2ntブログ

== 交渉人涼子 ==

交渉人涼子 11話 (28)

裏ろま中男 作品リスト
交渉人涼子 目次

交渉人涼子 Negotiator Ryoko
11話 死なないで…、交渉人涼子よ永遠に (28)

涼子が睡眠薬をもらって寝ると、山田はずっとそばについているつもりだったがサエコにICUから連れ出された。その夜、涼子の容態が急変することはなく、サエコも山田にちょっかいを出すこともなく、無事に次の日の朝を迎えた。点滴を受ける涼子の横で、本来なら許されないが山田が朝食を食べていると、前の日に連絡を受けていた笹野が署に出勤する前に見舞いに来た。笹野の話では、弥生は山田を病院に搬送した警官の通報で、捜査一課特別班の部屋に震えて座り込んでいるところを緊急逮捕されたそうだ。

狂った愛情であっても、弥生が山田に対して並々ならぬ愛情を抱いていたか痛いほどわかっていた。そもそもそうし向けた責任が涼子にあると思っていたし、同じ男を愛した女の気持ちとして許してやりたかった。しかし弥生自身が涼子を殺したと自白しているので心神喪失が認められない限り、殺人未遂で実刑は免れないだろう、ということだった。そして弥生がどこまでしゃべるかわからないが、涼子と山田の関係は課長以下、特別班の課員が知ることになるだろう、涼子は思った。

担当医の東条から、よほどのことがない限り命の危険はないが、しばらくICUで様子を見て、それから普通の病室に移動するので、まだ退院のめどは全く立っていないと知らされた笹野は、しかし最悪の事態が避けられたことに安堵していた。まあ、ゆっくり休め、退院したらまたケツを触ってやるから、床ずれなんかになるなよ、とシワだらけの顔をさらにしわくちゃにしてセクハラオヤジの顔で笑った。山田に、仕事は心配しなくていいから、しばらく涼子についていてやれ、と言い残してカラカラといつもの笑いを残して笹野は署に戻った。

3日目まで山田は涼子に付ききりだったが、4日目にICUから出て入院病棟に移ると涼子から仕事に戻れ、ときつく言われて仕事に復帰した。幸い大きな事件が無かったこともあって仕事が終わると病院に直行して、山田は少しでも涼子のそばにいようとした。涼子の世話を焼く山田は洗濯も喜んで自分からした。しかも自分好みの下着を買ってきては、それを身につけた涼子を盗み見て股間をふくらませていた。どうやら洗濯した下着を持ってランジェリーショップで同じサイズの下着を買ってきたようだ。それで涼子は少女趣味だと思っていた山田が、実はスケベな下着が好きなのだとわかった。

夜も涼子の横で寝たがったが女性の病室のため追い出されて、個室代を自分で払うから、とワガママを言った山田は涼子を個室に移動させて、次の日から涼子の横で床に寝るようになった。その晩異様な雰囲気を感じて涼子が目を覚ますと、目を血走らせた山田が涼子の胸をまさぐりながらオナニーしていた。山田…、涼子が声をかけると、ひっ、と飛び上がった山田が床に尻もちをついた。黙って見つめる涼子に、すいませんっ、もうしませんっ、と固くなった息子を握ったまま山田が謝っていた。

山田の恥ずかしい姿に苦笑した涼子は、いいわ、してあげる、と色っぽい表情で山田を誘った。そんな、ダメです、山田は口では断ったが、妖艶な美貌にますます息子はふくれあがらせていた。大丈夫よ、口でするだけだから、涼子の艶っぽい口調に劣情をふくらませた山田は、…そ、そうです、か、息子のそそり立つ腰を突き出して、ふらふらと涼子に近寄っていた。涼子が目配せすると山田はシックスナインの体勢で覆い被さって息子を涼子の顔に突きつけた。涼子はギンギンにふくれあがった息子にドキドキしながら、唇の間から舌を出してチロチロと先端をくすぐると、うひっ、と山田のうれしそうな声がした。

交渉人涼子 11話 (29) につづく
ブログランキング ケータイの方はこちらから
ブログランキングバナー1日1クリックご協力をよろしくお願いします。
関連記事
┗ Comment:0 ━ Trackback:0 ━ 20:50:58 ━ Page top ━…‥・

== Comment ==






        
 

== Trackback ==

http://aosaga9.blog.2nt.com/tb.php/415-c7291d6d
 
Prev « ┃ Top ┃ » Next