裏ろま中男 作品リスト交渉人涼子 目次交渉人涼子 Negotiator Ryoko
9話 涼子と山田 (27)
涼子は口づけをした体勢のまま山田のうれしそうな寝顔を眺めていた。寝息にくすぐられて、イビキに近い、鼻を鳴らす音につい顔がゆるんで笑っていた。涼子はぼんやりと山田との将来を想像して、幸せな気分に浸っていた。抱き合ったままの腕に力を入れて抱きつくと山田の体温が暖かかった。愛液でビショビショのアソコにはしぼんだ息子が挿入されたままで、力を込めてキュッと締め付けてはそれの存在を確かめていた。
しばしその遊びに熱中していたがすぐに飽きて退屈で、山田が起きないことにちょっと不機嫌になった。山田、起きて、と筋肉の乗った背中をペシペシと叩いたが、一向に起きる様子がないので、イタズラ心を起こして滑稽な音を立てる鼻をつまんだ。しばらくその音がやんで静寂が続き、涼子は山田のまぬけな寝顔に吹き出しそうになるのを堪えながら、山田の顔を見つめていた。
うっ、はあっ、はあっ、…。山田が急に目を開いて口で息をするのに、涼子はたまらないという風に楽しそうに笑った。目が覚めたばかりでぼんやりしてた山田も、涼子の楽しそうな笑顔につられて、間の抜けた顔で笑い出した。起きた?、涼子がニコニコしながら聞くと、はい…、とぼんやりした笑顔で山田が応えた。私、お風呂はいるけど、と涼子が言うと、ぜひご一緒させてください、と山田が乗り出してきた。いいわよ、と涼子が苦笑していると、行きましょう、と山田は涼子を抱き上げた。
きゃっ、いきなり抱き上げられた涼子は、山田の首に抱きついていた。柔らかいたっぷりした乳房が胸板に押しつけられて、山田は気持ちよさにウットリしたが、息子はだらんと股間にぶら下がっていた。さすがの山田もありったけのモノを放出して、今日は打ち止めのようだった。ふたりは来たのと逆の道程をたどって階段を下りると風呂場に向かった。ふたりともハダカのままだったので脱衣所を素通りして、浴室に入っていった。
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