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== THE 歓喜天ホテル ==

THE 歓喜天ホテル (46)2日目の夜

ろま中男3 作品リスト
THE 歓喜天ホテル 目次

THE 歓喜天ホテル (46)2日目の夜

「アヤっ、二度と言ったら、もう口聞かないからな」
スカトロな発言を笑いながらするアヤに、オレは嫌悪感をあらわにして横目でにらんだ。

「…、わかりました」
自分の言ったことの非常識さに気づいたのか、うつむきながらアヤが応えた。やっと泣きやんだ釈由美子似の真紀が脱ぎ捨てたカクテルドレスを着ようとしていたが
「ボーイに替えの服を、持ってきてもらいましょう」
汗でびっしょり濡れた服を着るのは気持ち悪いだろうと思って受話器を取るとカラオケの店員にボーイに替えの服を持ってくるように頼むと、5分もしないうちにボーイが現れて真紀にワンピースを渡した。下着も持ってきたが真紀はワンピースだけ着ていた。

「…落ち着きましたか?」
乱れた髪を直す真紀に優しく聞くと
「取り乱して、ゴメンなさい、…もう大丈夫です」
照れたようにまだ頬を赤らめた顔で、真紀はニッコリ笑った。
「…もう、今日は遅いので寝ましょう、明日また会ってくれますか」
「そうですね」
汗をかいて早くお風呂に入りたいだろうし、と思っていうと真紀もあっさり同意した。

「じゃあ、明日私の部屋まで、来てくれますか」
エレベータが30階につくと真紀はニッコリ笑ってそう言うと、きれいな後ろ姿を見せて自分の部屋に戻った。
「…、えへへっ」
真紀が部屋に入ったのを確認するとオレも自分の部屋に戻ったが、アヤが腕に抱きついてついてきた。
「じゃあ、お休み」
オレが部屋に入ろうとすると、
「一緒にいて、いいでしょ」
アヤが甘えてオレを見上げていた。

「…疲れたし、もう寝たいんだ」
オレが部屋に入ろうとするのに、すがりつくアヤが
「寝る前に、お風呂はいるでしょ、…背中流してあげるから、ねっ、イイでしょ」
ニコニコ笑って食い下がるので、めんどくさくなったオレはアヤと部屋に入った。
「…あっ、スゴイ、ジョージさん1000ポイント超えてるよ」
デカイ液晶のテレビには
「ただいまのポイントは1012です。
ポイントはお客様がお帰りになる際に、賞金に換算し、お渡し致します」
黒地のその文字だけが表示されていた。

着替えに戻ったときは急いでいたので気が付かなかったが、アヤの部屋で見た2倍以上の数字だった。あれからアヤもポイントアップしているはずだが、それでもずいぶん勝ち越しているはずだ。

疲れるはずだ、…。
ポイントアップを喜ぶよりも、全身を襲うけだるさを感じていた。これまでの普通の生活で一度にこんなに女性を相手にしたことはなかった。
「…おふろ、はいろっ」
アヤはさっさとハダカになるとまだ幼児体型の名残を残した裸体をさらすと、
「脱がせてあげるね…」
ニッコリ笑ってチャンパオの合わせ目を外していた。裸体を隠そうとしないアヤにはしたないと思うより、天真爛漫な笑顔につられてオレもかすかに笑っていた。

バスルームもかなり豪華で、湯船はふたりで入っても広いくらいだった。すでにお湯が張ってあった。アヤはオレをスケベいすに座らせると
「…背中流してあげるね」
軽くシャワーを浴びてボディシャンプーを体中になすりつけて、オレにシャワーをかけるとカラダを背中にすりつけてきた。
至れり尽くせりだな、…。
オレは黙ってアヤのされるがままになっていた。

アヤは乳首が勃起した柔らかい胸を押しつけて、背中から抱きついてオレのカラダをまさぐっていた。だらんとした息子をしきりにいじっていたがちっとも元気にならないからか
「ぶうう…」
ぶうたれて口をとがらせてふくれた。普段ならビンビンになっているところだろうが、それくらいその時のオレは疲れていた。アヤもあきらめたのか一通りカラダを洗うとシャワーで流して
「お風呂、入ろっ」
オレの手を引っ張り上げて湯船に入れると、オレに抱かれるように背中を押しつけて一緒に湯船に入ってきた。

気持ちのいいお湯の温かさに、アヤの柔らかい体を抱きながらオレは知らないうちに寝ていたらしい。

歓喜天ホテル (47) につづく
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