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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (80) ご褒美

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女子校生由貴 目次

女子校生由貴 (80) ご褒美

由貴は自分で注入した浣腸の冷たい感触に体の芯から冷え切ったように震えていた。

「…由貴、よくやったぞ」
タダシは由貴の頭をなでてほめていた。
「…へっ、えへっ、えへへっ」
直腸に感じる冷たさで体が震えてしょうがないが、タダシにほめられるなんて多分初めてで、由貴はこわばった笑顔をタダシに向けていた。

「忠実な奴隷にご褒美をやる、今から出掛けるぞ」
タダシは真顔で由貴に話しかけていた。しかし由貴を甘やかす気はなくこれも奴隷調教の一環だったが黙っていた。
「…えっ、うれしい、すぐに用意しますう、…」
タダシの言葉にさっきまで浣腸に震えていたことなど忘れたように本当にうれしそうに笑った。しかし今着ている全身タイツを脱いでいいモノか迷っていた。

「…それ脱いでいいぞ、この前買った服を着ろ」
由貴がモジモジしているのを見てタダシは言った。
「はいいっ、すぐ着替えますう」
股間のぬめり気をキレイにしてセミビキニのパンティをはくと、ブラを付けようか迷っていたが、見せブラが無いのでノーブラのまま、ピンクのキャミワンピを来た。

「…ブラ、しないのか」
タダシも学生服を着て出掛ける準備をしていたが、ノーブラのままキャミワンピを着る由貴に聞いた。
「…あっ、肩ひもが見えちゃうから…」
由貴はノーブラが本心では恥ずかしかったが、普通のブラの肩ひもを見せる恥ずかしい姿を、タダシに見せたくなかったし、それにそんな恥ずかしい女の子を連れて、ご主人様に恥をかかせたくなかった。

「…」
そう言うモノなのか、と思ったが
「…見せブラとか、言ってなかったか」
お店のおねえさんと、そんなことを言っていた気がする。

「…はいい、そうですけど、由貴い、持ってないからあ」
由貴は申し訳なさそうに言った。
「明日、買いに行くぞ」
タダシはなんで昨日買わないんだ、と思ったが、あの手の店には無いのかもしれないと思い直してそう言った。

「…えっ、ほんとにいっ」
由貴はうれしくてニコニコしていた。
なんて優しいご主人様なんだろう、由貴って、幸せ者だあ、…。
幸せ満面な笑顔を輝かせた由貴はひとり悦に入っていた。
「日曜、空けとけ、って言っただろ」
ひょっとして忘れてたのか、…
タダシは冷たい目を由貴にむけた。

「…へへっ、えへへっ」
そんなタダシの視線にも気づかないように、由貴はうれしそうに着替えをすませた。
「…まさか、忘れてたんじゃ、ないだろうな」
タダシは由貴に詰め寄った。
「…ひえっ、そんな、忘れてませえん、由貴、楽しみにしてましたあ」
怒気を含んだタダシの声に、後ずさってうつむいた由貴はチョット表情を曇らせたが、タダシの顔真っ直ぐ見つめるように笑顔を見せた。

この姿だと年上に見える、…。
リップを買ったことを思いだして、付けないのかと思ったが、
十分カワイイし、いいか、…。
タダシは何も言わなかった。
「…」
由貴はタダシが見つめるのに照れくさそうに笑っていた。

「おまえ、髪をとかした方がいいぞ」
由貴が騎乗位になってさんざん頭を振り回したときに乱した髪に目をやった。
「…あっ、やだあ」
由貴は鏡を見て顔を赤くするとあわててブラシで髪をといた。

学生服を着たタダシは、そんな姿が由貴と不釣り合いな気がしたが、あまり着るモノには気を使わないので、たいして気にならなかった。

「…いくぞ」
タダシはさっさと階下に降りていった。由貴もパンプスを持ってついていった。

春の昼下がり、暖かい日差しの中でふたりは自転車をこいでいた。由貴はタダシの背中を見ながら、幸せな気持ちで顔をゆるませていた。

女子校生由貴 (81) につづく
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