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ろま中男劇場 5.おっととおとうと (34)怒りの女性警官

ろま中男3 作品リスト
ろま中男劇場 目次2

ろま中男劇場 5.おっととおとうと (34)怒りの女性警官

「ワタナベさんっ…、その人から、離れてくださいっ」
社会の窓から半立ちの息子をダランとさせた変態警官に、交番の入り口で拳銃を構えた女性警官が震えながら、しかしきっぱりした声で警告した。

「へ?…」
大量のザーメンを美人淫乱妻の上の口に注入して夢心地だったエロ警官ワタナベは、
「なんだ?…」
切羽詰まったその声に無防備に振り向き、社会の窓から顔を出した半立ちのペストルを向けた。

「ひいんっ…」
粘液まみれの醜悪な男性器に悲鳴を上げた女性警官は、トリガーにかけた指に思わず力を込めた。
バンッ…。
交番内に乾いた破裂音がこだまして、38口径の弾丸がワタナベのマヌケ面をかすめた。

「げっ…」
生まれて初めて発砲された変態警官は、天にも昇るようなご機嫌な気分から文字通り死ぬほどの恐怖に突き落とされた。
「ひいいっ…」
腰が抜けてその場にへたり込んだワタナベは自慢のペストルを縮こまらせ、みっともなく粗相して床に小便の池を作っていた。


女性警官クリハラは交番を訪ねた老人を目的地まで道案内して留守にしていたが、普段ワタナベとペアで交番勤務している。

本屋からの通報にワタナベ一人が対応したのはそのためだった。

クリハラは交番勤務で四六時中ワタナベからセクハラまがいのイヤらしい視線を受けていた。上司には絶対服従の警察で先輩であるワタナベに逆らうコトはできないが、正義感が強く犯罪を憎む女性警官は、この変態警官を心の中で敵視していた。

蛇蝎のごとくワタナベを嫌うクリハラは、何か起こったら断固とした態度で対応しようと心に決めており、それが今回の拳銃発砲事件の引き金となっていた。


「大丈夫ですかっ…」
発砲という警察官としての進退に関わるような重大事件を起こしたクリハラは、床に力なく女座りした希に駆け寄り、半裸に剥かれて毒液にまみれた姿に思わず涙した。
「くっ…」
男の身勝手な欲望に蹂躙された哀れな犠牲者を見つめた正義感の強い女性警官は、深い悲しみとともにこらえきれない怒りに震える。

「ワタナベッ」
今までの鬱屈した想いを爆発させた女性警官は、涙に濡れた大きな目を憤怒の炎でギラつかせ、
「女の敵っ、死ねっ」
まだ銃身の冷えてないニューナンブを、粗相してへたり込むワタナベに向けた。

「ま、まてっ…」
38口径の銃口を突き付けられ、涙にまみれた怒りの目に本当に殺されると恐怖したワタナベは、
「た、頼むっ、た、助けて、くれえっ」
ラッキョウ並みに縮こまった自慢のペストルからまたも小便を漏らし、腰が抜けたままみっともなく後ずさりして命乞いしていた。

ろま中男劇場 5.おっととおとうと (35)につづく
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