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== 女子校生由貴 ==

女子校生由貴 (226) 由貴を見つめる目

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女子校生由貴 (226) 由貴を見つめる目

善人顔の変態にあっさりKOされたが親切な学生に助けてもらって、なんとか窮地を脱したタダシに由貴とエリがすがりついていた。

「キミ、大丈夫?…」
走り出した電車の窓から、ひとのよさそうな顔をゆがめた大野が悔しそうな視線を向けるのを見送った学生は、由貴とエリに支えられてよろよろ立ち上がったタダシに声をかけた。
「大丈夫、です…、ありがとう…、ございました」
由貴とエリの前であっさり打ちのめされたうえ、かっこよく登場した学生にいいところを見せつけられたタダシは、持ち前のひねくれた性根のひがみ根性に落ち込んでうつむいていたが、かろうじてお礼を言った。
「…、じゃあ、気をつけて」
少年にすがりついて『ご主人様』と呼ぶ美人と美少女に、不思議ちゃんを見るようなチラ見をした青年は爽やかに立ち去った。

「ホントに、ゴメンなさい…、でも、うれしいです…」
ご主人様、エリのために、ゴメンなさい…、でも、エリのために戦ってくれて、うれしい、…。
涙の止まらないエリはタダシに抱きついて、大野に蹴られたあたりに手を当てて優しくさすっていた。あっさりKOされたタダシだったが、エリにとってはやはり頼りになるご主人様だった。
「…あ、ああ」
相手をなめてかかってあっさりKOされたタダシは、ヘタレな自分を自覚してまた落ち込んでいた。その上二人にかっこ悪い所を見られたタダシはイジけたまま、泣きながら心配するエリの顔を見ずに応えた。
「…せんせい、大丈夫だった」
タダシに抱きつくエリにジェラシーも感じたが、泣きじゃくるエリを心配する由貴に
「由貴ちゃんも、ゴメンネ、…私、大丈夫だから」
泣き顔をムリに笑顔にしたエリに見つめられて、ホントにエリが可哀相になって
「先生、なに、されたの…、ホントに、大丈夫?…」
もらい泣きした由貴は、迷子のことどものような心細さでエリを見つめた。

「いい加減っ…、泣きやめよ、恥ずかしいだろ」
由貴まで泣き出して周りの視線を気にして恥ずかしさが先に立ったタダシは怒鳴りそうになったが、それではよけいに泣き続けると昨日学習したばかりなので、エリと由貴を抱きかかえて優しい声をつくった。
「あ、うん…」
思いがけずタダシに抱かれた由貴は、タダシに抱きついて大きめの胸を押しつけてうれしそうな泣き顔で見上げた。
「はい…、ごめんなさい…」
エリはタダシの胸に顔を埋めて嗚咽をこらえていた。スクールガールファッションの魅惑的な女体がかすかに震えて、風俗系の色気を漂わせていた。結局タダシは周りから好奇の目を向けられるのを電車が来るまでガマンするしかなかった。

「今日は、カワイイな…」
いつまでも泣き止まずに嗚咽で肩を震わせるエリが可哀相になったタダシが、チェック柄のミニスカの柔らかいお尻をまさぐりながら、スクールガールっぽいファッションに触れると
「うっ、うん…、ご主人様のために、うっ、着て、うっ、きたの…」
タダシの胸から顔を上げたエリが泣き笑いで見上げた。大人の美顔が漂わす少女のような頼りなさがミスマッチな色気を漂わせて、劣情を催したタダシはふくらんだ股間を隠すようにエリに腰を押しつけていた。
「…、ううっ…、由貴は…」
いいな、先生、ずるい、…。
タダシの手がエリのお尻に当てられているのを見ながら、毎日同じ制服の由貴はエリのカワイイ格好にかなわないと思いつつもすねて聞いてみた。
「おまえは、いつもと同じだろ…」
無表情につぶやくタダシに予想通りとはいえ由貴がガックリしていると
「まあ、いつもカワイイしな…」
背中に回した手を下ろしてヒダがキッチリきいたミニスカの柔らかいふくらみに当てたタダシは、昨日の省吾のことがあってから由貴に嫌われたくない心理が働いて、由貴から顔をそらして恥ずかしそうにつぶやいた。

「えっ…、由貴、いつもカワイイのっ…」
お尻に触れた手に幼い女体を泡立てた由貴だったが、それよりもタダシらしくないセリフに顔を輝かせてうれしそうに抱きついていた。
「声、デカイ…」
大きな目をうれしそうに輝かせて迫ってくる由貴に、にやけそうな顔を何とか保ったタダシはのけぞりながらつぶやくと
「ごめんなさあい…」
由貴はうれしそうに腕に絡みついてジャレていた。
「由貴ちゃん、よかったね…」
はしゃぐ由貴にエリはようやく泣き止んで、おねえさんのような優しい笑顔で見守っていた。

「はあっ…」
やっと電車が来て見物人のさらし者から開放される安心感でため息をついたタダシは、混んだ電車に乗り込んだ。由貴とエリもタダシに抱きつくようについていった。
「…ご主人様、お願い」
混んだ電車でタダシの右側に抱きついたエリは、痴漢男大野から受けた精神ダメージからすっかり立ち直って、寝起きから騒ぐ女体の官能を艶めかしい表情に見せてタダシの股間をまさぐると、
「して…」
電車の中であることを忘れたように、メスの本性をむき出しにしてセクシーなささやきを耳元に漏らした。
ごくっ、…。
さっきの少女のような頼りなさの混じった色気ですでに劣情を煽られていたタダシは、大人の色気を漂わせるエリのペースにはまり込んでいた。丸一日タダシから愛撫されてない魅惑的な肉体は、男を惑わすフェロモンを漂わせていた。

大野が血迷ってケモノのような劣情を煽られて痴漢行為に及んだのも、エリが知らずに漂わせる男を誘いよせる強烈なフェロモンのせいだった。危機感から解放されてタダシにすがってリラックスするエリは、タダシの全身をぬるく包み込む大量のフェロモンを放出していた。

タダシはチェック柄のミニスカに手を入れると、コットンパンティの上から適度の弾力を返すお尻をまさぐった。
「…ご主人様、うれしい」
耳元にグロスリップの唇を寄せるエリはややかすれたキレイな声でささやいて、ふくらんだ股間に妖しく指を絡めながら、タダシの若い劣情を誘っていた。
あううっ、エリ先生、ずるいよ、…。
タダシを見つめるエリの悩ましげな笑顔にヤキモチを焼いた由貴は、かまってくれないタダシの気を引こうと、左手をつかんでミニスカの中に引き入れた。

そんな由貴を少し離れた位置から見つめる中年の目があった。その男は由貴が駅の改札を通ったのを見つけてからずっと由貴の後をつけていた。

女子校生由貴 (227) につづく
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