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ブリとブラ (2)満員痴漢電車

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ブリとブラ 目次

ブリとブラ (2)満員痴漢電車

いつもより早めに家を出た唯が駅に着くと、他社路線が人身事故で運転中止し、この路線が振替輸送の対象になっていることを、アナウンスで告げていた。

うわあっ、混んでる…。
ホームに滑り込んできた電車は乗客でごった返していた。
でも、これに乗らないと遅刻しちゃうかも…。
混んだ電車が苦手な唯だったが、教師として遅刻するわけにはいかない、という職業意識に後押しされて、しかたなく混雑する車内に乗り込んだ。

く、苦しい…、へっ?…、ひょええっ、ち、痴漢?…。
当社比2倍超の色気を漂わせる唯は、ごった返す乗客に前後左右から圧迫されて揉まれるのと同時に、プリプリブリティーお尻が痴漢の餌食になっていた。

おい、ご主人様の心臓、バックンバックンだぞ、どうにかしてやれよ…。
…、どうにかて、ゆわれてもなあ…。
なんだよ、使えねえヤツだな…。

ボクかて、誰やわからんオッサンに触られるなんて、イヤやで…、
そやけど、ボク、ただの下着やからなあ…、
そんなんゆうなら、キミがなんとかせえや…。

オレもだめだ…、そうだホック外して、それでひっかいてやるか…。
アホかいっ、そんなんしたら、痴漢がナマ乳揉みはるで…。

そうか…、オレら、ご主人様の危機に、ただの役立たずだな…。
ただのパンティとブラジャーやしな、しゃーないやろ…。

誰よりも唯を愛していると自負するブリとブラだったが、唯を痴漢から守る術はなにもなかった。

いやああっ…、やだよおっ、そんなとこ、触らないでえっ…。
ブリとブラが何も出来ずに手をこまねいているウチに、痴漢の手はタイトミニのスリットに入り込んで、太ももの素肌とブリーフに直接触れてきた。

コイツ…、ホンマもんの、痴漢や…、
ボクに、触ってきとる…。

なんだとおっ、スカートに手入れたら、強制猥褻罪だぞ…。
そないゆうても、いまはジッと耐えるしか…。
なんとかならんのか、そうだ、オマエ、痴漢の手、縛ってやれ…。
そんなんしたら、ご主人様、ノーパンやで、できるかいな…。
そうか…、でも、悔しいなあ、ご主人様、恐くて震えてるぞ…。

ほんまや…、なんとかならんかな、げっ…。
なんだ?…
こ、コイツ…、ボクのアソコ、さわって…、やめんか、きしょいんじゃっ…。
アソコって、あそこか…。
ああっ、ご主人様のお尻やっ…。
なんだ、尻か…。
なんだとは、なんや、ご主人様のお尻は、そりゃ、丸くて、柔らこうて…、
痴漢なんかに触らせて、ええもんちゃうんやで…。

そうだな、ワリイ…、でも、オレはもっと大事なトコかと…。
うげっ…。
今度は、なんだ…。
め、めくられた…。
なにいっ、指入れられたのかっ…。
そうやっ、やめんかっ、このど変態があっ…。
ご主人様、泣きそうだっ、嗚咽がノドまでこみ上げてきてるぞ…。
許せへんっ、ヘンタイ野郎がっ…、いてもうたるっ…。
おれもだ、ぶっ飛ばしてやるっ…。

ブリとブラが気炎を上げるだけで、何ら手を出せずに焦燥するのをよそに、純情教師の下半身の柔肌は痴漢の魔の手に蹂躙されていた。
×××…。
が、ブリに入り込んだ指が女体の中心部に達する直前に電車は駅に到着した。開いたドアから乗客がなだれを打って放出されるのと同時に、痴漢も押し出されていた。

はあ…。
女の子の一番大事な部分に触られる前に、痴漢は退散した。ホームに立つ唯はお尻をなでつけて服の乱れがないことを確かめると、涙目をぬぐって小さく溜息を漏らした。

助かった?…。
そのようやな…、痴漢、どっか行ったで…。
でも、またこれに乗るんだぞ…
そうやな、他の痴漢がおっても不思議やないな…。
ご主人様、遅刻してもいいから、これに乗るのやめてくれ…。
そうや、ご主人様、こないなつらい思いするくらいなら、遅刻したほうが、ええでっ…。

ブリとブラの心配もむなしく、学校にたどり着く使命感でキリッとした表情を見せた唯は、電車に乗り込もうとした。

ブリとブラ (3)につづく
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