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== 交渉人涼子 ==

交渉人涼子 10話 (22)

裏ろま中男 作品リスト
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交渉人涼子 Negotiator Ryoko
10話 山田刑事刺傷事件 (12)

現場に着いた涼子は指揮官の警部に挨拶した。色っぽい女性警官に警部は好色そうな視線を向けたが、涼子には慣れっこのことだった。犯人は一人で小学校に乱入してナイフを振り回して暴れたあと、女性教師を人質にとって立てこもっていた。さいわい児童や教師にケガ人はなく、人質も今のところ無事ということだった。精神異常者や薬物中毒かどうかの確認は今のところできてない。2階の教室に立てこもった犯人は、海外逃亡させろ、と要求し、さもないと人質を殺す、と脅していた。

強行突入の準備も完了して突入班が遠巻きに控えている間を通り抜けて、涼子と山田は犯人が立てこもる教室に近づいた。突入班の猛者たちはナイスバディの涼子がモデルのように堂々と歩く後ろ姿に、股間を熱くしてヤニ下がったバカ面を向けた。打ち合わせ通り警部が拡声器で交渉人が入ることを告げると、涼子は警戒しながら、しかし見た目は落ち着いた様子で教室に入った。なんだ、おまえはっ、それ以上、近づくと、この女を殺すぞっ、涼子の姿を認めた犯人は、女性教師を楯にして首筋にナイフを押し当てていた。

あなたを説得に来たのよ、涼子はかすかに笑みを浮かべながら、犯人の様子を観察していた。しかしその声をどこかで聞いたような気がした。軽装の犯人はナイフしか持っていないように見えた。もちろん油断は出来ないが、ナイフを取り上げれば無力化するのは簡単だった。あっ、後ろで急に山田が声を上げた。涼子は犯人を意識しながら、山田に目配せすると涼子の耳に口を寄せた山田が、オレを刺したヤツです、とつぶやいた。涼子は山田が刺された時のケータイから漏れてきた、ざまあみやがれ、の声を思い出して怒りに震えた。

おまえっ、犯人を睨みつけた涼子はつい大声で怒鳴りつけた。なんだっ、涼子の迫力に思わず女性教師を抱えたまま、後ずさった犯人は山田を見て あっ、ああっ、あのときのまぬけな刑事じゃねえか、と虚勢をはった悪ぶった笑いで声を上げた。怒りにかられてつい身を乗り出した涼子に、おいっ、それ以上近づくと、このセンセイの無事は保証できねえぞ、犯人が女性教師の首をナイフでピタピタ叩くと、ひっ、助けてください、20代ぐらいの若い先生が悲鳴を上げた。

あのとき、おまえにいいところでジャマされたんだったな、あの続きをさせてもらうぞ、手出しできない涼子と山田の悔しそうな顔にイヤらしく笑った犯人は、女性教師の襟元にナイフを差し込むと、イッキに引き下げてシャツを引き裂いた。女性教師のブルーのブラと白い肌があらわになった。きゃあっ、いやっ、むきだしになった胸を隠した女性教師に、動くと殺すぞ、犯人がドスのきいた声ですごむと、いやあ、助けてっ、女性教師は両手をだらんと下げた。おっ、結構いいチチしてんぞ、犯人は女性教師を抱えた左手でブラをズリ上げると、生チチを揉み出した。

やだっ、いやあっ、乱暴に胸をまさぐられた女性教師は悲鳴を上げたが、うるせえ、殺すぞ、犯人に脅されて口を押さえてかすかに嗚咽を漏らしていた。おいっ、やめろっ、犯人の非道に山田が思わず声をあげると、黙れっ、マヌケはそこで見てろ、いい景色だろ、山田を小バカにしたように睨んだ犯人は女性教師のシャツを肩からむくと、上半身裸にひん剥いていた。いつもなら後ろに控えている山田が出しゃばるのを涼子が制止しているところだが、オレが人質になるから、その人を開放しろ、山田はいつの間にか涼子の前に立っていた。山田のガタイに目を向けた犯人は、おまえじゃ、だめだ、その女刑事だ、と怒鳴るとブラをズリ上げてふっくらした乳房に舌を伸ばして、イヤらしい顔で乳首を舐めていた。

交渉人涼子 10話 (23) につづく
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