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短編 (34)隣のお姉さん(6)

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短編 目次

短編 (34)隣のお姉さん(6)

「ごちそうさまでした」
はあ、食った…、んで、次は…。
スタミナ満点の料理を平らげた輝雄は、テーブルの下でウズウズする息子を意識しながら、手を合わせた。

「お粗末様でした」
エプロンコスのような莉乃も、同じように細い指を真っ直ぐに手を合わせた。
「洗いもの、しましょうか」
どうしたもんか…。
この後のエロ妄想な展開はいくらでも湧き上がってくるが、それを実行に移す勇気のないヘタレ浪人は、とりあえず食器洗いを申し出た。
「いいですよ」
莉乃はそれを好意と受け取って、ニッコリ笑うとやんわりと断った。
「じゃあ、すいません、ホントごちそうさまでした」
しょうがねえ…、そうだ…。
それ以上食い下がる術のないヘタレは、しかし大人のオモチャを思い出した。こっそり包装から出すと卑猥なたくらみを込め、イスの上に置いて莉乃の部屋を出た。

さあ、こいよ…。
自分の部屋に戻った輝雄は、ワクワクしながら押し入れに籠もり、ノゾキ穴から莉乃の部屋を観察した。
…、お、やった…。
ドキドキしながらしばらく待っていると莉乃がノゾキ穴に見えた。その手には期待通り、あのバイブが握られていた。
ん…、みえん…。
ノゾキ穴に背中を向けてベッドに座った莉乃は、しばらくそれを眺めていたが、
おっ、はじめた?…。
紺ニーハイの脚を広げてあそこに当てたようだ。背中しか見えず肝心の所が見えないが、かすかに震える背中が、バイブに興奮した女体の欲情を示していた。

おっ、このおっ、エロ女?…。
莉乃はベッドに女体を艶めかしく横たえると、黒パンをニーハイ脚線美の絶対領域まで下げ、バイブをアソコに直接あてがっていた。
「ん…、ん、あ、ああ…」
ミニスカがジャマで見えないが、震える手で押さえられたバイブの柄はずいぶん短くなっていた。アソコに入っているのは間違いない。切なげに吐息が輝雄のエロ心をくすぐってくる。

くっ、ううっ…、え、エロイぞ…。
いやらしくもだえる女体に、膨らんだ股間に手を当ててコスリはじめた輝雄だったが
!…、そうだ…。
突然頭に浮かんだエロ妄想を名案だと自画自賛し、押し入れを出て莉乃の部屋に向かった。

短編 (35)につづく
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