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== 24のひとみ先生 ==

24のひとみ先生 (23) 小さな親切?

裏ろま中男 作品リスト
24のひとみ先生 目次

24のひとみ先生 (23) 小さな親切?

矢田は職員室に呼び出されていた。

「矢田君、キミのことですよね」
教頭は矢田に尋ねていた
「オレが何をしたっていうんですか」
矢田は何か叱られるのかとドギマギしながら額にアブラ汗を浮かべていると、ひとみの声がした。

「さっき、PTAの方から連絡がありました、今朝道を尋ねたおばあさんの荷物を持って、道案内をした生徒がいたと」
ひとみは水槽の中の金魚が、ピラニアに食べられるのをウットリ見ていた。
「その生徒の様子が矢田くんにそっくりなんですよ」
教頭がニコニコしていた。矢田はほっと息を吐いて相好をくずした。
「七三分けのアブラ性と言えば、矢田君ですからね」
ひとみがニッコリ笑っているのを、引きつった笑いで矢田が見つめた。

「矢田君、照れなくていいんですよ、これはすばらしいことです」
照れ笑いを浮かべる矢田に教頭は誇らしそうに笑っていた。
「でも、純粋な善意なんでしょうか」
真顔のひとみが矢田を見つめた。
「ひとみ先生、何を言うんです、矢田君の純粋な善意に決まってるじゃないですか」
「教頭先生には話してませんでしたが、矢田君は女性の衣服に異常な関心を持っているんです」
「どういうコトです?」
教頭はひとみの言葉の真意を測りかねて聞いていた。

「小学校で下着ドロをしてしまったため、それがウワサになり、矢田君は登校拒否になってしまったんです」
「…それは本当ですか」
教頭の顔色が変わって、不審そうな目で矢田を見ていた。
「…だから、オレはそんなコトしてないっ」
教頭の冷たい視線に怯えた表情を浮かべて矢田はあわてて弁解したが
「矢田君は成長するに連れて変態度を増し、女生徒の靴下にまで性的興奮を感じるようになったようです」
「…キミは、そんな変態だったのか」
教頭はハゲ頭から湯気を噴き出して、矢田を叱責していた。

「…だからそんなコト、してませんっ」
教頭からも疑われた矢田は半べそで弁解していた。
「より変態度が高じた矢田君が、老女の衣服に興味を示しても、不思議はありません」
真顔のひとみが矢田を見つめていた。
「…まさかキミはおばあさんに、よこしまな欲望を抱いて近づいたのか」
頭から湯気を噴き出した教頭が、矢田の泣き顔に迫っていた。矢田の顔にはアブラ汗に混じった涙の滝が流れていた。
「…下着ドロは単なる窃盗ですが、もしも力の弱ったおばあさんから腰巻きを奪っていたら、強盗という重罪です、未成年でも刑事裁判の対象になりますね」
教頭ににらまれた矢田がすっかりしおれているのを、ひとみは笑顔で見ていた。

「…キミの処分は追って知らせるから、それまで自宅で待機してなさい」
すっかりうなだれた矢田に教頭はきっぱりと言いはなった。
「教頭先生、早まらないでください」
ひとみが上目遣いの色っぽい顔で教頭を見つめた。
「…なんですか、ひとみ先生、自分のクラスの生徒だからって、こんな変質者をかばうんですか」
「矢田君が変質者であることに異論はありませんが、おばあさんを襲った事実は無いんですから、自宅待機は性急ですよ」
「…たしかに、…では矢田君はひとみ先生が、責任を持って監視してくださいね」
「わかりました、これから生徒指導室で矢田君にはしっかり言い聞かせます」
ひとみはニッコリと笑っていた。

「どうしてオレばかっり、いぢめるんだ」
生徒指導室に連れてこられた矢田は涙でぐしゃぐしゃになった目でひとみを見つめた。
「そんなことはありませんよ、矢田君にはいつも目をかけてるんですから」
笑顔のひとみだった。
「ウソだっ、どうしてオレばっかりこんな目に…」
矢田がひとみの肩を両手で押さえて、目に涙を溜めてプルプルと震えていた。
「…わかりました」
ひとみは目を伏せて、ブラウスのボタンを外しはじめて、ピンクのブラをむき出しにした。
「…先生、何を…」
矢田は拍子抜けした顔でぼんやりしていた。ひとみの素肌の白さを涙まみれの目が見つめていた。

「…これで矢田君の気が済むなら、せんせいは欲望のはけ口になります」
ひとみはパンティを脱いで、ナマ足の太ももに絡めていた。
「せんせい…」
美貌の女教師の女体に、矢田は興奮して股間を痛いほどふくらませいてた。
「…」
矢田の欲望にまみれた目を、ひとみは色っぽい表情で見つめていた。

「…先生、呼びました?」
須田が生徒指導室に入ってきた。
「…矢田君?」
須田は着衣の乱れたひとみに迫る矢田を見つめて、立ちつくしていた。
「須田、…」
須田の見つめる目に、矢田は青くなって茫然としていた。
「須田さん、助けてください」
ひとみは矢田の腕からスルリと抜けて、立ちつくす須田の後ろに隠れた。
「矢田君の相談に乗っていたら、いきなり彼が私のカラダに乗ろうとしてきたんです」
須田の背中に隠れたひとみは笑顔だった。

「…矢田君、そんなに溜まってたなら、私に言ってくれればいいのに…」
ひとみの声も耳に入ってないようで、須田はパンティを脱ぎ捨てて矢田を抱きしめていた。
「須田っ…」
矢田はセーラー服の少女を乱暴に愛撫しはじめた。

「こんなはずじゃなかったのに、…」
セックスをはじめたふたりを置いて、ひとみは不満そうに生徒指導室から出て行った。

(24) 歓迎 劇団オシリン村につづく
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