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== 文庫本の彼女 ==

文庫本の彼女 (12)アフターカーニバル

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文庫本の彼女 (12)アフターカーニバル

「んあっ、ああっ、もっと、はあっ、してえっ」
便座の上で窮屈そうに火照った女体を丸めた彼女は、M字開脚に広げられた太ももを抱えられ、激しく出入りする肉棒にこじ開けられた亀裂からヨダレを垂らして、快感によがっていた。

「そんなにいいかっ」
ケダモノじみた本能に支配された水沢は、汗で湿った艶めかしい女体を、思う存分蹂躙する征服感を楽しんでいた。
「オレを誘惑しやがって、この淫乱エロブタがっ」
どSな興奮にまみれたエロ中年は、淫らな表情を見せる彼女に昂ぶり、口汚く罵倒して言葉責めしていた。

「あっ、ああっ、ごめんなさいっ」
憎々しげに迫ってくるオッサンにギュッと目を閉じた彼女は
「私は、淫乱な、メスブタですっ」
どMなセリフを漏らすと、マゾヒスティックな悦びに肉感的な女体を踊らせ、肉棒を咥え込んだ膣をキュウウッと締めつけてくる。

「くっ…、おっ、おおっ」
しっ、締まるっ、きっ、キツイ…、
無意識にしたどSな言葉責めに過剰に反応した女体が、エロ中年のいきり立った分身をキツク締めつける。
だ、だめだ…、いくっ…。
潤沢な汁気に助けられ、かろうじて挿入を続けていた水沢だったが、吸引するように絡みつくヒダヒダ粘膜の気持ち良さに、早くも2度目の絶頂を予感した。

「いっ、いいの」
どSな言葉のいたぶりに異常に興奮した彼女は、さらに膣の締め付けをキツクしてきた。
「メスブタの子宮に、いっぱい、ちょうだいっ」
自らを辱めるセリフで被虐色情の興奮を燃え上がらせた女体は、収縮した膣全体で肉棒を吸引してナマ放出を誘っていた。

「くっ…、んむうっ」
だ…、あっ、でっ、出るっ…
オスの本能に支配されてハアハアと息を切らしながら、ジュブズブと湿った音を響かせ、挿入を繰り返したオッサンは、熱い吐息で湿らせた顔を苦しそうにしかめると
「おっ、おおっ…」
んっ、あ、はああっ…。
ケダモノじみたうなり声を上げ、思いっきり腰を押しつけると、子宮口をこじ開けた鈴口から熱い粘液を放出した。

「あっ、熱いっ、あ、ああっ」
子宮口に食い込んで、ドクドクと脈動する熱い肉棒を、女体の芯で味わう彼女は、
「いっ、いっぱい、ああっ、いっぱいよおっ」
かすかに開けた口のハシからヨダレを垂らし、白目を剥いて天上を見上げ、目がくらむような快感の頂点を味わっていた。

「あ、はあっ、はあっ…」
くう、また…、
2度目の早漏気味な暴発に、10代の少年のような気恥ずかしさを感じた水沢だったが、
でも…、よかった…。
久しぶりに経験した極上の射精快感に、荒い息にまみれながら、汗まみれの顔をだらしなくゆるめていた。

「ああ、よかった…」
灼熱のザーメンで子宮を焼かれるどSな悦びに、艶めかしい笑みを浮かべた彼女は、脱力して寄りかかってくるオッサンの背中を優しくなでていた。
「でも…、会社、遅れない?」
水沢を見つめてウットリした表情を見せた彼女だったが、急に現実に戻って会社の始業時間を気にするセリフを漏らす。

「はああ…、あっ」
ええ気持ちだ…、
快感の余韻でかすかに痙攣する女体をなで回し、湿ってすべすべした柔肌の感触を楽しんでいた水沢は、
えっ…。
ずいぶんココにいることに気付いて体を起こすとケータイを取りだし、時間を確認した。

しまった…。
とっくに始業時間は過ぎていた。今更という気持ちもあったが、17年のサラリーマン生活で染みついた「休まない、遅れない」習性は水沢を駆り立て、脱ぎ捨てたスラックスに慌てて足を通していた。

「あのっ、じゃあ、またっ」
やばいっ…、
慌ただしく身支度を調えたオッサンは、
遅れるっ…。
誰かに見られるかもしれない警戒心を感じる余裕もなく、逃げるように女子トイレから出て会社に走っていった。

文庫本の彼女 (13)につづく
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