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== 交渉人涼子 ==

交渉人涼子 9話 (16)

裏ろま中男 作品リスト
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交渉人涼子 Negotiator Ryoko
9話 涼子と山田 (16)

どうぞ、涼子は例のペアカップを山田の前に置くとコーヒーを注いだ。またあのうまいコーヒーが飲めると顔を緩めた山田は薔薇の花のことを思い出して、あの、涼子先輩、どうぞ…、おずおずと差し出した。カップにコーヒーを注いでいた涼子は一輪の赤い薔薇に見とれてコーヒーをあふれさせそうになったが、努めて冷静を装ってコーヒーサーバーを置くとゆっくりと足を組んで手を差し出した。山田はしなやかな指に見惚れて緊張して薔薇を捧げた。

ありがと、きれいな指でつまんだ一輪の薔薇の香りを確かめるように見ながら、涼子の顔はうれしそうに笑っていた。山田からもらったプレゼントはこれが初めてだった。そんな涼子を見た山田もうれしそうだった。山田が笑顔になったので自分が笑っていることに気づいた涼子は、照れ隠しに肩の上にかざした薔薇を見つめて横を向いた。端正な横顔に薔薇をそえる涼子は妖艶な美しさをみせて、見とれた山田は幸せをしみじみ感じていた。薔薇でこんなに喜んでくれるなら、次は指輪をプレゼントしよう、と山田は妄想してニヤけた。涼子は笑顔の山田に見つめられて顔が熱くなるのをどうしようもなかった。

熱いわ、そうつぶやいた涼子は薔薇を大事そうにテーブルに置くと、エプロンをつけたままサマーセーターを脱いだ。エプロンから見え隠れするピンクのベビードールで透けるエロチックな女体に、山田はドギマギしていて股間をふくらませた。活けるわ、薔薇を持って立ち上がった涼子はエプロンのスキマからベビードールに透ける固くなって突きだした乳頭を見せていた。水に浸した茎をぱちんと切ると一輪挿しに入れて涼子が戻ってきた。涼子はふたりの間のテーブルに一輪挿しを置いた。涼子の顔はもう笑っていなかったが、山田は涼子が幸せそうなオーラで包まれているように感じた。

薔薇の花に一時心を奪われた涼子だったが当初の目的を思い出し、山田をからかってやろうとエプロンを脱ぐと、ミルクいる?、とベビードールのエリを指でチョットズリ下げて乳首スレスレまで素肌をさらした。スケスケの色っぽい下着の下に豊満な女体を見せつける涼子をまぶしそうに見た山田は、ミルクという単語に前に自分で言ったくだらないセリフを思い出し、イヤらしさのにじんだ目で涼子の胸を見つめた。涼子の態度は明らかに誘っている。しかし、イヤらしいことをしたら追い出す、とクギを刺されているので、山田は誘惑を振り払って何とか自制した。

そうか、山田はブラックだったわね、山田がモジモジするのを楽しそうに涼子は見ていた。自分では気づいてなかったが言葉遣いが女っぽくなっていた。はい、山田は目の前のごちそうに手を出せないもどかしさに泣きそうだったが、これも涼子先輩に許してもらうためだ、とわき上がるスケベ心をぐっと飲み込んで堪えていた。コーヒーに口を付けるとやっぱりうまいと思ったが涼子が目の前に立って、ココがなんだか痛いんだけど、見てくれる、とお尻を向けた。涼子が指さすTバックでほぼ丸出しのおしりは傷一つ無くまぶしいほどの美しさだった。山田は手を伸ばしてキレイおしりの間でプックリとふくらむパンティをズラしたい衝動に駆られたが、何とかガマンしていた。

ねえ、どう、山田がソワソワしながら手を出さないのを見て涼子は楽しそうに笑っていた。あの、キレイです、山田は涼子のおしりにしゃぶりつきたい誘惑と必死に戦っていた。そう、気のせいかな、あっ、コーヒー冷めちゃうわよ、飲んで、涼子は山田の熱い視線に欲情した女体をソファに沈ませるとゆっくりと足を組んだ。山田は涼子の色っぽい肉体に鼓動が高鳴って息苦しさを感じた。そうだ、コーヒー飲んだら、またマッサージして、伏し目がちな目で妖艶に笑う涼子に、でも、イヤラシイことはダメなんですよね、と聞き返す山田に、マッサージはイヤラシイコトじゃないでしょ、と笑みを浮かべた涼子の挑むような目で応えた。

交渉人涼子 9話 (17) につづく
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