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ブリとブラ 目次ブリとブラ (1)ブリとブラ
ここはひとり暮らし女性の部屋、のチェストの引き出しの中。お花畑のように下着がキレイに畳まれている。部屋の主(あるじ)が寝静まった深夜。
「トップス、ボトムスゆう言い方からして気にいらんわ」
「こんな夜中に、なんだよ、いきなり」
「キミが1番で、ボクがドベゆうんが、気に入らんゆうとんねん」
「しょーがねえだろ、オレがブラジャーで、オマエがパンティなんだから」
「その当たり前っちゅー態度が、気に入らんゆうとんねん」
「キミは日本の首都ゆうことにあぐらをかいた東京そのものや」
「そういうオマエは、東京に敵意ムキ出しの大阪ってわけか」
「敵意ちゃうわいっ、向上心ゆうてくれっ」
「だったら普通にブラとパンティでいいだろ」
「パンティゆうんも気にいらんねん、なんかやらしいやないか」
「まあな、オマエは恥ずかしいトコ隠すくらいしか能がないけど、」
「オレは乳房の形を美しく整えるっていう重要な役目があるからな」
「ほれ、またやっ、大事な部分を隠すちゅーのは、重要な役目ちゃうんか」
「ああ、そうだな、でもオレにだって、乳首を隠す役目があるしな」
「キミのそのスカした態度がムカつくゆうとんねん、下着ドロはな、まずボクを盗んでくんやで」
「あっ、そう…、どうぞ、盗まれてくれ」
「ホンマ、ムカつくやっちゃなあ、」
「ボクが盗まれたら、キミもお払い箱やで、ご主人様は揃いしか着いひんからな」
「…、まあ、な…、オレたちは一蓮托生ってわけだ」
「そういや、欧米だとオマエみたいな女性用浅穿きのパンティーも、ブリーフっていうらしいぞ」
「ブリーフかい…、昔の篠原涼子のCMみたいで、なんかええのお」
「だったら、オレたち『ブリとブラ』だな」
「『ブリとブラ』、ええやないか、ボクが先ゆうのも気に入った、今日からそれにしよ」
「そういや、ご主人様の素肌にしばらく触れてないよな、そろそろ着て欲しいな」
「そやな、ボクら、着てもらってなんぼやしな」
「ご主人様に装着されることを願って、寝ようぜ」
「そやな、ご主人様、明日は僕らをぜひ」
「ご主人様、お願いします、おやすみ」
「お願いしまっせ、ほんなら、お休み」
…、今日はこれにしよかな…。
ブリとブラの願いが届いたのか、朝シャワーを浴びて瑞々しいカラダにバスタオルを巻いただけの唯は、チェストからブリとブラを取りだした。
やったで、サービスしまっせ…。
そうだな、クリクリっと…。
久々の出番にがぜんやる気を出したブリは、ピッタリ閉じたピンクのスジに貼り付くと包皮に隠れたポッチを刺激し、ブラはカワイイ乳首を優しく愛撫した。
ああん…、今日はこれにしよっと…。
二人のお節介なサービスで無意識下の動物的本能を刺激された唯は、普段はあまり着ないカラダの線をはっきり見せるスカートスーツを選んだ。
カッコイイよ、唯…、うふふっ…。
純白ブラウスの立体縫製の胸が、大きく開いた襟元からあふれそうだった。薄い生地にうっすらとブラ線を透かし、美巨乳の存在を誇示していた。
ええ女っぷりでっせ、ご主人様っ…。
そうだな、たまにはオレらを男に見てもらわないとな…。
膝上10センチのタイトスカートは、スリットが腰近くまで入って、歩くとナマ太ももがチラチラしてまぶしかった。
「ちょっと、ハデかな…、いいやっ、えへへっ」
髪を乾かして鏡をのぞき込んだ唯は、トレードマークの髪留めで前髪を留めるとニッコリ笑い、赤みの濃いリップを塗った唇を突き出してムニムニした。
「いってきまあすっ」
ブリとブラのよけいなお節介で、普段はあまり表に出さない女の色気をプンプンさせた唯は、珍しくハイヒールを履いて、嬉嬉として部屋を出て行った。
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