ろま中男3 作品リストTHE 歓喜天ホテル 目次THE 歓喜天ホテル (135)無罪放免
「…、それじゃあ、裁判長様と…、よく知らない人、失礼します、ゆっくりお楽しみください」
検事と天然事務官を陵辱して痴態を繰り広げる隣の部屋に顔を出した釈由美子似の藤堂真紀は、たおやかな立ち姿を披露すると股間に手を当ててキレイなお辞儀をして、にこやかに笑いながら刑務官姿のフカキョンのカラダを弄ぶオレのいる被告席に戻ってきた。
雨宮を犯す裁判長役の男は真紀のカラダにぴったりしたスーツの後ろ姿に、昨日イヤらしくもだえた真紀を思いだしていた。快感にもだえる雨宮を突き上げて腰を振るのを止めずに、艶めかしい後ろ姿を名残惜しそうに眺めていた。
「…丈二さん、勝ちましたよ」
真紀はのばした手で指差しながら親指を立てたポーズを決めて、ナイスバディを誇らしげに見せつけていた。
「…なんですか、それ」
ニッコリ笑ってポーズを取る真紀に、オレが呆れ気味にシニカルな笑いを浮かべると
「だってえ…、コレやる場面、無かったから…」
恥ずかしそう笑った真紀の少女のような笑顔がカワイイのでオレもニンマリしてしまった。傍聴席のアヤがつまらなそうに真紀をヤブにらみしていた。
「…ジョージ君とも、これでお別れかあっ」
ミニスカポリスの制服に身を包んだフカキョンはミニスカに手を入れて、オレにズリ下げられたパンティを引き上げながら、寂しそうに笑ってオレを見ていた。
「何いってんだ、また遊びに行くよ」
「…、そうだね、ジョージ君なら、きっと、また性犯罪で捕まるよね」
冗談とは思えない口ぶりで笑うフカキョンの目が潤んでいるのを見て、オレはこのキャンキャンした声が無性にいとおしく感じて思わずふっくらしたカラダを抱きしめてしまった。が華奢な肩越しに傍聴席で怒りに震えるアヤが目に入って慌てて離れた。
「…行きましょう」
別れを惜しむオレたちを見守っていた真紀が、優しく声をかけた。
「…、そうですね、…じゃあな、また」
「うん、またね」
真紀にうながされて立ち上がったオレがフカキョンに顔を向けると、寂しそうな笑顔が応えた。
「良かったね、ジョージさん、お祝いだね」
無罪放免されて法廷の外に出たオレに、アヤがしっぽを振る犬のようにうれしそうに駆け寄って抱きついてきた。
「ねっ、いこっ」
マスカラで強調された大きな目がうれしそうに笑っていた。オレの顔を見つめたあと、アヤはオレを引っ張っていた。子供のようにはしゃぐアヤに真紀も笑いながらついてきた。
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