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== THE 歓喜天ホテル ==

THE 歓喜天ホテル (79)現場検証

ろま中男3 作品リスト
THE 歓喜天ホテル 目次

THE 歓喜天ホテル (79)現場検証

オレも着替えようと自分の部屋の戻ると、デカイ液晶のテレビに
「ただいまのポイントは2689です。
ポイントはお客様がお帰りになる際に、賞金に換算し、お渡し致します」
例のポイントが表示されていた。前回見たときの倍以上の数字がちょっと意外だった。

「…すごーい、アヤの3倍だ」
いつの間にかアヤがオレの部屋に入り込んで、オレにしがみついていた。
「これだけ、浮気したってコトだね」
顔は笑っていたが、マスカラで強調された大きな目がニラんでいた。

「今日のアヤ、カワイクないぞ」
学生服に着替えながら、つい口を滑らせたオレに
「…えっ、アヤ、可愛くなかった?、…ヤダ、ジョージさん、キライにならないでえっ」
すがりついて上目遣いで見上げるアヤに、ムラッと来たオレはツインテールに髪をまとめたセーラー服美少女を抱きしめて唇を吸った。

「…なあんだ、やっぱり、ジョージさん、アヤのこと、好きなのね」
ウットリと唇を離したアヤは、オレの腕の中でうれしそうに笑っていた。ゴキゲンなアヤの機嫌をわざわざ悪くすることもない、とオレは黙っていた。
「は、や、く、い、き、ま、す、よ」
フカキョンもいつの間にかオレの部屋に入り込んで、不機嫌そうにオレたちが抱き合うのを見ていた。腕にすがりつくアヤを連れてオレはフカキョンについていった。

前を歩くフカキョンのミニスカに揺れる肉感的なお尻をニヤつきながら眺めていると
「…何、見てるの?」
アヤが不満そうに見上げていた。オレが無視していると
「ゴメン、アヤ、可愛くないよね、キライにならないでえ」
急に弱気になったアヤが腕を引っ張っていた。コロコロと表情の変わる忙しいヤツだなあ、と苦笑したオレは、裸のお尻をぴしゃっ、と軽く叩くと
「いやんっ、えっちい」
またまたうれしそうな表情に変わったアヤが、オレに笑顔を向けてきた。

「…ミニスカポリスキョウコ、被疑者を連れてきましたあ」
自分でミニスカポリスと宣言する天然なセリフにオレはつい吹き出していた。学校の階について、以前の教室に連れて行かれると、天海祐希似のSっぽい先生祐希と大塚寧々似の検事美鈴、松たか子似の検察事務官雨宮が不機嫌そうに待っていた。
「…遅いわよ」
美鈴がイライラした様子で、最初に口を開いた。
「スイマセン、このふたり、サカってたんですう」
フカキョンがキャンキャンした声で、はしたないセリフを口にしながら恐縮していた。

「…おばさん、ばっかり」
アヤがビックリしたようなぱっちりした目で一同を見渡して、真顔でつぶやいた。
「なにいっ、」
地獄耳の美鈴がアヤの言葉を聞きとがめて興奮した顔でアヤに迫ってきた。前と同じような地味な色のミニスカスーツ姿だが、エリ元からのぞく胸の谷間がはっきりと見えていた。
「…こわあいっ、ジョージさん、助けてえ」
美鈴の迫力に恐れをなしたアヤはオレの後ろに隠れていた。

「きゃははっ」
笑い声がする方に目を向けるとさとみがセーラー服を着て、前とは違う男と並んで座っていた。さとみはミニスカから伸びたむっちりした太ももを見せつけるように足を組んでいた。
「うっ、出たっ」
セーラー服美少女に変身したサド看護師の登場にオレは反射的に逃げ腰になっていた。
「なあに、あんなに優しくしてあげたのに…」
さとみはシナを作って色っぽい視線を向けてきたが、オレはマゾ看護師の仕打ちが忘れられなくてみっともない内マタの姿をさらしていた。

「まあ、いいわ、チャッチャとやっちゃいましょう」
美人検事は事件当時の再現をはじめた。
「いつでもいいわよ…」
S系女教師の祐希がエッチそうな表情で意味ありげな一瞥をくれると、恥じらいながら自分でタイトスカートをまくり上げると誘うような視線を送ってきた。

歓喜天ホテル (80) につづく
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