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温泉旅館 (43)目覚めのコーヒー

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温泉旅館 (43)目覚めのコーヒー

「ああっ、恥ずかしい…、でも、先生、見て…、はしたなく感じて、みだらにもだえる、私を、見て…」
ゆっくりと指を動かしはじめた紀香は感極まったように、切なげなセクシーボイスを漏らして感じる部分の愛撫をはじめた。濡れた花びらを散らそうとするかのように妖しくうごめく指先が、クチュクチュと湿り気を帯びたイヤらしい音を立て、朝の静かな部屋を淫靡な空気で満たそうとしていた。

「あんっ、ああっ、はあっ、…、あっ、…、来たようですわ」
自ら中心部を攻める指の動きに合わせて肉感的な女体をくねらせる紀香は、淫靡なあえぎ声を漏らして私の劣情を誘っていた。しかしドアがノックする音がしてビクッと女体を震わせた紀香は、そそくさと長襦袢の前をあわせると届けられたコーヒーを取りに行った。

「…、お掛けになって…、お砂糖、入れますか?」
かすかに淫靡な雰囲気を漂わせた微笑を浮かべた美人女将は、窓側のテーブルにコーヒーを置くと私を誘った。私がビンビンの息子を隠すように前屈みにソファに座ると、エッチな笑顔でそれをチラ見した紀香は、砂糖をすくってカワイイ笑顔で私を見つめた。
「ああ…、ミルクも欲しいな」
美人女将の色気の漂うカワイイ笑顔に、私はすっかり有頂天で長襦袢を張り詰めさせる胸を見つめていた。

「…、ごめんなさい…、今は、出ないの…、でもあと半年もしたら、出るようになると思いますから、その時まで、一緒にいてくださいね」
長襦袢の薄い生地をつきあげる硬くなった乳首に、私のイヤらしい視線を感じた女将はエッチに笑った。女将のウットリした目は私の種付けが成功していることを本気で信じているようだった。
「…、女将のなら、甘くてウマイだろうな」
艶っぽい笑顔に吸いこまれるような錯覚を覚えた私は、だらしない顔でほんのりピンクに染まったえり元からあふれそうな胸元を眺めていた。

「出ませんけど…、よかったら」
私の熱い視線に下半身を熱くした紀香は息苦しそうなかすれた声でささやくと、えり元を指でズリ下げてあふれそうなナマ乳の上部分をさらした。
「…、いや、とりあえずコーヒーをいただこう」
自らの指で挑発したメスの本能を熱く昂ぶらせた美人女将はすっかりその気で、しかし肩すかしを食ってすねた愁いを帯びた表情を浮かべた。発情した肉感的な女体をイジワルくジラした私はコーヒーに口を付けた。

「…、あのミルクは?」
コーヒーを飲み始めた私に、女将は慌ててはじめから用意されていたミルクポットを手に取った。
「女将のが出るようになるまで、がまんするよ…」
あわてて少女のようなふるまいを見せる女将に、私はニンマリして応えた。

「うれしい…、じゃあ私も…」
私の言葉にホントにうれしそうな笑顔を見せた紀香も、ミルクを入れずにコーヒーに口を付けた。
「女将はおっぱいが出やすいように、入れた方がいいんじゃないか?」
私がふざけて笑うと
「あら、それもそうだわ…」
女将も一緒に楽しそうに笑った。

「…いい景色だな」
窓の外に広がる夕焼けに照らされた晩秋の山並みを眺めた私は、素直に感心したような声を漏らしていた。
「恐れ入ります、当旅館の自慢ですの…」
はにかんだように笑った女将は長襦袢の襟をしきりに直し、はち切れそうな胸元を気にしながら、柔らかい女体の曲線をうねらせて火照った女体をもてあましているようだった。

「…ところで、先生、倒れることは良くあるんですか?」
女将は私のカラダを心配するような表情で聞いてきた。
「え、…まあ体力に自信がある方じゃないが、倒れたのははじめてで驚いたよ、山道のぼりが効いたかな」
男として情けない気がして私は無意識に目を伏せて応えた。

「どこでお倒れになったんですか?」
急に真顔になった女将が私を見つめていた。
「あ?…、ああっ、古い神社の前だよ」
じっと見つめる紀香のまじめな表情に、私はエッチな気分が消し飛んで美人女将の迫力に気圧されていた。

温泉旅館 (44) につづく
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