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== 24のひとみ先生 ==

24のひとみ先生 (4) 不登校対策

裏ろま中男 作品リスト
24のひとみ先生 目次

24のひとみ先生 (4) 不登校対策

1時間目の授業に戻ってきたひとみは、何もなかったように清楚な笑顔で生徒たちを眺めていた。

「…あなたが、不登校の矢田君ですね」
ひとみに声をかけられて、それまで下を向いていた矢田が顔を上げた。
「どうして、不登校なのに、学校にいるんですか?」
「…えっ」
矢田は顔を上げて不審そうにひとみを見た。

「だって、あなたは小学校でクラスメイトのパンティを盗んで、中学校でブルマを盗み、この高校に来てからも、女子の靴下を盗んだコトがバレて、学校に来れなくなったのでしょ」
「そっ、そんなことっ、してませんっ」
「…どうして、そんなひどいこと言うんですか、矢田君は何も悪いコトしてません」
矢田はムキになって否定し、学級委員長の平田も矢田を擁護したが、ひとみは無視して、
「…だんだん、変態度が増してますね」
毒舌を吐きながら、きれいな笑顔を見せていた。
「だから、してません、って」
「…先生、いい加減にしてください」
あきれ顔のひとみに矢田は七三分けの額に汗を浮かべて懸命に否定し、平田はカワイイ顔に怒りをあらわにしていた。

「…女の子に興味を持つのは、思春期にありがちのことですが、女の子の衣服に異常な執着を示すのは、変態と言うんですよ」
「だからあ、…」
ひとみにデタラメな変態犯罪行為の濡れ衣をかけられて、矢田は泣きそうになっていた。
「そんな破廉恥なことをしておいて、よく学校に出てこられますね」
「…先生、これ以上デタラメを言うなら、先生の授業は受けませんっ」
気色ばむ平田の言葉にクラス全員が同意した。
「…わかりました、美しいクラスメイト愛ですね、ところで須田さんは音楽が好きなんですね」
「…はあ?」
いきなり話を振られた須田は幼い顔に不信感を表して、ひとみの顔を見た。

「…朝早くから、矢田君の縦笛で練習していたでしょう」
「やだっ、そんなコトしてません」
「矢田君の縦笛は須田さんのツバだらけになってましたね」
「してません!」
ひとみのきれいな笑顔に須田は抗議していた。
「…いいんですよ、あなたのようなカワイイ少女が縦笛を練習する姿に、男の子は興奮するんです」
「…先生いい加減にしてください」
須田は幼い顔を赤くして、大きな声を出していた。しかし矢田と須田が幼なじみで、不登校の矢田に一番熱心だったのが須田だと知っていた男子たちは、須田に変態少女を見るような目を向けていた。

「…須田さん、本当なの?」
矢田はなにか妄想するような目で須田を見ていた。
「矢田君まで…、信じて、…私そんなコトしてない」
須田は懸命に否定したが、クラスのさらし者になっていた。
「いいじゃないですか、男の子が女の子に興味があるように、女の子だって男の子に興味あるんだから」
ひとみは須田を無視して、にこにこ笑っていた。
「だから、違うって」
須田はもう泣き出しそうだった。
「…わかりました、なら三人でお話ししましょう、須田さん、矢田君、生徒指導室にいらっしゃい」
ひとみ先生が教室を出て行くので、須田と矢田は後に付いていった。まともに授業しない新任産休教師を、クラス全員があっけにとられて見送っていた。

「…先生、いくら何でもひどすぎます」
生徒指導室で須田は大きな目に涙をいっぱいに溜めて、ひとみに訴えていた。
「須田さん、興奮しないで、あなたの愛が矢田君を不登校から立ち直らせたんでしょ」
ニコニコ笑うひとみに、須田は黙って不審そうな目を向けていた。
「先生、すばらしいと思います、それでご褒美に、あなた達ふたりきりになる、チャンスを与えようと思ったんです」
須田と矢田はよく分からないという顔でひとみを見ていた。

「…これ見てください」
ひとみは須田に写真を見せた。須田がオナニーする恥ずかしい写真だった。
「…、なんで、こんな…」
いつの間にこんな写真を撮られたのか全く身に覚えがなかったが、須田は写真が自分であることを認めて呆然とした。
「いいんですよ、女の子だって、ムラムラするでしょう」
「いやっ」
須田は顔を伏せて真っ赤になって頭を振っていた。矢田はワケがわからずにふたりの会話をぼんやりと聞いていた。

「ここで縦笛の練習をしましょう」
「…縦笛?」
須田はひとみの言葉に顔を上げた。ひとみは美しい顔に笑顔を浮かべていた。
「…先生、ココに縦笛なんか、あるんですか?」
矢田が話に加わってきた。
「わかってるくせに、とぼけてますね」
ひとみはニコニコ笑って矢田を見た。
「須田さんの大好きな縦笛です」
ふたりはわからないという風に、ひとみを見た。

「…こうすれば、わかります」
ひとみは矢田の手を取ると、スカートの中に入れた。
「…せんせいっ」
「…なん、です、かっ」
須田はひとみの破廉恥な振る舞いに声を荒げて、矢田は手のひらに感じる柔らかい感触にドギマギしていた。
「…ほらっ、縦笛」
ひとみはうれしそうな無邪気な笑顔を見せて矢田のふくらんだ股間を指さしていた。不器用におしりを触られて淫乱な欲望をふくらませていた。

「…あっ」
矢田は息子が大きくなったのを指摘されて、顔を赤くして額にアブラ汗をかいていた。
「…もう、いやっ」
須田が出て行こうとするのに
「…須田さん、まって、…先生、須田さんまで登校拒否になってしまうのが心配なんです」
「…、なんですか」
ドアの前で振り返った須田がイライラを隠さずにひとみの顔を見た。ひとみは余裕の笑顔で須田を見つめていた。その目には淫靡な光が宿っていた。

(5) 縦笛の練習につづく
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