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== THE 歓喜天ホテル ==

THE 歓喜天ホテル (63)逮捕連行

ろま中男3 作品リスト
THE 歓喜天ホテル 目次

THE 歓喜天ホテル (63)逮捕連行

「…えっとお」
交渉人涼子の番宣のせいですっかりペースを狂わされた一同だったが、はだけたシャツにたっぷりした乳房の谷間をのぞかせたフカキョンが口を開いた。

「…そうだっ、凶悪犯ジョージ、逮捕する」
フカキョンは例のキンキンした声で、危なっかしく構えたエアガンをオレに向けてきた。

「…ちょっとまてっ、犯人はアヤだろ」
突然犯人にされてあわてて訂正すると
「え?、キョウコ、ジョージクンがいいな」
ぱっちりした大きな目で照れ笑いしたミニスカポリスが、ワガママなリクエストを無理強いした。
「ダメ、ジョージさんは渡さない」
オレの足にすがりついて、柔らかい胸を押しつけるアヤが割り込んできた。

「キョウコに逆らう娘は、こおしちゃうんだから」
カワイイ顔をイジワルくしたフカキョンはアヤの手に手錠をすると、残りをベッドにつなげた。
「やだあっ、ジョージさん助けてえ…」
ベッドと仲良くしなければならなくなったアヤが、半べそでオレに助けを求めてきたが
「…ちょうどいいから、おまえはそこでオナニーでもしてろ」
うるさくまとわりついてくるアヤから解放されてせいせいしたオレは、適当なことを言ってアヤを突き放していた。

「やだあっ、アヤもイクう」
エアガンを突きつけるミニスカポリスにうながされて病室を出て行くオレの背中に、泣き声混じりのアヤの叫び声がむなしく響いていた。ミニスカに揺れる柔らかそうなおしりをにやけた顔で眺めていると
「…丈二さんは私の患者さんですから、つきあいます」
ミニスカナースのさとみがオレの腕に抱きついて上目遣いでニッコリ笑った。腕を圧迫する柔らかいふくらみが、ボタンを外したナースコートからあふれそうになっているのにオレはニンマリしていた。
「…そうなの、しょうがないか」
フカキョンは不満そうだったが、
「でも、逃げちゃダメよ」
にこにこ笑ってエアガンを突きつけてきた。

冷静になって見ると前のチーフスペシャルよりずいぶんエアガンが大きくなっていた。S&WのM29、わかりやすく言えばマグナム44のたぶん6インチだろう。エジェクターロッド・シュラウドが銃口まで伸びているのでタナカのクラシックだと思った。エアガンとはいえチーフスペシャルに比べたらずっと威力がある。

「…撃ったりしないよね」
癇癪を起して突然発砲するクセのあるフカキョンにおそるおそる聞いてみた。
「ふ?ん、…ジョージクンが変なことしなきゃ、撃たないとおもうけどお」
カワイイ顔で思わせぶりに笑ったフカキョンが、エッチぽく肉感的な女体を揺らしていた。
「…ずいぶん大きくなったみたいだけど」
女の子には不似合いのガンの大きさを聞いてみると
「前にキョウコ、凶悪犯の人質になっちゃったから、課長が威嚇用に大きなの、くれたんだあ」
凶悪犯って、オレのことか、と思ったが、重そうなエアガンをはだけた胸の谷間の前で構えたフカキョンは、どことなく自慢そうだった。

前に来た刑事部屋に連れて行かれると、
「立てこもり犯を、逮捕しました」
フカキョンはほめてもらう気満々の笑顔で課長に報告した。オレの股間をチラ見した課長役の男は、またか、と言わんばかりに背中を向けて苦笑していた。

「キョウコが、ぎゅっ、って締め上げて、ゲロさせちゃいますね」
キンキンした声でカワイイポーズを取ったミニスカポリスは、オレとさとみを前と同じ取調室に連れて行った。

歓喜天ホテル (64) につづく
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