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レンシャヲトコ (19)ミーノコスプレ

ろま中男3 作品リスト
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レンシャヲトコ (19)ミーノコスプレ

ナレヲですう~、おばんでやんす、…。

ナレヨです。アンタ、とうとうやったで、…。

ああ、わかっとるって…、ワシらが出てきたちゅうことは、また作者はん、自慢したいんやろ、…。

アンタなあ、もう少し言い方があるやろ…、まあ、ええわ…、そんでな、今日の順位、見事に1位やで…、それに20日やけどな総合順位で100位以内に入ったんやで、コレも読んでくれた皆さんのおかげや、ほんまおおきに、…。
(作者注:アメブロ掲載時のコトです)

1位てか…、ああ、恋愛小説な…、そやけど、こんなエロエロで恋愛小説なんて、ゆうててええのんか、…。

ボカッ(あっさりノックアウトされるナレヲ)
なんてこというんや、アンタは…、『交渉人涼子』なんて、読んでくれた人は、みんな、「泣いた」ゆうてくれたんやで、…。

痛いやないかっ…、そんなん2人か3人やないかっ…。

確かに「泣いた」ゆうてコメントしてくれた人は、そんなもんやけど、コメントしてくれんでも、読みながら泣いてくれた人は、多いはずや、…。

はいはい…、妄想の世界では誰でも、大作家やなあ、…。

ボキッ、ドカッ、グチュッ、ニュルルッ(またも半液状になって、地面に張り付くナレヲ)
アンタ…、ゆうてはならんことを、とうとうゆうてしまったな…、殺す…。

…、なにが、殺す、やねん…、こんだけしといたら、普通、死んでるで、…。

死んでるゆうわりには、元気やなあ、アンタ、ホンマ立ち直り早いのう…、ウチも殺し甲斐があるっちゅう、もんや…。

ナレヨはん、またやる気かいな、もう堪忍してや…、文字だけやから、コレで済んどるけど…、ビジュアルもあったら、結構キツイで、…。

そやな、アンタのヌルヌルももう見飽きたわ、今日はこの辺で勘弁しといたる、…。

ナレヨはんには、もう、かなんのお…、今日も、なんのオチ、なくて、スンマセンな…、ほなら、『レンシャヲトコ』、あおいのミーノコスプレ、楽しんだってや、…。



やだあ…、キモイよお…、コワイよお…、お母さ~ん、たすけてえ、…。
あっちの世界にどっぷり浸かってイッテしまったバカヲタアニキの目がこっちをジッと見ていた。堀○真希似の妹はヘビに見すくめられたカエルのように足がすくんで逃げられなかった。

「オレのミーノにしてやるんだから、光栄に思えよ…、いつかはお金を貯めてリアルラブドール麗ちゃんに着てもらおうと思ってたけど、もう、オマエでいいや」
コイツ、おもったよりスタイルいいし…、ミーノコスもきっと、イケるぞ…。
あおいのミーノ姿を妄想する剛は怪しい笑みを浮かべて、人間失格なセリフをつぶやきながら迫ってくる。

「わ、わかった、着るから、近寄らないでっ」
コワイ…、これ以上、来られたら、またオシッコ、漏らしちゃうよおっ、…。
剛が差し出すバニーガールの衣装をひったくったあおいは、背中を向けてピンクメイドコスを脱ぐとミーノの衣装に足を通した。

「メイド姿も良かったぞ、それ、ちゃんとしといてな」
コイツ、レイヤーの素質が、あるんじゃないか…、こんどの水戸、連れて行ってやろうか…。
今日何度も見た妹の裸だが、メイドコスプレを脱ぐ仕草に萌えたバカアニキは、今年から開催地が変更になったコミケで、あおいにコスプレさせる妄想にニンマリしていた。

作者注:実際のコミケは3月22日になんの問題もなく(2つの会場間を移動するために街中を闊歩していたコスプレイヤーたちが、水戸の人たちを少なからず驚かしたようですが…)終わっています。
作者注2:定期開催のコミケは東京ビッグサイトで行われますが、上の注は本作アメブロ初掲載時(2010年3月末頃?)にちょうど行われた『コみケッとスペシャル5 in 水戸』のことに言及してます。

「これで、いい?…、あ…、もう、いやあ…」
やだ、ちょっとカワイイかも…、って私、なに、ポーズなんか、しちゃってんのおっ…、やっぱり、ヲタク菌に冒されたんだわ、ううっ…。

バニーガールの衣装を身につけたあおいは、カワイク笑って片足を後ろに跳ね上げていた。無意識にしかも喜んで媚びるような態度をした自分が、あれほど嫌っていたヲタクに染まってしまったと痛感したロリ妹は、急に顔色を暗くしてガックリと落ち込んでいた

「どうした?…、まだ、これがあるぞ」
なんだ?…、うれしそうにしてたと思ったら、きゅうに落ち込んだりして、よくわからん、…。
コロコロと表情の変わるあおいにあっけにとられたバカアニキだったが、お尻につけるキャロットウェポンのシッポとニーハイソックスを差し出した。

「…、わかったわよ」
もういい…、毒を食らわば皿までよ…、何でも、着てあげるよ…。
なんでお尻にニンジンをぶら下げるのかわからなかったが、つけてみたらなんだか楽しくてお尻を振ってニコニコしたあおいは、またヲタクの世界にはまり込む自分に気付いて落ち込んだ。そして悟りの境地というか要するにバカ兄のペースになってしまったあおいは、白のニーハイソックスに足を通した。

「おおっ、似合うぞ、あおい、いや、ミーノ…、カワイイぞ…」
ほんと、コイツ、カワイイなあ…、ひょっとしたら、コイツ、ミーナの生まれ変わり?…。
パールカラーのバニースーツと純白のニーハイソックスを身につけたあおいは、毎日愛情を込めて眺めてきたフィギアが、自分の願いを叶えて人間になって自分の前に現れてくれたとさえ思えた。

「なに?…、ちょっと、やめてよ、もう、私、イヤだからね」
やっ、バカヲタ、また、膨らませている…、また、わたし、やられちゃう、の?…、もう、いやだよ、近寄らないで…。
またまた興奮したオスの妖しいオーラを漂わせて近寄ってくる剛にあおいは恐怖したが、バニースーツが直接当たるあそこを無意識に湿らせていた。


作者からのお詫び:昨日これを書いたとき、水戸のコミケ云々と書きましたが、この作品の時代背景はドラマ『電車男』が放送された頃でした。謹んでお詫びします。

…、ほらな、やっぱ、作者はん、アホやで…、恋愛小説の1位も、昨日だけやったしな、…。

ボカアンッ
まだゆうか、ああんっ、失礼なことゆうんは、この口か、ああっ、…。

やめへくへえっ…、痛いっちゅーねん…、ナレヨはん、そない睨まんでも、ええやろ、…。

レンシャヲトコ (20) につづく
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