裏ろま中男 作品リスト24のひとみ先生 目次24のひとみ先生 (22) 美少女の悩み
放課後の教室にひとみと平田が残っていた。
「…先生、相談があるんです」
ふたりは窓から外を眺めていたが平田が重い口を開いた。
「あら、なんでしょうか」
ひとみは何となく平田の言いたいことがわかっていたが、その先を促した。
「…あの、…」
メガネっ娘美少女の平田が、うつむいて恥じらっていた。
「恋の悩みなんでしょ」
普段はツッコミばかりする平田だが、このときばかりはかわいく見えてひとみは助け船を出していた。
「なんでわかるんですか」
平田が顔を上げて、ひとみを見つめた。
「あなたぐらいの年頃の悩みと言えば、恋の悩みか、彼が早すぎて欲求不満になるくらいです」
「…欲求不満じゃありません」
平田がいつもの調子でツッコミを入れていた。
「奥田君、のことですか」
ひとみが奥田の名前を出すと
「やめてください、私は被害者なんです」
「…どうして?、あんなに気持ちよさそうによがってたじゃありませんか」
ひとみが不思議そうな顔をするのに、不快感をあらわした平田は
「だから、あれはムリヤリされて…」
きっぱりと否定したかった平田だったが、何度も奥田の欲望のはけ口になった平田はカラダが慣れてきたのか、奥田の激しいセックスを思いだしてあそこを濡らしていた。
「奥田君が、どうかしたんですか」
平田が体をほてらせて黙ってしまったので、ひとみがうながすと
「だから、奥田君のコトじゃありません」
平田は半べそをかいていた。
「…じゃあ、村田先生ですね」
「なんでわかるんですか」
美少女の潤んだ大きな目が、メガネの下から見つめていた。
「そりゃ、平田さんの村田先生を見るはしたない欲望にまみれた目を、見ればわかります」
「わたし、そんな目なんて、しません」
平田は顔を真っ赤にして頭を振っていた。目尻から涙がコロコロとあふれていた。
「でも、村田先生と吉田君が屋上で何をしてたか見てたでしょ」
「…あっ、はい」
ふたりが屋上でオナニーをしていたことを言われて、平田は顔を赤くした。
「こんなことは言いたくないですか、村田先生は変態ですよ、ウワサでは毎晩こんにゃくと一緒に寝ているそうです」
ひとみは恋に悩む美少女の顔をニコニコ笑って眺めた。
「…え~、そんなあ」
「…平田さん、意味がわかってますか?」
ひとみが真顔で平田を見つめると
「…何のことでしょう」
平田は目をそらしてそらとぼけた。
「…でもこんにゃくは、ウソです」
「ひとみ先生、ひどいです」
平田は目に涙を溜めて、上目遣いにひとみを見つめていた。
「…」
恋心に揺れる美少女の恥じらう姿に、不覚にもひとみはいとおしさを感じてときめいていた。
「…でも、村田先生なら簡単ですよ」
「そうなんですか」
平田の期待に満ちた目がひとみを見つめていた。
「そうですよ、パンティを脱いで、村田先生の前で転んだフリをすればいいんです、後は村田先生の欲望のおもむくままです」
「そんなのイヤです…」
平田は、ノーパンで村田の前を歩く自分を想像して、真っ赤になって恥じらっていた。
「そうですか、じゃあ、私にこれ以上、アドバイス出来ることはありません」
立ち去ろうとするひとみにまだ何か言いたげな平田だったが、何も言えずにひとみの背中を見送っていた。
平田は放課後の職員室の前にいた。結局いい考えが浮かばずにひとみに言われたようにノーパンになっていた。丸出しの股間がスースーするのに心細さを感じながら、村田が一人きりになるのをまっていた。
普段からひとみと村田以外に先生を見かけない職員室なので、チャンスはすぐに来た。
「…カンバッ」
自らを励ました平田は、ノーパンの恥ずかしさにドキドキしながら村田ひとりだけの職員室に入っていった。
「…きゃんっ」
平田はわざとらしく転んで、セーラー服のミニスカをハデにまくり上げると、しばらく様子をうかがっていたが、何も起こらないので、顔を上げると
「…今晩、食事にいきませんか」
村田がひとみにまとわりつくようして食事にさそっていた。
「うそ~ん」
平田は黒目になった目からボロボロ涙をこぼしていた。そこに奥田が通りかかって
「…平田、俺を誘ってるのか」
床に横たわるノーパンのオシリを見て興奮した奥田が、淫乱な欲望にまみれたケモノの表情で平田を見つめていた。
「いや~」
奥田に強引に連れ去られた平田はまたしても、粘着質な欲望の餌食になっていた。バックからしつこく攻められた平田は気が狂いそうな快感の中に漂いながら、赤い夕日に染まった美少女の顔を失恋の涙まみれにしていた。
(23) 小さな親切?につづく
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