2ntブログ

== 女子大生菜々子 ==

女子大生菜々子 (62) 高校生デート

裏ろま中男 作品リスト
女子大生菜々子 目次

女子大生菜々子 (62) 高校生デート

デパートを出たふたりは駅前の通りを並んで歩いていた。

「どう、しようか?…」
菜々子は岡村に聞いた。
「…えっ」
「岡村君、ラブホ…、行ったことある?」
いったこと、きっと、ないよね、…。
菜々子は岡村を見おろしたくないので、わざと前を向いたまま聞いた。

「…、いえ」
ぼそっとした声が聞こえた。
「…、行ってみたい?」
ラブホに、誘っているように、聞こえるかな、…。
菜々子は探るように聞いていた。高校生をラブホに誘う菜々子は、しかしそんな淫らな自分を認めたくなくて心の中で言い訳していた。

「…」
岡村は答えに困った。ラブホに行ったことのない岡村は、恥をかくんじゃないかと不安だった。それに行きたいと言ったら、セックスしたいと言っているようで抵抗があった。自分はあくまでも触らせてもらう約束のために今菜々子と一緒にいると思っていた。

「…、しゃべりすぎた、ゴメンネ」
そう言って菜々子は両手の伸ばした指を胸の前で絡めてプラプラさせた。
「…あっ、いえ…」
こういうときって、男がイニシアティブ、とるんだよな、…。
岡村は菜々子に気を使わせたのが申し訳なくて、自信ない自分が情けなくなった。

「岡村君の行きたいところに、連れてって」
こういうときに、女が、あれこれ言うなんて、はしたないよね、…。
菜々子は胸を突き出すようにして上体を伏せると、下から岡村の顔を見つめてにっこり笑った。後ろから誰か見ていたら、危なくノーパンのお尻を見られていたところだが、幸いそれに気づいた人はいなかった。

「…」
菜々子の可愛い仕草に見とれた岡村は、あまり広くない行動範囲を思いだして菜々子をどこに連れて行こうか懸命に考えていた。
「…」
あっ、さっき、見えたかも、…。
ようやくお尻が見えそうになったことを気づいた菜々子は、心持ち頬を染めてレースでフワフワしたミニスカのお尻を押さえながら、岡村が何か言うのを待っていた。

「あのっ」
意を決したように口を開いた岡村に
「なに」
何となく気まずい雰囲気に息苦しさを感じていた菜々子は、飛びつくように聞いた。
「…俺っ、…女の子と、…カラオケ、…」
期待を込めた目で見つめる菜々子に、気合いが入りすぎた岡村はしゃくれ気味に応えた。
「え、カラオケ?」
予想外の場所に、菜々子は素になって聞き返していた。
「はいっ、ふたりきりで行きたかったんです」
菜々子の素の顔になんだか気持ちが落ち着いた岡村は、ニッコリ笑って応えた。

「…、あの、私…」
岡村の笑顔を見て菜々子は目を伏せた。
「…はい?」
なんだかまずいことをいったのか心配になった岡村が聞き返す。
「もう、女の子じゃないかもしれないけど…、イイかな…」
照れたような上目づかいで、菜々子はカワイイ笑顔を岡村に向けた。今度は突きだしたお尻をしっかり手で押さえていた。

「…菜々子さんはカワイイです、俺、菜々子さんとカラオケに行きたいです!」
そのカワイイ笑顔にほっとして笑った岡村は、本心からそう言っていた。
「…うんっ、いこっ」
笑顔の菜々子は岡村の手をつないだ。柔らかい手の感触に岡村はドキドキしたが、同時に股間をふくらませて歩きにくかったが歩調を早める菜々子に何とかついていった。

「…2時間でイイですか」
「…はい、」
ふたりはカラオケのフロントにいた。受付には岡村が対応した。
休憩と同じ、ね、…。
横で岡村の手を握ったままの菜々子は佐藤に連れ込まれたラブホの看板を思いだして、その時の死にそうなほどの快感を思いだしてエッチな妄想を頭に浮かべていた。

「…あの…」
岡村は菜々子に顔を向けた。
「…、あっ、はいっ」
太い心棒に貫かれる狂おしい甘美な刺激を思いだしてアソコを潤ませて、心持ち頬を染めた菜々子は慌てて笑顔を作った。
…美女とサルだ、…。
店員はエロ可愛い衣装の美人と冴えないサル顔少年の不釣り合いなふたりを物珍しそうに眺めていた。

「ドリンクは?」
岡村は菜々子に聞いた。
「…アルコールありますか」
菜々子は直接店員に聞いた。
「ビールやサワー各種…、カクテルなど…、あります」
店員は菜々子のカワイイ笑顔に見つめられて、少しドキドキしていた。
「モスコミュールがいいな」
岡村に向き直ってカワイク笑った。

「…はい、…、モスコミュールとカルアミルクください」
「…」
自分もアルコールを頼む未成年に呆れる気持ちと、その微妙なチョイスを笑っていいのか迷う菜々子は複雑な表情になっていた。

店員に案内されて二人は2名用のこじんまりした部屋に通された。ソファはふたつくの字に並んでいたが、菜々子は岡村の横に座った。
「…岡村君、お酒飲むのね」
背が低いフリをするのがクセになった菜々子が猫背で見上げるように聞くと
「…、俺、お酒は強いですよ」
横にナマ足の太ももや腕が触れるのに内心ドキドキしていた岡村が強がって見せた。
「たのもしいね」
ほんとかな?…、私を酔わせて、エッチなコトしようと、たくらんでる、の?…
菜々子はエッチな妄想を浮かべて照れたように笑った。

「…ひょっとして、バカにしてます?」
その笑顔になんだかバカにされたような気がして、岡村が不満そうに応えた。
「そんなこと無いって」
大人ぶっちゃって、かわいい、…。
年下という意識が抜けない菜々子は、虚勢を張る岡村をカワイイと思った。

「…」
菜々子の気持ちが何となく伝わってきた岡村は憮然として、曲を選び始めた。
「…岡村君、おこったの?…」
あらっ、また、やっちゃった、かな?…。
またまた地雷を踏んだ気がして、菜々子はなだめるように声をかけた。
「怒ってません」
図星を指された岡村は、ますます菜々子の顔が見られなくて懸命に曲選びをした。
「…怒ってるじゃない」
菜々子は困ったような笑顔をしていた。

「…」
岡村は菜々子の顔を見て、照れた。
「…」
菜々子はそんな岡村の顔を見て安心したような笑顔を見せた。
「…恋人同士みたいですね」
菜々子のようなキレイな人とこんな会話が出来ることがうれしくて、岡村がはにかんでいた。
「…そうね、でも」
菜々子もチョットはにかんだが、イタズラっぽい笑いをした。

「…?」
岡村は菜々子の表情がかわいいなと思ったが、でも、の次の言葉を待った。
「…ちゅー、はダメよ」
唇に指をあてると、岡村の唇をちょんとさわった。
「…」
色っぽい仕草に岡村は真っ赤になって股間を押さえていた。

(63) ふれあいにつづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。
関連記事
┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 09:04:01 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/490-176014e7
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next