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== THE 歓喜天ホテル ==

THE 歓喜天ホテル (50)女弁護士再び

ろま中男3 作品リスト
THE 歓喜天ホテル 目次

THE 歓喜天ホテル (50)女弁護士再び

ドアをノックするとすぐに返事があった。真紀がオレを待っていた気がしてニケけてしまった。

「んっ?」
そのバカ面を見とがめたアヤが不審そうな目を向けてきた。
「…お待ちしてました、どうぞ」
ドアが開くと真紀がニッコリ笑った。今日の真紀は乳首のわずか上から足の付け根までしか隠さない、色っぽいカラダのラインをはっきりと見せたキャミドレス姿だった。スリムなボディに豊かな胸がアンバランスなほどだった。セクシーな真紀の立ち姿を見たアヤは不満そうにニラんでいた。

わんっ、
部屋にはいると、いきなり白い犬がアヤの股間を狙って飛びかかってきた。
「…やだっ、ジョージさんっ、助けてっ」
アヤはオレによじ登ると大股開きした足をからめて抱きついていた。
わうっ、はっ、はっ、
あかりの所にいたシロだった。シロはオレにしがみつくアヤのナマ尻をぺろぺろと舐めていた。
「…ひいっ、いやあっ、やっ、だあっ、…やめてえっ」
またアヤはオレの耳元でキンキンした悲鳴を上げたが、しがみつくアヤを支えきれずにふらついたオレは尻もちをついていた。

「…いやっ、お願いっ、どっか、行ってえっ」
床に座り込んだオレにアヤはしがみついたままで、シロはアヤのおしりに鼻先をツッコンでふんふんっ、と臭いをかいでいた。
「シロ、やめなさいっ」
真紀がシロを押さえて、部屋の奥に連れて行って首輪をリードにつないだ。

「…ごめんなさい、こんなイタズラする子じゃ、ないのに…、アヤさんのことが、きっとスキなのね」
申し訳なさそうな顔で謝った真紀に、
「堂本さんの犬じゃないですか?」
と聞くと
「…ちょっと、あかりから預かってるんです」
曖昧な説明をした真紀がアヤに笑顔を向けると
「アヤは、キライッ、…犬なんて、だいっ、キライッ」
犬が苦手なアヤはオレに抱きついたまま、今にもかみつきそうな顔で真紀をにらんでいた。

「…そろそろ、離れろ」
いつまでも離れようとしないアヤにオレが冷たく言うと
「いいジャン、…このまま、しちゃおよ」
顔を近づけて甘えた声でささやくアヤがノーパンの腰を押しつけてくるので、
「あほか」
冷たく突き飛ばした。
「いったあ?い、…ベッドの中では、やさしくして、くれたのにい?」
床にオンナ座りしたアヤがシナを作って、いやらしく笑うとオレと真紀の顔を見ていた。

「…アヤさん、昨日はゴメンなさい、…私どうかしてたの、許してね」
ひとり対抗心を燃やすアヤに真紀が申し訳なさそうにしていた。
「…?、ジョージさん、とったりしない?」
アヤはやぶにらみの横目で真紀に聞いていた。
「うん、もう丈二さんを誘惑したりしないから、ねっ、機嫌直して」
子供を諭すような口調で真紀がアヤの疑い深い顔に優しく笑っていたが
「…アヤ、今の顔、ブスだったぞ」
オレがぼそっと言うと
「うそっ、やだっ、ジョージさん、見ないでえ」
両手で顔を隠して、イヤイヤするように頭を振っていた。

「バカは、ほっときしょう」
アヤを無視して、真紀に本題に入るようにうながした。
「…あっ、はいっ」
真紀は一人芝居するアヤがまだ気になるようだったがソファに座ったので、オレも対面に座った。さっき誘惑しないと言った真紀だが、カラダにぴったりしたキャミドレスで胸の谷間をくっきりとさらして太ももを丸出しにして足を組んで座る姿に、オレは十分誘惑されていた。

「…アヤ、カワイイでしょ、…、ぶうっ」
復活したアヤがニコニコ笑う顔を見せつけるように抱きついてきたが、真紀に向けたスケベな視線に気づいて口をとがらせてふくれていた。

歓喜天ホテル (51) につづく
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