い払っていたが、しょっちゅうのことに根負けして以来黙認するようになった。

ふくらみかけの胸を押しつぶすように体にぴったり密着した競泳水着風のスクール水着は、緩やかな曲線を描いていたが、ハイレグの腰から股間にかけてのVラインがアップになった写真が高値で取引されていた。鋭角に股間を被うわずかな布地からあふれて股間のプックリした肉を、アップに捉えた写真が男子の間で流通しているなど、紗羅本人はまったく知らなかった。

レアものとして男子の間でうわさになっていたのは、セーラー服のミニスカが風にまくれてパンティが写っている写真だった。

ある男子が紗羅の後ろを付けていたとき、階段の窓から吹き込んだ風でスカートがまくれあがったのをケータイで撮った写真で、ローアングルからパンティをほとんど丸出しにいた後ろ姿で、股間に食い込んだしわの寄った部分まで鮮明に写っていた。その写真を撮った男子は宝物として、親しい友人にだけ自慢していた。

そんなわけで中学のセクシーアイドルになってしまった紗羅は、多くの男子の淫靡な妄想に登場して夜のオカズやオヤツになっていた。


見てる?…。
オナニーを覚えたばかりのやりたいサカリの男子たちの視線に気づかないほど紗羅は鈍感ではなかったが、不特定多数の視線にさらされて誰が見ているかは分からずに、ただそのイヤラシイ視線を感じるだけだった。

あんっ、やんっ、…。
生理が近かった紗羅は男子たちの視線にエッチな気分をあおられて、授業中無意識にスカートの上から股間を押さえている自分に気づいてあわてたこともあった。そんな風にエッチな気持ちを高ぶらせた紗羅はトイレでムラムラした気分を解消していた。校舎のはしにある女子教員用のトイレは、この学校に女子教師が少ないこともあって誰も使っていないことが多い。

「あはんっ、はっ…」
昼休みにオナニーに没頭しすぎて、イヤラシイ声を出してしまった紗羅はたまたまトイレにいた女教師に聞かれてしまったこともあったが、その若い女教師は生徒がいるとは思わなかったので無視してトイレから出て行った。

ある日女子教員トイレでオナニーをしていると、始業のチャイムが鳴って焦った紗羅はパンティを便器の中に落としてしまった。ぐっしょり濡れたパンティを手に途方に暮れた紗羅は仕方なく午後はノーパンで過ごしたが、スースーした股間を意識するとなぜだがあそこが熱くなってエッチな滴があふれさせていた。

スカートがまくれたら、ノーパンがばれる、…。
ハダカのお尻が見られそうで落ち着かない紗羅は、慎重に歩くだけで股間はヌレヌレにしていた。それは紗羅の露出狂性癖のためだったが、露出狂という言葉自体を知らない紗羅は、自分が変化していくのにとまどうばかりだった。


エッチなことを妄想する自分が変態に思えて、友達には絶対に言えないと思いこんでいた。父や男子の視線で感じてしまうことは紗羅ひとりの絶対の秘密だった。

その日の紗羅は帰るともうくたくたに疲れていた。夕食の席で智貴はしつこいほど淫靡な視線を向けていたが、あまりに疲れていたので紗羅はそれに気付かないどころか、ノーパンでいることも忘れていた。

綺羅 (5) につづく

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