裏ろま中男 作品リスト交渉人涼子 目次交渉人涼子 Negotiator Ryoko
9話 涼子と山田 (1)
恥ずかしいカンジタも完治して、涼子はすがすがしい朝を迎えていた。治療期間中は禁欲生活を続けていたため、また陰夢を見てしまった涼子はほぼ全裸のはしたない寝姿で股間を濡らしていたが、それさえも気分を高揚させてウキウキしていた。窓をあけてベランダに出た涼子は両手を突き上げて伸びをすると、新鮮な朝の空気をめいっぱい吸いこんで美しい裸体を朝日にさらしていた。
あっ、やだっ、うかれた涼子はまたハダカのままのはしたない姿を世間にさらしてしまった自分に気づいて、あわてて部屋に戻ってシャワーを浴びに階下に降りた。ツヤのある肌を滑る冷たい水滴にすっきりと頭が冴える。治療期間中にムリをするのをやめたので、休養十分な若い女体はピチピチで健康的な色気を放っていた。張りのあるおしりを、ピシャン、と叩いた涼子はニッコリ笑ってカラダにまとわりつく水滴を拭き取るとキッチンに向かった。
いつもはコーヒーだけで済ますことの多い朝食でトーストを2枚平らげた涼子は、出勤の支度をはじめた。カップが乳首ギリギリにV字にカットされたピンクのブラを身につけると揃いのハイレグパンティを腰に引き上げた。あんっ、アソコが引き締められて思わず声を出した涼子はちょっと顔を赤らめる。軽く化粧をしながら鏡の中で少女のように笑う涼子は、山田のことを思い出していた。
カンジタ治療中は完全に山田を拒否していたので欲望のたまりまくった山田は、急にあちこちの匂いをかぎまわったり(涼子のおしりに鼻をくっつけてきたときには、当然回し蹴りのお仕置きを食らった)、嬌声を上げて走り回ったりと奇行を見せていたが、涼子は見て見ぬふりをしていた。さすがに今日あたり限界だろうと考えた涼子は山田のためにスカートをはいていこうと考えていた。
チェックのミニスカートにエリを揃いのチェックにした半袖のニットのシャツを身につけた涼子は、スクールガールみたい、と笑ったがカラダにぴったりはりついたシャツはたわわな胸の形をはっきり見せて強調していた。紺のソックスをはいてロングヘアをツインテールにまとめた涼子はさすがに10代とは言えないが、いつもよりずいぶん若く見えた。しかしあふれ出る色気は隠しようもなく、コスプレ風俗嬢に見えなくもなかった。
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