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== THE 歓喜天ホテル ==

THE 歓喜天ホテル (47)3日目の朝

ろま中男3 作品リスト
THE 歓喜天ホテル 目次

THE 歓喜天ホテル (47)3日目の朝

「…、おはよう」
ウットリと笑うアヤが目の前にいた。オレはぼんやりとアヤの笑顔を眺めていた。
「もうチョット、寝る?」
アヤはオレの息子をイジリながら聞いていた。寝ぼけたオレは無意識にアヤのカラダを抱きしめていた。
「あんっ、それとも、…しちゃう?」
オレの腕の中で柔らかい女体が甘えていた。アヤは朝立ちした息子を自分であそこに導いていた。

「…、おおっ」
息子の先端がネットリしたおそそに食い込む感じに、オレはあわてて起きあがった。
「やんっ、いじわるっ」
シーツがまくれ上がって朝日がアヤの裸体を照らしていた。アヤは恥ずかしそうに胸を隠していた。
「…なんで?」
オレは寝ぼけた頭でベッドに横たわるアヤのはにかんだ笑顔を見ていた。予想外の状況に朝立ちしてそそり立つ息子をさらしていることにしばらく気が付いてなかった。

「ジョージさん、お風呂で寝ちゃって、ベッドまで運ぶの、大変だったんだよ」
恩着せがましい口調にチョットむっとしたが、ベッドから降りたアヤは自分の部屋から持ってきたのか、スケスケのお腹までしかないベビードールに袖を通すと、オレにバスローブを渡した。そそり立つ息子が丸出しになっていることに、やっと気づいたオレはあわててバスローブを着て前を隠した。
「…そうか」
なんだか恥ずかしい姿を見られた気がして、アヤの顔がまともに見られなかった。
「コーヒー、飲むよね、…シャワー浴びてきたら、目が覚めるよ」
笑顔でそう言うとアヤはフロントに電話してコーヒーと朝食のルームサービスを頼んでいた。オレは言われるままにバスルームに入ると冷たいシャワーを頭から浴びた。

「…きゃっ、つめたあい」
いつの間にかバスルームに入ってきたアヤが後ろから抱きついてきた。柔らかい乳房が背中に温かかった。
「おいっ」
全裸でニコニコ笑うアヤに、オレが不機嫌に声をかけると
「一緒にシャワー浴びようよ」
オレの不興を全く気に掛けないようにアヤはオレのカラダをまさぐっていた。前に回って大きな目で見つめるアヤは濡れた髪が顔にはりついていた。シャワーで濡れた顔で見上げる顔が妙に色っぽくて、ついムラムラしたオレはアヤを抱え上げるとそそり立った息子を挿入していた。
「…あんっ、ああっ、いいっ」
カワイイ顔に淫乱な雰囲気を漂わせたアヤを見つめながらオレは盛んに腰を突き上げていた。
「…はあっ、ああっ、はあっ、はあっ」
興奮したカラダにシャワーの冷たい滴が伝わって冷ましていた。

「…、えっ」
ルームサービスがドアをノックする音が聞こえてビクッとふるえたオレは突然、淫乱な欲情が急に冷めてしまった。
「きゃんっ」
オレにまとわりつくアヤを突き放すと
「ルームサービスが来たぞ」
アヤを見おろして冷たくつぶやいた。
「…いいじゃん、ほっとこうよ」
不満そうに見上げるアヤに、
「早く、行ってこい」
語気を強めていうとまた口を突き出したアヤがバスタオルをまいて出ていった。おれもシャワーの滴を拭き取るとバスルームから出た。

ボーイは全裸のオレを全く気にしてないようで粛々とテーブルに朝食を並べていた。ボーイが出て行くとカラダにまいていたバスタオルを外して全裸になったアヤは、またベビードールを着た。スケスケの胸は突き出した乳首がはっきりと見えていた。
「食べよっ」
アヤはノーパンのままぴっちりと足をそろえて座った。なんだか無性に腹が減って、オレは座るやいなやトーストを1枚平らげていた。
「…アヤの分も食べる?、コーヒー、ミルク入れる?」
朝食にがっつくオレをニコニコ見ながら、アヤはまた世話女房のようにあれこれと世話を焼こうとしていた。

「はいっ」
アヤはバターを塗ったトーストを渡すとゆで卵をむいていた。アヤの指先はキレイでネイルアートのたぐいはしてないようだ。
「明日から、目玉焼きにしてくれ」
オレが横柄に言うと
「…わかった、明日から、そうするね」
顔を輝かせたアヤがうれしそうに応えた。

しまった、…。
コレじゃ明日も一緒に朝飯食うって言ってるのと同じだ、…。
そう気づいた時にはもう遅かった。アヤはうれしそうに笑ってオレンジジュースを飲んでいた。アヤのカワイイ笑顔を見ながら、もうどうでも良くなって、
「…それから、オレ、朝飯はご飯とみそ汁がいいんだ」
投げやりにつぶやいた。

「そうだね、アヤも、いつも朝はご飯なんだ」
大きな目で笑ったアヤはストローを咥えた唇に妙に色気を漂わせていた。

歓喜天ホテル (48) につづく
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