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大学教授美穂 (48)熱い視線

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大学教授美穂 (48)熱い視線

「それは…、教授のお体が心配だったからです」

美穂の魅惑的な笑みに戸惑った表情を見せたが、
すぐに気を取り直した真田は美穂を見つめ返して応えた。

「そうなの…、ありがと」
忠犬ハチ公、みたいな子ね、…。

想定範囲の答えに美穂は余裕の笑みで応えたが、
内心は心配してくれる真田がうれしくてゆるみそうな顔を何とか引き締めていた。

「…、でも、勘違いしないでね、一度体を許したからって」
「心まで許したわけじゃないから」
しかしウキウキしている自分を悟られたくない美穂は、
蓮っ葉な口調で真田をソデにして遠ざけようとした。

「分かってます…、でも」
「いつか教授に認めてもらえるように、がんばります」
また自分の殻に閉じこもろうとする美穂に
落胆の表情を見せた真田だったが、
すぐに立ち直って明るい笑顔を見せた。

「…、でも言ったとおり、したかったら」
「いつでも相手してあげるわよ」
この子、ホントにイイ子だわ、…。

なついてくる子犬のような純真な目に心が揺れた美穂だったが、
本心を隠してまたアバズレのようなセリフを口にしていた。

「じゃあ、食事したあとで…、いいですか?」

自分を偽ろうとする美穂に心がささくれるのを感じた真田は、
にらみつけるように真っ直ぐに美穂の目を見ていた。

「あら…、若いと元気ね、もう、したくなったの?…」
「じゃあ、あとのお楽しみということで…」
「とりあえず食事を楽しみましょう」

真田の真剣なまなざしに少女のように胸を高鳴らせた美穂は、
わざと見下したような視線を向けたが、
運ばれてきた前菜に助けられた気がした。

「…おいしいわ」
ずっと、見てる、…。
美穂は食事を楽しむフリをしながら、
熱い視線を注ぐ真田にドキドキしていた。

平気なフリをしても落ち着かない美穂は、
グラスを何度も空にしてはワインを自分で注いでいた。

「喜んでもらえてよかったです」
食事が終わってご機嫌の美穂に真田はうれしそうにつぶやいた。

「…そうね、楽しかったわ」
やだ、ずっと見てるんだもん…、恥ずかしい…、酔ってるわ、私、…。

真田の真剣な視線をかわしながら終始明るく振る舞っていた美穂は、
真田の視線を意識するほどあそこを熱くして
今日買ったパンティにはしたないシミを作っていた。

そんな恥ずかしい気持ちを紛らわすために、
酩酊するほど何本もワインボトルを空けていた。

「…いいわ、私が払う」
貧乏な院生が払える額でないことは分かっているので、
美穂はさっさと会計を済ませて店を出た。

外はまだ明るく、まぶしそうに手をかざした美穂は
ワインで赤い顔をしていることを意識して羞恥心がわき上がってきた。

「あの、自分が誘ったんですから、お支払いします」
チェックをチラ見してその額に目が飛び出そうだったが、
デートでは男が払うべきという
固定観念に縛られていた真田は虚勢を張っていた。

「誘ったのは、私よ、それよりちゃんと送ってね…」
酩酊して足取りの怪しい美穂はわざと真田にしなだれかかると、
大きく開いたえり元からあふれそうな乳房を腕に押しつけた。

つややかな髪から漂ういい匂いと柔らかい女体を
真田はドキドキして大事そうに抱えていた。

通りに出た美穂はタクシーを拾った。

美穂はマンションの住所を告げると、
すぐに真田に寄りかかって甘い寝息をたて、真田の腕をくすぐっていた。

大学教授美穂 (49) につづく
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