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== 交渉人涼子 ==

交渉人涼子 6話 (8)

裏ろま中男 作品リスト
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交渉人涼子 Negotiator Ryoko
6話 逆転 (8)

激しいセックスの後、熱い抱擁で余韻に浸っていたふたりだったが涼子は、離れて、と山田の耳元でささやいた。あっ、はいっ、ゆっくりと体を起こした山田が女の喜びに満ち足りた色っぽい表情の涼子に見とれていると、しばらく外で待ってて、と言われてパンツとズボンをはきながら女子トイレから出るとドアの前で番犬のように涼子を待った。快感の余韻にふるえる女体を便器に腰掛けさせた涼子は、ウォシュレットのスイッチに指をあてながら、このままにしたら、赤ちゃんが出来るのかしら、とぼんやり考えていた。

しかし決心したようにスイッチを押すと、お湯の奔流をアソコの注ぎ込んで山田のザーメンをキレイに洗い流した。あっ、ああ、アソコのナカを暴れ回る奔流にまた軽くイッてしまった涼子は、しばらく火照ったカラダを伏せていたが、念のためにビデでもう一度洗浄すると股間の滴をキレイに拭き取って、新しいパンティを身につけ個室から出た。洗面台の前に立って化粧と衣服の乱れを直して、山田、もういいわよ、涼子が声をかけると山田が入ってきた。山田、わかってるな、課長に借りを返すぞ、山田をきりっとした上司の顔で見つめた涼子が毅然とした声で命令した。

…、はい、涼子の意図を理解して山田は大きくうなずいた。いつもはぼんやりしている山田だが、涼子の命令に関しては敏感でまるでテレパシーのように正確に伝わった。じゃあ、あの娘をきちんと手なずけるのよ、ご主人様に命令されて嬉嬉とする番犬のような山田に妖しい笑みを残して涼子は女子トイレから出て行った。特別班に向かう廊下を歩く涼子は山田が梨華を手なずける手段を思うと、やや複雑な心境だったがそのことを考えないように努力した。

山田が梨華に視線を向けるとまだ意識を失ってトイレの床にだらしなく倒れていた。梨華、起きろ、だらしなくヨダレを垂らした梨華の頬を平手打ちすると、ひっ、あっ、ああ…、ぼんやりした声を漏らし山田の顔を見つめた梨華が寝ぼけたような笑顔を見せた。大丈夫かい、意識の戻った梨華に声をかけると、ダイスキッ、山田に抱きついてきた。下着、見えてるよ、優しいささやきに梨華は、あっ、やだっ、と赤くなってマイクロミニのスカートをズリ下げて両手で押さえた。

柄にもなく恥じらう梨華を眺めながら、どうしたもんだろう…、涼子の命令をどうやって遂行しようと考えていた山田に、ねえ、もう一回しようか、と梨華が甘えてきた。発情した女体を押しつけてくる梨華に、股間がぴくりともしない山田はしばらく考え込んでいたが、俺の話、聞いてくれるかな、と梨華の顔をのぞき込んだ。アイドルのようなイケメン顔を目の前にした梨華はのぼせ上がって、何でも言って、と期待を込めた目を輝かせた。

交渉人涼子 6話 (9) につづく
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