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短編 (138)白い憎悪(13)

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短編 白い憎悪 目次

短編 (138)白い憎悪(13)

「や…、うう…」
恥ずかしくて大事な場所を触られて悲鳴に近い声を上げた美加だったが、また父のことが頭に浮かぶと黙って六郎のやりたいようにさせるしか無かった。

「ここをこうしてると、気持ち良くなってくるだろ」
後ろから抱きかかえる形で少女のまだつぼみの性器を愛撫する変態は、サラサラした髪にフンフンと臭い息を吐く鼻をすりつけるようにしてささやいた。
「う…、うう…」
卑劣な変質者に女の子の大事な場所をイジられて気持ちいいはずはなく、美加はノドからあふれそうになる嗚咽をこらえてうつむいていた。

「オマエがさっき飲んだジュース、気持ち良くなるクスリ、入ってたんだぞ」
おケケがほぼなくスベスベした柔らかい肉を手の平全体でマッサージし、ピッタリ閉じたスジに指を食い込ませる変態は、イヤらしく笑いながらそういうと
「オマエが気持ち良くないと思っても、カラダはいやらしく反応してくるんだ」
幼いカラダを緊張させておぞましい愛撫を無言で拒絶する美少女に冷たく告げた。

「え…」
用意周到にそんな仕掛けをしていたことにショックを受けた美加は、
「そんな…」
心で拒んでもカラダはクスリで支配されてしまう運命に打ちのめされ、卑劣な変質者の罠の深みにはまっていく屈辱に落ち込んでいた。
「オマエはまだ知らないかもしれないけどな」
美加が落ち込む様子にどSな倒錯興奮を昂ぶらせるヘタレ大学講師は、こみ上げてくる笑いに顔を醜くゆがめながら、
「女のカラダはな、こうされるとイヤでも感じるようにできてるんだよ」
セーラー服の上衣に下から手を入れて、ノーブラの胸をまさぐりはじめた。

「あんっ、ああ…」
硬くなった乳首を指先でコリコリされておもわずエッチな声を漏らした美加は、初めて知る女のカラダのどうしようもないサガに戸惑いながら、少女らしい恥じらいで頬を熱くした。
「オマエ、胸が性感帯なんだな…、ほら、ヌルヌルが出てきたぞ」
ピッタリ閉じたスジににじんできた愛液を指先に感じた六郎は、下品な笑いを浮かべながら赤く染まった耳タブをヨダレで濡れたくちびるで嬲っていた。
「や…」
高校生でもまだオナニーの経験の無かった美加は、卑怯な変態に未知の性感を開発されなければならない悲運にますます落ち込んだが、
「あ…、いや…」
幼児体型の残ったカラダが熱くなるよくわからない感覚に戸惑を隠せなかった。

「うひゃひゃっ、ほら、もうこんなだぞ」
ヌルヌルを帯びてきたスジに行き来させていた指が濡れているのを、美加の目の前にチラチラさせる変態は、不気味な笑い声をあげて発作のように肩を揺らしていた。

短編 (139)につづく
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