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ろま中男劇場 5.おっととおとうと (50)悪が栄えた試しなし?

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ろま中男劇場 5.おっととおとうと (50)悪が栄えた試しなし?

「入れて、やるよ…」
若妻の熟れた女体が発散する濃厚なフェロモンに狂ったヤクザ風痴漢男は、公共の場でいきり立った分身をさらけ出し、強姦しようとしていた。

「だめえ…、やめて…」
やあ…、犯されちゃう…。
ニットワンピをズリ上げてムキ出しにされたナマ尻に、血管の浮き出た肉棒を押し付けられた希は貞操の危機に怯えたが
やあ…、許してえ…。
オンナ盛りのメスの本能はオスの精子を求めて膣をキュッキュッと収縮させ、あふれた蜜で太もものくびれた根本をネチョネチョにしていた。

「ここか…、ぐへへっ…」
サオを握った手で陰門に照準を定めた男は下品な笑い声を漏らし、膨張しきったカリをビラビラがはみ出た入り口に食い込ませた。
「だめえ…」
もう…、だめえ…。
食い込んだ先っちょに観念した奴隷妻は手すりにしがみついて震えていたが、無意識にお尻を突き出して挿入されやすいポーズを取っていた。

「…、あ…」
ああ…、入って、くる…、あ…。
カリが花びらの中心に食い込んで、ネットリしたツユがあふれてくる。希は受精本能に支配されて観念しつつ、
ああ、だ、めえ…、
それでも最後の理性で陰門をキュッと締めて、ナマ挿入を阻止しようとしていた。

あっ…、やだっ、見られちゃうっ…。
まもなく電車が次の駅に到着し、ホームに人影を見た希は強烈な羞恥心に襲われて淫らな肉欲を追い払った。

「やっぱり、いやあっ…」
だ、だめっ、許しちゃ、だめえっ…。
ヤクザ風痴漢のだらしなく笑う顔に生理的嫌悪を覚えた希は、手すりをギュッと握って腰を振った。
「へっ」
お尻をまくり上げた女体に抱きつき、濡れた女陰にカリをすりつける興奮で周りが見えてなかった男は、
「うげっ」
ドアが開くのと同時に体を返した希のセクシーなお尻に外へはじき飛ばされた。

「いやああっ、きゃああっ、痴漢ですっ」
きゃああっ、こわいいいっ…。
希は慌ててニットワンピをズリ下げてナマ尻を隠すと、ホームに転んだフルチン男を指差して大声で叫ぶ。
「なにっ?…、やだあっ、キモイ」
「やだっ、死んじゃえっ」
「丸出しだぞ、コイツ、変態か、キモっ」
ちょうど電車に乗り込もうとした、いかにも頭の軽そうな女子高生三人組が勃起した男性器を見て興奮し、大騒ぎしてそれからタコ殴りに蹴りまくる。

「や、やめっ、やめろおっ」
紺ソックスローファーの容赦ないケリが絶え間なく男の体に繰り出され、勃起チンポも踏みつぶした。
「げえっ…」
全身の痛みに苦しみもだえる男は、勃起した男性自身が奇妙な形に折れ曲がっているのを見て、
「うぎゃああっ」
絶望感の混じった悲痛な叫び声を地下鉄のドーム型天井に響かせた。

「ああ…」
あわわ…、
危機から逃れた安心感で気の抜けた希は、手すりにすがってニットワンピが張り付いた官能的な女体を何とか立たせ、
い、痛そう…、
悲痛な断末魔の叫びをあげる痴漢男を怯えた表情で見ていた。

あ…、閉まった…。
目の前で繰り広げられた阿鼻叫喚の地獄絵図が閉じられたドアで隔絶され、普段の平和を取り戻した車両がゆっくりと発進した。

ろま中男劇場 5.おっととおとうと (51)につづく
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