裏ろま中男 作品リスト交渉人涼子 目次交渉人涼子 Negotiator Ryoko
5話 新課長着任、愛の嵐 (12)
沢村のそれは膨張して人並み以上の大きさがあった。涼子は周囲に多数のイボが付いているに気づくと、は虫類に感じるような恐怖を伴った嫌悪感に身を震わせた。懲役刑の囚人が歯ブラシを削って、自らの息子に埋め込むという話を聞いたことがある。昭和のヤクザじゃあるまいし、と真珠を埋め込まれたソレを、今時…、と眺めていた涼子に、沢村はソレに手をそえて自慢げに左右に揺すっていた。周囲に無数の半球形のイボを付けたソレは、やや弾力を持ってぶるんぶるんと揺れていた。
涼子はまだ不動の姿勢を保って正面を見つめていた。君たちの秘密は私が握っている、公にしたくなかったら、ひざまずいてくわえたまえ、粘着質な笑いを浮かべて沢村が命令する。このことがバレたら、君が警察にいられなくなるだけでなく、君の部下にも累が及ぶと思うよ、沢村の脅し文句が続いた。涼子の顔色が一瞬変わったのを見て取った沢村はココがせめどころと、君の相棒は今年入ったばかりだろう、すぐに警察を辞めることになったら、ご家族も悲しむんじゃないか、と陰湿な追い打ちをかける。
山田が警察にいられなくなったら、自分の責任なのだ、と観念した涼子は力なく課長の股間の前にひざまずいた。悔しさでうっすらと目尻に涙が浮かんでいる。沢村は涼子を見下ろし、きゅっと締まったウエストの下に豊かなふくらみ作るおしりの曲線や、むき出しになった肩、胸の豊かな乳房のしっとりした肌が作る深い谷間を眺めながら、エロチックな期待を昂ぶらせて醜いイボイボのついた息子の緊張を高めていた。
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