ろま中男3 作品リスト綺羅 目次綺羅 (3)痴漢少年
「大丈夫?」
後ろを歩いていた見ず知らずのその男子は、転んだ紗羅を抱き上げて介抱した。
お尻…、触ってる?…。
彼の手がミニスカに入り込んでナマ肌をむきだしたお尻に触れている気がしたが、紗羅はぼんやりした意識で目を閉じたまましばらくされるままになっていた。
「…」
紗羅を介抱しながら彼の手はTバックでほとんどむき出しになったナマのお尻をなぜ回してその感触を楽しんでいた。おしりのワレメに侵入したその手はその奥を侵略し、大事な部分もパンティの上から指で触っていたかもしれない。
「…!」
頭がぼおっとした紗羅はほてったカラダを正体不明の男子に任せていたが、だんだん股間が湿ってくるのを意識していた。
「…、えっ」
ミニスカに入り込んだ彼の手がTバックのひもをつかんで引き下げようとしたので、あわてた紗羅が目を開けると数センチ先に鼻息を荒くする男子の顔があった。
「…」
紗羅はびっくりしたような大きく見開いた目で彼を見つめてると、
「気が付いて…、良かった…」
紗羅の大きな目から逃げるように視線をそらすと彼は顔を赤くして、ふくらんだ股間を隠すようにしてそそくさと去っていった。
ミニスカを足の間に押し込んで内マタにぼんやりと座り込んだ紗羅は、
あのまま目を閉じてたら、キス…、されてた?…。
触れそうなほど覆い被さってきた少年の顔が頭を占領してドキドキした。まさぐられた下半身の肌に残った感触が生々しく蘇ってきて、彼の手がまだカラダをもてあそんでいるような気がして、あそこのスジから熱いネットリした滴が漏れてきた。
あそこ、触ってた、…。
何とか立ち上がった紗羅は歩道橋の階段を吐息を荒くしながら上がり切ることが出来たが、頭の中はずっと痴漢少年の顔が占領していた。
あんっ、…。
Tバックパンティを脱がされて恥ずかしい部分をのぞき込まれながら、いやらしい手で体中をまさぐられる妄想に支配された紗羅は、胸がドキドキして体が熱くて全身に汗がにじんでいる気がした。
その後も紗羅はずっと誰かに見られてる気がして、幼い女体に芽生えた露出狂性癖をチクチクと刺激されていた。目的の文房具店に着いたとき、Tバックのわずかな布地だけでなく股間のくびれをネットリと濡らしていた。
…、どうしちゃったんだろ?…。
紗羅はお漏らしした記憶がないが、オシッコしたわけでもないのに股間が濡れた状態がお漏らししたようで落ち着かなかった。それにオシッコなんかよりヌルヌルしてなんだか気持ちが悪かった。トイレに行ってキレイにするという発想はその時の紗羅に浮かんでこなかった。
「…、!」
意識がとぎれとぎれになって自分が何をしているかわからなかった。われに返った紗羅は無意識にボールペンで股間をこすっているコトに気づいて、あわてて湿ったボールペンを商品棚に戻すと逃げ出すように店から出ていた。
「はあはあ…」
よく分からない後ろめたさで落ち着かない紗羅はもう帰ろうと駅に急いで向かったが、動悸が高まって息が荒くなっていた。足がもつれて何度も転びそうになってはミニスカのスソを乱していた。
駅までずっといやらしい視線が体全体にまとわりついている気がしたが、嫌悪感より柔らかくてあったかい何かが体を包んでいるようで、体がほてってくる。人混みで何度も人とぶつかったが、そのたびにぶつかった部分から熱い何かが全身に伝わるようだった。胸に何かがぶつかったとき、
「あんっ」
恥ずかしくなるような声を漏らした紗羅は、一人で赤面していた。
「…、はあ」
帰りの電車は混んでいた。体のあちこちがぶつかっては紗羅はその鈍い痛みに敏感に反応していた。ぬめった温かい何かの中でかき回されてるような気がした。
「…」
なんとか家に帰り着いたとき、目をトロンとさせた紗羅は火照った体のけだるさにぐったりしていた。
いつもと同じ時間にベッドに入っても眠れなくて、いつのまにか忍び込んだ手で無意識に股間をマッサージしていた。幼い女体全体が感電したような気持ちよさに紗羅は行為に没頭した。紗羅が初めて経験したオナニーだった。
次の日生理が来た。小学校5年で初潮を経験した紗羅だったが、生理の前日にするオナニーで特に興奮することに気づいたのはずっと後になってからだった。
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