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== 紗羅 ==

綺羅 (2)性癖のめばえ

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綺羅 (2)性癖のめばえ

その日、紗羅は冒険した。例のTバックをはいた紗羅は、お尻がのぞかれそうな膝上15センチのミニスカートで出掛けようとしていた。

紗羅のミニスカ姿を見た智貴はしばらく無表情で見つめていたが、紗羅は父の視線が下半身にからみついて、ミニスカの下のTバックまで見透しているような気がした。胸がドキドキして顔が熱くなるようで落ち着かなかった。
おしりが丸見えのTバックをはいているせいで、自意識過剰になってる、…。
紗羅はなんとか自分を納得させて気を落ち着けた。

智貴の視線を振り切って家を出た紗羅は、すれ違う男性すべての視線が下半身に絡みつくように感じて、
紗羅って、自意識過剰なんだ、男の人の視線を意識しちゃう、…。
父に見つめられた時と同じように考えて自分を納得させた。

…、なんだか体が熱い、…。
紗羅はオンナとして成長したあかつきには露出狂の変態性癖をあらわにして、誰かに見られないと感じない女になるのだが、まだ未成熟の紗羅は男の視線でざわつくようなその気持ちがなんなのかよくわからなかった。

お尻、見られてる?…。
駅の階段を上るときも後ろを歩く男性の視線が気になっておしりがムズムズしたが、お尻を押さえて隠すのもなんだか意識しすぎな気がした。紗羅は階段やエスカレーターでスカートを押さえるクセはなかったが、その日もむき出しのお尻を見られてるようで恥ずかしかったが、あえて隠すことはしなかった。

学校で紗羅は後ろからのぞき込む男子によくスカートの中を見られていた。中学のセーラー服は膝上10センチ程度のミニスカで、紗羅は階段を元気に駆け上がってはパンチラしていた。そんな無防備なところがエッチなことに関心を持ち始めた男子に好評で、紗羅の恥ずかしいクセを知っている一部のスケベな男子は紗羅が階段を上がるとき、無関心を装って紗羅の下半身をのぞき込んで凝視した。


小学校で生理が始まってから胸がふくらみはじめていたが、紗羅はブラに拘束される感じがイヤでノーブラでいることが多かった。この日冒険してTバックに膝上15センチのミニスカをはいた紗羅は、カラダにぴったりはりついたチビTシャツからヘソを出した活動的な格好で、その上ノーブラだった。

ちゃんとしたブラを付けて寄せてあげれば胸の谷間もできるCカップの紗羅だが、ノーブラだとふくらみかけ程度に見えてそれほど目立たない。

かすかに女性らしい丸みを感じさせるようになった上半身に、ぴったり張り付くチビTは乳首の突起をはっきりと見せていた。その日、髪をツインテールにして少女らしさを強調した紗羅の姿は、ロリコン嗜好のヘンタイには大好物だったかもしれない。


だれ?…。
電車の中は何事もなく無難に過ごしたが、駅を出てから誰かがずっとついてくる気がしていた。
?!…。
紗羅が勇気を出して振り返るとすぐ後ろに高校生くらいの男子がいた。彼はそっぽを向くとわざとらしく空を眺めていた。

「…」
紗羅は知らん顔をして歩き続けたが、お尻やナマ足に突き刺さる視線がチクチクとまだ未熟な女の本性を刺激して、気持ちがざわざわして落ち着かなかった。
「はあ、はあ」
無意識に股に力を入れて内マタになった紗羅は危なっかしく歩いていた。股間がなんだか熱くて汗じゃない何かであそこが濡れているのを意識していた。

「はあ、はあ」
後ろに付いてくる男子を意識すればするほど、紗羅は熱が出たときのように息が苦しくなって胸がドキドキした。なんだか頭がぼおっとして自分が今どこを歩いているのかもわからなかった。固くなったピンクの乳首がプックリと突きだしチビTにこすれてイタ痒い感じで胸の先が熱くなった。

「あんっ、…」
階段を上がっていた紗羅は、貧血のようにふらついて転んでしまった。
「…、!」
後ろにいた高校生ぐらいの男子は目の前で急に転んだ女の子に驚いたが、転んだときミニスカがまくれあがってTバックパンティが食い込んだナマ尻をしっかりと目撃していた。

綺羅 (3) につづく

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